今日は、3月30日(土)。
この4月から長女は県外に就職します(「寒い日の過ごし方…」)。
それもあってこの2024年 3月には、約10年ぶりに雛人形を飾りました(「久々に箱から出しました…」)。
その雛人形ですが、昔から
「4月になっても人形を片付けずに飾り続けていると、娘が良い縁に恵まれない」…
と言われます。
「まあ、できればそうならない方がいいか」…
ということで、今日は朝一番で雛人形を片付けました。
約一ヶ月、雛人形を飾った畳スペース。
元々は四畳半と狭い場所ですが、人形が無くなってみるとガランとして意外に広く感じます。
それがなぜか頭の中で、長女が群馬県に行って家から居なくなったことと結びつき、少し寂しい気分になりました…
雛人形を出すのが10年ぶりなら、片付けるのも10年ぶり。
出すのも片付けるのも手順/段取りがうまくいかずモタモタしてしまいましたが、なんとか綺麗に箱に収めることができました。
来年もまた、飾ってみることにしたいと思います。
さて、長女の引っ越しについてですが、これまで、
・事前の電気/ガス/水道/Wifi等の開通の手続き
(「日程の調整…」)
・群馬県富岡市のアパートに行く道中のナビゲーション
(「眠れるナビゲーター…」)
で、予定外のことが発生したことを述べました。
この「アパートに行く途中」にさらにもうひとつ、予定外のことが発生しました。
富岡I.C.で高速を出る直前の休憩を、横川S.A.でとっているときのこと。
長女が、以下のことを言い出しました。
「アパートの鍵は暗証番号を入力するタイプだけど、設定方法が分からない」
えっ、そっ…それは大問題です。
すぐに、長女から不動産屋さんに電話をすると、
「一旦、当方の事務所に来てほしい」
とのこと。
「えー、たぶん暗証番号の設定方法が書いてある説明書を渡されるだけのハズ」
「それなら、PDFデータをメールで送ってもらうだけでいいんじゃないか」…
そう思いながらも、不動産屋さんの指示には従うしかありません。
ただ不動産屋さんの事務所は、アパートの近くではなく、そこから20kmほど離れた高崎駅前にあるそうな。
しかも事務所には駐車スペースが少なく、長女のパッソと私のレジアスエースの2台で行くのは上手くないらしい…
「分かった、お前たち(長女と長男)はパッソに乗ってひとつ先の吉井インターで高速を降り、そこから高崎駅前の不動産屋さんに寄ってからアパートに来なさい」
「お父さんは予定通り富岡インターで高速を降りて、アパート近くのコンビニで待ってる」
「アパートの駐車場に着てトランシーバーで呼んでくれれば、すぐにアパートに行くから」…
そんな段取りに変更し、私は予定通り13時少し前に富岡I.C.で高速を降りました。
高速を降りたら、ものの10分もせずにアパート近くのコンビニに到着。
そして、その駐車場に車を停め待つこと、なんと2時間…
15時半過ぎになり、やっと長男からアパートに着いたとの連絡が入りました。
富岡I.C.のひとつ先の吉井I.C.で降りた長女のパッソは、道に迷うことなく高崎駅に向かうことができたそうです。
しかし、高崎駅までの道は大渋滞していたようで、とにかく駅に着くまで時間がかかったとのこと。
しかも、駅近くの駐車場には空いているところがなく、結局少し離れた立体駐車場に入れるしかなかったそうです。
別行動になったとしても1時間ほどで合流できると思っていましたが、大幅なタイムロスが発生。
現実には2時間ほど遅れた15時半近くの合流となり、そこでようやくアパートのカギが開きました。
カギが開いたら、長女はさっそくアパートの各部屋の掃除を開始。
長女が掃除をしている間に、私はパッソのスタッドレスタイヤを(レジアスエースに積んできた)夏用タイヤに交換。
ただ、どうやらそのアパートには、車のタイヤを保管しておく「物置き」は装備されていない模様。
なので、外したスタッドレスタイヤは、アパートに置いておくのではなく、レジアスエースに積んで一旦家に持って帰ることにしました。
スタッドレスタイヤが必要なシーズンになったら、タイヤ交換のためにまた群馬県に来ることになるのかもしれませんが、まあしょうがないですか…
長女による掃除が終わり、私がタイヤ交換が終えたら、つぎはレジアスエースに積んでいた諸々の荷物をアパートの中に運び入れ、ベッド等の組み立て/セッティングを行います。
これらの作業を終えたのは、予定からは大きく遅れた17時過ぎ。
