ルートラボの替わり

新型コロナの影響で世の中では色々なイベントが中止になり、4月の伊吹山ドライブウェイヒルクライムが中止になりました。5月の榛名山ヒルクライムも中止になるかもしれない、そうなってもしょうがないなぁ…と思っています。

あまりに自粛/中止ばっかりだとストレスが溜まりそうで、この3連休、膝の痛みが良くなってどこか天気がいい日があればロングライドに出かけたいと思い、(もちろん、妻に話をして了解を得ていますよ…)そのルートを考えて見ました

出だしは坂道をひたすら登り、坂を下って福井県に入ったら、後半は海岸線に出てフラット。まあ悪くないよね…と思っています。

ロングライドをされる方は、ルートを共有したりガーミンに取り込む目的で「ルートラボ」を使う機会が多いのではないかと思います。そのルートラボですが、みなさんご存知の通り、この3月末でサービスが終了してしまいます。「3連休の天気が悪かったら、ロングライドは4月にスライドだな…」と思ったんですが、4月になったらもうルートラボは使えないことに気がつきました。

さて、私の手元にある環境でルートラボの替わりになる機能を持っているものといえば…と考えたところ、ストラバの「ルートビルダー」があることに気がつきました。ということで、同じルートをストラバでも作って見ました

ストラバのルートビルダーは、「サイクリストがよく使う道」を自動的に選択するようです。

私が作ったロングライドのコース前半区間には、石川県がサイクリングロードとして公表している「手取キャニオンロード」というものがあり、県道に沿うように整備されています。しかし実際には、ほとんどのロードバイク乗りはサイクリングロードではなく県道を走ります。お気づきの方もいると思いますが、その方が走り易いし安全にスピードが出せるから…です。私も、画面に表示される地図上で県道をクリック/選択するのですが、そのたびにルートビルダーは「手取キャニオンロード」を自動的に選択してしまいます。

便利な機能なのだと思いますが、今回のケースに関しては、ちょっと余計なお節介でした…

私がルートを作って見た感想としては、十分実用に耐えるものでした。今後はストラバのルートビルダーを使いたいと思います。

東尋坊グルメライド 動画公開

3月7日に行った東尋坊グルメライドの動画編集が、ようやく終わりました。

アクションカムの調子が悪かったようで、途中、録音はされていますが動画が撮れていない(直前の画面がそのまま静止画としてずっと写っているだけ…)部分があり、編集そのものもやり直していました。

とりあえず、往路編として東尋坊までの部分をYouTubeで公開しましたので、興味のある方はご覧ください。

小学校の卒業式

子供の成長はとても早く、ちょっと前に生まれたばっかり…と思っていた私の子供たちも、2020年、長女は大学3年生になり、次女は専門学校へ、長男は中学校へ行きます。今年は次女と長男の卒業が重なった年になりましたが、今日は長男の小学校の卒業式があり、私も出席してきました。

卒業式の最中は、これまで子供たちと一緒に行ったツーリング、その中での苦労や事件を色々と思い出してしまい、あらためて子供の成長を感じていました。

子供たちと初めて一緒に行ったツーリングは、夏休みの能登半島一周キャンプツーリングでした。

そのとき、長女は中学生、次女は小学生、長男は保育園でした。長女と次女は自分で自転車に乗ってツーリングすることはできますが、さすがに長男はそうはいきません。色々考えましたが、このときは「ハンドル部分に、子供の二人乗りシートが付いているシティーサイクル(いわゆるママチャリ)」を友人から借り、そこに長男を乗せてツーリングすることにしました。

また、キャンプツーリングなので、テント、シュラフ、調理道具、4人分の食器類、4日分の米と調味料など、キャンプに必要な荷物一式を運ばないといけません。しかし、いくらママチャリとはいえ、そんなにいっぱいの荷物を積むことは不可能で、これにはさすがに困ってしまいました。

色々調べた結果、サイクルトレーラーというものを導入することにしました。サイクルトレーラーに道具入れのケースを括りつけ、そのケースに荷物を入れて運ぶ方法です(下の写真を参照ください)。これで「長男+いっぱいの荷物を運ぶ」という問題は解決できました。ただ、その当時の長男の体重が20kg、それに荷物が10kg強、合計30kg強の重りをつけて走ることになります。これが後で足を引っ張ることになるのですが、ことときは、まだその重大さに気がついていませんでした…

キャンプツーリング出発 自宅前にて(ママチャリのハンドル部分には子供用のシート、後部にはサイクルトレーラーを連結)

ツーリングは、金沢市の自宅を出発し、初日は富来の増穂が浦キャンプ場、二日目は輪島を経由して珠洲・折戸の木ノ浦キャンプ場、三日目は能登半島先端の灯台を見て珠洲・能登町の九十九湾野営場、四日目は七尾・和倉温泉を通過して羽咋・千里浜の千里浜オートキャンプ場、五日目に金沢市の自宅に帰る…という4泊5日のスケジュールで、海岸線に沿って能登半島を時計回りに一周するコースで行いました。

一泊目 増穂が浦キャンプ場 到着が遅れ温泉に入ったあと、暗くなって食事の準備
二泊目 珠洲・木ノ浦キャンプ場 「ワープ」後、テントを張って食事の準備
三泊目 九十九湾野営場 (これは翌朝の朝食後)
四泊目 千里浜オートキャンプ場 最後のテント泊は妻も合流して豪華にすき焼き(二度目の「ワープ」もしてしまいました…)

「ママチャリ、変速は内装三段…ちょっと心配だけど頑張れば大丈夫かな」と考えていましたが、これが甘かったことを思い知らされました。能登の海岸線の道路はアップダウンがきつい上にとても長く、そもそもママチャリの三段変速では厳しかったのですが、さらに長男と荷物で30kg強の重りがあるため、長女/次女ではなく、私が坂を登れなくなりました。

この年の夏は例年にない暑さで、ツーリングの間も一日の最高気温が37℃を超える日が続く酷暑でした。その暑い最中、長い坂道を私が自転車を押して歩くため、ツーリングのペースが一向に上がりません。その結果、予定時刻にキャンプ場に到着できなくなることもしばしばで、途中二度「ワープ」という奥の手を使いました(二日目の輪島駅跡地から木ノ浦まで、それと四日目のJR和倉温泉駅から千里浜までの部分を、客待ちのタクシー運転手に依頼してジャンボタクシーを手配してもらい、到着したジャンボタクシーに人間・荷物、それに自転車を全部載せて一気に移動しました。この「ワープ」で使った費用は合計で4万円ほどで、正直言って痛かったです…)。

この後も、夏休みになるたびに、お隣の富山県/福井県へ行ったり、夏のスキー場に向かって山岳コースのツーリングに行ったりしました。どれも楽しい思い出ですが、父親としては、最も苦しくて予期せぬトラブルてんこ盛りだった「能登半島一周キャンプツーリング」が一番心に残っています。

子供たちも、父親とは違うそれぞれの趣味/趣向が生まれ、また学校や友人関係の都合なども出てきます。もう一緒にツーリングに行く機会はないだろうと感じており、それはそれで寂しいのですが、それも子供たちが成長したからこそ…と考えて、今後は少し離れたポジションから見守って行きたいと思います。

妻は、ロードバイクのヒルクライムレース/ツーリングに入れ込んでいる私を見ながら、「あなたが一番成長していない」と思っているかも…