ピナレロ vs フォーカス…その2(洗車が必要か?)

今日は11月1日(水)。

10月が終わり、いよいよ11月に突入。

ということは、2023年も残すところ2ヶ月。

昨日の投稿にも書きましたが、この冬は「基礎力を固める」ことに重点を置き、LSDを中心としたローラーでのトレーニングを中心に行うつもりです(「L.S.D.の効果…」)。

 

そのローラーですが、いっときはピナレロばかりでローラーを行っていましたが、フォーカスがリバイバルしてからは(「フォーカス リバイバル!」)、もっぱらフォーカスでのローラーとなっています。

 

ピナレロとフォーカスのフィーリングの違いについては、以前の投稿でも少し触れました(「ピナレロ vs フォーカス…」)。

そのときの私の印象としては、

・どちらも「とても速いバイク」だが、
・走り出し/踏み出しは、フォーカスの方が速く(ペダルが軽く)感じるものの、
・一定のスピードで走り続けるときは、ピナレロが「楽で速い」
 →空力的にはピナレロが優れているのだろう…

というものでした。

 

ただ、この中で、2番目に書いた「走り出し/踏み出しは、フォーカスの方が速く(ペダルが軽く)感じる」という点については、自分で感じている印象ではありますが、どうにも理解/納得ができません。

ところが、パワーメーターのバッテリー切れで、急遽フォーカスからピナレロにスイッチしてローラーを行ったことがありましたが、その際にも上記の感覚と同じ印象(フォーカスの方がペダルが軽い…)を受けました(「スイッチ その顛末」)。

 

うーん…

私の感じている印象は正しいのだろうか?

 

そこで、それを確かめるべく、昨日 11月31日(火)、時間が押して十分な時間は取れませんでしたが、フォーカスとの比較データ採取を目的として、あらためてピナレロでのローラーLSDを40分ほど行ってみました。

 

ピナレロでローラーを行ってみると、やはりピナレロの方が少しペダリングが重い(フォーカスの方がペダリングが軽い)という印象を受けます。

 

心拍/パワーの各ゾーンの時間分布は以下の通りであり、やはりフォーカスでのLSDのときに比べると、ゾーン2の比率が少なく、逆にゾーン3比率が高い傾向となっています。

 

 

ただしこの数値は、前後のウォームアップ/クールダウン(合計20分)のデータも含めた値であり、LSDそのものの数値を正しく表しているかどうかが怪しい…とも考えられます。

そこで、LSD部分のみをズームしたデータも確認してみました。

 

まずは、フォーカス。

平均ケイデンスが、62rpm。

平均パワーは、139w。

 

もう一方のピナレロ。

平均ケイデンスが、64rpm。

そして、平均パワーは、155w。

 

 

ほぼ同じケイデンスでの平均パワーは、フォーカスの「139w」に対して、ピナレロは「155w」。

ピナレロで考えると10%ちょっとの差がありますから、これは誤差の範囲を超えた有意の違いがあると考えるべきでしょう。

 

 

私の勘違いではなく、どうやらペダルの軽さには違いがありそうです。

しかし、その原因は何なのでしょうか?…

 

メカ的に違いは無いはずだし…

…と思っていましたが、一つありましたね。

フォーカスには、TNIのビッグプーリーを付けていました。

いやー、でもビッグプーリーだけで、そんな10%も変わるかなぁ…

 

 

えー、じゃあ何だろう…

 

そう思ってしばらく考えていましたが、やはりちょっと分かりません。

チェーンラインが汚れていることによるパワーロスはバカにならない…と言われます。

ピナレロ、フォーカスの両方を洗車して、あらためてローラーでの比較をやり直してみることにしてみます。

ピナレロ vs フォーカス…

今日は、10月23日(月)。

この週末金沢では一気に気温が下がり、最高気温は20℃を切りました。

その気温を知って、妻は「あー、寒い寒い…」と言いながら、さっそくリビングのエアコンで暖房を起動。

 

しかし、ロードバイク乗りの方なら分かると思いますが、そのあたりの気温であれば、実はライドにピッタリ。

止まって休憩をしているときなどには汗ばんだところが冷たく感じたりしすが、走っているときは快適そのもの。

「あー、気持ちいい〜」…

という感じで、どこまでも走り続けられそうなイメージです。

 

