「糸」の功罪…

昨日 10月25日(火)からは、少し負荷を上げて「ケイデンス 80rpmオーバー、出力パワー170w〜200w」を目処としたテンポ走のローラーとしています。

テンポ走 20分だけ…

 

テンポ走の時間については、今週は40分、来週からは60分…と少しずつ延ばしていきます。

そして、それができるようになったら出力パワーも徐々に上げていくつもりです。

 

ただし昨日は20分を過ぎた時点で、痛みは無かったのですが、右足の脹脛とアキレス腱に少々違和感が出てしまい、その時点でクールダウンとしました。

 

そのまま続けることもできましたが、ここで無理をすると痛みがぶり返してしまう…

それが怖かったので、早めのクールダウンとしました。

 

痛みが出る段階になると、指で押さえたときだけではなく、脹脛やアキレス腱の中に、常に痛みを感じる繊維/糸のような存在を感じるようになります。

この繊維/糸の存在を感じる段階になってしまうと、ペダリングのときだけではなく、歩いたりストレッチをするだけでそこに痛みを感じるようになります。

 

こうなると、治るまでに時間がかかるようになり、数日では繊維/糸の存在は消えず痛みも引きません。

また、痛みを我慢して運動していると、痛みが強くなるだけではなく、たとえばアキレス腱などは「キシキシ」と音が鳴るようになってきます。

 

この「キシキシ」という音、これがけっこう精神的にきます。

そんなことはないんでしょうが、「アキレス腱、切れるんじゃないのか」…

そんな不安がよぎったりします。

 

現時点、違和感はありますが、痛みはありません。

無理はできませんが、違和感が消えたらトレーニングを再開したいと思っています。

 

11月末までには「出力パワー200wオーバー」のテンポ走を、最低でも60分続けられる状態にまで戻しておきたい。

そうすれば、12月〜3月の外を走れない時期に、インターバルも取り入れた「みっちりトレーニング」を行って、ツール・ド・おきなわに向けた良い準備ができるハズ…

そう考えています。

 

 

さて、「繊維/糸」つながりで…

 

私は結婚して以来、妻の(強力な…)指導のおかげで、朝食後と夕食後(就寝前)に歯を磨くことが習慣になっています。

また歯を磨く前には「糸ようじ」で歯と歯の間の掃除も必ず行っています。

そのおかげで、結婚して以降、虫歯になる/状態が悪化することもなく、歯石も溜まっていません。

 

ところが、結婚する以前は、それはそれはひどいもので、歯磨きを一日一回、朝に行うだけ。

しかも小学生を卒業するまでは、朝起きてすぐ朝食前に磨いていたため、朝食を食べた後はそのまま学校に行っていました。

 

そのため、中学生になり親知らずが生え揃う頃には、すでに奥歯は虫歯だらけで歯石も溜まり放題。

社会人になってからも虫歯の治療には定期的に通う状況で、今は詰め物/被せ物を行った奥歯が「ゾロリン」…状態です。

 

これに対して、私の子供たち、長女、次女、長男の三人は、治療したものを含めて、誰にも虫歯はありません。

うーん、素晴らしい。

これも、母としての妻の指導の賜物。

 

「お母さんに感謝しなさい!」

 

子供たちには、大きな声でそう言いたいです。

 

 

奥歯の治療で行う、詰め物/被せ物。

費用はそれほど安くないにもかかわらず、寿命は永遠ではありません。

自分の歯が少しずつすり減っていくように、詰め物/被せ物も劣化するようで、何年かに一回は外れたり取れたりします。

 

 

そんな一昨日の夜。

夕食が終わり糸ようじで歯と歯の間を綺麗にしていると、糸ようじを通して指に違和感が伝わってきます。

 

うん?

何か引っ掛かっているのか?

 

やや強引に糸ようじを引っ張ると…

 

まあ、何ということでしょう、

取れた詰め物…

 

左上の第二大臼歯の詰め物がポロリ…

 

 

朝になって、慌ててかかりつけの歯科医院を予約。

さっそく詰め直してもらいました。

 

歯科医院の先生:

(カルテを見ながら…)かなり前に作った詰め物ですね。

経年劣化というか、詰め物の金属の表面や周囲が微妙に変化しています。

 

私:

とりあえず、そのまま詰め直すこともできますか?

