無常の声…

今日は、3月5日(木)。

このところ私は、夜、布団に入に入って寝るときにテレビを点け、Youtubeの動画 ”平家物語 現代語訳の朗読” を見る(聞く?)ことが多くなっています。

 

祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり

沙羅双樹の花の色 盛者必衰の理をあらはす

驕れる人も久しからず ただ春の夜の夢のごとし

猛き者もつひにはほろびぬ ひとへに風の前の塵に同じ

 

冒頭のこの部分は、とても有名です。

 

この冒頭部分を読んだり聞いたりすると、高校で古文の先生に習った授業の1シーンを思い出します。

その古文の先生は、冒頭部分の読み方について、以下のように説明をしてくれました。

 

世の中では、『ぎおんしょうじゃのかねの ”こえ”』と読んでいますが、これは間違っています。

正くは、『ぎおんしょうじゃのかねの ”おと”』です。

”音” という字を書いていますが、これで『おと』と読むのが正しいですからね。

 

「えーっ、ホントか〜?」

そう思ったのを覚えています。

 

もう一つ。

和歌の最初にある説明書き(どんなとき/どんな状況でその和歌を書いたか…の説明書き)のことを ”助詞” と表現します。

その読み方についても、以下のように説明してくれました。

 

世の中では、”助詞” を『じょし』と呼ぶ人が多くいますが、これは間違っています。

正くは、『じょことば』です。

皆さんは間違えずに、『じょことば』と読みましょう。

 

「ふ〜ん」

読み方にこだわりのある、そんな先生でした…

 

 

昨日 4日(水)もの夜も、布団に入ったらTVを点け、すぐにYoutubeの平家物語の朗読動画を再生。

ところが、これを見ている(聞いている?…)と、なぜか気分が落ち着いてきて、そのままスヤスヤと寝てしまう…

そんなことが続いています。

このため、全部で第12巻まである平家物語の朗読動画なのですが、再生しているのは、ずーっと第一巻のまま。

 

動画の冒頭でも、『祇園精舎の鐘の声(こえ)…』という部分があります。

毎度毎度、

「あー、やっぱり世の中は『こえ』だよねー」

そんな風に高校の先生のことを思い出しながら、そのうちに寝落ちしてしまいました。

 

 

そして、今朝。

いつもTVを点けっぱなしのまま寝ている私に対して、妻から一言。

「寝るときに、TVに ”切るタイマー” をかけたらどう?」

 

私も以前、1時間の ”切るタイマー” をかけたことがありました。

ところが ”切るタイマー” をかけると電源が切れることが気になってしまい、途端に、まったく眠くなりません。

結局、タイマーで切れたTVをもう一度点けてしまう…

そんな天邪鬼な性格/特性がある私。

 

そんな天邪鬼な私を知ってか知らずか、妻の ”無常の声” が私の耳に響きます。

「あー、そうだね」…

そう力なく返事をした、今朝の私でした。

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