 

そんな昨日 22日(日)の午前。

久々に、「神様のピナレロ ドグマ F12」を引っ張り出して、ちょっとしたライドに出かけました。

 

ライドコースは、JR野々市駅をスタートし、

「横江 → 美川 → 手取川堤防 → 川北大橋 → 鶴来 → 太平寺」

と走り繋いでJR野々市駅に戻ってくるというもの。

距離にして36kmほどのミニライドです。

気温は20℃以下ですが、快晴に恵まれて気分も上々。

気持ちよく走り出しました。

 

私は気が付きませんでしたが、スタート時、JR野々市駅付近でなべちゃんとすれ違ったようで、

「すれ違いましたよ」…

とのLINEが届きました。

 

あー、ごめんなさい。

私は久々の神様ライドで舞い上がっており、まったく気が付きませんでした…

  

 

快晴で気温もバッチリでしたが、この日は風がやや強く「横江 → 美川」の10kmほどの区間は向かい風状態。

このため、走り出しがちょっと厳しい…という感じです。

 

 

ところで、実走でドグマ F12に乗るのは、本当に久しぶり。

最近は、

・温泉ライドやツール・ド・のと等のライドではウィリエール

・ローラー等のトレーニングではフォーカス

に乗ることが多い傾向でした。

 

「久々にピナレロにライドすると、いったいどんな印象を受けるんだろう?」

その点については、自分としても興味深々でした。

 

 

ということで、久々のピナレロから私はどんな印象を受けたのか…

 

 

走り出しの向かい風区間を走っているときの印象は、初めてピナレロに乗ったときと同じ。

やはり「楽で速い」という印象を受けました(「シェイクダウン」)。

たまに横風を受けるとハンドルが取られたりはしますが、向かい風そのものは、あまり気になりません。

 

 

あー、やっぱり神様のピナレロ

ウィリエールやフォーカスと違って、楽チンで速いよね〜

 

 

そう思いながら、その後の手取川堤防のルートに入ります。

そこは勾配1%〜2%程度の、「気持ち上っている」という区間ですが、そこを走っても「楽で速い」印象はそのまま。

 

「いやー、さす神様ですよね〜」…

そう納得して家に帰りつきました。

 

すでに用意ができていたので、サイクルジャージ/パンツのままお昼を頂きました。

ところが、そのお昼を食べながら、つぎような疑問がムクムクと疑問が沸き上がってきました。

 

でも、本当にピナレロは速いのか?

だって、天狗橋TT区間タイムはフォーカスの方が速かったじゃないか…

(「リバイバル いいじゃないですか!」)

 

うーん、どうなんだろう?

 

そんな疑問を思い付いた…それが吉日。

ご飯を食べ終わったら、妻には、

「また走りに行ってくる」

と告げて、今度はフォーカス イザルコマックスを持ち出し、まったく同じコースを実走してみることにしました。

 

ところが、自然というのは気まぐれで意のままにならぬもの…

食事を終えて準備をして走り出してみると、午前も吹いていた「横江 → 美川」区間の向かい風が、体感的には2倍ほどの強さに増大。

もうこれは、バイクの性能/特性がどうというよりも、

「フォーカスは、前に進まず辛い」

という印象になることが確定です(笑

 

 

向かい風の増大があり、「ピナレロ ドグマ F12」vs「フォーカス イザルコマックス 2018」の印象/結果については、単純に比較はできなくなりました。

しかしせっかく走ってみたので、今回の印象を参考程度に書いておきたいと思います。

 

まず、両バイクのパーツについて述べておきます。

・ピナレロ
 フレーム ドグマ F12
      リムブレーキモデル
 コンポ  シマノ デュラエース 11S
      (50-34 / 11-30)
 ホイール カンパ ボーラ WTO 45
 タイヤ  コンチネンタル GP5000 28c
      (F: 4.5 bar、R: 5.0 bar)

・フォーカス
 フレーム イザルコマックス 2018
      リムブレーキモデル
 コンポ  シマノ アルテグラ 11S
      (50-34 / 11-32 11-30)※
      注)リバイバル時に「11-30」に変更しました
      (「フォーカス リバイバル!」)
 ホイール カンパ ゾンダ
 タイヤ  コンチネンタル GP5000 28c
      (F: 4.5 bar、R: 5.0 bar)

