ペダリングのムラ その2(錯覚では無かった…)

昨日の投稿では、「ペダリングのムラが少なくなり、足が楽になった感触があるが、データ的には違いが分からない」と書きました。

しかし、あらためてデータのグラフを見てみると、やはり違いはあるようです。

4月15日のデータ・グラフ
4月16日のデータ・グラフ

 

上記、15日と16日のグラフを見ると、ムラが多いと感じた15日は、2セット目の20分(ケイデンスは90rpm目処)はグラフの上下動が多いように見えますし、3セット目の20分(ケイデンスは95rpm目処)はタレて後半に向けてケイデンスが落ちています。

これに対し、ムラが少なくなったと感じた16日は、2セット目は、15日に比べると揃っている気がしますし、3セット目もタレずに95rpm近辺を維持できています。

 

15日、チネリからピナレロに乗り換えてトレーニングを行った際に、「ピナレロは一定のケイデンスが維持しにくい」と感じた理由を考えてみましたが、これはコンポーネントの違いではなく、ホイールの違いによるのだろう…と思いました。

チネリは、アルミのカンパ・ゾンダ。
これに対して、ピナレロは、カーボンのカンパ・ボーラ WTO。

 

 

 

 

ホイールそのものの絶対的な重さも違いますが、今回は回転に対する慣性モーメントの違いによる影響だろうと思います。

 

ゾンダ フロント 1.29kg リア 1.79kg
ボーラ フロント 1.12kg リア 1.54kg

両者の違いは、たった0.42kg。
ホイールそのものの重さは、それほど違いはありません。
しかし、ホイールの重さ/質量は、ほとんどが外周のリム部分に集中しています。
つまり、少しの質量の違いが、慣性モーメントには大きな影響を与える…ということです。

ホイールの(リム部分が)重いものは、回し難い反面、一旦回ってしまえばペダリングを止めても回り続ける。
これに対し、(リム部分が)軽いものは、回し易い反面、ペダリングを止めればすぐ回転も止まる。

 

レースでは慣性モーメントの小さいホイール(カーボン)が望ましいのですが、普段のトレーニングでは、どちらの方がいいのか、ちょっと分からないところです。

まあ、綺麗なペダリングという観点から考えれば、慣性モーメントの小さいカーボンなんですかね…

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