ピナレロ vs フォーカス…

今日は、10月23日(月)。

この週末金沢では一気に気温が下がり、最高気温は20℃を切りました。

その気温を知って、妻は「あー、寒い寒い…」と言いながら、さっそくリビングのエアコンで暖房を起動。

 

しかし、ロードバイク乗りの方なら分かると思いますが、そのあたりの気温であれば、実はライドにピッタリ。

止まって休憩をしているときなどには汗ばんだところが冷たく感じたりしすが、走っているときは快適そのもの。

「あー、気持ちいい〜」…

という感じで、どこまでも走り続けられそうなイメージです。

 

 

そんな昨日 22日(日)の午前。

久々に、「神様のピナレロ ドグマ F12」を引っ張り出して、ちょっとしたライドに出かけました。

 

ライドコースは、JR野々市駅をスタートし、

「横江 → 美川 → 手取川堤防 → 川北大橋 → 鶴来 → 太平寺」

と走り繋いでJR野々市駅に戻ってくるというもの。

距離にして36kmほどのミニライドです。

気温は20℃以下ですが、快晴に恵まれて気分も上々。

気持ちよく走り出しました。

 

私は気が付きませんでしたが、スタート時、JR野々市駅付近でなべちゃんとすれ違ったようで、

「すれ違いましたよ」…

とのLINEが届きました。

 

あー、ごめんなさい。

私は久々の神様ライドで舞い上がっており、まったく気が付きませんでした…

  

 

快晴で気温もバッチリでしたが、この日は風がやや強く「横江 → 美川」の10kmほどの区間は向かい風状態。

このため、走り出しがちょっと厳しい…という感じです。

 

 

ところで、実走でドグマ F12に乗るのは、本当に久しぶり。

最近は、

・温泉ライドやツール・ド・のと等のライドではウィリエール

・ローラー等のトレーニングではフォーカス

に乗ることが多い傾向でした。

 

「久々にピナレロにライドすると、いったいどんな印象を受けるんだろう?」

その点については、自分としても興味深々でした。

 

 

ということで、久々のピナレロから私はどんな印象を受けたのか…

 

 

走り出しの向かい風区間を走っているときの印象は、初めてピナレロに乗ったときと同じ。

やはり「楽で速い」という印象を受けました(「シェイクダウン」)。

たまに横風を受けるとハンドルが取られたりはしますが、向かい風そのものは、あまり気になりません。

 

 

あー、やっぱり神様のピナレロ

ウィリエールやフォーカスと違って、楽チンで速いよね〜

 

 

そう思いながら、その後の手取川堤防のルートに入ります。

そこは勾配1%〜2%程度の、「気持ち上っている」という区間ですが、そこを走っても「楽で速い」印象はそのまま。

 

「いやー、さす神様ですよね〜」…

そう納得して家に帰りつきました。

 

すでに用意ができていたので、サイクルジャージ/パンツのままお昼を頂きました。

ところが、そのお昼を食べながら、つぎような疑問がムクムクと疑問が沸き上がってきました。

 

でも、本当にピナレロは速いのか?

だって、天狗橋TT区間タイムはフォーカスの方が速かったじゃないか…

(「リバイバル いいじゃないですか!」)

 

うーん、どうなんだろう?

 

そんな疑問を思い付いた…それが吉日。

ご飯を食べ終わったら、妻には、

「また走りに行ってくる」

と告げて、今度はフォーカス イザルコマックスを持ち出し、まったく同じコースを実走してみることにしました。

 

ところが、自然というのは気まぐれで意のままにならぬもの…

食事を終えて準備をして走り出してみると、午前も吹いていた「横江 → 美川」区間の向かい風が、体感的には2倍ほどの強さに増大。

もうこれは、バイクの性能/特性がどうというよりも、

「フォーカスは、前に進まず辛い」

という印象になることが確定です(笑

 

 

向かい風の増大があり、「ピナレロ ドグマ F12」vs「フォーカス イザルコマックス 2018」の印象/結果については、単純に比較はできなくなりました。

しかしせっかく走ってみたので、今回の印象を参考程度に書いておきたいと思います。

 

まず、両バイクのパーツについて述べておきます。

・ピナレロ
 フレーム ドグマ F12
      リムブレーキモデル
 コンポ  シマノ デュラエース 11S
      (50-34 / 11-30)
 ホイール カンパ ボーラ WTO 45
 タイヤ  コンチネンタル GP5000 28c
      (F: 4.5 bar、R: 5.0 bar)

