昨日 10月18日(月)は、少々やることが立て込んでいたこと、そして一昨日のサツマイモ掘りの影響(背筋/腕/腿裏の筋肉痛、そして手のマメの破れ…)があり、トレーニングはお休みしました。
金沢市では有名なサツマイモのブランドとなっている、「五郎島金時」。
その本場、五郎島地区の砂丘地でサツマイモ掘りの体験をされた方も、あるいはいるかもしれません。
しかし、五郎島地区のような砂丘地と、私たち有志の会で行っている普通の田んぼを使った畑では、同じサツマイモ掘りでも「作業の負荷」はまったく違います。
砂丘地の畑であれば、30cm程度の高さの畝に埋まっているサツマイモを掘り出すときもシャベルは不要で、直接手で掘り出すことができます。
これに対して私たちの利用している普通の田んぼの畑は、砂に比べて土壌が硬いため、シャベル無しの手だけでサツマイモを掘り出すことはちょっと難しいと思います。
私たちは、シャベルに加えてスコップも使っており、まず畝の左右からスコップで畝全体の土を起こし、それからシャベルを使ってサツマイモを掘り出しています。
また、砂地で育ったサツマイモは、土壌が柔らいことから、綺麗に整った大きな型のものが穫れるとも言われます。
それなら、有志の会でも砂地で育てればいいだろう…と言われそうですが、実は砂地には砂地の難しさもあり、水や影響分を蓄えておけない「砂地」という土壌の特徴を考慮する必要があります。
たとえば、砂丘地が広がる五郎島地区でのサツマイモ育成では、
・一日数回の水やりを行う必要がある
→スプリンクラーを常設し散水している
・栄養分を補給する必要がある
→肥料を大量に撒いている
…など、サツマイモという商品を育てるプロとして、「型の良いサツマイモを大量に収穫する」という成果を得るために、より多くのコストを掛けています。
しかし私たちのように「自分で食べるサツマイモ」の畑であれば、成果とコストとのバランスを考えなければなりません。
五郎島地区では成果を得るための「メリット」となっている砂地ですが、私たちには、労力を含めたコストが多く掛かる点で、それが逆に「デメリット」になったりします。
砂地の畑と田んぼの畑。
それぞれにメリット/デメリットがあるのですが、今のところ私たちの有志の会には「田んぼの畑」が合っていると考えています。
体にダメージがあること等を我慢し、苦労して収穫したサツマイモ。
大きさはバラバラで、形がいびつなものもありますが、味はなかなかです。
もちろん、すぐに食べても美味しく楽しいのですが、2週間ほど乾燥・保存させると内部のデンプンが酵素(アミラーゼ)により麦芽糖に分解され、さらに甘くなる特徴があります。
これを知っている妻は、我が家の分け前としてもらったサツマイモをさっそく土嚢袋から取り出し、セッセと車庫の中に並べていました。
しばらく我慢すれば、美味しい/甘いサツマイモの料理が、我が家の食卓に並ぶことでしょう。
それを楽しみに待つことにします。
さて、右脹脛(ふくらはぎ)の怪我があっても、結局は左右のペダリングのバランスは崩れていなかった(「正しく使うことの重要性…」)ことが分かりました。
となれば、あとは「ツール・ド・おきなわ」に向けて(「モチベーションの源」)トレーニングあるのみ。
しかし今の私には、トレーニングに関しても「成果とコストのバランス」が大切のような気がします。
というのも、LSDのローラー40分(「それが本当に LSD “long slow distance”か?」と言われそうですが…)だけでも、右の脹脛とアキレス腱に痛みが出ます。
ローラーで走っている40分(前後のアップ/ダウンを入れると60分)の間であれば違和感はあっても痛みはないのですが、翌朝になると「ダル痛い…」感じがして、押したり揉んだりすると、そこが痛みます。
この傾向/症状については、悪化しているとも感じませんが、良くなっている印象もまったくありません。
このまま、違和感や痛みを抱え、様子を見ながらトレーニングを続けていくしか無いんだろうな…そう思っています。
このままLSDを続け、ある程度持久力が戻ってきたら、インターバル等のもう少し負荷の高いトレーニングに移っていくつもりです。
しかし、そのときは、違和感や痛みがひどくなったり肉離れが再発しないよう、負荷の強さの調整も考えなければいけないと思っています。
故障や古傷等を抱えている人にとっては、前述の「サツマイモの畑」と同様、トレーニングでの能力向上という「成果」と、その結果筋肉が痛む「コスト」とのバランスが大切…
そんな気がしています。