粗めの多め…

今日は、3月12日(水)。

先日の投稿では、コーヒーの豆を挽くミルについて書きました(「我慢のしどころ…」)。

 

手動木製の ”横回し” のミルから、鉄製の ”縦回し” のミルに買い替えて以来、これを気に入って使ってきた。

しかし最近、手でミルのハンドルを回すことが面倒くさくなってきた。

美味しく淹れることができる状態で、手軽にコーヒー豆を挽く方法はないか…

 

ざっくり、こんな内容でした。

 

コーヒー豆を手軽に挽きたい…

この願いを叶えるために、私はとうとうウルトラCを発動。

 

それがこれです。

 

「なーんだ、ただの電動ミルでしょ」…

そう思ったあなた。

チッチッチッ、最近の電動ミルは凄いんです…

 

まず豆を挽く方法ですが、昔のミルのように ”羽が回って豆を砕く” というやり方ではありません。

 

そう、ちゃんと ”臼(うす)” で挽くんです。

写真のオレンジの下部分が ”臼”。

ここでコーヒー豆を ”本当に挽いている” んです。

 

しかもその ”臼” は取り出して掃除することもできるようになっています。

 

いやー、すごいです…

 

豆を挽く粗さ(細かさ)は、ホッパー部分をクルクル回して設定。

粗さを設定してスイッチをポンとすれば、瞬時にお望みの粗さ(細かさ)のコーヒー豆の出来上がりです。

 

取り扱い説明書には、

「まず、取り外せるプラスチックの各部分を洗え」…

と書いてあります。

 

指示に従って各部を洗い、それを拭いて乾燥。

そして、組み立てるのももどかしく、さっそく使ってみることに。

 

まず、ホッパーに4人分のコーヒー豆を投入。

粗さの設定は、

・最も粗い側の ”フレンチプレス”(煮出してパーコレーターで押す)

から、

・最も細かい側の ”エスプレッソ”

まで、実に40段階の設定ができるようになっています。

私は、やや粗い側よりになる、中粗挽き ”ハンドドリップ” に設定。

その中でも最も細かい側にしました。

 

これでタイマーを40〜50秒に設定してスイッチポン。

すると約40秒で、4人分の豆を挽くことができました。

 

中粗挽きの中でも最も細かい側に設定しましたが、それでも、

「自分で挽いていたより少し粗いかな…」

という感じ。

 

とりあえずこれでコーヒーを淹れてみたところ…

いやー、美味しいです。

 

手動のミルで挽いたよりも、豆が ”少し粗め” になったことから、雑味がなくてスッキリした味になったような気がします。

ただし、豆が粗くなった分、淹れたコーヒーが少し薄く感じます。

 

そうか、粗めで挽く代わりに、投入するコーヒー豆の量を多めにすればいいのか…

昔から、コーヒー豆は

「粗めの多め」…

と言われていたことを、久々に思い出しました。

”粗めの多め” を味わいたい方、ぜひこちらまでお越しください。

スッキリした美味しいコーヒーをご馳走したいと思います。

 

ちなみに、現在在庫している豆は、マンデリンとグァテマラをそれぞれ300g。

もしかすると、これにモカが追加される…かもしれません。

 

皆さん、ご遠慮なくどうぞ。

先送りの功罪…

今日は、3月11日(水)。

14年前の今日、東日本大震災が発生しました。

発生したのはマグニチュード9.0、最大震度7の大地震。

地震はもちろんですが、その後発生した津波による被害/犠牲も大きいものでした。

 

また、発生した被害/犠牲は、地震と津波が直接作用したものだけではありませんでした。

福島県の原子力発電所を大津波が襲ったことで、発電所全体が全電源喪失。

それが原因となって、原子炉での ”メルトダウン/水素爆発” 事故が発生。

この原子炉事故よる影響は非常に大きく、現在に至るまで、周辺の市町村の復旧/復興を困難なものにしています。

 

