今日 5月18日(火)は、生活習慣病検診を受診しました。
この検診には胃カメラの内視鏡検査があり、朝食抜きの腹ペコで向かいます…
この胃カメラによる内視鏡検査、皆さんもご存知だと思いますが、検査中は、口から入れたカメラ(…のチューブですね)が、喉を通って胃のなかまで入っていきます。
カメラの先端を飲み込むとき、あるいはチューブを押し込んでカメラを奥に運ぶときなどに、思わず「オエッ…」となったりして、ちょっと苦しい状況もあったりします。
このため、鎮静剤を注射してもらい、その苦しさを味あわなくて済む…そんな方法もあります。
苦しさを分からなくできる鎮静剤ではありますが、いいことばかりではありません。
たとえば、検査が終わっても、目が覚めるまでしばらく別室で寝ることになるため、家に帰る時間が遅くなります。
また、これが一番困るのですが、鎮静剤を注射してしまうと、その日は車を運転することはできない…という制約があります。
ということで、実は私は、胃カメラによる内視鏡検査で、今まで鎮静剤を注射してもらったことは一度もないんですね。
私の妻は胃カメラの検査は苦手らしく、鎮静剤なしでの検査は「信じられない」と言います。
いやいや、確かに苦しいですけど、そんな、我慢できないほどではないと思うんですけど。
世の中には、苦しいこと/逃げ出したいことって、もっといっぱいありますよね…
その内視鏡検査を受けながら、今日、ちょっと感じたことがありました。
なんだか、数年前に比べると、検査がずいぶん楽になったような気がします。
そんな気がしたので、あらためてカメラのチューブを見てみると…
かつて30年以上前、私が初めて胃カメラの検査を受けた20代の頃は、チューブは親指ほどの太さだったような気がします。
それが、今日、マジマジとチューブを見てみると、小指ほどの細さに変わっているようです。
ほー、ちょっと感動しました。
ちょっと見ただけでは差があるようには感じませんが、喉を通る感触でいえば大違い。
チューブの径が、親指の太さから、小指の細さに変わる。
これが技術の進歩ということなんですね。
ロードバイクでも、ダブルレバーの変速から、ブレーキと一体になったレバーでの変速に変わり、さらにワイヤーでの変速からサーボモーターによる電動での変速に変わっています(私はまだ導入していませんが…)。
加えて、ワイヤーや配線がフレームの中を通ることで、空気抵抗も大幅に低減されました。
これらの技術の進歩も、考えてみればすごいことですよね…
ロードバイクについては、パーツの軽量化/エアロ効果、構造/素材の工夫など、それらの進歩/革新も凄まじい限りです。
しかし、進歩や革新はあっても、最後は「人間が、自分の足で、ペダルを漕ぐ」ということに変わりはありません。
ロードバイクにおける各種の進歩/革新は、人間の生身のパワーを、如何にロス無く推進力として地面に伝えるか…という点に尽きます。
それがなぜか、潔くて、清々しく感じる…
私が自転車に惹かれる理由も、その辺りにあるのかもしれません。
追伸
「人間の生身のパワー」…と書きましたが、これは電動アシストバイクを否定するものではありません。
私も、歳をとってナベちゃんやkit1002さんに付いていけなくなったら、スイスイ走る電動アシストのスポーツサイクルに乗って、みんなと一緒にツーリングに出かけたい…そう思っています。
ただ、ヒルクライムレースにエントリーするつもりでトレーニングを続けている間は、「生身のパワー」にこだわっていきたい…そうも思っています。
ということで、もうしばらくは「生身のパワー」を向上させ、かつそれを最大限生かすべく、トレーニングに励みながら、進歩/革新を続けている各種パーツにも心ときめかせることになりそうです。