入学シーズンだけれども…

今日の午後、次女と長男は、それぞれ専門学校と中学校の入学式がありました。金沢の天気は春爛漫、気温も上がって桜も満開、絶好の入学式日和でした。

新型コロナの影響があり時間は短いものでしたが、入学式をしてあげられてよかった…というのが親としての正直な気持ちです。

また、次女/長男は、お祝いをいただいた親戚の方々のお宅に、正装(スーツ/制服)でお礼に伺いました。皆さん、口々に、「今日はいい天気になってよかった。これからも頑張って」と言葉をかけていただきました。ありがたいことです。

しかし、新型コロナの影響により、このあとは、長女の大学も含め5月連休の前後まで休校となります。こんなことは今まで経験したことはありませんし、各学校の先生方も、この先の授業計画の立て直し等で大変ご苦労されていることが伝わってきます。

一方、2020年のレースイベントにも影響は出ており、すでにお伝えしている通り4月の伊吹山のヒルクライムは中止になりました。

5月の榛名山は、公式ホームページに3月31日付で最新情報が掲載されていて、「4月上旬に開催の可否を判断する」と発表されました。6月のMt.富士についても3月30日付で最新情報が掲載されていて、「大会の開催可否は検討中で、現時点公表できる情報はない。確定次第公開」と発表されています。どのレースの主催者も「できることなら開催したいが、自治体から中止の要請があれば、それに従う」…と考えているのだと思います。

なんだかモヤモヤしていて、そのモヤモヤが私のモチベーションに影響を与えます…

日本国としての非常事態宣言が出れば、各自治体の知事は、おそらくレースの中止を要請するだろう…というのも、容易に想像ができます。

早く決着がついてスッキリした方が、私のモチベーションにはいいのかもしれません。

 

追伸

ロードバイクには関係ありませんが、昨日は、私も入学(入校)でした。実は、大型二種免許(緑ナンバー大型バスの運転免許)を取得しようと思い立ち、昨日が自動車学校の入校日でした。仕事には関係がなく、まったくの趣味の範囲です。

昨日は入校の手続きと座学の講義だけの1日でしたが、今日は実技の実習が2コマあり、自動車学校の敷地内ですが、初めて大型バスを運転しました。

「うわーデカい。S字とクランク、タイヤがハミ出しそう…」

これはこれで私には楽しいチャレンジで、大いに気分転換になりそうです。

ヒルクライムレース

風邪気味で鼻水がひどく、トレーニングはお休みすることにしました。なので、今日は、今シーズンのヒルクライムレースについての話です。

すでに大会の公式ホームページでは発表されていましたが、ランネットより、伊吹山ドライブウェイヒルクライム2020の中止、および返金(ランナーズポイント3000ポイントで返金)についてのお知らせメールが届きました。残念ではありますが、新型コロナ感染症の拡大防止であれば、これもしょうがないと思います…

「いったい、どれくらいのレースが中止になっているのかな」と思い、ランネットとスポーツエントリーで、中止イベントの一覧をチェックしてみると…いやー、すごいことになっていました。

ランネット取り扱いの中止大会一覧(2020.4.1現在)

スポーツエントリー取り扱いの中止大会一覧(2020.4.1現在)

ランネットでは7月末の高知県のマラソン大会、スポーツエントリーでは6月末の宮崎県のトライアスロン大会も中止となっています。私がすでにエントリーしている、5月の榛名山や6月のMt.富士のレースについて言えば、高知県や宮崎県ではなく、東京都が目と鼻の先の群馬県と山梨県ですから、大会を主催/運営する側の立場で考えれば「開催する」との決断は難しいだろうなぁ…と思います。

中止になった際にエントリー料が返金されるかどうか…も気にならないわけではないですが、それよりも、今年のレースに向けてトレーニングを重ねた結果を、やっぱり本番で試したいというのが、私の正直な気持ちです。ただ、自分がレースに出場したことで新型コロナウィルスに感染してしまい、しかもそれを家族/周囲の人たちに広めてしまう可能性/リスクがあると考えると、レースが中止となることも理解しなくてはいけないと思っています。ですが、それではロードバイクに乗ることのモチベーションがもたないという、私の(自分の勝手な…ですが)事情もあったりして、ちょっと複雑です。

 

多くの大会/レースが中止となる一方で、昨日の4月1日は、箱根ヒルクライム2020のエントリー開始日であることが公表されており、ちゃんとエントリーできました。箱根のレースは少し先の10月ですが、それまでに今回の件が収束している(そうならない可能性もありますけど…)ことを期待したいと思います。

 