東京電力の福島第一原子力発電所には、1号機から6号機まで6つの原子炉があります。

このうち1号機、2号機、3号機がメルトダウンを起こし、さらに1号機と3号機で水素爆発が発生しました。

 

2号機も、1号機/3号機と同様メルトダウンになったのですが、水素爆発はしませんでした。

ただこれは、他の原子炉の水素爆発で2号機建屋の壁/屋根が吹っ飛んでしまい、2号機の建屋に水素が溜まらなかっただけ。

なので、全電源喪失/メルトダウン/放射性物質の飛散…という深刻さは、1号機/2号機/3号機とも同じ状況でした。

 

現在東京電力では、5号機と6号機の2つは実験用として残すことを検討していますが、1号機〜4号機の4つは廃炉とする方針です。

ただ、この ”廃炉” にする作業/行程も、一筋縄ではいかないものなんですけどね…

 

原子力発電所がすべての電源を喪失した原因は、発電所の全域が10m、場所によっては15mを超える津波に襲われたことです。

  

発生した大地震の影響で、まず外部から取り入れている商用電源がすべて失われました。

ただ実はこのタイミングで、非常用ディーゼル発電機は稼働しました。

しかしそこに、大津波が襲いかかります。

大津波は、発電所にある様々な安全装置/重要設備を破壊。

そして、稼働していた非常用ディーゼル発電機まで浸水/破壊を受けてしまった…

これが致命でした。

 

地震発生直後は、非常用ディーゼル発電機が稼働しており、その電気を使って、原子炉に冷却水を送るポンプが動いていました。

しかし津波の被害により、ディーゼル発電機が停止…からの冷却水のポンプが停止。

これにより、原子炉内の燃料棒を冷やすことができなくなり、その結果メルトダウン/水素爆発の事故が発生してしまいました。

 

とはいえ、原子力発電所を設計した際に地震や津波の発生が想定されていなかった訳ではありません。

もちろん、ある程度の規模の地震/津波を想定した上で、施設/設備の設計が行われていました

ただし、設計時に想定した津波の高さは6mほど。

うーん、いかにも低いです。

 

結果論ではなく、この津波の高さの想定って、素人の私から見ても低すぎる…

そう感じます。

というのも、江戸の昔から、東北地方、とくに三陸沖では大地震/大津波の被害が度々発生しており、

「発生した津波の高さは、山のお宮の鳥居の基礎まで届いた」

そんな言い伝えがあることは、私でも知っていたりします。

そして、その”お宮の鳥居の基礎” の高さは、じつに海抜20m以上…

 

その言い伝え通り、東日本大震災の際に発生した津波は非常に大きく、福島第一発電所を襲った津波は、東京電力が想定していた6mの2倍以上の高さでした…

 

 

「想定した津波の高さが低すぎた/発生した津波の高さが想定を超えていた」…

これはその通りなのですが、真実はそんな単純ではないようです。

 

 

実は東京電力では、2008年の時点で、すでに地震により発生する津波の高さが、15mを超える可能性があることを認識していました。

ただ、その対応を ”先送り” してしまった…

そんな経緯があったことが、後に世間に知られることになりました。

 

2008年に東京電力の ”子会社” が地震で発生する津波の高さの再計算を行い、

「最大で15.7mの津波に襲われる可能性がある」

ということを、東京電力に報告していました。

 

上記の津波の高さの計算は、日本政府の地震調査研究本部が出している長期評価というデータに基づいて行われました。

そして、”2008年時点で東京電力は把握していた” という事実は、2012年〜2013年の東京地検の捜査により判明。

その後、2017年〜2019年に開催された公判の捜査記録として、この事実が公開されます。

その時点で初めて、一般の人々が、上記の経緯を知ることになりました。

 

実は東京電力では、2008年に子会社が行った津波の再評価結果を受け、本店の土木関係部門が、15.7mの津波を想定した防波堤/防潮堤の建設工事の実施を検討しました。