 

タイヤは同じ銘柄/サイズで、空気圧も同じ値でセッティングしています。

それ以外は、上記の通りすべて異なっています。

 

では、まずはそれぞれの概略の印象について。

ピナレロとフォーカスのどちらのバイクも、「本気で踏めば、非常に速い」と感じます。

とくにフォーカスは、天狗橋TT区間で自己ベストタイム&自己最高速を記録している通り、走り出しからの加速という点では、ピナレロを少し上回っている印象です。

これに対しピナレロは、走り出しの加速という点ではフォーカスに譲るものの、ある程度の速度域(たとえば35km/h以上までスピードを上げてから後…という感じでしょうか)を維持して走り続けるときには、フォーカスよりもアドバンテージがあると感じます。

これは、ピナレロのエアロ形状による効果なのかもしれません。

ただ、平坦な直線区間を走っている限り、どちらのバイクも「非常に速い」という印象です。

 

これに対し、少し路面が荒れているような箇所や、カーブが連続する下りのS字コーナーを走っているときなどでは、ピナレロとフォーカスの印象は少し違ってきます。

ピナレロは、フォーカスに比べて路面からの突き上げ(デコボコを拾う感じ)が少なく、フォーカスに比べて「しっとり感」があり、S字コーナーではタイヤのグリップ感も感じることができます。

これに対しフォーカスは、路面のデコボコを細かく拾う印象で、「硬い」フィーリングです。

またコーナーでタイヤのグリップ感は、ピナレロに比べると薄いように感じます。

 

 

ピナレロのフレームは見た目にもゴツくBB周りもガッチリしており、剛性がとても高いような印象があります。

これに対してフォーカスは、シートステーやチェーンステーが細く、BB周りもピナレロと比べると華奢に見えるため、「フォーカスのフレームの方が、しなやかなんじゃないか…」と思ってしまうほど。

しかし実際の乗車フィーリングでは、ピナレロの方が「しっとり/しなやか」な印象で、逆にフォーカスの方が「ゴツゴツ」した印象です。

 

この印象の違いについては、原因がよく分かりません。

もしかすると、履いているホイールの違いによるものかも…と思っています。

 

ピナレロがカーボンホイールのボーラWTOを履いているのに対し、フォーカスはアルミホイールのゾンダです。

ゾンダは、アルミホイールの中では「柔らかい」と言われているそうですが、それでもカーボンホイールに比べれば硬いのだろうな…と思います。

このように、ホイールの違いがフィーリングの違いに影響しているのかもしれません。

 

ホイールの違いがフィーリングに影響しているのであれば、フォーカスにカーボンホイール、たとえばボーラWTOを履かせたらどんなフィーリングになるのか?…という興味が湧きます。

ローラーでは試してみたことがありますが(「フレーム対決 CASE2 フォーカス」)、それでは実走時のフィーリングまでは分かりませんでした。

それを実走で試し、フィーリングをチェックしてみる価値はある…と思いました。

 

 

私自身の主観的な感覚/フィーリングは上記の通りですが、ガーミンのログデータ上はどうなっているのか…

ということで、両者の、心拍/パワーの各ゾーンの時間分布を比較してみます。

 

まずはピナレロ。

 

パワーゾーンでは、ゾーン7やゾーン6があり、まあ、頑張って走っていると思ってください。

心拍ゾーンもゾーン5が68%と、やはり頑張っています。

 

対するフォーカス。

 

パワーゾーンは、ゾーン7がなく、ゾーン1、ゾーン2の比率が高くなっています。

ところが心拍ゾーンは、逆にゾーン5が89%と、フォーカスの方が心拍は高めとなりました。

 

両方のゾーンデータを比較すると、

「フォーカスは、ピナレロより低いパワーで走っていたが、心拍はピナレロより高かった」

ようです。

 

心拍数が体への運動負荷を示す指標と考えると、私が感じている

「ピナレロは、楽で速い」

というフィーリングを肯定するデータである…と言えるかもしれません。

 

ただし先にも述べましたが、フォーカスで走ったときは「向かい風区間」の約10kmがとても辛い状況でした。

このため、そこで心拍が高くなり、以降も心拍が高めになった…という可能性もあります。

 