追伸

トレーニングのモチベーションがもたないことの対策ですが、トレーニング用のグッズ(物欲を満足させること)で補うのも、ひとつの方法です。

前にも書きましたが、私は、自分の出力がどれくらいなのかを知りたいと思っており、モチベーション維持を名目に、パワーメーターを導入してみようかな…と思っています。

まだ決心はついていませんが、しばらく、これに関連した妄想で楽しみます。

 

(2020.4.3 追記)

さっそく、スポーツサイクル・イシノさんに行って相談をしてみました。両側クランクのパイオニア、シマノ、左側クランクのみのステージ、4iiii(フォーアイ)、それにペダル型のガーミンなど、色々なものがあることを教えてもらいました。

皆さんはご存知だと思いますが、シマノがパイオニアのサイクル関連事業部門を買収したことも教えてもらい、パイオニアの技術が入った「シマノの次モデル」が出るのを待つのもアリ…という話もしてもらいました。うーん、なるほど。

しかし、私の物欲を満たす「目の前にぶら下がったニンジン/モチベーションを上げる飴チャン」としては、いつ発売になるかわからないシマノの次モデルまでは待てないのが正直なところ。チネリとフォーカスの2台に装着し、トレーニングだけでなくレース本番でも使いたいという思いもあります。

価格が比較的安い「4iiii × 2台装着」でまず試してみる…という結論になりそうですが、もう少し煩悩に振り回され、いろいろ妄想して楽しみたいと思います。

新型コロナ

新型コロナウイルス感染症の影響が、いろいろなところで起きています。

我が家でも、次女と長男の卒業と進学のお祝いとして、来週末に近場の温泉で一泊を予定していたのですが、「ビュッフェ形式の食事会場だと、そこで子供たちに感染してしまう可能性もゼロとは言えない。もし感染したとしたら、入学式等に出席できなくなるだけじゃなく、知らない間に周囲の友達などに広めてしまうリスクもあるのか…」と考えると、宿の方には申し訳ないのですが、昨日の朝に宿へ電話をして予約をキャンセルさせてもらいました。

電話口に出ていただいた宿の方にはとても親切に対応をしていただきました。でも、だからこそ「申し訳ない」…という気持ちでいっぱいになりました。騒ぎが収まったら、あらためて予約/宿泊をさせていただきたいと思います。

今シーズン、私がエントリー予定/済みのヒルクライムレースは、「エントリー/リザルト」ページの2020年の項目でも説明している通り、以下の7レースです。

  4月 伊吹山ドライブウェイヒルクライム (エントリー済み)

  5月 榛名山ヒルクライムin高崎 (エントリー済み)

  6月 富士の国やまなしMt.富士ヒルクライム (エントリー済み)

  7月 戦国ヒルクライムin山梨・甘利山

  8月 乗鞍ヒルクライム (エントリー済み)

  9月 まえばし赤城山ヒルクライム

  10月 箱根ヒルクライム

このうち、すでに4月の伊吹山のヒルクライムは、エントリー済みでしたが、中止になりました。

5月の榛名山については、公式ホームページでは「〜感染状況を注視しながら、開催に向けて準備…」と報告されています。私としては、エントリー済みなので本音では開催されてほしいと思っていますが、実際にどうなるかはわかりません。

6月のMt.富士については、先行エントリーの案内が届き、それに基づいて私はエントリーできたのですが、2月27日に公式ホームページに掲載されたお知らせでは「3月1日から開始の一般エントリーは延期、すでに開始した先行エントリーも27日16:30で中止」と発表されました。今日時点、まだエントリーは開始されておらず、開催するかどうかが決まっていないようです。

7月の甘利山、10月の箱根は、どちらも4月初からエントリー開始となっていますが、「今現在の状況を考えると、どうなるかわからない」…と感じます。

 

個人的な旅行だけではなく、スポーツ/エンターテイメント等、いろいろなイベントが中止/延期になっています。いろいろなことが中止/延期されることで、予定されていた利益/経済効果が得られなくなった企業や地元の方々には大変な影響/ご苦労があるだろうと、本当に思います。今は大変ですが、苦渋の決断が実を結び、感染拡大が抑えられ、事態が少しでも良い方向に進んでいくことを、心から願います。

 

経済的な打撃への援助として、「お肉券」、「お魚券」、果ては「お寿司券」ということが検討されている…という話を目にしました。最初、誰かがイタズラや冗談としてばらまいているのかな…と思っていましたが、どうも本当の話だったようです。ちょっと呆れて、ものが言えません。

すでに批判されているようですが、そんな発想の人たちが政治の中枢にいて日本の行く末を検討しているのだと思うと、「怒り」ではなく、どうしようもなく「悲しみ、絶望」を感じてしまいます…

ヒルクライマー

スズカ8時間エンデューロに参加させていただいた絶景のんりびサイクリング倶楽部、代表のWakaponさんが、高千穂遥著「ヒルクライマー」を紹介しておられました。私も、さっそくアマ○ンでポチッとして読みました。

読み進めていくと、登場人物(神音大作)を自分にオーバーラップさせてしまっていました。とくに、妻と娘との葛藤に関するところなどは、読んでいる私の心が苦しくなるほどでした。いやー、こんな小説があったとは…

Wakaponさん、ご紹介ありがとうございました。

乗鞍のタイムを予想してみる…

前回のトレーニングに関する投稿でも述べましたが、現在のトレーニングデータに基づくと、私は、乗鞍ヒルクライムレースでどの程度のタイムで走ることができるのでしょうか?

