過疎化しているからこそ…

昨日 7月12日(月)は、お休みを取って金沢に帰ってきているむぎーさんと、白山への登山を予定していましたが、雨の予報で中止となりました。

ただ、せっかく休みを取ったのだから、何もしないでじっとしているのも勿体無い…ということで、ロングライドコースの下見を兼ねてドライブに行ってきました。

 

行き先は、むぎーさんのリクエストに基づき、もりの里・金沢大学キャンパス脇から富山県・福光に抜け、そこからR156 → R471 と走り繋いで富山県・利賀村に行くルートです。

 

コースそのものは、それほど悪くはないと思うのですが、ただ、このときは車で走っていたので問題はありませんでしたが、R471に入ってからは水の補給等にも困るほど、お店はもちろん自動販売機もまったくない状態でした。

その状況で、20km以上のヒルクライムを頑張らないといけない…そんなコースが続きます。

 

そして、利賀村についてみると…

芸術公園など演劇関係の施設や、その関係者の方々の宿泊施設等はありますが、人がいる様子がまったくありません。

キャンプ場等もありますが、そこにも人がいる気配はしませんでした。

ちょっと不思議な雰囲気。

 

あとで調べると、利賀村の人口は500人だそうです。

私の住んでいる地域の町内会よりも、規模としては小さいんです。

ちょっとビックリです…

 

当然、食堂などもなく、昼食は、途中、福光のスーパーで補給食として買ったおにぎり、カップラーメン、ホルモン焼き。

それを、雨の道端で食べて済ませます。

 

お腹が膨れたら、すぐに近くの温泉「天竺の湯」へ。

(以下の写真は、天竺温泉のHPからです)

天竺温泉
露天風呂

お風呂は、むぎーさんと私の貸切状態。

 

お風呂に入ってまさに極楽ですが、ここ、利賀村に来るまでが本当に大変…

R471を走っている途中には、新たなダムを作っている工事、利賀村に至るバイパス工事、バイパスのためのトンネルの掘削工事、バイパスがダムを渡るための橋脚の工事…などの現場もありました。

利賀ダム 工事概要(パンフレットより)

 

こうやってトンネル/バイパス等で住民の利便性を良くし、その上でたくさんの人に利賀村を訪れてもらいたい…

そういうことなんですよね。

 

「いやー、人の営みって、すごいなぁ…」

 

利賀村は演劇や蕎麦で、よく知られていると思います。

しかし、むぎーさんと私の印象は、「人の気配がしない不思議な世界」。

 

都会のど真ん中の方が便利なハズ…

それでも、あえて利賀村で芸術/演劇を行う意義や良さ。

それが、もし「過疎化している利賀村だからこそ」なのであれば、便利で人の往来が増えるのは、果たしてメリットなのかどうか…

 

そんなことを考えさせられた1日でした。

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