・フォーカス
 フレーム イザルコマックス 2018
      リムブレーキモデル
 コンポ  シマノ アルテグラ 11S
      (50-34 / 11-32 11-30)※
      注)リバイバル時に「11-30」に変更しました
      (「フォーカス リバイバル!」)
 ホイール カンパ ゾンダ
 タイヤ  コンチネンタル GP5000 28c
      (F: 4.5 bar、R: 5.0 bar)

 

タイヤは同じ銘柄/サイズで、空気圧も同じ値でセッティングしています。

それ以外は、上記の通りすべて異なっています。

 

では、まずはそれぞれの概略の印象について。

ピナレロとフォーカスのどちらのバイクも、「本気で踏めば、非常に速い」と感じます。

とくにフォーカスは、天狗橋TT区間で自己ベストタイム&自己最高速を記録している通り、走り出しからの加速という点では、ピナレロを少し上回っている印象です。

これに対しピナレロは、走り出しの加速という点ではフォーカスに譲るものの、ある程度の速度域(たとえば35km/h以上までスピードを上げてから後…という感じでしょうか)を維持して走り続けるときには、フォーカスよりもアドバンテージがあると感じます。

これは、ピナレロのエアロ形状による効果なのかもしれません。

ただ、平坦な直線区間を走っている限り、どちらのバイクも「非常に速い」という印象です。

 

これに対し、少し路面が荒れているような箇所や、カーブが連続する下りのS字コーナーを走っているときなどでは、ピナレロとフォーカスの印象は少し違ってきます。

ピナレロは、フォーカスに比べて路面からの突き上げ(デコボコを拾う感じ)が少なく、フォーカスに比べて「しっとり感」があり、S字コーナーではタイヤのグリップ感も感じることができます。

これに対しフォーカスは、路面のデコボコを細かく拾う印象で、「硬い」フィーリングです。

またコーナーでタイヤのグリップ感は、ピナレロに比べると薄いように感じます。

 

 

ピナレロのフレームは見た目にもゴツくBB周りもガッチリしており、剛性がとても高いような印象があります。

これに対してフォーカスは、シートステーやチェーンステーが細く、BB周りもピナレロと比べると華奢に見えるため、「フォーカスのフレームの方が、しなやかなんじゃないか…」と思ってしまうほど。

しかし実際の乗車フィーリングでは、ピナレロの方が「しっとり/しなやか」な印象で、逆にフォーカスの方が「ゴツゴツ」した印象です。

 

この印象の違いについては、原因がよく分かりません。

もしかすると、履いているホイールの違いによるものかも…と思っています。

 

ピナレロがカーボンホイールのボーラWTOを履いているのに対し、フォーカスはアルミホイールのゾンダです。

ゾンダは、アルミホイールの中では「柔らかい」と言われているそうですが、それでもカーボンホイールに比べれば硬いのだろうな…と思います。

このように、ホイールの違いがフィーリングの違いに影響しているのかもしれません。

 

ホイールの違いがフィーリングに影響しているのであれば、フォーカスにカーボンホイール、たとえばボーラWTOを履かせたらどんなフィーリングになるのか?…という興味が湧きます。

ローラーでは試してみたことがありますが(「フレーム対決 CASE2 フォーカス」)、それでは実走時のフィーリングまでは分かりませんでした。

それを実走で試し、フィーリングをチェックしてみる価値はある…と思いました。

 

 

私自身の主観的な感覚/フィーリングは上記の通りですが、ガーミンのログデータ上はどうなっているのか…

ということで、両者の、心拍/パワーの各ゾーンの時間分布を比較してみます。

 

まずはピナレロ。

 

パワーゾーンでは、ゾーン7やゾーン6があり、まあ、頑張って走っていると思ってください。

心拍ゾーンもゾーン5が68%と、やはり頑張っています。

 

対するフォーカス。

 

パワーゾーンは、ゾーン7がなく、ゾーン1、ゾーン2の比率が高くなっています。

ところが心拍ゾーンは、逆にゾーン5が89%と、フォーカスの方が心拍は高めとなりました。

 

両方のゾーンデータを比較すると、

「フォーカスは、ピナレロより低いパワーで走っていたが、心拍はピナレロより高かった」

ようです。

 