それでも
「ようやく一息ついた」
ということで、アパートのトイレを使用して、私はトイレ休憩(小)。
ところが用が終わって水を流そうとすると、なんと、レバーがキコキコ動くだけで水が流れない…
「あれ?」
と思ってタンクの蓋を外して中を見ると、レバーから繋がったチェーンの先が宙ぶらりん。
しかも、タンクの底にある「水栓を引き上げる部品」(← 本来、これがチェーンに繋がっているはず…)が、肝心の水栓に接続できない(← 接続する/嵌める箇所があるのですが、それがすぐに抜けてしまう)状態です。
「えー、壊れてるやん、これ」…
長女がすぐに不動産屋さんに状況/状態を連絡し、トイレ修理のために業者に来てもらえるように依頼。
依頼を受けてトイレ修理には来てくれることになりましたが、
「今からの手配になるので、アパートに行けるのが何時になるか分からない」
とのこと。
またもや、タイムロスが発生しそうな状況です。
「よし、○○(長女)が自分で買いに行くつもりだったカーテン/日用品は、お父さんと△△(長男)で買いに行く」
「その間、○○(長女)は業者が修理に来るのを待っているように」
そう言って、私と長男がアパートを出たのは17時半過ぎ。
そして、諸々の買い物を終えてアパートに帰ってきたのは19時。
幸いなことに、不動産屋さんから業者にはすぐに連絡/対応してもらえたようで、修理に来たのは意外に早く18時半頃。
また、不動産屋さんは業者に症状/状態をざっくり伝えていてくれたようで、業者の方もすぐに対応できていたそうです。
なので、私と長男がアパートに戻ったときにはすでにトイレの修理は完了していました。
19時にアパートに戻ってきて、買ってきたカーテンや日用品のセッティングを終えたのが20時。
こうして、ようやくこの日のやるべきことが完了しました。
あとは長女、長男、私の3人で晩御飯に出かけ、最後はお風呂に入るだけ。
お風呂に入ったあとは、長女はそのままアパートに。
私と長男は道の駅/サービスエリア等で車中泊をして金沢に帰ります。
晩御飯を食べてからお風呂屋さん(スーパー銭湯)に入る想定だったのですが、食事を終えたのは21時過ぎ。
ところがこの時間になると、アパートの近くにお風呂屋さんはすでに閉まってました…
長女が一人暮らしが始める直前の食事ということで、ちょっと高級そうな豚カツ/丼物のお店をチョイス。
長女は親子丼のセット、長男は味噌カツ定食、私はヒレカツ定食をそれぞれ注文。
注文を終えてお店の方が席を離れると、しばしの沈黙が流れました。
その途端、いよいよ家を離れることになったことを思ったのでしょう、長女は涙ぐんでしまいました。
運ばれてきた食事を、言葉少なに食べ進める3人。
こんなときの食事は、味が分からない/感じないものなんでしょうが、幸いなことに、親子丼、味噌カツ、ヒレカツのいずれも美味しくて、しかも量が多かったことが救いでした。
それぞれが目の前のものを食べてお腹が一杯。
お腹が一杯になって、長女も少し気持ちを切り替えることができたのか、(それとも無理をしていたのか…)笑顔も出るようになってきました。
ただ、笑顔はあったものの、正直言って父親としてはちょっと辛い瞬間でした…
食事を終えてお店を出た21時過ぎ。
その時間でもまだ開いているお風呂屋さんは、アパートから17kmほど離れたお隣の高崎市にしかありません。
しかもそこに行くには、暗い峠道を走って向かう必要があるようです。
慣れない夜の峠道を長女が運転するのはリスクが多いと考えて、レジアスエース1台に長女/長男/私の3人が乗り込み、もちろん私が運転をして暗い峠道を走ってお風呂屋さんへ。
そうやってお風呂に入り、アパートに帰ってきたのは23時過ぎ。
こうして、長い一日がようやく終わりました。
すでに、今日一日の作業(長時間の運転、諸々のトラブル対応、引越し作業)でクタクタの長女と私。
しかし、これで引越しにまつわるトラブルは終わりではありませんでした。
それについては、また今度。
追伸
食事の際に涙ぐんでしまった長女には、
「一人っきりだと思わなくていいよ、家族みんながお前を応援しているから」
「でも、困ったことがあったらいつでも連絡してきなさい。そうしてくれれば、お母さんも喜ぶから」
と伝えました。
↑これ、本心です。
正直に言って私も涙が出る寸前でしたね。
頑張って、なんとか涙を堪えていた私。
世の中のお父さん、この気持ち、分かっていただけますよね…