これは非常に気になることなので、自分なりに確認して見たいと思います。なお、今朝の私の体重は73.2kgでした。また昨日の投稿で述べた通り、私のFTPは240W程度と考えられます。これを前提として、物理的に考えてみることにします。

詳細な計算等が不要な方は、以下の小さい文字の部分は読み飛ばしてください。

 

まず、トレーニング用の道具ページの「●ガーミン」にも書きましたが、2018.11.22のPDTUNE編集部の記事では、「体重61kgの人が、平均出力200Wで登れば、1時間19分」と述べられています。これを物理的な数値に置き換えて計算してみます…

乗鞍ヒルクライムの公式サイト、コース紹介ページには、標高差が1,260mと公表されています。体重61kgの人が1,260mを登るために必要な物理的な仕事量(J:ジュール)は、位置エネルギーの増加分と考えられるので、

仕事量 = 増えた位置エネルギー

  = m(体重) × g(重力加速度) × h(標高差)

  = 61 × 9.8 × 1260

  = 753,228[J] ・・・(1)(単位はジュール)

と求めることができます。この乗鞍を登るための仕事量全体を、毎秒200Wの運動効率で行う(200W/Sの出力≒FTPでヒルクライムする)と仮定すると、(1)を200で割れば、仕事全体を行うために必要な時間(秒)が計算できます。

仕事全体に必要な時間(秒)

  = 753,228 ÷ 200

  = 3,766.14・・・(2)(単位はS:秒)

となります。これを「分」に直すため、(2)をさらに「60(秒)」で割って見ます。

仕事全体に必要な時間(分)

  = 3,766.14 ÷ 60

  ≒ 62.8・・・(3)(単位は分)

つまり、1時間02分ほど…となります。しかし(3)として求めた時間は、PDTUNE編集部の記事で記載されている「1時間19分(79分)」と一致しません。この一致しない点について、私はPDTUNE編集部の方はつぎのように考えたと判断しました。

「FTP=200W/Sの人が”乗鞍”をヒルクライムする場合、実レースコースは勾配が一定ではない、あるいは2,500mを超える標高の箇所がある…等があり、平地のトレーニングで記録したFTPよりも平均出力が低下する」

出力ワット数が低下する度合いは、(3)の時間とPDTUNE編集部が提示した時間の比率(62.8 ÷ 79 ≒ 0.79) に表現されるとすれば、乗鞍を実際にヒルクライムする際の平均出力は、本人のFTPの79%程度に低下することを想定している…と理解しました。上記に習うと、私の場合は以下として計算できます。

私が乗鞍を登るために必要な仕事量

  = 73.2(私の体重) × 9.8(重力加速度) × 1,260(標高差)

  = 903,873.6・・・(A)

私が坂を登るために必要な時間(秒)

  = (A) ÷ (240 × 0.79)

  = 903,873.6 ÷ 189.6

  ≒ 4767.3 ・・・(B)(単位は秒)

私が坂を登るために必要な時間(分)

  = (B) ÷ 60

  = 4767.3 ÷ 60

  ≒ 79.5・・・(C)(単位は分)

前提とする体重、FTPのデータに基づくと、私は乗鞍を登るには、1時間19分30秒かかる…と計算できました。ギリギリ1時間20分を切るタイムであり、予想していたよりも良いタイムです。

調子に乗って、さらにタイムを上げることを考えてみると…出力ワット数を急激に上げることは難しいですが、同じ出力のままであっても体重を軽くすることで、ヒルクライムに必要な仕事量を減らすことはできます(その方が取り組み易くて、かつ効果が高そうです)。仮に体重を69kgまで絞ってレースに臨んだとすると、同じ出力ワット数の前提でも、計算結果は1時間15分弱になりました。

ちょっと浮かれてしまいそうですが、そんなにうまくいくハズがないのが現実です。ただ、フワついた夢物語ではなく、私の現実的/具体的な目標タイムとして1時間20分を考えても良い…そう捉えたいと思います。

なお、現時点で私が今年ターゲットにしているタイムは、「1時間30分切り、しかもできるだけ1時間20分に近づける」…と設定しています。まずは、これをクリアできるように日々のトレーニングに励みたいと思います。