心拍数が体への運動負荷を示す指標と考えると、私が感じている

「ピナレロは、楽で速い」

というフィーリングを肯定するデータである…と言えるかもしれません。

 

ただし先にも述べましたが、フォーカスで走ったときは「向かい風区間」の約10kmがとても辛い状況でした。

このため、そこで心拍が高くなり、以降も心拍が高めになった…という可能性もあります。

 

 

今回の乗り比べでは、ピナレロは、フォーカスに比べて、「楽で速い」と感じました。

ただし、今回は向かい風が影響した可能性があり、かつヒルクライムや下りのコーナー等の区間がありませんでした。

 

以前も似たようなことをやったことがありますが(「ピナレロ vs フォーカス vs チネリ その3(予行演習?)」)、今度は「天狗橋TT」だけではなく、それに続く「先端大ヒルクライム」も入れた「二つの区間」を使って、あらためて両バイクの比較を行ってみたいと思います。

 

 

追伸

過去のデータをチェックしていたところ、ピナレロで記録した「天狗橋TT区間」での最高速がわかりました(「ピナレロ vs フォーカス vs チネリ その2(準備編)」)。

 

パワー  : 731w
ケイデンス: 112rpm
スピード : 52.6km/h

なんと、9月30日に記録したフォーカスでのベストタイムと同じでした。

これはこれで、納得のデータです。 

 

しかし、9月30日のフォーカスでのライドの際は、確かガーミンから「その区間の自己ベスト、最高速を記録した」と言われたよな…

と思って、ストラバではなく、オリジナルのガーミンのデータをチェックしてみました。

すると、そのときフォーカスで記録した最高速は、

パワー  : 106w ※
ケイデンス: 112rpm
スピード : 53.1km/h

であることがわかりました。

 

ストラバにエクスポートしたデータではなく、ガーミンの生データ上では、フォーカスの方がピナレロよりも ”若干” 速かったようです。

 

ただし、その速度差は「0.5km/h」とほんの僅か。

「0.5km/h」の差は全体の「0.9%」…つまり1%未満なので、まあ、「誤差の範囲」と考えて良いと思われます。

しかも、ケイデンスは同じ「112rpm」。

ギア比/タイヤが同じであることを考慮すると、実際には「記録した最高速は ”ほとんど同じ” …と言えるでしょう。

 

注)このとき、パワーメーターの「ルック SRM Exakt」が正しく装着されておらず、出力パワー数がだんだん低くなっていく現象が発生していました(「とんだしっぺ返し…」)。

なので、このとき記録したフォーカスのパワー値の「106w」は、エラーデータです。

ただ、おそらくは、ピナレロのときとほぼ同じパワーだったんだろう…と思います。

 

ということは、今回のデータは、私のエンジン(足)のスペックが

・全力(700wオーバー)で踏んでいるいるときは
・回転数=ペダリングは112rpmが限界(レブリミット)

であることを示しているんですよね。

 

うーん。

レッドゾーン、低いなぁ…

もっと回せるようにならないと、スプリントでは勝てないですよね。

 

 

誤差の範囲とはいえ、ストラバにアップすると、オリジナルのガーミンのデータが少し丸められることもある…

今回はそれを知りました。

主夫生活 パート3…

今日は、10月12日(木)。

足が非常に重く、今週は脹脛(ふくらはぎ)と太腿(ふともも)の張りが取れない感覚が続いていました(「昭和と平成の神通力…」)。

それに加えて腰の痛みも出てきており、体を後ろにそらすと、腰の痛みと共に両足の後ろ側の筋肉全体に「ビリビリ」と痺れが走るようにもなりました。

 

「これはちょっとまずいんじゃないか」…

 

ということで、しばらくトレーニングはお休みとしています。

 

少しでも症状の改善を試みるために、久々に筋膜リリースを行うためのコロコロ(「アフターケア…」)を使ってのストレッチ/マッサージを行っています。

また、つい先日まで、私はお風呂をシャワーのみで済ませていましたが、湯船にお湯をはって下半身を中心に体を温めることにしました(半身浴…なんですかね)。

 

それらの甲斐があったのか、昨日から少し症状が改善してきています。

今週一杯は、「コロコロ」でのストレッチ/マッサージそして半身浴で、脹脛と太ももの回復に努めたいと思います。

 

