5年ぶりに…

今日は、10月11日(土)。

明日の12日(日)は、このあたりの氏神さまである住吉神社の秋祭り。

私たちの町会でも、町内にある公園で秋祭りのイベントが開催され、あわせて子供神輿が町内を巡行します。

 

私が子供のころは、秋祭りは曜日に関係なく10月15日と決まっていました。

しかし ”体育の日” が、10月10日から10月の第二月曜日に変わったころから、秋祭りの開催日は、体育の日の前日、つまり10月の第二日曜日に変わりました。

→ つまり、土曜日から始まる三連休のど真ん中、日曜日が秋祭りになりました。

 

父と母が亡くなってから、私の家族は、それまで住んでいた町会の ”隣の町会” に引っ越しをしました。

しかし元々住んでいた町会も住吉神社が氏神さまなので、秋祭りの日程は同じ。

(というか、こちらが元々の本町会で秋祭りイベントの中心…という立ち位置ですね)

 

この元々の町会は ”本町会” なので、大人の神輿が町内を練り歩き、神輿が神社に帰ったあとは、神社の境内で秋祭りイベントが開催されることになっています。

 

 

私が子供のころ、父と母は、町会の秋祭りとは別に、我が家の恒例行事を行なっていました。

それは、

・新米のもち米で赤飯を炊く
・新米で押し寿司を作る

というもの。

自分で作った新米のお米(もち米も)を使って赤飯と押し寿司を作り、家族はもちろん、親戚の家々にも配っていました。

 

私の代に変わってからは米作りをやめたので、自分で作った新米はありません。

しかしそれでも、その年の新米(もち米も)を買ってきて、それを使った ”赤飯”、”押し寿司” を作ることは続けていました。

 

ところが、新型コロナのパンデミックがあって以降、しばらく秋祭りは開催されない年が続く状況に。

それにあわせて、恒例の我が家の恒例行事だった ”赤飯&押し寿司” も中止となりました。

 

しかし今年は、これらを5年ぶりに復活させようと思います。

その第一弾として、今日の夜には、押し寿司を作って重石をすることになります。

5年ぶりに取り出した、”押し寿司” 作りの道具。

 

写真に写っているのは、向こう側から、酢飯を作る桶。

右側が、押し寿司全体を入れる型、そして底板。

左側は、押し寿司全体の蓋板、そしてひと切れ分の枠。

(押し寿司のひと切れは、”一切れ分の枠” ではかります)

 

”押し寿司全体の型” には4段の押し寿司を積むのですが、1段には

3 × 4 = 12切れ

を入れることができます。

つまり、この型一つで48切れの押し寿司が作れます。

→写真には1つですが型はもう一つあり、都合2つあります。

 

48切れの押し寿司を作るのに必要なお米は、一升三合。

その一升三合のお米を一度に炊くことができる ”二升炊き” の炊飯器。

 

これらはすべて、押し寿司を作るためだけに使う道具。

たとえ1年に一回だけしか使わない道具でも、それなりに理由があって持っている…

 

今回は1年に一回ではなく、5年ぶりに引っ張り出しました。

木製の道具は、まずはアルコールで道具全体を拭き、その後熱湯を掛けて、食べ物が触れる部分を徹底消毒。

炊飯器は、台所用の中性洗剤でしっかり洗う。

これだけやれば、まあ、大丈夫でしょう。

 

 

金沢で作る秋祭りの押し寿司は、下側にしめ鯖(細切りの生姜を添える)を使ったものが多く、我が家でも代々ずっと ”しめ鯖” の押し寿司です。

上側には紺のり&桜エビを乗せて、彩りよく整えます。。

1段目が完成したら、木の薄い板または笹の葉を敷いて、上に2段目を作る。

それを繰り返して4段の押し寿司を完成させます。

母が作っていたころは、木の薄い板を使った作り方で、4段の押し寿司を作っていました。

このため押し寿司ができたら、型から抜いて包丁で切り分け、切り分けた塊りとして大皿に盛り付けていました。

 

切り分ける方法は、

・横方向に3等分
・縦方向に4等分

としており、1段は12等分されることになります。

ただし、切り分けたとしても、1段目〜4段目は積み重なったままとなっているため、4段が積み重なった塊りとなっています。

ということは、盛り付けや食べるときも、4段がワンセットになっている塊り単位…という感じでした。

また、切り分けるのは3 × 4 の12等分ですが、具材のしめ鯖、紺のり&桜エビが、12等分のセンターにあるかどうかは、具材を置くときの丁寧さに依存しており、実際のところは分かりません

なので、しばしばセンターを外しているものがある…というような状態でした。

まあ、それもご愛嬌なんですけどね…

 

妻が作るようになってからは、各段を一気に作るのではなく、ひと切れずつ作る方法に変更。

”ひと切れずつ” というのは、

・押し寿司は ”ひと切れ” ずつで作り
・それを笹の葉2枚で包んだら
・それを型にきちんと並べていく

という方法。

このため、見た目はいわゆる ”笹寿し” という感じです。

 

こうすると、作るときにはとても手間がかかります。

しかし、出来上がった押し寿司は切り分ける必要はなく、型からひと切れずつ取り出すだけ。

また、”4段の塊り” 単位で食べる必要はなく、本当に笹の葉で包んでいる ”ひと切れ” ずつで食べられます。

また、必ず具材がセンターに来ています。

実は、これがとてもいいんです。

 

 

久々に作る押し寿司なので、今年は振る舞いには出さず我が家で食べるオンリー。

しめ鯖も、これまでは買ってきた鯖を妻が三枚におろして、自分で塩/酢で締めていました。

しかし今年は、すでに3枚おろし&酢でしめ済みの、冷凍のしめ鯖を購入して使うことにしました。

(やっぱり、アニサキスが怖いですからね…)

 

 

さて、5年ぶりの押し寿司、どうなるでしょうか?

結果については、乞うご期待!

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