今日は、10月18日(金)。
妻が旅行から帰ってくるのは、明日の19日(土)だと思っていましたが、これは私の勘違いでした。
今日 18日の夜…というか、夕方遅くになって帰ってきます(「インバウンド…」)。
ただし、
「夕飯は、家に帰ってから一緒に食べる」
とのこと。
なので、今日いっぱいは私の主夫生活が続く、それは変わりませんでした。
今日いっぱい、頑張ってみます!
さて、妻は昨日は群馬県富岡の長女のアパートで一泊したのですが、なんと、長女も一緒に自宅に帰ってくるとのこと。
どうやら明日 19日(土)に、自身が卒業した大学/大学院において、就職した企業の説明会…というか紹介を行うようで、そのためにこちらに帰ってくるそうです。
内定者との面談なのか、それとも来年度の卒業者に向けた説明会なのか…
そこは分かりませんが、おそらく大学/大学院のOGとして、彼女は在学中の学生と会ってくるのでしょうね。
私が新卒で就職したころはどうだったかな…と、ふと思い出してみました。
たまたま先日、私が新卒で就職した企業の元上司、および元同僚と、東京/上野で久々に会う機会がありました(昼飲みから始まって、その後カオス状態までになりましたが…)。
私が新卒で就職したのは、メーカー系のソフトウエア専門会社でしたが、上記の元上司/元同僚と飲んでいる席で出た話の内容は、楽しい思い出や出席できなかった方々の現状の話もありましたが、やはりシステム開発プロジェクトの進捗が遅れて収拾がつかなくなったり、客先システムのトラブル対応が収束せず大問題になったりしたことなど、皆で苦労したことが話題の大半を占めていました。
私が就職した今から40年前のソフトウエア業界は、全国の都市銀行や地方銀行、それに加えて証券関係の大型汎用コンピューターのシステム更新が連続して実施されている状況でした。
そこに加えて、アメリカから摘発された産業スパイ事件の対応が重なった結果、日本のほぼすべてのメーカー系のソフトウエア会社…というか業界全体として、未曾有の業務逼迫状況にありました。
このため、メーカー系の会社と言えども、業務状況は当然の如く超ブラック。
プロジェクトの遅れや客先でのトラブル対応を抱えている部署は数多く、どの部署でも残業が100時間を超える人がゴロゴロいたと思います。
さらに、ときによっては残業が200時間を超えている人が居る…そんなことも当たり前でした(私もその一人でしたね…)。
しかし今回集まったメンバーは、普通に考えれば思い出したくもない ”プロジェクトの遅延/客先トラブル対応の記憶” を、嬉々として話しています。
各メンバーは、全員が50歳を超えている(元上司は喜寿の77歳)ため、感性/志向的には、ちょっと古いのかもしれません。
しかし、”苦労を共にした仲間” という感覚がベースあるからでしょうか、
「過去の武勇伝を自慢する」
のではなく、
「自分たちが惨めで、吊し上げられて、苦労した」
そんな状況を、
「でも俺たち/私たちは皆で協力して、それをひっくり返してきた/乗り越えてきたよね」…
その喜びを、皆でもう一度追体験したかった…
それが目的だったのかもしれません。
そんな状況を考えてみると、私がOBとして自分の卒業した大学に行き、在学中の学生に自分の企業について話すとすると、あまりいい話はできなかったでしょうね。
「作業量に対してプロジェクトメンバーが足りないので残業が多いのは当たり前」
「当然システム開発は遅延し、残業は100時間を超えることもザラ」
「そこに客先システムのトラブル対応で事件が発生(収束しない/失敗等…)すると、残業は200時間を超えるときもある」
私たちの年代のソフトウエア業界は、どこもそんな感じだったと思います。
働き方改革が叫ばれている昨今であれば、こんな状況はあり得ないでしょう。
とは言え、程度の差はあったとしても、今でもプロジェクトの遅延/客先でのトラブル対応等が重なれば、”似たり寄ったりの状況になる”…でしょうね、やっぱり。
長女がどんな状況で働いているのか、それを私は知りません。
このため、彼女が、OGとしてどんな話を学生に向けてするのか、ちょっと想像ができません。
彼女が厳しい状況で働いているとしても、あまりに生々しい話してしまい、
「学生たちを怖がらせる」
ようなことは、避けてほしいと思います。
しかし、嘘/甘い言葉で誘い、
「誤解した学生が就職 → ミスマッチで早期退職」…
となることも避けるべきだと思います。
うーん、難しいですねぇ…
ただ、厳しい現実があったとしても、仲間たちと協力すれば、それを乗り越えることは不可能ではない。
そして、その仲間たちとは、40年を経過してもなお交友を深めることができる…
そこは伝えたいと、私は思ます。
先輩(OB/OG)としての話。
長女の話は分かりませんが、私の話はこれですかね。
しかし、その内容だと、その企業には就職してもらえなさそうです。
(あっ、だから40年ほど前、私にはOBとしての面談/話の依頼は無かったのかも…ですね)