トレーニング用の道具

現在、私は、3本ローラーでのテンポ走、あるいはインターバルのメニューを中心に、仕事が終わった夕方からトレーニングを行なっています。

以下では、私がトレーニングに使っている道具を紹介します。

(2020.3.13 更新)

 

●3本ローラー

私が使っている3本ローラーは、エリートのe-Motionです。

エリートe-Motion

e-Motionは、ローラーに乗って走っている状態で台が前後に動く機構が付いています。その機構が付いていると、3本ローラーでもダンシングの練習がやり易いと思ってこれを選びましたが、今のとろダンシングの練習はしていません(今後もしないかもしれません…)。

e-Motionは決して安い3本ローラーではなく、買うときは正直言って迷いました。また、会員制のジムに入会し、目的にあったメニューをトレーナーに作ってもらい、合理的にトレーニングするのもアリだな…と思いました。しかし困ったことに私は少々ひねくれた性格で、やらされていると感じたり色々な規則やルール等でしばられると、急にやる気がなくなる困ったところがあります。このためジムに通うにしても、自分の都合の良い時間に、自分の好きなトレーニングができるところでないと続かない、だけどそんなジムはないだろうな…とも思いました。

→今なら「ANYTIME FITNESS」等の24時間オープンしているトレーニングジムがありますね…

結局、妻には「会員制ジムに会費を払うことを考えれば、ローラーを買った費用は2年ほどでペイするハズ…」と言って、半ば強引にe-Motionの購入を認めてもらいました。

負荷の設定は「ゼロ、1、2」の3段階が選択できるようになっています。また、負荷設定によるパワーとスピードの相関については、カタログに以下のグラフが提示されています。

現在のところ、私は負荷を1に設定してトレーニングしています。

ギアの選択にもよると思いますが、テンポ走として行なっているケイデンス80オーバー、スピード32km/h程度だと、グラフからは250Wオーバーと読み取れます。しかし実際にトレーニングしている感覚としては、せいぜいでその8割程度、200Wほどかな…と感じます。

本当のことを言えば、坂を登る実走のトレーニングの方が望ましいとは思います。しかし、トレーニングができるほどの坂を走るには、近場とはいえ山の麓まで移動する必要があります。しかも天気が悪ければ、そもそもトレーニングができないかもしれません。

その点、ローラー台でのトレーニングであれば時間や天気の制約を受けませんし、また負荷設定を変えることでトレーニングのメニューも色々な工夫ができるように思います。実走感覚が得にくい点はデメリットかもしれませんが、様々な制約から解放されるという点で、私にはローラー台でのトレーニングが合っている(もう少し踏み込んで言うと、ローラー台のトレーニングでなければ、毎日続けることが難しい…)と感じています。

現在のところ、平日の夕方に、3本ローラーでのテンポ走、あるいはインターバルのトレーニングを行っていますが、月に1回程度、家族との都合がつけば、週末に実走のロングライドに行くこともあります。

 

●サイコン(ガーミン)

サイコンはガーミンのEdge530JとEdge520Jを使っています。

現時点では、Edge530Jはフォーカス、Edge520Jはチネリとして使い分けています。

フォーカス用のEdge530J
チネリ用のEdge520J

Edge530J、520Jのいずれでも、心拍数、ケイデンス、スピートのセンサーでデータをを記録しています(パワーメーターもほしいな…と思っています)。

ガーミンを導入する前は、キャットアイのスピードメータと、セイコーのストップウォッチを使ってトレーニングをしていました。スピードメーターで運動負荷の目処をつけ、ストップウォッチでラップタイムやトレーニングメニューの時間を計測するやり方です。

もちろん、スピードメーターとストップウォッチでも、ちゃんとトレーニングはできますが、ケイデンスは明確にはわかりません。また、狙った運動負荷になっているかどうかも正直言ってわかりませんでした。

スピードメーターとストップウォッチのやり方に比べると、ガーミンを使ったトレーニングであれば、ケイデンスだけではなく、スピード、心拍数などが客観的なデータとして表示され、かつ、それらを記録できます。この客観的な数値が表示されログとして記録される(トレーニングが終わってから確認できる)点がとても良いと思います。

パワーメーターがほしい…と感じている背景としては、自分の出力ワット数がはっきりわからないことがあります。2019年に初めてヒルクライムレースに参加しましたが、例えばマウンテンサイクリングin乗鞍に関するWeb上の記事(2018.11.22 PDTUNE編集部 全日本マウンテンサイクリングin乗鞍攻略のポイント)に、「1時間20分を切るためには平均出力200Wが必要。それは平地で言えば35km/h巡行相当(体重61kgで1時間19分)」という内容がありました。私が使っている3本ローラーのカタログには、スピードとパワーの相関を示すグラフが記載されていましたが、私は、これは目安であり正確な数値としては当てにならないと感じています。この点、パワーメーターがあれば、まさにその瞬間の出力ワット数が数値として明示され、かつ、それをログとして記録できます。そこに魅力を感じています。