 

今回の乗り比べでは、ピナレロは、フォーカスに比べて、「楽で速い」と感じました。

ただし、今回は向かい風が影響した可能性があり、かつヒルクライムや下りのコーナー等の区間がありませんでした。

 

以前も似たようなことをやったことがありますが(「ピナレロ vs フォーカス vs チネリ その3(予行演習?)」)、今度は「天狗橋TT」だけではなく、それに続く「先端大ヒルクライム」も入れた「二つの区間」を使って、あらためて両バイクの比較を行ってみたいと思います。

 

 

追伸

過去のデータをチェックしていたところ、ピナレロで記録した「天狗橋TT区間」での最高速がわかりました(「ピナレロ vs フォーカス vs チネリ その2(準備編)」)。

 

パワー  : 731w
ケイデンス: 112rpm
スピード : 52.6km/h

なんと、9月30日に記録したフォーカスでのベストタイムと同じでした。

これはこれで、納得のデータです。 

 

しかし、9月30日のフォーカスでのライドの際は、確かガーミンから「その区間の自己ベスト、最高速を記録した」と言われたよな…

と思って、ストラバではなく、オリジナルのガーミンのデータをチェックしてみました。

すると、そのときフォーカスで記録した最高速は、

パワー  : 106w ※
ケイデンス: 112rpm
スピード : 53.1km/h

であることがわかりました。

 

ストラバにエクスポートしたデータではなく、ガーミンの生データ上では、フォーカスの方がピナレロよりも ”若干” 速かったようです。

 

ただし、その速度差は「0.5km/h」とほんの僅か。

「0.5km/h」の差は全体の「0.9%」…つまり1%未満なので、まあ、「誤差の範囲」と考えて良いと思われます。

しかも、ケイデンスは同じ「112rpm」。

ギア比/タイヤが同じであることを考慮すると、実際には「記録した最高速は ”ほとんど同じ” …と言えるでしょう。

 

注)このとき、パワーメーターの「ルック SRM Exakt」が正しく装着されておらず、出力パワー数がだんだん低くなっていく現象が発生していました(「とんだしっぺ返し…」)。

なので、このとき記録したフォーカスのパワー値の「106w」は、エラーデータです。

ただ、おそらくは、ピナレロのときとほぼ同じパワーだったんだろう…と思います。

 

ということは、今回のデータは、私のエンジン(足)のスペックが

・全力(700wオーバー)で踏んでいるいるときは
・回転数=ペダリングは112rpmが限界(レブリミット)

であることを示しているんですよね。

 

うーん。

レッドゾーン、低いなぁ…

もっと回せるようにならないと、スプリントでは勝てないですよね。

 

 

誤差の範囲とはいえ、ストラバにアップすると、オリジナルのガーミンのデータが少し丸められることもある…

今回はそれを知りました。

とんだしっぺ返し…

今日は、10月2日(月)。

土曜日 9月30日の夜から、日曜日 10月1日の朝にかけて降った雨もあがり、今日 月曜日は快晴です。

気温も、金沢の最高気温が26℃となるようで、「いよいよ秋だな〜」というところです。

 

さて、一昨日の土曜日に、リバイバルしたフォーカスでのライドに出かけました(「リバイバル いいじゃないですか!」)。

フォーカスに乗った感触は非常に良かったのですが、取り付けたペダル型のパワーメーター「ルック SRM Exakt」の軸の角度がズレてきたようで、途中から、表示されるパワーのワット数がどんどん低くなってきていました。

 

工具は持ってきておらず、ライド途中での再調整はできません。

とりあえずそのまま走ったのですが、昨日の日曜日に、ペダルの軸の角度を再調整しました(「Exakt 本当に Exact? 再び…」)。

 

使うのは、ペダルに同梱されていた専用工具のスパナと、今度は角度調整用の治具は使わずに、普通の六角レンチ。

 

この状態で、左手で六角レンチ、右手でスパナを持って、左手の角度がズレないように注意して、思いっきり右手を下に回します。

 

ところが、この専用工具のスパナ。

肉厚が薄くて、ナットにかけても外れるような気がします。

 

だた、ペダルとクランクの隙間が細いため、この専用工具でないと、ナットにかからないんです…

 

