今日は、11月11日(土)。
1が4つ並ぶ今日の日は、それになぞらえてさまざまな記念日になっているようです。
・箸の日 箸が二膳並んだように見えるから
・サッカーの日 11対11で行うから
・配線器具の日 コンセントが二つのように見えるから
・ベースの日 弦が4本のベースのように見えるから
いやー、色々ありますね。
他にも、
・キリン一番搾りの日
・ポッキー&プリッツの日
・…
などなど。
11月11日は、1年で最も記念日が多く制定されている日だそうな。
我が家でも、何かの記念日であることを口実にミニパーティでもやろうかな…
そんな気になってしまいました。
さて、そんな ”日本一の記念日” の前日である10日(金)、例によってフォーカスとピナレロの両バイクを乗り継いだ「ローラーでのLSD」を行ってみました。
昨日の投稿(「タイヤのプロファイルはどう?…」)にも書きましたが、フォーカスとピナレロをローラーを行ったときのパワーデータを比較するときは、以下の点について注意が必要になることが分かりました。
・同じタイヤ(GP5000 28c)を履いていても、
・フォーカスとピナレロが履いているホイールのリム幅が違う(17c/19c)ため、
・両バイクのタイヤのプロファイルは違っている…
更にそれが原因で、
・ローラーの ”ドラム” 上を走る際は、
・空気圧を同じ値に設定したとしても、
・タイヤの変形量は「フォーカス < ピナレロ」となり、
・転がり抵抗としては変形量の多いピナレロが不利である…
最後に記載している「変形量の多いピナレロが不利」…
これが ”キモ” でした。
そこで今回のローラーでは、
・空気圧を少し上げることで、
→(F: 4.5 → 5.5 bar、R: 5.0 → 6.0 bar)
・タイヤの変形量の差を少なくし、
・変形から生じる「タイヤの転がり抵抗の差」を小さくする…
こととして、LSD 40分をそれぞれ行っています。
↓ フォーカス
↓ ピナレロ
それぞれの「LSDを行っている部分」のみをズームしてみると…
↓ フォーカスのズーム
平均ケイデンス 71rpm
平均パワー 162w
↓ ピナレロのズーム
平均ケイデンス 71rpm
平均パワー 163w
やはりフォーカスの方が少ないパワーでペダリングできています。
ただし、その差は「1〜2w」であり、全体の「0.6〜1.2%」。
空気圧を上げたことで「タイヤの変形量の差」が少なくなったとは言え、やはり、それが原因となる「転がり抵抗」の差は、1% 程度は発生しているようです。
しかし、私自身の足でペダリングした感覚としては、「もう、差がない」…としか感じませんでした。
おそらくフォーカスに、リム幅「19c」のホイールを履かせた上で、同じタイヤ/同じ空気圧でローラーで走ってみれば、上記「0.6〜1.2%」の差も無くなると思われます。
今回は、そこまではやってみませんが…
一連の「ピナレロ vs フォーカス」では、手持ちの3本ローラー(エリート e-Motion)上を両バイクで走ったときに感じた「ペダリングの軽さの違い」に着目し、取得したデータを比較しながら、その原因を考察してきました。
その結果として、
・ホイールのリム幅の違いに伴うタイヤのプロファイルの違いにより、
・ローラーのドラム上を走る際の変形量の差が発生し、
・それが原因でタイヤの転がり抵抗に差が生じている…
という結論を得ました。
今回、まずメカ的な要因を考えて、
・チェーンラインの清掃
・ビッグプーリーの導入
の対策を行ってみました。
これらの対策を行った効果として、確かにパワーロスを防ぐことはできましたが、両バイクの差を ”ゼロ” にすることはできませんでした。
更に、差がゼロにはならない要因を調べてみると、前述の通り、ホイールのリム幅の違いに伴ってタイヤのプロファイルに違いが発生しており、それが原因となって「転がり抵抗の差が生じている」という結論を得ました。
納得できる結論を得て、正直、ちょっとホッとしています。
それと、これまであまり気にしてこなかった
・タイヤの空気圧と、
・タイヤ幅/ホイールリム幅の相関
にも、走りに関する重要なポイントがあることが分かりました。
それを認識できたことも良かったと思っています。
自分が感じた ”ちょっとした疑問点” を、スルーせずに本気で調査/確認/考察してみる。
これぞ、趣味の究極の楽しみ方。
皆さん、そう思いませんか?
追伸
「ピナレロよりもフォーカスが優っている」…
ローラーで行っているLSDというトレーニングに限定した条件でしたが、私は、上記の結論が導き出されるのことに納得できませんでした。
それが動機となって、今回は色々と確認/考察をしてみました。
確認/考察を重ねた結果として、まずは「空気抵抗/路面の変化」等、外部の影響をまったく受けない「3本ローラー」という環境に限定すると、
・同じ条件で行うローラーで、
・一定のケイデンス(今回は70rpm)で走っているのであれば、
・両バイクに優劣はない(差は生じない)
という結論に辿り着きました。
「まあ、そりゃそうだよね」
さて、つぎからが ”本丸” です。
・”同じ道路” を実際に走り、
・その際に取得したデータを比較することで、
・両バイクの「性能の違い」を考察する…
今回同様 ”本丸” でも、解決すべき課題が発生し一筋縄ではいきそうもありません。
しかし、それらを解決しながら確認/考察を進めること ”そのこと自体” が楽しみだ…
私はそう思っています。