今日は、9月19日(木)。
17日(火)18日(水)の二日間、私はとある団体の視察研修で富山県-長野県に行っていました。
視察研修といっても、まあ旅行と同じようなものです。
立山黒部アルペンルートを通り立山・室堂を訪れて、黒四ダムを見学したのち扇沢に抜けて松本で一泊。
翌日は、信州中野でフルーツ園を見学し、葛飾北斎の天井画が有名な岩松院を拝観したのち、小布施を散策して帰ってきました。
私はこれまで、立山の室堂までは5回ほど、黒四ダムには2回行ったことがあります。
しかしそこからさらに先にある関電トンネルを抜けて、長野県の扇沢まで抜けたことはありませんでした。
「黒部の太陽」の映画、あるいは破砕帯が有名な関電トンネル。
そこを、今回初めて走ってきました。
”プロジェクトX” や ”ブラ・タモリ” のTV番組でも取り上げられたことのある関電トンネル/破砕帯。
このトンネルの工事には昭和31年から着手しているそうで、その当時の苦労を考えると、
「いやー、人間の行う事はすごいなぁ〜」
と思ってしまいます。
むぎーさんと利賀村を訪れたときにも、その周囲で行われていた利賀ダムに関連する大規模な土木工事を見て、同じような感想を持ちました(「過疎化しているからこそ…」)。
生活を豊かに/便利にしたいという欲望、そしてそれを実現するための人間の営み。
それには際限がない…
それをあらためて感じました。
ちなみに、富山県側のトンネル、立山の室堂から大観峰(ロープウェイの乗り場)までの ”立山トンネル” は、トローリーバスに乗って行きます。
一方長野県側のトンネル、黒部ダムから扇沢までの ”関電トンネル” は、EV化された電気バスに乗って行きます。
実は少し前までは、関電トンネルも立山トンネルと同様トローリーバスでした。
これが2019年に電気バスに変わりました。
立山トンネルも、2024年12月をもってトローリーバスの運行を終え、2025年4月からは電気バスに変わるそうです。
実は、どちらのトンネルも、開通当初はディーゼルエンジンのバスを使っていたそうです。
同じトンネルを走る交通手段ですが、それが時代/状況の変化や技術の進歩に伴って、違うものに変わっていく。
これもまた、人間の成せる技ですね。
視察研修が終わり、今日からは普段の生活。
モードの切り替えを行って、さあ、頑張りましょうかね!