 

 

話は変わって…

 

とある理由で、10月5日(木)から妻が不在で、私が主夫となっています。

 

私が主夫として家事を切り盛りする生活は、これで三度目。

 

一度目は、2022年12月に、妻が新型コロナに感染したケース(「主夫の日…」)。

二度目は、2023年9月に、私を除く家族全員が新型コロナに感染したケース(「「主夫の友」期間を振り返って…」)。

そして今回三度目は、2023年10月のケース。

 

ただし今回は子供たちがいるので、私が家事全般を行うのではなく、子供たちにも分担をお願いしました。

これまでの主夫生活とは異なり、子供たちが家事を分担をしてくれたおかげで、ずいぶん助かっています。

 

ちなみにその分担は、子供たちが自分たちで相談して、

長女:洗濯物全般
次女:風呂掃除
長男:1階部分全般の掃除機がけ

と決まりました。

 

私はそれ以外のすべて、たとえば、

・朝食の準備
・子供たちのお弁当作り
・夕食の準備
・食材/日用品の買い物
・そして子供たちが忘れていたときには私が行う

…等が担当です。

色々やることはありますが、子供たちの助けがあるため、これまでの主夫生活よりもずいぶん助かっています。

また、気分的にも楽に感じています。

 

ただ、ほとんどの時間がとられるため、仕事関連のイベントについてはすべてスライドさせていただきました。

ご迷惑をおかけした方、大変申し訳ありません。 

 

「主夫生活 パート3」は13日(金)までで、14日(土)には妻が戻ってくる予定です。

来週からは、私も通常モードに復帰の予定であり、トレーニングもそこから再開したいと思います。

それまでには、脹脛と太腿の回復をしっかり図っておきたい…

そう思っています。

昭和と平成の神通力…

今日は、10月9日(月)。

「スポーツの日」という名の国民の祝日です。

 

元々は、10月10日の「体育の日」という祝日で、これは、1964年(昭和39年)実施された東京オリンピックの開会式が開催された日でした。

 

私が小学生の頃は、この「体育の日」に合わせて運動会が実施されていたように記憶しています。

その頃10月10日は「晴れの特異日」と言われていて、一年の中でも晴れの天気になることが多いと言われていました。

しかし最近では雨になることも多く、今となっては都市伝説のようなもの。

 

昭和オリンピックの神通力も、令和の世には通用しなくなった…という感じです。

 

 

「スポーツの日」ではないですが、昨日 8日(日)はローラーでのテンポ走を30分行いました。

 

本当はテンポ走を60分行うつもりでしたが、なぜか足が重くて動かない感じがあり、30分でクールダウンにしました。

また、心拍もいつもよりも上がってきませんでした。

 

「心拍が上がらないときは疲れが溜まっているとき…」

そんな内容の記事を読んだことがあります。

何もせずにリビングの椅子に座っているときにも、足のダルさを感じます。

今日はローラーはやめておくか、やるにしても回復走としてLSDを行う程度にします。

 

 

さて、昨日は、この地域の氏神様「住吉神社」の秋祭りでした。

私たちの町内会でも、賑やかに太鼓を打ち鳴らしながら、子供神輿が町内を練り歩きました。

 

ただ、今年はちょっとした事情で都合がつかず、妻と私は秋祭りには不参加。

毎年恒例だった押し寿司は作らず、赤飯も無しです。

子供たち(長女、次女は成人しており、長男は高校生ですけど…)は、町内会が公園で出している屋台でカレー(チャパティ)、牛串、チュロス、フライドポテト等を買ってきて、それをお昼に食べたようです。

 

子供たちが小学生の頃は、やはり子供神輿と一緒に町内を練り歩いていました。

公園に帰ったらお土産をもらって、そのまま屋台の出ている公園でお土産を食べたりしながら友達と遊ぶ…

そんな風に過ごしていたと思います。

 

 

大きくなりましたが、子供たちにはお祭りに関しての楽しい思い出がまだ残っているようです。

「昭和」オリンピックの神通力は消えてなくなりましたが、かつて子供たちが楽しんだ住吉神社 秋祭りの「平成」の神通力はまだまだ健在。

それを実感した1日となりました。

追いかけて 追いかけて…

今日は、10月7日(土)。

昨日の6日(金)はフォーカスでのローラートレーニングを、そして今日は朝5時(少し過ぎ…)から朝練を行いました。

6日(金)のローラー

 

そして 7日(土)の朝練

 

朝練の集合時間は、朝の5時。

実は私は、その時間に少々遅刻してしまいました。

遅れて集合場所に行っても誰もいない…

なので、朝練は私だけでの ”ボッチライド” だと思っていました。

 

ところが、kit1002さんが先行して走っていました!