 

●ストラバ

ガーミンで計測したデータは、トレーニングが終わったら、すぐにストラバにアップしています。

ローラー台を購入したのは2016年10月になりますが、ガーミンを購入してストラバにアップし始めたのは、さらに遅れて2018年の7月からです。

ガーミンで記録したログは、ガーミンコネクトでも確認できますが、ストラバでは、ログを確認するだけではなく、他のストラバのユーザから「Kudos」がもらえたりします。私の場合は、これもトレーンングを継続するモチベーションになっています。

またストラバでは、トレーングに関しちょっと気になったことがメモできます。私はこれも活用しています。

 

●体重計

朝一番に体重を測ることにしました。

体重計

MTBでの運動やヒルクライムに向けたトレーニングを行うようになってから、内臓脂肪が減ったことでお腹周りが小さくなり、あわせて血圧の薬は飲まなくてよくなりました。体重も、2017年末には80kgオーバーだったものが、2019年末には73kgほどまで落ちました。

しかし、内臓脂肪は減っても皮下脂肪はそれほど減らず、しかも、飲み会が続く季節には、トレーニングはしているもののお腹周り/体重とも少々戻ってしまう…と感じています。

その状況を放置してはいけないと思い、体重をきちんと記録/管理する中で、レースに向け体調を整えることも意識していく…と考え、体重計を新調しました。

ダイエットが目的ではないですけど、ヒルクライムのホビーレーサーでは「自分の軽量化の効果が大きい」そうで、私の場合はまさにその通りです。しかし、食べるのも飲むのも好きな私にとって、トレーニング後の夕食/晩酌は、なかなか制限が難しい…のが正直なところです。

 

これには後日談があります。(2020.3.13 更新)

写真の体重計は、2020年3月4日に新品購入したものです。しかし、その日の夜から、なぜか電源を入れて1秒も経たないうちに電源が勝手に「OFF」になり、一向に体重が計測できない…という現象が発生しました。

インターネットを検索してみると、2014年時点で、まったく同じ現象が別ユーザーのレポートとして価格.comのサイトに報告されていました。しかもそのユーザは、オ○○ンのサポート窓口に問い合わせを行い、代替品に交換してもらったそうですが、その代替品の体重計でも同じ現象が発生し、結果的には問題が解決できなかったそうです(送付されてきた代替品の体重計で発生した現象が、YouTubeで動画公開されていましたが、私の購入した体重計とまったく同じ症状でした…)。

私もオ○○ンのサポート窓口に問い合わせ、上記、2014年の価格.comにレポートされていた経緯を説明して解決をお願いしましたが、提示してもらったのは、やはり代替品との交換でした。

嫌な予感がしましたがその予感が的中し、昨日送付されてきた代替品でも問題は解決しておらず、すぐに電源が「OFF」になる現象が発生します。

ガーン、ちょっと疲れました。もう面倒だし、まったく違うメーカーのものに買い換えます。なんかなぁ…

 

●スケジュール帳

今はもう行っていませんが、以前は、リシェルの年間スケジュール帳のカレンダーページに、トレーニングで走った周回数/時間/距離を記録していました。

3本ローラーがない頃は、周回コースの周回数を記入していました。

スケジュール帳 2016年5月 ローラー台購入前

3本ローラーを購入してからは、ローラーで走った距離を記入するようになりました。

スケジュール帳 2016年10月 ローラー台購入後

雨が降って走れないときは、トレーニングを休むか傘をさして歩いていました。「×」と記入しているところは休みで、「WALK」と記入しているところは歩いています。

→ローラー台を購入してからは、休むことが少なくなり走る距離も伸びています。

スケジュール帳に実施内容を記録すること自体は、トレーニングを継続する動機付けになりました。しかし、これだけでは、そのときのトレーニングの負荷の詳細がわからないので、効果があったのか、それともトレーニングのメニューを見直すべきなのかなどの判断がしにくく、もう少し工夫が必要だな…と感じていました。

スケジュール帳に、トレーニングの実績を記入して行くのも悪い方法ではないと思いますが、やはり、ガーミンで記録した内容をストラバにアップする方が、客観的なデータが確認できることはもちろん、他の人たちともコミュニケーションができるので、より良いと感じています。