1000年に一度…

昨日 6月14日(火)も、リハビリ・ローラーです。

リハビリ・ローラー LSD 30分

 

リハビリでのペダリング中、どこかが痛くなることは無かったのですが、ローラーの後にちょっとした予定が入り、LSD 30分でクールダウンとしました。

その予定ですが、急遽、best岡田さんと「シュワッ」とすることになったから…です。

 

「シュワッ」とする…と言っても、ウルトラマンではありませんよ。

分かりますよね…

 

そう言えば、YouTubeでデーモン閣下がウルトラマンのモノマネをしている動画を見たことがあります。

閣下曰く、ウルトラマンは「シュワッ!」と言っているだけではないそうな…

 

興味がある方は見てみると面白いかもしれません。

 

リハビリ・ローラーをやっているにもかかわらず、「シュワッ」としてしまう。

煩悩丸出し、元の木阿弥な私でした。

 

 

さて、昨日、北陸地方もいよいよ梅雨に入りました。

 

昨日の朝に天気予報をチェックしたときは「晴れ間もある」ような感じだったハズ。

ところが、お昼のニュースで「北陸地方も梅雨に入ったようです」と伝えられた途端、夕方からは小雨がパラパラ。

うーん、不思議だ…

 

 

これからは雨が多くなる季節。

ちょっと気になって、金沢市が公開しているハザードマップをチェックしてみます。

1000年に1回の大雨

私たちの住んでいる地域は、1000年に一度の大雨が降ると「50cmほど浸水する」と記載されています。

 

ところで、「1000年に一度の大雨」って、どの程度の降水量なんでしょう。

ハザードマップでは、周辺地域において、

 ・平野部では、2日間の総雨量が930mmを超える
 ・山間部では、1時間の降雨量が130mmを超える

という記載がありました。

 

金沢市の年間降水量は、2330mmほどだそうです。

だとすると、「年間降水量の40%が、2日間でイッキに降る」…という状況です。

 

ちなみに、平成20年7月に発生した浅野川流域の豪雨水害では、金沢市の時間あたりの降水量は、最大138mmだったそうです。

「自然災害科学」誌掲載論文
”2008年(H20年)7月の金沢浅野川豪雨災害
における住民の避難に関する実態分析”より

 

いやー、これはすごい雨です。

 

しかしこのとき、私たちの地域では水害は発生しませんでした。

 

その浅野川水害の10年前。

H10年9月には私たちの地域を流れる「十人川」が氾濫し、浸水被害が発生しました。

そのときの時間あたりの降水量は、最大で45mm。

H20年の浅野川豪雨水害の際の3割ほどだったのですが氾濫してしまいました。

実は「十人川」は、近くの北陸線の線路の下を流れるところで、古い状態のまま、つまり「川幅が狭く、しかも急カーブ」になっている箇所がありました。

大雨が降るとこの箇所がボトルネックになり、私たちの地域では、何度か十人川の氾濫による水害が発生してきました。

 

H10年の水害後、ようやく問題の箇所の河川改修(川幅を広くして緩いカーブに変える)が行われ、そのおかげかH20年の豪雨の際には、水害は発生しませんでした。

河川改修によって水害のリスクはかなり低くなっている…ということでしょうかね。

 

 

1000年に一度。

その頻度で発生する、さまざまな災害。

地震、津波、豪雨、崖崩れ…

 

それらが明日発生するかもしれない…と考えて準備するのが「防災」。

 

我が家の防災グッズ、ちょっと見直してみますかね。

 

 

追伸

「100年の恋…」という表現はありますが、1000年はないですね。

1000年の恋があるとすれば、それは…天女の物語でしょうか。

 

そう言えば、天女にちょっと関連している「長い時間を表す単位」として「劫(こう)」というものがあります。

 

どうも、仏教の用語らしいのですが、たぶん、皆さんも聞いたことがあるでしょう。

 

寿限無 寿限無 五劫の擦り切れ…

 

そうです、この「劫」です。

 

 

「劫」が表す時間の長さは、つぎのように説明されています。

 

大きな岩(一辺が160kmの岩)がある。

3年に一度、天から天女が舞い降りてくる。

舞い降りてきた天女は着ている羽衣の袖で、その大きな岩を撫でる。

羽衣の袖で撫でられたことで、岩は擦り減っていく。

これにより、大きな岩もいずれ無くなってしまう。

大きな岩が擦り減って無くなるまで、それが「一劫」。

 

いやいや、岩じゃなくて羽衣が先に擦り減るでしょ。

そんなツッコミを入れたくなりますね…

 

 

具体的な時の長さをイメージするために、仮に「羽衣で1回撫でられると、岩が1μm(0.000001mm)擦り減る」と仮定してみましょう。

この仮定に基づいて「劫」の時間の長さを計算してみると…

 

岩の大きさは何mm?

160km = 160,000m = 160,000,000mm

 

岩がなくなるまで、何回撫でるのか?

160,000,000 ÷ 0.000001 = 160,000,000,000,000(回)

 

天女は3年に一回 → なら何年?

160,000,000,000,000 × 3 = 480,000,000,000,000(年)

 

仮定に基づいて計算すると、「一劫」は、なんと480兆年。

 

 

 

宇宙が誕生して138億年。

それを遥かに超えています。

「具体的な時の長さをイメージするために…」と思って計算してみましたが、逆にイメージができなくなってしまいました。

 

 

天女。

彼女たちは1000年どころではなく、とてつもなく長生きなのでした…

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