それに気が付かなかった私。

 

いやー、kit1002さん、すみませんでした。

 

 

さて、早いもので、10月ももう一週間が過ぎました。

チームじゅげむとしてエントリーした、11月3日(金)開催の「スズカ8時間エンデューロ」まで、いよいよ一ヶ月を切りました(「エンデューロ エントリー完了!」)。

 

今回のエンデューロは、チームじゅげむとしての初参戦。

まずは「参加することに意義がある」のですが、自分としてはその時点の自分の力を「出し切る」ことが目標です。

ただ、(怪我や病気のリスクは慎重に判断する必要がありますが…)、苦しいとき/辛いときに、自分に負けずに「出し切る」ことは、自分にとってはなかなか難しいことです。

 

身体的あるいは精神的に追い込まれたときこそ、自分を奮い立たせてペダルを踏む…

そんな、映画やアニメのヒーローのような強いメンタルを持っていればいいのですが、私にはそれができません。

 

その私が、ロードバイクのレースで「出し切る」ことができるようになるためには、それ相応の練習/トレーニングが必要です。

→たとえば、ある程度追い込んだ後で、そこから更に全力走を行うような練習/トレーニングです。

事実、ローラーでインターバルのトレーニングを行うようになってから、ヒルクライムレースでも粘って走れるようになりました。

 

しかしその手の練習は、私にとっては、とても苦しい/辛いのが本音。

なので、なかなかやる気にならない…というのが正直なところです。

本当なら、そこから変えていかないと…ですよね。

 

 

「練習でできないことは、本番でもできない」。

これは、私がサッカーをしていたときに、顧問の先生が良く言っていた言葉です。

 

スポーツをしていると、本番にめっぽう強い人がいらっしゃいます。

才能があり、鋼のメンタルをお持ちの方なんでしょうね。

とても羨ましいと思います。

 

しかし過去を振り返ると、私は、サッカーの試合やオートバイでのサーキット走行、あるいは人前で何かの発表をするときなど、練習ではいい線行っていても本番になるとからっきしダメ…ということがほとんどでした。

 

サッカーの話で言えば、私のポジションは、今風に言えば、「3-3-4」の4人いるDFの右インサイドでした。

右インサイドDFの私は、他の3人に比べてやや引き気味で、たとえば

・オフサイドトラップのラインコントロール
・前にいる3人のDFのカバー
・最終のDFとして相手にシュートを打たせない

…等の役目を持っていました(当時は、そのポジションをスウィーパーと呼んでしました)。

 

その役目をきちんと果たすためには、守備や攻撃の連携に関する練習がとても大切です。

ただ、連携の練習なので、DFは相当に走り回らないといけないです。

しかもその練習中は、自分がボールにタッチするチャンスが必ずある…という訳でもありません。

加えて、シュート練習のように自分の技術を試してみたりできる ”ちょっとした遊び” の要素もありません。

このため、私はその練習に面白みを感じていませんでした。

とくに、FWにシュートを打たせないようにするために、相手を追いかけてしつこく守備をする練習を繰り返していると、(FWは、「部活の中で一番足が速い」ヤツだったりするので…)相手よりも自分の方が先に体が苦しくなってきます。

そうなると、集中力も途切れがちに…

 

疲れて足が止まりそうになったときこそ、もう一歩前に出る/足を出す。

そのためには、練習で同じ状況を経験しておくことが重要です。

しかし当時の私は、それが理解できず、サボってチンタラしたり、誤魔化すために笑ったり…

すると、すかさず先生から叱咤激励の声が飛んでくる…ということもしばしば。

 

ところが、生意気にも、そのとき私は心の中で、

「いや違う。本番になってアドレナリンが出れば、集中力が増して体は動く」…

と反発していました。

とはいえ現実は厳しく、試合は連戦連敗。

あと一歩が出ない私は、なかなか成長ができませんでした。

 

 

