スポーツをしている方であれば、「ある日突然、体のキレがいい状態になる。しかし、その理由は明確には分からない」ことを経験したことがあると思います。
私はかつて、サッカーをしていた頃、普通の練習日に限って、突然「キレと集中力がある」…そのような経験をしました。
ヒルクライムでも、「体のキレと集中力」のある状態でレース本番を迎えることができれば、もしかすると良い成績を納めることができるかもしれません。
しかしサッカー同様、そうなったことはありません。
まあ、ヒルクライムの大会では、前日は長い距離をトランポしないといけないうえに、当日は未明に指定の駐車場に車を入れ、早朝から荷物を預け整列して、さらにスタートまで長い時間待たされる…というのが普通です。
参加者は全員同じ条件なのですが、これでは体調が良くなる訳はない…ですよね。
ローラーのトレーニングをしていても、ある日突然、調子のいいときがあったりします。
何がよかったのか、やはり理由は分かりません。
2021年、このようなコンディショニングについては、ネットや書籍等の情報も参考にした上で、良いと思ったことを実際に試してみたいと思っています。
ある日突然…ではなく、ある程度、計画/予定を立てて体調を上向ける工夫できたら良いい、そう考えてのことです。
今年、私は満59歳。
もう、野放図で体調が上向くことはなく、それではレースで良い結果を得ることもできない…そう思います。
コンディショニング、ちょっと頑張ってみます。
ただ、色々な誘惑に打ち勝てるか、それが心配です…
追伸:
「突然」つながりでひとつ。
1969年にリリースされたトワ・エ・モアのシングル・デビュー曲、「ある日突然」。
当時、小学1年生だった私ですが、以下の歌詞は覚えています。
ある日突然 二人黙るの
あんなにおしゃべりしていたけれど
いつかそんな時が来ると
私には分かっていたの
当時の私は、この部分を聞いて「これは、仲良しだった二人が、そうじゃなくなるんだな」と理解して「お別れの歌」というイメージを持ったのでしょう、この歳になるまで、男女の別れの歌だと思い込んでいました。
しかし昨日、なんとは無しにYouTubeでトワ・エ・モアを検索し、この歌を約50年ぶりに聞いてみると…なんとビックリ、「愛の目覚め」とでも表現するべき歌でした。
ある日じっと見つめ合うのよ
二人は互いの瞳の奥を
そこに何があるか
急に知りたくて
お互いを見る
ある日そっと近寄る二人
二人を隔てた壁を越えるの
そして二人すぐに知るの
探してた愛があるのよ
ある日突然愛し合うのよ
ただの友達がその時変わる
いつか知らず胸の中で
育ってた二人の愛
3番目の歌詞に、心を鷲掴みにされます。
「〜二人を隔てた壁を越えるの…」
4番目の歌詞も、これまた素晴らしい。
「〜ただの友達がその時変わる…」
うーん、小学1年生に理解できなくても無理はないですね…
ただの友達。
しかし、いつしか恋心を抱く。
突然黙り込む二人。
そして見つめ合い、近づいて、愛し合う。
とてもストレートな内容であり、愛の讃歌と言ってもいいほどだと思います。
しかし、落ち着いたメロディーと、トワ・エ・モアというソフトな歌声のデュオが歌っていたためか、そんな印象はまったく感じていませんでした。
現在の私であれば、「だからこそ、壊れる愛もある」…と突っ込んだりすることもできますが、小学1年生当時の私は、この曲の世界観は、まったく理解できていませんでした。
皆さんはご存知でしたかね…
約50年の思い込み。
これも「ある日突然」目からウロコ。
いやー、私にとっては衝撃でした…