ポテンザ

月曜日はローラーはお休みで、いしかわ総合スポーツセンターでの筋トレです。

最近はもっぱら雪かきで「いい筋トレ」だったのですが、今日は、新年初めてのスポーツセンターとなります。

ちょっとウキウキです。

 

さて、スポーツサイクル・イシノさんに預けたウィリエール。
フレームは、大阪のお店に塗装をお願いしていますが、昨日の時点では、まだイシノさんには届いていませんでした。
また、カンパ・ケンタウルのレバーも、まだ入荷していませんでした。

 

フレームの塗装については、イシノさんから大阪のお店に電話をしてもらい、状況が確認できました。
ただ、ケンタウルのレバーについては、どうやら入荷の見通しが立たないようです。

「あー、待つしかないよなぁ」…と思っていたのですが、なんと、カンパ・ポテンザ・シルバーでフルセットの中古があるとの情報が…

「えっ、どうする、コンポ、変更する!?」

 

…ということで、コンポはポテンザに変更することにしました。

となれば、いよいよフレームの仕上りを待つだけです。

 

ただ今日の天気予報によると、明日にかけて、また雪が積もるとのこと。

寒気が北陸を覆い大気が不安定になっているそうで、稲妻が光り雷鳴も轟いています。

また雪が積もるかも…

 

フレームが届きウィリエールが出来上がっても、当分、外は走れそうにない…

 

フレームもそうですが、雪が融けて、早く春が来てほしいです。

メンタルへの影響

今日は久々に、いい筋トレ(雪かき)ではなく、ロードバイクでのローラートレーニングでいい汗をかきました。

LSD 40分

kit1002さんは家族との予定があったため、ナベちゃんと二人でのローラー練習会でした。

一人ではなく複数人で行うローラーは、やっぱり時間が短く感じられます。

 

昨日まではメンタルが落ち込んだような感じの私だったのですが、トレーニングでいい汗をかき仲間と楽しい会話をする、それだけで心が回復して行きます。

スポーツなどの運動が精神に与える影響は素晴らしい、本当にそう思いました。

 

kit1002さん、YSEさんも、トレーニングが終わった時間からは都合がつくとのことだったので、4人でスポーツサイクル・イシノさんに行ってきました。

お店では、kit1002さんが欲しいと思っている「ディスク・カーボンロード、色は白」に狙いを定め、店内のロードバイク完成車/フレームを物色します。

kit1002さんは、どうやら、白のTIMEと、白のピナレロ F12、この二つのフレームセットが気になったようです。

 

もしかすると、春になってツーリングに行くときには、kit1002さんのロードバイクが、グラベルロードから新しいカーボンロードに変わっている…かもしれません。

kit1002さん、ちょっと期待していますね。

求不得苦(「義経」関連) その4

大河ドラマ「義経」には、私の住んでいる石川の地が関連した場面が出てきます。

みなさんご存知の「勧進帳」です。

この「勧進帳」のシーンについても述べておきたいと思います。

 

越前から加賀にたどり着いた義経主従。
そこには、安宅の関があった。
関守は富樫泰家(石橋蓮司)。
昼行灯と呼ばれているが、実はキレもの。

義経主従は、怪しい山伏一行と疑われる。
しかし弁慶が機転を利かせ、東大寺大仏殿修理の勧進をしている旨を言う。
弁慶は白紙の巻物を広げ、それを勧進帳として朗々と勧進の言葉を述べていく。

ようやく安宅の関を通ることができるか…と思われたが、富樫は、山伏の一人が義経に似ており、しかも笛を持っていることに気づく。
その山伏(義経)を呼び止め、「お前は義経ではないか?」と迫る。

弁慶は、とっさに義経の懐にある笛を取り出す。
それは、義経の恋人、静から受け取った大切な笛だった。
それを知りながら、「盗んだか!」と叫ぶ。

弁慶はその笛を踏み割り、金剛杖で義経を打ち据える。
涙を流しならが義経を折檻する弁慶。
その様子を見て、他の郎党も涙を流す。

関守の富樫は、その山伏が義経であると確信する。
しかし、弁慶やその他の郎党の義経を思う気持ちの深さを知る。
そして富樫は、義経主従が安宅の関を通ることを許す。

 

