昨日12月6日(火)は、徐々にペースを上げていく ”テンポ走もどき” を52分でした。
「徐々にペースアップ」のやり方ですが、ケインデンス70rpmでスタートし、10分経過ごとに5rpm上げる方法としています。
ただし、先週までは、最後の10分(50分経過以降)が「ちょっと苦しい」感じだったので、ケイデンスを95rpmに上げずに、その前(40分経過)の90rpmをキープすることにしていました。
今週になり、「少し余裕が持てるかな」と感じたので、50分経過の際に95rpmに上げてみました。
あー、やっぱりちょっと苦しい。
でも、10分なら頑張れそうかな。
そう思っていたら、古傷の右膝に違和感…
ということで、52分でクールダウンとなっています。
予定よりも8分ほど少なくなりましたが、トレーニング効果は「テンポ」。
狙ったところには入っているようです。
各ゾーンの時間は以下の通りでした。
膝の違和感があったし、良しとするか…と、それで終わらせてしまいそうです。
この時間分布がダメということではありませんが、膝の違和感がなく、あと8分ケイデンス95rpmを頑張ることができれば、
・心拍ゾーン5:エキスパート
2:01 → 10:01
・パワーゾン5:VO2 Max
2:55 → 8:55
と、それぞれの時間を伸ばすことができていました。
たとえば、
・まっすぐ踏むことを意識していたか
・力を入れる角度は適正にしていたか
あるいは
・事前のストレッチは手を抜いていないか
など、見直すべきポイントがあったのかもしれません。
そうすれば、違和感が出ずに、最後の8分を頑張れたかも…
私が過去に参加したヒルクライムレースでの経験で考えると、万全の体調でレースに臨むのはほぼ絶望的です。
同じレースに参加された多くの方も同じだと思いますが、
・レース前日、何百キロも移動(車の運転)をする
→ 足/腰が非常に疲れる
・会場に近い「道の駅」で車中泊をする
・朝4時ごろには起床して選手受付等を行う
→ ろくに眠れない
・スタートまで待っていなければならない
・トイレが混雑(行列に並んで我慢…)
→ 強張った体がますます動かなくなる…
など、レース前から体調を悪くする要因が、そこらじゅうにあるからです。
このためレース本番では、走る前から足/腰などがダルい、走ることに集中できない、しばらく走っていると足が攣りそうになる…など、色々なトラブルが起こります。
最初の頃は、
・体調が悪かったんだからしょうがない
・その中でも頑張って参加して走った…
と思っていました。
しかし、レースというのは「勝ち負け/順位」というものがあります。
このため何回かレースに出るようになると、参加するだけ(ちょっと「非日常」を味わうだけ)では満足できず、「勝ちたい。勝つことはできなくても満足できる結果を残したい」…と感じるようになりました。
そこで、できることは限られていますが、少しでも体調の悪化を防ぐために以下のような工夫をするようになました。
・前日は朝から移動して少しでも余裕を持つ
・会場近くの温泉等でリラックスする
・早めに車中泊の場所を確保する
・早めに夕食を食べて寝る
こんなちょっとした工夫を積み上げて、少しでも体調の悪化を防ぐことにしていました。
(普段のトレーニング内容も変えています(「インターバル・トレーニング」))
これらの結果、少しは力を出せるようになったのではないか…と思っています。
「グッドルーザー」。
負けても潔い人。
最近、レースに出ていなかったこともあり、私は「グッドルーザー」に戻りかけていたのかもしれません。
しかし、やっぱり「グッドルーザー」のままで終わりたくない。
つぎのメニューはLSD。
ゆっくり回すペダリングで、膝の痛みが出ない工夫など、色々な点をチェックしながらトレーニングを行うことにします。
追伸:
サッカーの日本代表キャプテン、吉田麻也選手が、FIFAワールドカップ カタール大会前のNHKからのインタビューで、つぎのようなことをお話しされていました。
日本だとよく「グッドルーザー」みたいな感じで、すごい美化されるじゃないですか。
まさに4年前の僕たちがそう。
日本に帰ってきて、みんなに褒められて、自分の感覚と周りの人たちは全く違う感覚なんだなとわかって、それじゃダメだなと。
「もうグッドルーザーはいいよ」って正直思っているんです。
日本はグッドルーザーで、ロッカーも掃除して、すばらしい国だったなとか、そこが評価されるとか、正直そんなのはもういいんですよ。
グッドルーザーよりウィナーになりたいです。
うん、勝ちたい。
勝って日本の新しい歴史をつくりたい、新しい景色を見たいな。
それがいちばん強いですね
もう、レベルは全然違うんですが、
「私の新しい歴史を作って、新しい景色を見たい」
これですね。