今日は11月1日(水)。
10月が終わり、いよいよ11月に突入。
ということは、2023年も残すところ2ヶ月。
昨日の投稿にも書きましたが、この冬は「基礎力を固める」ことに重点を置き、LSDを中心としたローラーでのトレーニングを中心に行うつもりです(「L.S.D.の効果…」)。
そのローラーですが、いっときはピナレロばかりでローラーを行っていましたが、フォーカスがリバイバルしてからは(「フォーカス リバイバル!」)、もっぱらフォーカスでのローラーとなっています。
ピナレロとフォーカスのフィーリングの違いについては、以前の投稿でも少し触れました(「ピナレロ vs フォーカス…」)。
そのときの私の印象としては、
・どちらも「とても速いバイク」だが、
・走り出し/踏み出しは、フォーカスの方が速く(ペダルが軽く)感じるものの、
・一定のスピードで走り続けるときは、ピナレロが「楽で速い」
→空力的にはピナレロが優れているのだろう…
というものでした。
ただ、この中で、2番目に書いた「走り出し/踏み出しは、フォーカスの方が速く(ペダルが軽く)感じる」という点については、自分で感じている印象ではありますが、どうにも理解/納得ができません。
ところが、パワーメーターのバッテリー切れで、急遽フォーカスからピナレロにスイッチしてローラーを行ったことがありましたが、その際にも上記の感覚と同じ印象(フォーカスの方がペダルが軽い…)を受けました(「スイッチ その顛末」)。
うーん…
私の感じている印象は正しいのだろうか?
そこで、それを確かめるべく、昨日 11月31日(火)、時間が押して十分な時間は取れませんでしたが、フォーカスとの比較データ採取を目的として、あらためてピナレロでのローラーLSDを40分ほど行ってみました。
ピナレロでローラーを行ってみると、やはりピナレロの方が少しペダリングが重い(フォーカスの方がペダリングが軽い)という印象を受けます。
心拍/パワーの各ゾーンの時間分布は以下の通りであり、やはりフォーカスでのLSDのときに比べると、ゾーン2の比率が少なく、逆にゾーン3比率が高い傾向となっています。
ただしこの数値は、前後のウォームアップ/クールダウン(合計20分)のデータも含めた値であり、LSDそのものの数値を正しく表しているかどうかが怪しい…とも考えられます。
そこで、LSD部分のみをズームしたデータも確認してみました。
まずは、フォーカス。
平均ケイデンスが、62rpm。
平均パワーは、139w。
もう一方のピナレロ。
平均ケイデンスが、64rpm。
そして、平均パワーは、155w。
ほぼ同じケイデンスでの平均パワーは、フォーカスの「139w」に対して、ピナレロは「155w」。
ピナレロで考えると10%ちょっとの差がありますから、これは誤差の範囲を超えた有意の違いがあると考えるべきでしょう。
私の勘違いではなく、どうやらペダルの軽さには違いがありそうです。
しかし、その原因は何なのでしょうか?…
メカ的に違いは無いはずだし…
…と思っていましたが、一つありましたね。
フォーカスには、TNIのビッグプーリーを付けていました。
いやー、でもビッグプーリーだけで、そんな10%も変わるかなぁ…
えー、じゃあ何だろう…
そう思ってしばらく考えていましたが、やはりちょっと分かりません。
チェーンラインが汚れていることによるパワーロスはバカにならない…と言われます。
ピナレロ、フォーカスの両方を洗車して、あらためてローラーでの比較をやり直してみることにしてみます。