遠征ライドの楽しさ…その2

今日は、6月11日(火)。

昨日 10日(月)は、足に張りがあったので回復走として軽めのローラーのみを行いました。

 

150wオーバーを目処に20分、前後のウォームアップ/クールダウンを含めて40分の軽めのローラーとなっています。

 

私はあまり「回復走」というものを行なってきませんでした。

ロングライドや高負荷のトレーニング後などには、さすがに筋肉に張りを感じるときもあります。

しかし、だいたいそのようなときは張りと同時に古傷の膝(ひざ)/脹脛(ふくらはぎ)/足首などにも痛みが出ていることがほとんど。

このため回復走ではなく、「完全休養」としてしまうことが多いです。

今回は脹脛に張っている感じがありましたがどこにも痛みはなく、ちょっと右足首に違和感がある程度。

なので回復走として軽め/短めのローラーを行ってみました。

 

一晩経っての脹脛の状態ですが、気持ち「張りは和らいだかな」という感じです。

ただそれも、自然に回復したのか、それとも回復走の効果があったか、そこはちょっと分からないですね…

 

 

今日からは通常のトレーニングに戻したいところですが、今日の夕方からは打ち合わせが入っており、トレーニングの時間が取れない状況。

「どうしようかな」…

と絶賛思案中です。

 

 

さて、チームじゅげむでの「しまなみ街道」ライドについてです。

本日の投稿では、遠征2日目となる8日(土)の「しまなみ街道」ライドがどんな様子だったのかをお伝えします。

 

8日(土)の朝8時にホテルをチェックアウト。

kenshinさん、アイランドさん、そして私はロードバイクに乗って、ホテル前の港に向かいます。

best岡田さんにはレジアスエースを運転していただき、この日はサポートカーとして活動していただきます。

 

なお、ライドの先頭を走る私、最後尾を走るkenshinさん、そしてサポートカーのbest岡田さんの3人は、簡易業務無線(登録局)のトランシーバーを携行。

何かあったときには、それぞれが走りながら、すぐに連絡を取りあえるようにしています。

(もちろんすべて北陸総合通信局に登録し、かつ電波利用料を払っている「正規局」です)

 

全員がスマホを持ってきているので、止まった状態であればお互いに連絡を取り合うことはできます。

しかし、ロードバイクや車で走りながら/運転しながら、そのときどきに発生する状況に合わせてリアルタイムに連絡を取り合うには、(かつてオートバイでのツーリングの際にアマチュア無線を使っていた私としては…)やはり無線機がベストだと思います。

今回も、ロードバイクで走りながらという状況で、

・チェーン落ちでの一時ストップ
・ロードバイク側/サポートカー側での相互状況確認
・ロードバイク/サポートカーとの合流地点変更

など、トラブルを含めた種々の状況で役に立ってくれました。

 

 

ロードバイクチームは、まずは尾道港から渡しの船に乗り、向島(むかいしま)に向かいます。

サポートカーは、最初の待ち合わせ場所である因島(いんのしま)の「大山神社」に向かいます。

 

私たちのロードバイクチームも向島はトラブルなく走り過ぎ、「因島大橋」通って因島に渡りました。

 

ここまでは順調に走ってきたのですが、島と島を繋いでいる高速道路…その側道である「自転車/歩行者、および原付用」道路に向かっている最中のこと。

高速の側道に接続している「つづら折れの道」を走っていると、ガーミンのナビが無茶苦茶な状況となってしまう現象が発生。

 

kenshinさんも私も携行しているガーミンには今回のコースを登録し、ライド時のナビとして使えるようにしていました。

この際、kenshinさんはkit1002さんが作ってくれた6ルートをガーミンに登録。

私は、それらを1本に繋いだものを登録。

kenshinさんも私も、各島を走るルートのナビゲーションとして、ガーミンのナビ機能を使うつもりでした。

 

ところが上記の高速道路の橋に向かう「つづら折れ」を走っていると、ガーミンから

・「コースから外れている」とのメッセージが表示される
・あるいは、「まったく異なるルートが画面表示される」状況となり、
・そうなるとガーミンのナビ画面に地図が表示されるだけで、
・進むべき方向がまったく表示されなくなる…

