キャリア・アップ大作戦…

今日は、4月22日(月)。

先日の投稿でお伝えした通り、6台のロードバイクを一度にトランポができるように購入/導入したサイクルキャリア(「しまなみ街道 再び…」)。

しかし、実際にキャンピングカーに装着しようとすると、

・ヒッチメンバーの穴位置/サイズが合わずボルトで固定できない
・ロードバイクのハンドルが干渉し6台搭載できない

…という「罠」が仕掛けられていました(「サイクルキャリアの罠…」)。

 

このうち、「固定できない罠」については、ヒッチメンバーに新たな穴を開けることで解決できました。

残るは「干渉する罠」。

その解決方法を、ちょっと考えてみました。

 

まず、現状のサイクルキャリアの仕様を確認してみます。

このサイクルキャリアは全体の幅を抑えるために、ハンドルを切った状態で(ハンドルをまっすぐにした状態よりも少し詰めて…)搭載する仕様となっています。

また、自転車のハンドル部分を固定する部品は、センター to センターで300mm間隔で、上ポールにボルトで固定しています。

 

この「ハンドルを切った状態で搭載する」仕様は、ハンドルの形状が「バーハンドル」のMTBやクロスバイクであれば、ハンドルやフレームが隣の自転車や固定部品に干渉することなく、カタログスペック通り6台が搭載できます。

しかし、ハンドルの形状が「ドロップハンドル」のロードバイクでは、ハンドルを切ってしまうと、ハンドル幅よりもさらに外側に、左側のSTIレバーブラケットがはみ出してしまい、これが右隣の固定部品に干渉します。

この干渉により、右側の搭載用部品が使えない…つまり右側にロードバイクが搭載できなくなります。

 

上の写真はフォーカスを搭載した際の実際の状況です。

見事、STIレバーのブラケットが、右側の搭載用部品に干渉しています…

 

もしフォーカスを、隣の搭載用部品に干渉させないようにするとしたら、部品の固定間隔はどれだけ必要になるのか…

それを測定してみました。

 

フォーカスのハンドルを搭載時と同様に左に切った状態で、フレームのセンターから左側のブラケットの端までを測ってみると360mm。

つまり、隣の自転車のフレームのセンターまでの距離として、搭載用部品の固定間隔300mmに対して60mm不足している状況です。

ということは、二つ目の罠「隣のロードバイクと干渉する」ことを解決するには、そうです、部品の間隔を「60mm」広くすればいいことになります。

 

 

現状の部品固定間隔は300mm。

これを60mm広げて360mmとすれば、フォーカスでもギリギリ干渉せずに搭載できます。

ギリギリでは心配なので左右20mmずつ、都合40mmの余裕をみます。

ということで、部品の固定間隔を400mmにすれば、「二つ目の罠」の問題は解決できそうです。

ただしその場合、今度は、車の幅からポールや自転車が「はみ出してしまう」ことが心配になってきます。

 

ちなみに、現在のポールの長さ(キャリア全体の幅)は1800mm。

標準的な乗用車の幅に、概ね収まっています。

これを「300mm → 400mm」に間隔を広げると、必要となるポールの長さは「1800mm → 2300mm」となります。

ポールの長さを「2300mm」にすると、乗用車(たとえばレジアスエース)にそのサイクルキャリアを付けると、道路交通法上の荷物を乗せたときの幅の制限に引っかかってしまいます。

しかし、今回使うことにしている「キャンピングカー」であれば、イケそうです。

 

2022年以前の道路交通法では、車の幅を超えて荷物を積載することはできませんでした。

しかし2022年に行われた改正で、「車の幅の1.2倍まで=片側で車の幅の 0.1 ずつ、都合 0.2」であれば、車からはみ出して良いことになりました。

キャンピングカー(リエッセ)の車の幅は、確か2080mm。

なので、ロードバイクを搭載した状態で2496mm ≒ 2500mmに収まっていれば、道路交通法に適合していることになります。

 

よし、これですね…

 

 

サイクルキャリアの「干渉する罠」を解決し、ドロップハンドルのロードバイクでも6台を搭載できるようにするための「グレードアップ方法」については方針が見えました。

しかし、上記「キャリアアップ」の解決方針に基づいた、新たなポール(上側&下側)をどのようにして作るか…

それが問題です。

 

上ポールには、「サイクルキャリアのベースに取り付けるためのブラケット」を溶接する必要があります。

しかもポールやブラケットに、正確な位置/大きさで「取り付け用のボルトを通す穴」を開けなければいけません。

正確な位置/大きさの「穴開け」は、手持ちの電動ドリルでなんとかするにしても、「ブラケットの溶接」は、素人の私にはさすがにちょっと手が出ません。

 

うーん、どうしますかね…

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