 

歯科医院の先生:

ええ、歯そのものにはまったく問題はありませんから、そのまま詰め直すことはできます。

しかし、この際、詰め物は作り直した方がいいですね…

 

私:

うーん…

今回は、そのまま詰め直してください。

つぎに取れてしまったら、そのときは作り直します。

 

歯科医院の先生:

分かりました…

 

 

しかし実は、この詰め物が取れたのは今回で2回目。

前回のときも、同じことを言われたかも…

そんな記憶が蘇りました。

 

 

歯や歯茎の健康のためには、糸ようじで歯と歯の間を掃除することは、とても良いことだと実感しています。

しかしそれにより、ちょっと古くなった奥歯の詰め物が、「糸ようじ」に引っ掛かって取れてしまうこともあるんですよね…

 

 

「糸」の功罪。

今回の件に関しては、

「詰め物が取れても『糸』ようじは使った方が良い」…

これを結論としておきます。

成果/コストのバランス…

昨日 10月18日(月)は、少々やることが立て込んでいたこと、そして一昨日のサツマイモ掘りの影響(背筋/腕/腿裏の筋肉痛、そして手のマメの破れ…)があり、トレーニングはお休みしました。

 

金沢市では有名なサツマイモのブランドとなっている、「五郎島金時」。

その本場、五郎島地区の砂丘地でサツマイモ掘りの体験をされた方も、あるいはいるかもしれません。

 

しかし、五郎島地区のような砂丘地と、私たち有志の会で行っている普通の田んぼを使った畑では、同じサツマイモ掘りでも「作業の負荷」はまったく違います。

 

砂丘地の畑であれば、30cm程度の高さの畝に埋まっているサツマイモを掘り出すときもシャベルは不要で、直接手で掘り出すことができます。

これに対して私たちの利用している普通の田んぼの畑は、砂に比べて土壌が硬いため、シャベル無しの手だけでサツマイモを掘り出すことはちょっと難しいと思います。

私たちは、シャベルに加えてスコップも使っており、まず畝の左右からスコップで畝全体の土を起こし、それからシャベルを使ってサツマイモを掘り出しています。

 

また、砂地で育ったサツマイモは、土壌が柔らいことから、綺麗に整った大きな型のものが穫れるとも言われます。

それなら、有志の会でも砂地で育てればいいだろう…と言われそうですが、実は砂地には砂地の難しさもあり、水や影響分を蓄えておけない「砂地」という土壌の特徴を考慮する必要があります。

たとえば、砂丘地が広がる五郎島地区でのサツマイモ育成では、
・一日数回の水やりを行う必要がある
 →スプリンクラーを常設し散水している
・栄養分を補給する必要がある
 →肥料を大量に撒いている
…など、サツマイモという商品を育てるプロとして、「型の良いサツマイモを大量に収穫する」という成果を得るために、より多くのコストを掛けています。

しかし私たちのように「自分で食べるサツマイモ」の畑であれば、成果とコストとのバランスを考えなければなりません。

五郎島地区では成果を得るための「メリット」となっている砂地ですが、私たちには、労力を含めたコストが多く掛かる点で、それが逆に「デメリット」になったりします。

 

砂地の畑と田んぼの畑。

それぞれにメリット/デメリットがあるのですが、今のところ私たちの有志の会には「田んぼの畑」が合っていると考えています。

 

体にダメージがあること等を我慢し、苦労して収穫したサツマイモ。

大きさはバラバラで、形がいびつなものもありますが、味はなかなかです。

もちろん、すぐに食べても美味しく楽しいのですが、2週間ほど乾燥・保存させると内部のデンプンが酵素(アミラーゼ)により麦芽糖に分解され、さらに甘くなる特徴があります。

 

これを知っている妻は、我が家の分け前としてもらったサツマイモをさっそく土嚢袋から取り出し、セッセと車庫の中に並べていました。

しばらく我慢すれば、美味しい/甘いサツマイモの料理が、我が家の食卓に並ぶことでしょう。

それを楽しみに待つことにします。

 

 

さて、右脹脛(ふくらはぎ)の怪我があっても、結局は左右のペダリングのバランスは崩れていなかった(「正しく使うことの重要性…」)ことが分かりました。

 

となれば、あとは「ツール・ド・おきなわ」に向けて(「モチベーションの源」)トレーニングあるのみ。

しかし今の私には、トレーニングに関しても「成果とコストのバランス」が大切のような気がします。

 

というのも、LSDのローラー40分(「それが本当に LSD “long slow distance”か?」と言われそうですが…)だけでも、右の脹脛とアキレス腱に痛みが出ます。

 

ローラーで走っている40分(前後のアップ/ダウンを入れると60分)の間であれば違和感はあっても痛みはないのですが、翌朝になると「ダル痛い…」感じがして、押したり揉んだりすると、そこが痛みます。

 

この傾向/症状については、悪化しているとも感じませんが、良くなっている印象もまったくありません。

このまま、違和感や痛みを抱え、様子を見ながらトレーニングを続けていくしか無いんだろうな…そう思っています。

 