という症状に陥りました。

最後には「ナビとしてはまったく使えなくなってしまう」んですよね…

 

しかも悪いことに、コースオフした後、ガーミンが

「あっ、元々登録されているルートに近づいた!」

と判断すると、元々のコースに早く戻すためなんでしょうね、ガーミンは自分が「ロードバイクでのナビ」であることを忘れてしまうようで、進路に高速道路を提示してくる始末。

kenshinさんも私も、

「いやー、これは無い」…

そう感じてしまいました。

ガーミンさん、もっと精度の高いナビ機能としてください、お願いします…

 

 

ナビは無茶苦茶になってしまいましたが、事前にGoogleマップにも登録してあったマイマップを見ながら大山神社に到着。

 

大山神社は、「しまなみ街道 自転車神社」として知られているところ。

ロードバイクのまま境内まで来ることができるようになっていますが、境内の直前には勾配14%の激坂が待っているとのこと。

その坂に恐れをなした私たちは、クリートを削り50数段の階段を登って境内に来ました…

 

 

大山神社への参拝を済ませたら、つぎは生口島(いくちじま)に渡るために「生口橋」に向かいます。

「生口橋」では、またまたナビが無茶苦茶になり、そのせいで橋を降りて進む方角を間違えてしまい、右回りで島を走る予定を左回りで走ってしまいました。

それでもなんとか「多々羅大橋」にたどり着き、「大三島(おおみしま)」に到着。

best岡田さんとは、「道の駅 多々羅しまなみ公園」で待ち合わせて、休憩をすることにしました。

 

ここは「サイクリストの聖地」と呼ばれているらしく、kenshinさんのルック、アイランドさんのチネリ、私のピナレロを並べ、多々羅大橋をバックに記念撮影をしてみました。

 

この道の駅での休憩で、私は無性に「赤コーラ」が飲みたくなってしまい、自販機でペットボトルの赤コーラを購入。

なぜか分かりませんが、この「赤コーラ」。

ライドで汗を書いたときなどに、無性に飲みたくなるときがあります。

去年の「ツール・ド・のと」のときも、補給ポイントで提供いただいた「赤コーラ」が死ぬほど美味かったことを覚えています…

 

 

道の駅で少し長めの休憩を取り、kenshinさん、アイランドさん、私の3人は元気に再出発。

つぎは、「大三島橋」を渡って「伯方島(はかたじま)」に渡り、さらに「伯方・大島大橋」を渡って、いよいよ「しまなみ街道」の最後の島、「大島(おおしま)」に行きます。

大島では、当初「よしうみバラ公園」でbest岡田さんと合流し、そこで休憩するつもりでした。

しかし、走ってきた国道沿いにあった「バラ公園」の入り口を示す看板を見ると、

・「バラ公園」は、国道を右折して1kmほど離れた ”丘の上” にある

ことが判明。

 

ここまでの走りで疲れが溜まってきて、やや遅れ気味になっているアイランドさん。

そのアイランドを見ると、

「無駄な上りのコースは、極力回避したい」…

ということで、休憩場所をバラ公園ではなく、そこから4kmほど先にある国道沿いの「道の駅 よしうみいきいき館」にした方が良いと判断。

すでに「バラ公園」に到着していたbest岡田さんに、無線で

・休憩場所を国道沿いの「道の駅 よしうみいきいき館」に変更する

ことを連絡。

ロードバイクチームは国道沿いの「バラ公園」看板を直進して、そのまま道の駅に向けて走り出しました。

best岡田さんは、「バラ公園」を出発し、私たちを追い越して「道の駅」に向かいます。

 

道の駅の手前には、勾配4%程度のやや長めの上り坂がありました。

この道を走ったアイランドさん。

このタイミングでどうやら腰の疲労が最高潮に達したようで、さらに遅れていきます。

ただ、この先の道は休憩場所まで一本道…

ということで、私とkenshinさんは先行して坂を登って行きます。

 