最上級生となって甘えられる先輩がいなくなり、かつ顧問の先生があまり部活動に来なくなって初めて、私は本気で「勝ちたい」と思い始め、練習の意味/内容の濃さを考えるようになりました。

 

「ちょっと遅かったな」…

 

当時を振り返って、今はそう感じます。

 

 

疲れて苦しい/辛いときこそ、粘って「力を出し切る」。

そのためには、面白くない、苦しくて辛い練習/トレーニングを地道に積み重ねていく必要がある。

それが、試合やレースの本番で活きる。

今、私はそう信じています。

 

 

追いかけて 追いかけて

すがりつきたいの

あの人が逃げてゆく スズカのコースを…

(毎度の感想ですが、これ、分かる人、いるかなぁ…)

 

 

スズカのエンデューロ本番まで1ヶ月弱。

この期間を有効に活用して、メンタルの強化を含めて頑張っていきたいと思います。

物入りな秋…

今日は、10月3日(火)。

一昨日 1日(日)に行ったフォーカスでのローラーは、

・まず、軸の取り付け角度がズレて正しく測定ができなくなっていたペダル型のパワーメーター「ルック SRM Exakt」の角度修正を行い、
・加えて、そのパワーメーターで計測した数値が、フォーカス用に転用したサイコン「ガーミン Edge130plus」で正しく表示されること

を確認しました(「とんだしっぺ返し…」)。

 

ただ、そのときは気づきませんでしたが、スピード/距離が、思っているよりも低く表示されていました。

その原因は、転用したガーミン Egde130plus は、それまでミニベロのイデオム2で使っていたためでした。

ミニベロの小径タイヤの値に設定されていたため、スピード/距離が低く表示されていました。

 

タイヤの外周長を自動で設定/補正させるため、昨日 2日(月)のお昼休み、Edge130plusを稼働させた状態でフォーカスに乗り、近所を500mほど走ってみました。

しかし、数百メートル走った程度では、自動設定/補正は行われないようで、設定をチェックしても、イデオム2で自動設定されたタイヤの外周、「1556mm」のまま変わっていませんでした。

 

「しょうがないなぁ」…

手動で設定を変更することにして、ネットで700c × 28c のタイヤ外周を確認。

 

「えーっと、2136mm みたいだな」…

ということで、手動でタイヤ外周を設定。

その日の夕方に行ったフォーカスでのローラー(テンポ走 40分)では、700c としてのスピード表示となりました。

 

ローラー後に、ペダル型のパワーメーターのチェックも行い、軸の角度がズレていないことも確認。

ちょっと怪我をしましたが、ペダルを強く締め付け直したことが良かったようです。

 

「あー、これで安心だ」

そう思ったのも束の間。

履いていた右のシューズの踵部分から違和感が…

 

なんと、シューズの踵部分からソールが剥がれて浮いてしまっているじゃないですか…

 

実はこの部分が浮いているのは、先日のチームじゅげむでのライドの際に、teeenshuさんから指摘されていました。

ただそのときは、まだ走っているときには「踵が浮いている」という違和感は感じていませんでした。

 

しかし昨日のローラーでは、途中からシューズの踵部分が「アバアバ」している感覚が発生。

「ちょっとおかしいよね」と思ったところで、ローラーに乗ったままシューズを確認。

その時点で、ソールが大きく剥がれていることに気が付きました。

しばらくそのまま走りましたが、20分を経過したところで一旦ローラーを降り、シューズを履き替えています。

 

 

 

 

2018年、フォーカスを導入したときに合わせて買った、カーボンソールのシューズ リンタマン。

5年間使ってきましたが、とうとう寿命が来たようです。

 

 

 

熱暴走が激しく、現行モデルから5世代前の Gopro HERO7 Black。

ロングライドの際にはm、12個のバッテリーを持ち歩かないといけません。

しかもそのバッテリーが膨らんできて、フル充電であるにも関わらず30分程度で電気が切れてしまう個体もチラホラ…

 

電源スイッチのゴムが破れたサイコン ガーミン Edge520。

これについては、ミニベロで使っていた Edge130plus を流用することにしました。

ミニベロライドのときは…

そうですねぇ、まずはガーミンウォッチ(ForeAthlete 745)でライドルートと心拍数のみを記録することにしますか。

 

 

そして、ソールが剥がれたシューズ リンタマン。

 

 

この秋は、色々と物入りになりそうです…