ここ暫くは、右脹脛(ふくらはぎ)の肉離れの治療を優先することとして、トレーニングを控えています。
その右脹脛の状態ですが、ここに来て、ようやく筋肉の腫れが引き始めました。
腫れが引き始めた…とはいえ、脹脛を伸ばすと痛むことには変わりはなく、まだ普通に歩くことはできません。
また、内出血した血が足首より下に溜まっているようで、足首の違和感や足首あたりから下のむくみも取れていません。
それでも、脹脛そのものの腫れは引いてきており、この調子でいけば来週末には普通に歩くことができるようになるかもしれない…と、ちょっと希望が持てるようになってきました。
腫れが引いてくれれば、スイミングなど足に負荷のかからないものに限定して…とはなりますが、まずは心肺機能の回復を目的としたトレーニングから再開したと思います。
さて、話は変わって。
先日、チームじゅげむでの山中温泉方面ライドでは、私はサポートカーとしてレジアスエースで参加しました。
しかしこのとき、メンバー間で、行き先/走行ルート等の認識合わせがしっかりできていなかったことから、私のサポートカーを含め、途中で3つのグループに分かれてしまうことになりました。
「はぐれてしまったとしても、スマホがあれば連絡を取ることができる」…
そう思われがちですが、実際のところ、ライド中にバックポケットにスマホを入れていると、コールされていることになかなか気づきません。
迷子の迷子の子猫ちゃん。
その「迷子の子猫ちゃん」を救う方法はニャいか…
ということで、ロードバイクでのライド中に、はぐれてしまったメンバーとコミュニケーションを取る方法を考えてみました。
かつてオートバイでツーリングをしているとき、私たちはアマチュア無線を使ってコミュニケーションを取り合っていました。
むぎーさんも私も、アマチュア無線の免許は取得しており、コールサインも持っています。
私は一番レベルの低い「4級」ですが、なんでも凝り性のむぎーさんは、なんと「2級」です。
「3級」からはモールス信号の聞き取りテストがあり、「2級」では、そのスピードが速くなります。
なので、むぎーさんはモールスの勉強もしていましたね。
でも、モールスなんて、今更使うことある!?
それぞれが使っていた無線機(ハンディー・トランシーバー)。
むぎーさんは八重洲無線(スタンダード)のC470(430MHz)。
私はケンウッドのTH-G71(144/430MHz)。
「あー、それ、確かまだ保管してあったはず」。
我が家は数年前に引っ越しましたが、その際に、私の荷物は、かなり処分しました。
ただ、無線関係のものは処分せず、どこかに補完したような記憶があります。
ということで、棚の奥を探してみると…
はい、ありました。
物置の棚、その一番下の収納ケースに入れてあるのを発見。
さっそくそのトランシーバーを引っ張り出し、10数年ぶりに充電してみます。
しかし…
付属のバッテリーは、古いNi-Cd(ニッカド)のもの。
すでに寿命がきているらしく、どれだけ充電しても電気を溜めることはできませんでした。
それに、たとえこのトランシーバーが使える状態だったとしても、チームメンバー全員に「アマチュア無線の免許を取り、トランシーバーを購入してね」…というのも、申し訳ない気がします。
免許取得&トランシーバー購入…
そういう負担が無い方法として、以前、kit1002さんが見つけてくれた「BONX GRIP」というものがあります。
これは、スマホのアプリ(パケット通信を利用)、それとブルートゥースで接続する耳掛けタイプのヘッドセットだけで運用できるもので、非常に手軽に始められることが魅了です。
ただしネット上のレポートを見ていると、風切り音については課題があるようです。
どうやら、走行速度が20km/h程度なら、風切り音も気にならないようです。
しかしそれ以上のスピードを出すと、だんだんと風切り音が酷くなり、音声が聞き取りにくくなるとのこと。
それと、時々、相手に声が聞こえるまで5秒程度のタイムラグが発生する…とも書かれていました。
うーん、そうなると…
今もそうだと思いますが、その頃からオートバイのツーリングで無線を利用しているほとんどの人たちは、「KTEK(ケーテル)」というメーカーのヘッドセット(マイク/スピーカー)をヘルメットに仕込んで、それを使っていました。
このヘッドセット、マイク自体に風切り音対策の回路が仕込まれていて、それが「非常に高性能である」と評判のものです。
私たちが使ってみた実感としても、高速道路を走っているようなスピードではない限り風切り音が入ることはなく、クリアーな音声でコミュニケーションを取ることができました。
白バイ隊が使っている無線用ヘッドセットはKTELである…というのは、知る人ぞ知る、とても有名な話です。
やはり実用面を重視すれば、「KTELのヘッドセットを利用したトランシーバー」の一択でしょうか…
とはいえ、アマチュア無線では免許を取得等の負担がメンバーにかかってしまうため、不都合です。
何かいい方法はないか…
と考えていましたが、いいものがありました。
そう、「簡易業務用無線」です。
簡易業務用無線には「免許局」と「登録局」があります。
前者の「免許局」は、法人(団体)としての申請しかできず、その団体に所属している人だけ、かつその団体の本来の「業務」用途でしか使えません。
しかし後者の「登録局」であれば個人でも申請できレンタルもOKです。
しかも、レジャー等の用途で使っても問題ありません。
つまり、ロードバイクでのライドはもちろん、キャンプやドライブ、あるいは町内会でのお祭り等、さまざまなイベントで利用できることになります。
うーん、これですね…
前述の通り、かつて私が使っていたアマチュア無線のトランシーバーは、棚の奥に保管してありました。
ただ、残念ながらバッテリーの寿命がきていたため、既に使用不可になっていました。
「もしかして」…
ということで、ついでにそれ以外の場所、たとえば納屋の奥の方を探してみました。
そうすると、やっぱり上記のトランシーバー以外にも、車載用の無線機/アンテナ/マイク/ケーブル類など、無線関係の道具が、その他にもいっぱい保管してありました。
ただ、使っていた「KTEL」のヘッドセットだけは、それらの場所からは見つかりませんでした。
ヘルメットは確かに捨てたけど、「KTEL」のヘッドセットは捨てずに取っておいたんじゃないかなぁ…
「KTEL」、もうちょっと探してみようと思います。