古傷が…

昨日は、5月21日(日)。

この日は、私たちが住んでいる押野校下の町会対抗ソフトボール大会の開催日。

 

ある小学校の地域(児童が通う範囲?)のことを、一般的には ”校区” と呼ぶと思います。

しかし金沢では、それを ”校下” と呼んでいます。

おそらく 城下町 の ”城下” と同じように ”校下” と呼ぶ…そんな感覚でしょうか。

 

たとえば、私が住んでいる地域には押野小学校がありますが、押野小学校に通う地域は「押野校下」と呼ばれます。

そして、同じ校下の町会が集まって「〜校下町会連合会」と呼ばれる組織を作っています。

(私たちのところは、「押野校下町会連合会」となりますね)

町会連合会では、校下のさまざまな問題に対応するほか、種々の大会/イベントを主催しています。

町会対抗の各種スポーツ大会もその中の一つであり、ソフトボール大会の他にも、ソフトバレーボール大会、グランドゴルフ大会、ボッチャ大会が開催されますし、秋には社会体育大会も開催されます。

 

 

昨年同様(「一難去って…」)、チームじゅげむからは1722 YSEさん、ツイテル ツイテルさん、なべちゃん、そして私が参加。

ただしなべちゃんは、体調のこともあり「助監督」とでも言う立場での参加。

私は、当初サードとして先発する予定でした。

やる気満々の私です。

しかし…

 

試合前の肩慣らしとして、軽くキャッチボール。

その後、先発ピッチャーの投球練習のお相手をします。

キャッチャーは「しゃがんで、立って」を繰り返しますが、私が何回かの「しゃがんで…」の動作の際、グランドのデコボコに足を取られ古傷のある右足首を ”グキッ”…

 

「痛っ!」

 

その古傷は、20代後半にオートバイでの事故で負ったもの。

当時私はオートバイで通勤していたのですが、朝のラッシュで混んでいる片側1車線の道路をゆっくり走っていました。

 

左側には保育園があり、子供の送迎をする車が頻繁に出入りをしている状況です。

車の出入りが多そうなので、出入り口の前を車1台半分ほどを空けて私は停車。

 

すると、あるお母さん(当時の私より少し年上の方)が、対向車線の車が途切れたタイミングで急発進。

右折で対向車線に合流しようとしました。

ところが、右側を良く見ていなかったのか、それともハンドル操作を誤ったのか、車の右フロントがオートバイの前輪に接触。

私はオートバイごと右側に倒れ、その際、オートバイの右ステップと道路の間に右足首が挟まり、靭帯を損傷する怪我を負いました。

 

相手の過失が10割となり、オートバイの修理や病院への通院等の費用は全額支払ってもらうことができました。

しかしそれ以降、右足首は一度も本調子に戻ることはなく、ちょっと変な角度で捻ってしまうと一気に症状が出て、痛みがぶり返す…

そんなことを繰り返しながら、今に至っています。

 

 

やばい。

これでは、右足を踏ん張った動きができない。

ファーストならできるかもしれないが、バッティングは無理だ…

 

 

皆に迷惑をかける訳にもいかないので監督と助監督(なべちゃん)にすぐに報告。

私はファーストのランナーコーチとしてお手伝いをすることにしました。

 

監督の計らいで途中1イニングだけ、ファーストとして試合にも参加させてもらうことができました。

助監督のなべちゃんも、一打席だけピンチヒッターとして出場。

監督、ありがとうございました。

 

 

ちなみに試合の結果は「6対10」で負けました。

しかし相手は、前回の優勝チーム。

 

応援団として駆けつけてくれた我らが精鋭の奥さんや子供たちの声援、加えてチームメートの声(ヤジ?)の大きさでは引けを取らず、むしろ優っていたほど。

試合には負けましたが、愉快なソフトボール大会でした。

 

そして、その後の慰労会。

ひと悶着があり刺激たっぷり。

右足首の古傷もぶり返してしまいましたが、それらに負けず楽しい一日となりました。

 

 

そこで一句。

 

古傷が

痛み 飲み込む

ビールの音

 

おそまつ…

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