損得勘定…

昨日は、5月22日(月)。

この日は、ソフトボール大会で(試合前のキャッチボールで…)古傷の右足首を痛めてしまい、まだ痛みが残っていました。

なので無理をせず、トレーニングはお休みとしました。

 

 

さて、このところ、ため息を吐きたくなることが続いています。

以前の投稿で、町会の会館にAEDを設置することが、町会執行部の提案により否決されてしまった(「命の「費用対効果」…」)ことを書きました。

 

「あーあ、AEDの設置に損得勘定を求めるなんて」…

それが、私の正直な感想でした。

 

実は、この日曜日に行われた町会対抗ソフトボール大会にも、町会執行部から応援に来てくれた方は一人もありませんでした。

また、熱中症予防の観点からも水分補給用のお茶等の飲み物の準備が重要で、それについては執行部が準備して試合会場まで運んでもらうことになっていました。

しかし、それも行われなかった模様。

 

ある方がその点について執行部に問い合わせると、「前任の方はやっていたのかもしれないが、私はそこまでできない」…と答えた由。

 

うーん…

執行部の方々は、町会の活動に参加することや、種々の大会のお手伝いをすることが、何か「損をする」ような感覚なんでしょうか…

 

どうも、町会や地域のコミュニティ/繋がりを「損得勘定」で評価している方が増えているような印象があります。

事実、「何のメリットもなく、班長という役目だけが回ってくる。なので、町内会には入りません」という方が何人かいらっしゃいます。

これは私たちの町会だけではなく、金沢市、石川県、あるいは日本全体がそうなっているのかもしれません。

そのような方にとってみると、「損をする」と感じた途端、地域のコミュニティは「不要なもの」、「参加しない方が良いもの」となってしまいます。

  

 

利潤を追求する企業/会社であれば、経済合理性に基づいた損得勘定はとても大切です。

しかし、それでも企業/会社が存在している地域と交流を深めたり、社員間のコミュニケーションをよくするための福利厚生の一環として、往々にして種々のイベントやスポーツ大会が開催されています。

その裏には、もちろん「企業としてのイメージアップ」、「社員のストレス発散」、「退職者の増加防止」…というような、まあ、高尚とは言えない、ある意味「あざとい」とも言える目的はあるでしょう。

しかしそれは、目先の「損得勘定」というものではないと感じます。

 

 

利潤を追求する企業/会社でさえ、長い目で見ると「地域との交流」や「仕事に関係ない社員間のコミュニケーション」は重要だと考え、それに時間とお金を割いている。

町会の執行部の方々には、上記の点について、あらためて考えてほしい…

 

心からそう思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です