今日は、5月23日(木)。
先日、友人の自転車をプジョーのマウンテンバイクから、ビアンキのクロスバイクにスイッチしたことをブログに投稿しました(「復活の日々・リボーン…」)。
ところが、当の友人は現在出張中とのことで、すぐにはスポーツサイクル・イシノさんには行けない状況。
それならば…ということで、作業にかかった費用&パーツ代を私が立て替えてお支払いをしたうえで、スポーツサイクル・イシノさんビアンキを受け取り、私の納屋に保管しておくことにしました。
ところが納屋には、シティーサイクル(いわゆるママチャリ)を含めてすでに5台の自転車を保管しているので、そこにビアンキを追加すると…
「駅の駐輪場みたい」という状態になってしまいました。
ここに私のロードバイクを並べると、
「駐輪場だってこれほどグチャグチャじゃない」…
ということになりそうです。
この状況に、とうとう長男が文句を言い出しました。
長男:
薄緑(チェレステカラーのこと)の自転車、誰の?
俺の自転車(ジャイアント タロン3)を出し入れするとき、すごく邪魔になるだけど…
私:
あー、ごめん。
お父さんの友達の自転車を、ちょっと預かってる。
週末には取りに来てもらうから。
長男:
ふーん…
そんな会話のあとに長男からビアンキについて、
「カッコいいね」
というコメントが出てきました。
それに対して私はこんな風に答え、そのあとも会話が続きましたました。
私:
そう、カッコいいだろ?
これ、ビアンキっていうメーカーの自転車なんだ。
ところで、この自転車は何年前のものだと思う?
長男:
うーん、5年くらい?
私:
ブー。
実は20年以上前のものなんだ。
それでも、キチンとメンテナンスすればこれだけ綺麗な状態で乗れるんだ。
長男:
へー。
私:
お前のジャイアントのマウンテンバイクは7年ほど前のもの。
ビアンキに比べれば、まだまだ新しい。
お前の自転車も、まだまだ乗れるよ。
そんな会話が終わったあと、長男が急に、
「サドルの高さを高くしてみたい」
と言い出しました。
高校生になってから長男は急激に身長が伸びたようで、彼がマウンテンバイクに乗っている姿を見て、
「非常に窮屈そうにしているなぁ」
…と、私は見ていました。
このため以前から、私は長男に
「サドルをもっと高くした方が足が疲れない」
とアドバイスを伝えていました。
しかし彼は、そのアドバイスにはまったく耳を貸しませんでした。
しかし昨日の私との会話の中で、話題がビアンキから長男のジャイアントに移ったことで、”サドルの高さ” のアドバイスを思い出したようです。
すぐに納屋に行ってジャイアントを引っ張り出し、サドルを ”いい感じ” の高さまで上げてから、長男に乗ってもらいます。
「おー、乗りやすい!」
「だろ〜」
これは絶好のチャンス…
と見た私は、すかさずこんな提案をします。
「ちょっと、フォーカスに乗ってみるか?」
「ジャイアントのマウンテンバイクより、もっと速くて『スーッ』…て走ってくれるよ」
「いや、乗らない」
…そんな反応が返ってくるかと思っていたら、なんと素直に
「じゃあ、乗ってみる」
とのこと。
すぐに納屋に入り、フォーカスのスタンドを外して長男に渡します。
実は以前、フォーカスのセッティングを長女仕様から私仕様に戻した際に(「フォーカス リバイバル!」)、長男には、ちょっとだけフォーカスに乗せてみたことがあります。
しかしそのときは、長男が ”サドルの高さがめっちゃ高い” と感じたことから、
「ロードバイクは怖い」
という印象を持ってしまったようです。
しかし今回は、その直前に(自分が乗る自転車の)サドルをかなり高くしており、かつそれに好印象を受けてからのフォーカス試乗です。
きっといい印象に変わるに違いない…そう思っての試乗の提案でした。
フォーカスに乗って、納屋の前の道を行ったり来たり。
変速の操作も何度かやってみて、長男が帰ってきました。
そのときの長男のコメントがこれ。
「速いねー、これ!」
でしょ…
この先、長男のロードバイクに対する興味の行方がどうなるか、それは分かりません。
分かりませんが、ちょっとした機会を逃さず、お父さんは誘い続けてみたいと思います。