私が持っている普通のスパナは、こんな感じの肉厚。

 

この肉厚だと隙間に入らないので、ナットが回せない…

 

もうちょっとなんだけどなぁ…

 

 

ちょっと不安を感じながらも、右手に持っている専用工具の薄いスパナを思いっきり下に回してみると…

 

やっぱり「ズルッ!」とスパナが外れてしまいました。

しかもその弾みで、六角レンチを持っている左手が上にいき、チェーンリングの歯車の部分に親指が「グサッ」…

 

「Exakt からの逆襲」で流血の事態となりました。

とんだしっぺ返しにあいましたが、その犠牲を払ったおかげでペダルはしっかり固定できました。

 

ということで、パワーメーターが動作し、サイコンにも正しくワット数が表示されるかどうかを試すことにしました。

ミニベロ用としていた Edge130plus をフォーカス用に転用することとして、とりあえずセンサーを再登録。

その状態で、すぐにローラーで走ってみました。

 

おー、ちゃんとパワーが計測され、正しいワット数が表示されているようです。

これで、やっとひと段落できるかな…

 

と思っていたのですが、表示されるスピードやけに少ない感じがします。

なんでだろう?

 

 

あっ、そうか

Edge130plusは、さっきまでミニベロ用だった…

 

タイヤの外周がミニベロでの設定になっていたので、回転数に基づいて計算されるスピードと距離が小さくなっているだけでした。

 

もうひと手間が必要でした…

ここでも、とんだしっぺ返しを喰らってしまいました。

 

 

ただガーミンEdgeでは、この設定変更は、(実走すれば)GPS計測の結果からタイヤ外周を自動補正させることができるはず。

Edge130plusの設定変更は、もう面倒臭くてやる気なし。

なので、タイヤ外周の設定変更はガーミンの自動補正に任せることにします。

 

自動補正なら、しっぺ返しもないでしょうしね…

Exakt 本当に Exact? 再び…

今日は、9月29日(金)。

お天気は快晴で、気温もお昼には30℃近くまで上昇しているようで、暑さがぶり返しています。

暑い中ではありますが、お昼休みの時間を利用して、明日のライドに使用するフォーカスのパワーメーターの設定を行なってみました。

 

フォーカスに取り付けたパワーメーターは、現時点で取り付け先が無くなっていた、ペダル型の「ルック SRM Exakt」(「早朝走行会」)です。

 

「ルック SRM Exakt」は、当初ウィリエールに付けていました。

しかしこのペダル型パワーメーターは、取り付け時点の注意事項(ペダル軸の取り付け角度の設定)がシビアで、少しでも角度がずれてしまうと、表示されるパワーがゼロになってしまいます。

このため、パワーとして表示される値がおかしくなる都度、取り付け角度をチェックする作業を繰り返す必要がありました。

それが面倒になってしまい、使用頻度の高いウィリエールには、同じペダル型ですが取り扱いが神経質ではない「ファベーロ・アシオマ」を付けることにしました。

ただし「ファベーロ・アシオマ」にも欠点があって、クリートを外しにくく、注意しないと立ちゴケをするリスクがあります(「クリートの違い」)。

これは、クリートを外す際には、つま先側に足を押し付けながら外すことで、何とか対処しています。

 

帯に短し襷に長し…

世の中、なかなかうまく行きませんね。

 

 

さて。

「パワーメーターを取り付けて、ガーミンにセンサーを認識させないと」…

ということで、まずはボツにしていた「ガーミン Edge520」を取り出し、それに諸々のセンサーを認識させます。

そして、パワーメーターのペダルを取り付けてそれをEdge520に認識させる…までは順調に進みました。

 

ところが、ウィリエールで経験したケースと同様、パワー値が「ゼロ」と表示され、まったくパワーが計測できません。

 

えーっ、ちゃんと治具を使って正しい角度で取り付けたんだけどなぁ…

色々試してみても、パワー値が計測されない現象は変わらず。

 

 

うーん、今回は、原因がまったく分からない。

もしかして、内部のセンサーが壊れたか?…

 

そう思いながら、治具の「六角レンチ」部分の受けの箇所をチェックしていると、何やら意味ありげな青色のマークを発見。

 

六角レンチを受ける「六角形の穴」には6つの頂点がありますが、なぜかそのうちの1つの頂点にだけ青いマークがついています。

 