坂を上り終えて、今度は一気に坂を降れば、そこには道の駅。

道の駅の入り口で待っていると、

「あー、腰にきました…」

と言いながら、それでも笑顔でアイランドさんが到着。

best岡田さんとも無事合流し、ここで昼食となりました。

 

best岡田さん、kenshinさん、私の3人は「鶏天丼定食」。

ここでもアイランドさんのみ異なるメニューで、ちょっとお高い「天ざるそば定食」(やはり写真はないです…)。

 

お刺身定食など、他にも美味しそうな海の幸のメニューは多かったです。

しかし私たち全員が、昨日の夜の「ゲリピー」の繰り返しが怖くて、生ものを避けたメニューをチョイス。

「とりあえず、火が通っていれば大丈夫だろう」…

と考えて選んでいます。

 

この道の駅は、外に張られていたテントの下で、七輪を使って自分で焼きながら食べるバーベキューが売りのようです。

海沿いに立ち並べたテントの中は、ビールを飲みながらバーベキューで海の幸を焼いている多くの方々がいました。

道の駅の駐車場には大型観光バスも停まっており、しまなみ街道を巡る観光客の方々も大勢おられた様子。

「あー、いいなー」…

お腹が痛いのを忘れて、そう思ってしまいました。

 

 

お腹を満たしてエネルギーを補給し、さあ再スタートです。

「おっと、その前に、Goproのバッテリーとメモリーを交換しておこう」

と思ったのですが…

 

Goproの録画停止/電源オフを忘れていたことが発覚。

食事中はずっと、ピナレロはサイクルスタンドに掛かったままで、その間ずっとGoproは録画を継続。

しかもこの日は、

「もう夏が来たのか?」

と思うほどの日差し。

「ちょっとヤバいかな」…

という心配の通り、Goproは自分の発熱も加わって、火傷するかと思うほど熱を持っていました。

「アッチーな、もう」

と言いながら、とりあえずバッテリーを交換しようと、バッテリーを引っ張り出す帯を指で摘んで引っ張った瞬間。

「まあ、なんと言うことでしょう」

バッテリーのケースが ”バキッ” という音と共に、壊れて取れてしまいました。

 

「えっ!」

 

どうやら炎天下の暑さとGoproの発熱が合わさったことでリチウムイオンバッテリー破壊され、ボディーが思いっきり膨れてしまった模様。

指や爪の先で、なんとかバッテリーを取り出そうとしますが、どう頑張ってもバッテリーはビクともせず、取り出せませんでした。

家に帰ってから、ラジオペンチ等を使って取り出したバッテリーがこれ。

 

見事に、パックリいってますね。

これだけ膨らんで変形してしまったリチウムイオンバッテリー。

怖くて、もう使う気にはなりません…

 

私が現在使用しているGoproは、HERO7 Black。

現時点での最新モデルは、HERO12 Blackで、5モデルの違いがあります。

うーん、買い替え時…なんですかね。

 

 

バッテリーが壊れたこの時点で、Goproによる動画の撮影は断念。

そうなれば、あとは走るだけ。

道の駅を再スタートして、「来島海峡大橋」を渡り、ようやく四国に足を踏み入れます。

そして、best岡田さんとの合流地点、「今治港」に向かいます。

 

今治港には、すでにbest岡田さんが待ってくれていました。

色々ありましたが無事に走り切ることができ、達成感がハンパありませんでした。

 

今回の「しまなみ街道」ライドは、

走行距離   89.1km
獲得標高   560m
移動時間   3:46:49
平均パワー  114w
平均速度   23.6km/h
消費カロリー 1,827kcal

でした。

 

データ的には大したことはありませんが、初めての道/景色の中を走るのは、いつものライドとはまったく異なる楽しさがあります。

そんな楽しさを求めて、またチームじゅげむでの遠征ライドを企画していきたいと思います。

 

 

追伸

ゴール後のホテル&夕食、および3日目復路の顛末については、このつぎで報告します。

もう少々お待ちください。

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