悪の巣窟・探訪

今日 11月3日(水)は文化の日。

せっかくの祝日ですが、今週一週間、ライド/トレーニングは一切お休みと決めています。

なので、お昼ご飯を食べてから、妻と一緒にミニドライブに行ってきました。

行き先は、この前、なべちゃん・むぎーさんと走った大日川ダム方面…からの小松方面を計画。

 

自宅を出発し、近くにきたついで…と言ってはなんですが、まずは白山比咩神社に寄ってお参りをします。

お参りを済ませたら、鳥越の別宮北交差点を過ぎ、いよいよ県道44号線(小松鳥越鶴来線)に進んで、ずんずん奥を目指します。

最初は二車線のキレイな道ですが、進むにつれて道が細くなっていき、センターラインが無くなります。

いよいよ「林道」の様子になってきました。

 

無言になっていく妻。

その妻が、私に話しかけます。

 

妻:
「こんな所には住めないよね」

私:心の声
(いやいや、道沿いに走っていると所々に集落があって、そこには人も住んでますよ…)

妻:
「あっ、家がある。住んでるのかな?」

私:
「もちろん住んでるよ。リタイアしたら、この辺りの家を買って住んでみる? きっと、安いし、健康的な生活ができるよ」

妻:
「ぜったい無理。夏は虫がいっぱい居るし、冬は寒い。買い物に行くにも、遠くて行けない」

私:
「…」

 

大日川ダムに着いてみると、ロードバイクで来たときよりも、少し紅葉が進んでいるようです。

車から降りない妻を誘って澄んだ空気を吸い、きれいな紅葉を眺めて気分もリフレッシュします。

「さて、もうちょっと奥に行くか」と思ったら…

 

妻:
「もう山はいい。下に戻りたい」

私:
「うーん、この先にスキー場の跡地(スポーツランド)があるよ」

妻:
「ううん、見なくていい。帰ろう」

私:
「…、あーそう、分かったよ」

 

虫が嫌いでキャンプができない妻にとって、山は、嫌いなものが隠れている「悪の巣窟」のように感じられるんですね、きっと。

 

山を降りていくと、また道が広くなってきます。

そうなると、やっと「悪の巣窟」の重圧から解放されたのか、普段の会話ができるようになりました…

 

私は、子供たちがそれぞれ独立して暮らすようになったら、山の中…とは言いませんが、ヒルクライム・コースやスキー場が近い、山のふもとに移り住みたいなぁ…と思っています。

しかし、それを実際に行うのは、ちょっと難しいようです。

 

本当に移り住む話を進めようとすると、「一人で行ってください…」と言われるのがオチですね、きっと。

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