このままLSDを続け、ある程度持久力が戻ってきたら、インターバル等のもう少し負荷の高いトレーニングに移っていくつもりです。

しかし、そのときは、違和感や痛みがひどくなったり肉離れが再発しないよう、負荷の強さの調整も考えなければいけないと思っています。

 

 

故障や古傷等を抱えている人にとっては、前述の「サツマイモの畑」と同様、トレーニングでの能力向上という「成果」と、その結果筋肉が痛む「コスト」とのバランスが大切…

そんな気がしています。

正しく使うことの重要性…

今日 10月15日(土)も、LSDを40分です。

LSD 40分

 

昨日は、右足の脹脛(ふくらはぎ)やアキレス腱に痛みがあり、トレーニングはお休みしました。

 

そのおかげか、今日は走り出しの最初から好調。

少しペースを上げて、ケイデンス 75rpmちょい超え、パワー 150w程度を目処に行っています。

 

その分心拍数は少し上がって(平均 147bpm)いますが、これは心肺機能の低下ということではないので良しとしておきます。

 

 

さて、右足の怪我以来、ペダリングの左右のバランスが崩れた値がガーミンのログに記録されたため(「バランスを崩して…」)、このところのローラーでは、右足を中心にしたペダリングを意識していました(「バランスを取り戻す…」)。

 

しかし、一向にバランスが取れた数値が記録されないため、少々納得いかないと感じていました(「納得できない…」)。

 

 

これは一体どう言うこと?

うーん…

 

と考え込んでいると、ちょっと気になることがありました。

 

そう言えば、パワーメーターの電池残量警告が出てたな。

それに、今年のシーズンになってから、パワーメーターの校正を一回もやってない…

 

 

さっそく CR2032 × 2個を購入して、左右両方とも交換。

そして、ガーミンでパワーメーターの校正を実施。

 

それらを行なってから、左右のバランスを意識することなく、従来通りの感覚…というか自然なペダリングで、今日のローラーを行なってみました。

すると…

左 47% / 右 53%

 

「左 47% / 右 53%」

 

えー、めっちゃバランスいいじゃない!

 

 

ということで、今回、バランスを崩した…と思った原因は、右足の筋力が落ちたためではなく、センサー自身の左右バランスの悪化(私が「電池交換/校正実施」をサボったため)でした。

 

あたかも

・肉離れで筋力が落ち
・それが原因でペダリングの左右バランスが崩れた…

ような内容をブログに書いてしまいました。

読んだ方には誤解を与えてしまったかもしれません。

どうも、すみませんでした。

 

私がロードバイクに乗り始めたころにはガーミンのようなツールは、少なくとも個人が買えるものとしてはありませんでした。

しかし今や、私のような趣味でロードバイクに乗っている一般の人でも、スピードを始め、ケイデンス、心拍数、出力パワーなど、さまざまなデータを取得し、ログとして記録できるようになっています。

これは非常に便利ですし、私のような「分析が大好き」タイプの人には、興味津々のツールです。

 

しかしそのようなツール/データも、ツールを正しく使用している(取得したデータが正確/信頼できる)ことが大前提です。

つまり、ツールを正しく使用しなかったために、取得したデータに誤り/誤差等が発生してしまうと、誤ったデータに基づいて判断してしまうことになり、間違った方向性の結論を得ることになりかねません。

 

具体的なデータは、一見、客観的な事実に基づいているような印象を受けるので、これは非常に怖いことだと思いました。

 

 

今回は、道具類を正しく使うことの重要性を、あらためて認識しました。

 

パワーメーターの校正。

これからは、タイヤのエアーをチェックするタイミング(私の場合は、その日、ロードバイクに乗る前、つまりローラーを含めた「ライド」の都度…)にあわせて、実施したいと思います。

納得できない…

昨日 10月13日(木)も、LSDを40分です。

LSD 40分 継続中…

 

右脹脛(ふくらはぎ)の怪我が原因で、私のペダリングの左右バランスは崩れてしまいました(「バランスを崩して…」)。

それを取り戻そうと、一昨日12日は右足の「0時〜3時」で踏むことをイメージしたペダリングを意識してローラーを行なってみました。

そうすると、右足でのペダリングを意識する前は「右 35%」だったものが、意識すると「右 39%(ほぼ40%)」になり、少しバランスが戻ったような結果でした(「バランスを取り戻す…」)。

 

これはいい…

 

ということで、昨日はさらに引き足も考慮して、右足の「9時〜3時」で力を入れるイメージでのペダリングを意識してみました。

 

「9時〜3時」で力を入れる…ということは、

・クランク角の「270°〜360°(0°)」でペダルを引き
・「0°〜90°」でペダルを踏む

というイメージになります。

 