義経・弁慶ももちろんいいんですが、関守の富樫泰家がこれまたシビレます。

このシーンも、関守の富樫を演じている石橋蓮司さんの演技が、とても素晴らしいと感じていました。

昼行灯を装って、酒に酔って詮議の場に出てくる様子。
キレものであることが、だんだんと分かってくる詮議。
折檻している弁慶を見つめる目。
そして、義経主従の後ろ姿に深々と一礼をした際に、地面に落ちている「踏み割られた笛」を見つけたときの表情。

これらは、今でも私の記憶に残っています。

 

私の心も癒されて、少し上向きになってきました。

さあ、今日はローラー練習会。

頑張って走ります!

 

追伸:

昨年の11月27日、このブログで「判官びいき」という投稿をしていますが、その中で「義経・弁慶 勧進帳ツーリング」について述べています。

 

私が、なぜ、義経、弁慶、勧進帳にこだわるのか、その理由が分かりました。
私は、大河ドラマ「義経」が好きだったんですね。
今回、求不得苦に始まったブログを書きながら、自分でそれを認識しました。

 

今年のどこかで、「勧進帳ツーリング」、是非やりたいと思います。

求不得苦(「義経」関連) その3

今日は昼寝をして寝過ごしてしまい、トレーニングをサボってしまいました。

雪かきその他で疲れているのか、ちょっと生活のリズムが狂ってきて、トレーニングへ向かう気持ちも揺らいでいます…

 

このところ少々メンタルをやられ気味の私が、「求不得苦」にまつわる話として、大河ドラマ「義経」の印象的なシーンについて投稿してきました。

今日の内容も大河ドラマ「義経」のシーンに関するものですが、今回は「求不得苦」に関するものではなく、「絶望の淵にあっても」…という内容です。

 

元々は源氏である木曽義仲(小澤征悦)だが、宇治川の戦いで鎌倉方の義経に敗れ、その首は京都・獄門に晒される。

戦ったとはいえ、義仲には同じ源氏としての情を感じていた義経は、複雑な思いで獄門に晒された義仲の首を見つめる。
そこに、義仲の愛妾だった巴(小池栄子)が、落ちぶれた姿で現れる。

義経を見つけた巴は、恨みで目を血走らせる。
そして、自分も死ぬことを覚悟して義経に斬りかかろうとする。
しかし義経は、「憎しみが人を強くするともいう。生きるために、私を憎みなさい。」と言って巴の手を押さえ、静かに送り出す。

(これが伏線となります)

 

その後、一ノ谷、屋島、壇ノ浦と源平の戦いが続き、義経の大活躍で平家は滅亡。
源氏の大勝利。
鎌倉幕府、そして頼朝が権力を握る。

しかし、平家追討の大功労者である義経が、今度は、兄・頼朝から追われることになる。
そして、山伏に変装した義経主従の逃避行が始まる。
吉野、京都、伊勢、近江、越前、加賀…と逃げ延び、平泉を目指すが、その最中、季節は厳しい冬を迎える…

 

とある山の中、外は吹雪。
農家の離れ、粗末な納屋を借りた一夜の宿。
囲炉裏を囲んで暖をとる義経たち。
そこへ、赤ん坊を背負い夕食を運んでくる農家の若妻。
なんとそれは、獄門の前で義経を襲おうとした巴だった。

義経以外は巴の顔を知らない。
なので、誰も気に留めない。
しかし義経は、それが巴であると気付く。
巴も義経と目を合わせ、少し驚く。
しかし、今は穏やかに暮らしている様子の巴。
そのまま夕食を渡すと、静かに納屋を出て行く。
義経も納屋を出る。

 

義経は巴に言う。

母になったのですね。

 

