生き物の命…

今日は、3月15日(日)。

2026年の元旦を迎えてから、はや丸2ヶ月と15日が過ぎました。

春を迎える準備…という訳でもありませんが、今日はお昼から、”八南会” でのバーベキューを予定しています。

 

以前の投稿でも、”八南会” について触れたことがありました(「ヘッド(頭)の調子…」)。

この会は、同じ町内の方々との楽しい食事会や温泉旅行を行う会です。

代表幹事は、Best岡田さん。

そして、かく言う私が会計&企画担当です。

 

 

バーベキューの食材は、なんとジビエのお肉。

実は八南会の会員の中に現役の猟師の方が居られます。

今回はこの方から、自分で仕留めて、自分で解体/処理したジビエのお肉を提供していただくことができました。

 

「ジビエの肉を八南会のみんなで食べて、来るべき春に向けて英気を養おう」

そんな趣旨のバーベキューです。

 

 

提供いただいたジビエの肉は、以下の3種類。

 ・猪
 ・鹿
 ・熊

 

花札には『イノ(萩に猪)、シカ(紅葉に鹿)、チョウ(牡丹に蝶)』という役がありますよね。

今回は、最後が ”チョウ” ではなく ”クマ”。

なので、 『イノ、シカ、クマ』…ですね。

 

 

いやー、最後の ”熊” がすごいです。

現役猟師の方は今でも、毎週白山市白峰の山奥に入って、猪、鹿、熊の動向/様子をチェックしているそうです。

 

この方、かつては猟友会に入っていたそうです。

しかし熊が出没して猟友会に動員がかかっても、仕事で出動できないことが連続。

「それが申し訳ない」…

と感じたので、今は猟友会を退会されているとのこと。

 

実は猟友会に入っていると、猟銃免許の更新の際に、

「実弾での射撃テストが免除される」

という特典があるそうです。

 

しかしこの方は、すでに猟友会を退会。

このため、免許の更新の際は、実弾での射撃テストが必須。

 

一方、猟友会に入っている人たちの中でも、実際に山に入って猟銃での狩猟を行なっている人は少数派だそうです。

このため、猟友会員と言っても、射撃の腕はバラツキがある…とのこと。

ただこの方は、実際に猟銃での狩猟を行なっている現役の猟師。

なので、一定期間ごとにお隣の富山県にある射撃場に行って射撃訓練を行なっているそうです。

 

さらに、使っている弾は市販のものではなく、自作のいわゆる ”ハンドロード” だそうな。

薬莢に自分で雷管/火薬を詰め、そこに弾頭を入れて作るとのこと。

使う火薬・弾頭にも色々な種類があるので、組み合わせは自分しだい。

なので、

「弾を自作することで、自分の狙っている獲物に最適な弾を作ることができる」…

そうな。

いやー、奥が深いですね。

 

 

今から2年ほど前のこと。

そのころ私は、狩猟免許/猟銃免許を取ろうと思っていました。

このときに、先輩猟師として色々お話を伺ったのが、実はこの方。

 

この方は、私が本気で狩猟免許/猟銃免許を取ろうと思っていることを知り、この本をプレゼントしてくれました。

 

いやー、嬉しいやら申し訳ないやら、私はとても感激しました。

 

 

一方、狩猟免許/猟銃免許を取ったからといって、

「すぐに猟銃での狩猟ができる」…

というものではありません。

経験豊富な先輩に、実際の狩猟のイロハを教えてもらいつつ、自分でも経験を積んで技術を向上させていく。

そんな積み重ねが必要です。

なのでこの方には、”免許を取ったら弟子入りさせもらう” ことも、了解してもらいました。

 

 

そんなこんなで、喜び勇んで妻にその話をしたところ…

 

えー、やめてほしい。

普段スーパーで買っているお肉も、生き物の命を奪って作っていることは分かっているわ。

でもあなたには、その ”生き物の命を奪う” ことは、してもらいたくない。

それに危ないし。

 

…ですと。

 

その後、妻とは、何回かこの話をしました。

私は釣りをやりませんが、

「魚釣りも、やっていることの本質は一緒だよ」

と説明。

すると妻からは、

「でも、魚釣りは危なくないでしょ」

とのお返事。

「うーん」

まあ、そうですかね…

 

 

結局、妻の考えは変わらず、狩猟免許/猟銃免許の取得は諦めました。

前述の現役猟師の方にその話をして、心苦しかったのですが、私が狩猟免許/猟銃免許の取得を諦めたことを伝えました。

 

「色々教えていただいたのに、申し訳ありませんでした」

するとこの方は、

「あー、分かるわー。ウチの家内も、狩猟に反対しているから(笑」

とおっしゃってくれました。

私は、ちょっと救われた気分…

 

 

狩猟は、生き物の命を奪うこと。

そうではありますが、食料として生き物の命を奪うことは、人が生きていくためには必要なこと。

それは、太古の昔から行われてきました。

 

オートバイやロードバイクに乗っている楽しみの大きな要素の一つには、受ける風、過ぎていく景色などを、”自分の体で感じる” ということがあります。

しかしそれとは別に、”他の人よりも早く走る” という闘争本能ともいうべきものも、楽しみの要素にはあると思います。

 

「人間の本能には、”獲物を狩る” ことも、あるんじゃないかな」…

そんなことを考えてみた、今日の私でした。

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