しかし、経営層/原子力関係部門がこれを ”先送り” する判断を行い、その結果、15.7mの津波を想定した防波堤/防潮堤の建設は行われなかった…

そんな経緯があったんです。

 

「悪い知らせや情報ほど、早く報告/対処すべき」

これが、私が社会人になって学んだ最も重要なことのひとつです。

東京電力のお偉いさんは、私でも学んでいるような教訓/鉄則を、学んでいなかったんでしょうか…

 

 

2017年〜2019年には、東京電力が ”先送り” との判断をしたことの刑事責任を問う裁判が行われました。

この裁判では、当時の経営陣3人が起訴されましたが全員が無罪となっており、その判決が確定したように思います。

 

”先送り” をしたことについて刑事責任を問うことができるのか…

正直言って私には分かりません。

しかしその有罪/無罪はともかく、

・東京電力のお偉いさんともあろう方が、
・安全上の重要な判断を ”先送り” にしてしまったことで、
・地震により発生した津波から発電所を守ることができず、
・大きな原発事故が発生してしまった…

これは、”その通り” という印象です。

ということは、刑事責任には問うことはできなくても、

・”先送り” をしたことの道義的責任はあり、
・それは民事上の不法行為に該当する…

つまり民事裁判を行えば、

・東京電力のお偉いさんにも、
・事故により発生した損害の、
・賠償責任を認めてもらえる可能性がある…

と感じます。

いや、そんな裁判をするかどうか、そこはまた別の話ですけど…

 

地震で発生した津波が6m以下だったら、この原発事故は起きませんでした。

そのときは東京電力、そして ”先送り” した経営陣も、

「良くやった/いい判断だった」

と褒められたかもしれません。

しかし現実は、そうではありませんでした。

 

どんな不都合なことでも、どんなに不愉快なことでも、そこから目をそらさず判断を ”先送り” にしない。

その覚悟/勇気を持つ。

それを噛み締める3月11日にしたいと思います。

しゅういちホイホイ…

今日は、3月10日(月)。

昨日 9日(日)、夜21時少し前になって、久々にkenshinさんから ”ピロン” とLINEが届きました。

「白山ジオライド、一緒に出ませんか?」

 

おー、久しぶりのライドお誘い。

「はい、出ましょう! 明日の朝一番でエントリーします」

とお返事。

そのお返事通り今朝一番で

・100kmコース
・駐車場 「必要」

でエントリーが完了しました。

 

長男を釣るには、草刈りならバイト代、バンドならアンプ等の現物…など、物欲に訴えるために出費が必要(「今日のところは…」)。

しかし、私(しゅういち)を釣るには、

・飲み会
・ライド

などの ”お誘い” で十分。

しかも今回のような大会、あるいは遠征へのお誘いであれば、そのライドには、飲み会もセットになっている ”匂い” がプンプン。

 

白山ジオライドという ”しゅういちホイホイ”。

誘われた途端、その魅力に見事釣られてしまった私でした。

怒りに震えて…

今日は、3月9日(日)。

「今日こそ、朝一番でライドに行くぞ!」

そう思って目が覚めた午前4時。

カーテンを開けて外を見ると、無情にも路面はビショ濡れ状態。

 

その時間帯になるとさすがに雨は上がっていましたが、どうやら深夜に雨が降った模様。

その影響で、道路は完全にウエット状態になっていました。

 

諦めきれずちょっと外に出てみましたが、外気を浴びた瞬間に

「寒っ!」

…と叫んで、すぐに家の中に引っ込む始末。

まあ、パジャマのままだったんで当然と言えば当然…ですかね。

 

 

昨日の天気予報では、今日は ”晴れ” になるはず…でした。

しかし、朝食後あらためて空をチェックしてみると、やっぱり雲行きが怪しそう。

ということで、昨日と同様、今日もライドには行かず ”ステイ” との一日となりそうです。

 

「まあ、それでも、納屋に行ってバイクでも眺めてみるか」

と思って納屋に向かうと、なんと納屋に面した道路の納屋側に、大きな ”イヌのウ○チ 2つ” が…

 