巴は答える。

はい。
私は、あなたに生かされました。
生きてさえいれば、いつか静かな暮らしがやってきます。
あなたも諦めず、どうか生きてください。

 

このシーンも、とても印象に残っています。

大河ドラマはどれもそうですが、脇を固める俳優陣の演技が素晴らしいと思います。
このシーンも、小池栄子さんの演技が光る名シーンだと思います。

 

絶望の淵にあっても、生きることを諦めない。

そのときの想いは叶えられなくても、生きてさえいれば、必ず道はある。

 

うーん、心に響きます。

今の私には、なぜか大きなインパクトを与えます。

 

でも、私のメンタル、本当に大丈夫でしょうか…

求不得苦(「義経」関連) その2

昨日投稿した、私が求不得苦について知るきっかけとなった大河ドラマ「義経」のシーンには、それが伏線となった展開があります。
ここでは、その展開についても述べてみます。

 

義経は、兄である頼朝からの「肉親の愛情」がほしい。
しかし、それが得られないからこそ苦しむ。
師の覚日からは、「得られないなら、いっそ打ち捨てよ」と言われるが、すでに、色々な「しがらみ」に縛られている義経は、「捨てることはできない」と答える。

その後…

義経は、壇ノ浦の戦いでも大活躍、そして平家を討ち滅ぼす。
その際、時の天皇・安徳天皇、その母である建礼門院・平徳子(中越典子)、安徳天皇の異母弟である守貞親王も、平家一門と共に壇ノ浦の海に入水する。
しかし、建礼門院と守貞親王は助けられ、京都・大原の寂光院に連行される。

 

義経は、建礼門院と一緒に助けられた守貞親王が、実は安徳天皇ではないか…と疑っています。
ただ、そのことは弁慶には告げず、共に寂光院を訪れます。

 

弁慶は外に控えていますが、義経は中に招かれます。
部屋に通された義経は、建礼門院と対峙して尋ねます。

庭でお見かけした守貞親王は、安徳天皇に似ておられるのでは?

 

建礼門院は、一瞬凍りついた表情になります。
しかしそれを押し殺し、義経からの問いには直接答えず、次のように返します。

私はこれまで、父である平清盛(渡哲也)に言われた通りに生きてきました。
それは、平家一門の繁栄のため…ということでしょう。
しかし、平家が滅亡した今、ようやく一切のしがらみを捨て、自分のことが自分で決められるようになりました。
守貞親王(実は安徳天皇…)も、この後は世俗を捨て、仏門に帰依し、亡くなった者の菩提を弔って生きて行かせようと思います。

 

義経は、助けられた守貞親王が、「本当は安徳天皇である」…と確信します。
しかし、次のように答えます。

私も、色々と思い煩うことがあります。
師の覚日様からは、「いっそ打ち捨てよ」と言われましたが、私は捨てることはできませんでした。
しかし、あなたは今、世俗を捨て、しがらみを捨てると仰った。
あなたはお強い。
この後は、どうか「守貞親王」と共にお暮らしください。

 

頼朝からの兄弟愛を受けることはできないが、敵方の平家には情けをかける義経。

建礼門院は、見逃してくれたことに感謝の言葉を掛けたいけれど、そうすると、守貞親王が実は安徳天皇であることを公に認めてしまうことになり、それもできません。

せめて…との想いから、建礼門院は静かに黙礼をして、深い感謝の意を示します。
そして義経も、何も知らない弁慶と共に、穏やかな心で寂光院を去って行きます。

昨日のシーンも印象的なのですが、このシーンも、建礼門院を演じていた中越典子さんの緊迫した演技もあって、非常に印象に残っています。

 

うーん、これも深いですね。

 

何か決断を迫られたとき、自分だったら、それまでのしがらみを捨て、本当にゼロベースで判断できるだろうか?

そして、利害が反する相手等に、譲歩したり情けをかける、そんな深みのある人間性を示すことができるだろうか?

そんなことを考えたりします。

 

やはり、今の私のメンタルには、リフレッシュが必要なようです…