もしかして、マークの付いている頂点と、その対角にある頂点を結ぶ線を、クランクの軸に合わせて取り付けないといけないのか?…

 

パワーメーターの取り扱い説明書には、とくにそんな記載はありません。

「治具を六角形の穴に差し込み、取っ手をクランク軸に合わせる」…

そう書かれているのみです。

つまり、治具をクランクの軸に合わせても、60°、あるいは120°(240°、そして300°もありますけど…)ずれることもあり得ます。

  

しかし、「モノは試し」と言いますよね…

 

 

半信半疑でしたが、写真のように、マークのある頂点をクランクの軸に合わせてみました。

するとなんと、しっかりパワー値が表示されるじゃないですか!

 

 

Exakt は、本当に Exact ?

その結論は…

 

確かに Exact でした。

しかし、取り扱い説明書での記載内容が不足しています。

以前、ウィリエールでパワー値が表示されたのは、おそらく、たまたまマークのある頂点がクランクの軸に合ったから(1/3の確率で、上手く角度が調整できます、きっと…)。

 

今後は治具の角度ではなく、マークの位置をチェックして取り付けることにします。

 

 

とにかく、フォーカスの設定/調整は、ガーミンを含めてすべて完了。

よし、これで明日は大丈夫!

 

そう思って、Edge520の電源を切ろうとしてボタンを押し込んだら…

なんと、「グニャッ」という手応えと共に、電源ボタンの箇所のゴムが破れてしまいました。

 

あーっ…

 

フォーカスと同様、Edge520も再使用しようと思いましたが、寿命のようです。

明日のライドで、本当にお役御免とします。

フォーカス リバイバル!

今日は、9月28日(木)。

天気は雨となりました。

明日は晴れ間が出るようですが、この週末、土曜日、日曜日はどうなるか…

 

午前中、外出したついでにスポーツサイクル・イシノさんに行ってみると、偶然にもアイランドさんが来店中。

アイランドさん、果たして何をしにイシノさんにやってきたのかな?

その目的は…

 

今週の土曜日 30日は、チームじゅげむのライドが予定されています。

そのコースは以下の通りで、ルートには国道157号線のトンネル区間を含んでいます。

 

これまでは、比較的短い距離やフラットコースが中心のライドに参加してきたアイランドさん。

今回は、いよいよロングライド、山岳コースに挑戦。

そのルート上には、長めのトンネルもそこかしこに存在します。

ということで、ヘッドライト/テールライトを買い求めにやって来た…ということでした。

 

ライドルートですが、JR野々市駅をスタートして、まず道の駅 瀬女に向かいます。

瀬女からは白峰を経て谷峠を越え、福井県の勝山に向かいます。

勝山から先は、は坂井市を抜けて吉崎に行き、大聖寺、片山津を経由して野々市駅に戻ります。

走行距離は164.3km、獲得標高は1,000mオーバー。

まあまあです。

 

さて、そのアイランドさん。

イシノさんに来たのは、ヘッドライト/テールライトの購入だがけが目的ではありませんでした。

それは何だったのか…

 

アイランドさんは、ビンディングペダルとシューズも買い求めていました。

 

アイランドさんは、これまでチームじゅげむでのライドにはフラットペダルで参加していました。

ただ、ロードバイクに乗る随分前から、早朝のランニングで体を鍛えていたとのこと。

そのおかげなのでしょう、フラットペダルではありますが、ヒルクライムを含むチームライドにも余裕で参加の体力をお持ちです。

とはいえ、「長い距離/上り坂をより楽に走るのであれば、ビンディングペダルがいいですよ」と勧められることもしばしば。

それに加えて、アイランドさんは11月のスズカ8時間エンデューロにエントリーしています(「エンデューロ エントリー完了!」)。

アイランドさん自身も、「レースに参加する前にビンディングに替えておきたいと思った」とのことで、本日の購入となったそうです。

 

アイランドさんは、自分のバイク(チネリ・ヴィゴレッリロード)を持ってイシノさんに来ていたので、購入したペダルをすぐにつけてもらい、シューズにもクリートを付けてもらいました。

イシノさんからビンディングのはめ方/外し方を教わり、そのままお店の中で試してみるアイランドさん。

家に帰ったら晴れ間を見てバイクに乗り、ビンディングをはめる動作/外す動作を練習してみるとのことでした。

 

 

アイランドさん、30日のビンディングデビュー、楽しみにしています。

→30日、微妙な予報ですが、晴れてほしいです…

 

 

 

ところで、私がイシノさんに行った用事は何だったのか?