「えー、これってどういうこと!」

 

世の中のすべての犬を飼っている方が、そんな風だとは思いませんが…

朝の犬の散歩の際に、自分が飼っている犬のしたウ○チをそのまま放置していく方が、この令和のご時世でも、まだ居るんですねぇ。

 

実は、犬のウ○チ放置事件は、これで2度目。

1度目は昨年末だったのですが、そのときと、見た感じとして色/大きさがとても似ている。

そして場所が近いという状況。

なので、前回と今回は同じ犬、つまり同じ飼い主の仕業だと思われます。

 

犬に悪気はない…でしょうから、これは飼い主の問題。

「ちょっと許せない!」

そう思っています。

 

色々な感情がありましたが、放っておいても誰も片付けてくれないことも明らか。

なので、前回もそうだったのですが、放置されていた犬のウ○チを、私が片付けることにしました。

 

まずは、ビニール袋(2袋)で2つのウ○チをくるみ、口を閉じます。

その2袋をさらにレジ袋に入れて、口を固く縛ります。

そしてそのレジ袋を、我が家のごみ袋に入れました。

 

「なんで、俺がこの作業をやらなきゃならないんだー!」

そう叫びたい気分でした…

 

 

まず、そもそも昨日、今日と、

「天気予報に裏切られた」…

という思いを抱えている私。

それもあって、ライドに行けない鬱憤(うっぷん)がつのっていました。

そこに、犬のウ○チが放置されていた衝撃が重なり、思わず感情が爆発。

 

感情が頂点に達した私は、納屋の中から水道ホースのリールを持ってきます。

そして、ホースを水道の蛇口に接続。

水道栓を開いて、ウ○チを片付けた場所に向かって勢いよく放水。

その放水により、まだ少し汚れていた道路/路面を洗い流し、その水を側溝に汚れを流しました。

 

 

このとき、怒りに震えていた私は、思わず手に力が入り、水道の栓は全開まで解放状態。

ホースをウ○チで汚れていた場所に向け、先端から飛び出す水を汚れていたところに向けてバンバン放水。

 

そうやって、

「少しでもストレスを発散してやる」…

そう思って放水していました。

 

ところが突然水が出なくなった…

と思ったら、水道の蛇口とリールの間のホースが外れて、そこから水が

「ジャー!」

と、飛び出す状態に…

「あっ、マズい」

 

水道栓を閉めに近づく私に向かって襲いかかる、全開の水道水の容赦のない攻撃。

怒りに震えるだけではなく、冷たい水道水の寒さにも震えることになった、今朝の私でした。

お預けに…

今日は、3月8日(土)。

昨日 7日(金)の金沢は、再び襲ってきた冬の寒さに凍えた朝一番となりました。

 

昨日の朝のこと。

布団から出てリビングのカーテンを開けてみると…

そこは、庭/道路、そして向こうに見える畑など、目に入るものがすべて真っ白で、一面の雪景色となっていました。

「えーっ、また雪?」

とびっくりしたのですが、積もった量は、わずかに数cmのみ。

あっという間に積もった雪が解けていき、午後になると、その雪もすべてなくなっていました。

 

 

ただし、明けて土曜日の今日の天気は、めでたく ”晴れ” の予報。

「よーし、今年の初ライドとして東尋坊にでも行くか!」

と意気込んでいたのですが、目が覚めて確認した空模様は、実に微妙。

 

晴れ…なんて誰が言ったのか。

そもそも青空はないし、雲が空一面に広がっています。

走るコースによっては

「いつパラっときてもおかしくない」…

そんな感じです。

 

加えて最高気温も、雪が降った昨日よりは暖かいようですが、それでも10℃以下にしか上がらない予想です。

 

「うーん、今日はやめておいた方が良さそうだ」…

ということで、今日の2025年 初ライドは、残念ながら ”お預け”。

「よし、明日の日曜日こそ、初ライドに行くか」

そう思った今朝の私でした。