ただ、このペダリングを行うには、脹脛や太腿の筋肉ではなく、股関節側にある「内転筋」を使う…というイメージを持っています。

この「内転筋でペダリングする」のであれば、右脹脛の肉離れによる影響は、実は無いのかも…

 

 

さて、その結果はというと…

左 63% / 右 37% …

 

2%ですが、逆に右足が減っている結果となっていました。

 

そんなバカな…

 

自分では右足を中心にしてペダリングしているイメージであり、感覚的には「左 30% / 右 70%」ほどです。

にもかかわらず、ガーミンで取得したデータは、それとはまったく逆の結果です。

 

なんとなく、納得できないなぁ…

 

 

やはり、右足の筋力が、全体的に落ちているということなんでしょうか…

 

 

ローラーを再開した今週になり、左足はなんともありませんが、右足の脹脛やアキレス腱には、張り/痛みがあります。

「もう、張り/痛みが無くなることはない」…と諦めてはいますが、様子を見ながら、右足の筋力が戻ってくるのを待ちたいと思います。

 

追伸

もしかすると、筋力トレーニングをした方が、早く左右のバランスを取り戻せるのかもしれません。

 

筋肉トレーニングといえば、ゴールドジムには妻も一緒に通っていましたが、怪我をキッカケにお休みして(サボって…)います。

 

お休みしていたゴールド・ジムに再び通い、まずは筋力トレーニングを行うことも考えてみます。

バランスを取り戻す…

昨日 10月12日(水)も、LSD 40分を続けています。

LSD 40分

 

3週間以上(ほぼ一ヶ月…)ぶりにローラーを再開して、これで三日目。

段々と体が楽になってきています。

 

昨日は、一昨日よりも少しペースが上がっていますが、心拍数はほとんど変わっていません。

 

この三日間のデータを比較すると以下のようになります。

 

     10日   11日   12日
走行距離 27.5km  27.1km  27.7km
スピード 
 最大  32.8km/h 31.4km/h 33.2km/h
 平均  27.5km/h 27.1km/h 27.7km/h
パワー
 最大  166w   169w   154w
 平均  100w    94w   100w
心拍数
 最大  166bpm  152bpm  156bpm
 平均  144bpm  136bpm  135bpm
ケイデンス
 最大  139rpm   76rpm   79rpm
 平均   66rpm   64rpm   66rpm

 

走行距離・パワー等の値が近いのは、一昨々日(10日)と昨日(12日)のデータです。

この二つのデータを比較すると、心拍数は、最大/平均ともに、昨日の方が10bpmほど低くなっています。

 

このような傾向を示す原因として、一昨日は、以下のようなことを想定していました。

 

3週間ぶりのローラーで、徐々にスムーズなペダリングを取り戻している。

このため、日に日に回転のムラが少なくなり、無理に力を入れることが少なくなってきた。

そのおかげで、無駄な体力を使わずに済んでいる…

 

これはこれで、間違いは無いと思います。

ただ、自分で体感している「運動の負荷が軽くなっている状況」を考えると、心肺機能が向上した(少しは戻ってきた)部分もあるのではないか…と感じます。

それが正しいかどうかは分かりませんが、そう思うことで、基礎トレーニングを続けるモチベーションにしていきます。

 

 

さて、久々にペダリングにおける左右のバランスをチェックしてみたところ、怪我をした右足のペダリングが35%しかなく、現時点、非常にアンバランスになっていることが分かりました(「バランスを崩して…」)。

 

これを少しでも是正しようと思い、昨日のLSDでは、右足のペダリングに関し「クランクが0時から3時までの間で踏む」ということを意識してみました。

実際にこのようにペダリングをしていると、本人としては「ほとんど右足だけでペダリングしている」という感覚になります。

 

右足が70%ほどになっているんじゃないのかな…

 

そんなことを思いながら、ローラーが終わりデータをチェックしてみると…

バランス 左 61% / 右 39%

 

なんと、それでも右は「40%弱」しかありませんでした…

 

 

この「自分感覚と大きく異なる結果」には、正直言って驚いています。

 

「怪我をする前に比べ、脹脛(ふくらはぎ)を中心とした右足の筋力が落ちている」

 

やはり、そう考えざるを得ません。

 

 

普段の生活であれば、怪我の前後で足の筋力が落ちたことは、まず実感することはありません。

しかし、左右のバランス等の具体的な数値として現実が示されると、これは認識せざるを得ない…そう感じました。

 

しばらくは、基礎トレーニングとしてLSDを行っていくことにしていますが、そのLSDの際にも、左右のバランスを取り戻せるよう、当面は右足のペダリングを意識してみたいと思います。

 

 

うーん、「ツール・ド・おきなわ」への道は遠い…