 

実は、長女に譲ったフォーカスなのですが(「フォーカス セッティング変更」)、長女から「もう乗らない」との報告がありました。

 

3月には大学院を卒業し社会人となる予定の長女。

彼女は石川県を出て県外の企業に就職するようで、4月からは一人暮らしを始めることになります。

 

「フォーカス、持っていく?」

と聞いたところ、

「持っていかないし、もう乗らない」

との答えが帰ってきました。

 

「ふーん、そうなんだ」…

共通の趣味が無くなるような気がして、ちょっと寂しい気分。

 

妻にそのことを伝え、今度は妻に

「フォーカス、乗ってみる?」

と聞いてみました。

しかし、私の質問が終わらないうちに、やや食い気味で

「乗らない」

との回答。

 

ということで、フォーカスは、再び私が乗ることになりました。

「長女用に変更したセッティングを元に戻してもらうことにしよう」…

その目的で、フォーカスをイシノさんを持ち込んだのでした。

 

元に戻した(変更した)箇所は以下の通りです。

・ステムを50mmから100mmにする
・ハンドルを10mm低くする
・レバーのブラケットを下げる
・短くしていたレバーのリーチを広げる
・サドルの高さを上げる
・サドルの位置を後に移動する
・ペダルをSPD-SLに変更する

これで、私のセッティングに戻りました。

 

上記とは別に、カセットスプロケットも変更しました。

変更前は「11-32T」を付けていましたが、これは伊吹山ヒルクライムでの惨敗を経験し、その時点で「11-28T」から「11-32T」に替えたものです。

 

ただ、ローの「32T」 は、レースを前提にすると「ちょっとやり過ぎた」…とも思っていました。

なので、それ以降に導入したスプロケットでは「11-30T」を選択しています。

(ウィリエールに付けているカンパ・ポテンザには「11-30T」が無かったので、「11-29T」を選択しました)

 

今回は、

「フォーカスでのライドは、トレーニングと考えよう」

との思いから、乙女ギアの「11-32T」を外し、購入当初付けていた「11-28T」に戻す方針でした。

しかし少し前の夕食の際、なんと長男(高校1年)から、

「ちょっとなら、ロードバイクに乗ってみてもいい」…

との発言が出ました。

 

そうか!

だとすると、「11-28T」では坂道が辛いかもね!

…と一人盛り上がってしまった私は、「11-28T」に戻すのではなく「11-30T」の導入を決断。

 

ちなみに上の写真では、すでに「11-30T」を装着しています。

 

 

ガーミン・コネクトに登録している「ギア」からは、すでに「除外」していたフォーカス。

それを「除外解除」して、再び私が乗ることになりました。

 

今週土曜日 30日のライドは、セッティングを元に戻し、”リバイバル” したフォーカスで出かけることにします。

フォーカスに乗るのは久々ですが、果たしてどんなフィーリングを受けるんでしょうか?

 

うーん、30日が楽しみです!

 

 

そして、余った乙女ギアの「11-32T」。

これをどう使うか…

 

そうだ、 ツイテル ツイテルさん。

カレラ・ニトロの「11-28T」では、ヒルクライムは辛いですよね(「じゅげむ de ライド(オヨヨ)」)。

激坂も楽々上れる乙女ギア「11-32T」のスプロケット、要らないですか?

 

 

追伸

浜松のtakaさん他、皆さんへ。

 

フォーカス・イザルコマックスが、再び私の手元に戻りました。

ホイールもゾンダです。

浜松遠征等で一緒に走る機会があるときなど、またtakaさんとお揃いのバイクで走ることができるようになりました(「遠征ロングライドからの帰還」)。

 

逆に、皆さんが金沢に遠征いただく機会などがあったら楽しいんじゃないかな…とも思います。

輪行で金沢まで来るようなことがあればお迎えにあがりますし、その際は、我が家に宿泊していただければ結構です。

 

ぜひご検討ください!