今日は、11月26日(水)。
少し前の投稿に書きましたが、一昨日と昨日である24日(月)〜25日(火)の二日間は、同じ町会の方々と計画していた温泉旅行(「ヘッド(頭)の調子…」)に行ってきました。
行き先としては、今回設定したテーマ ”今行ける能登の実情を知る”…に基づき、
「富来ー輪島ー和倉ー穴水」
を予定。
三連休最終日(勤労感謝の日の振替休日)となる月曜日は、富来と輪島を巡り和倉温泉で一泊。
翌日の平日となる火曜日は、穴水のワイン工場を見学して帰る…
という計画でした。
朝9時に金沢を出発。
最初の目的地である富来の道の駅には、なんの問題もなく10時20分ごろに到着。
そして、道の駅裏手の海岸沿いにある ”世界一長いベンチ” を見学。
しかし…
昨日の予報では、日中は晴れの天気に恵まれるはずだったにもかかわらず、空はどんよりした曇り空で、今にも雨が降りそうな気配。
そのお天気のためか、あたりに人の気配はなし。
”世界一長いベンチ” に私たちの一行だけが座っている…
そんなシュールな世界が展開されました。

そして昼食は、道の駅の駐車場の仮設商店街として営業している洋食レストランで…
と思っていたら、なんと!
「本日 臨時休業」の張り紙が…
確かにお店の定休日は月曜日。
しかし、勤労感謝の日の振替休日となるこの日は、”お店は開いている” とのことだったんですけど…
しょうがないので、増穂ヶ浦の近く、西海漁港直営の回転寿司 ”西海丸” に行くことにしました。
ランチを頂く回転寿司 ”西海丸” さんに着いたのが開店前の10時50分。
すでに入店待ちのお客さんが10人以上並んでいます。
私たちもその列につき、開店直後に入店となりました。

握り寿司のセットと生ビール(ドライバーの私は、もちろんノンアル…)を美味しく頂きました。
美味しいランチを頂いたら、つぎは輪島に向けて出発です。
道中の能登金剛など荒々しい外浦の海岸を観光し、輪島の輪島塗会館を目指しました。
当初輪島では、輪島塗の箸に沈金の加工を施す ”沈金体験” を行う予定でした。
しかし、生の漆に対するアレルギーを持つ方がいることが判明。
その方は、生の漆がある部屋に居るだけで、”目がシバシバしてくる” そうな…
それはまずい…ということで、急遽予定を変更。
沈金体験をキャンセルして、輪島までの道中で能登金剛/巌門を観光し、輪島では輪島塗会館を拝観することにしました。
能登金剛の荒々しい外浦の海岸線を観光する…
そのためには、メインの国道であるR249を外れて、一本海側の道路を走行する必要があります。
しかし、この道路も地震の影響が大きく、段差やうねりがまだまだ残っている…
そんな道路でした。
天気が悪いせいもあって、富来のベンチに引き続き、ヤセの断崖でも観光客は我々一行のみ。

「あー、ちょっと寂しいよねー」
そんな話しをしていると、断崖絶壁を歩く一人の男性を発見。
「すわっ、ゼロの焦点みたいなミステリーか?!」
そう思って見ていると…
なんと、断崖絶壁から釣りのポイントを探している方でした…

「そんな危険な岩場から、魚釣りをしないといけないのか?」
大きな疑問を抱えながら、ヤセの断崖を見つめる一行。
しかし、そんなことを知るはずもない釣り人。
彼は釣りのポイントを探しながら、さらに危険な場所へと移動していくのでした…
能登金剛の観光を終えた私たちは、輪島に向かって車を進めます。
しかしこの日は、私たちはツキに見放されてしまったようで、輪島でもトラブル発生。
輪島塗会館は、何の張り紙もありませんが、閉館していました。
輪島塗会館の定休日は、土/日。
富来のレストランとは逆に、本来は開いているハズの月曜日でしたが、振替休日で休館となったんでしょうか…
ツキに見放された私たちは、休館であることがわかっているマリンタウンにあるキリコ会館に行きトイレ休憩。
能登半島地震の被害を受けた海岸線を眺めてから、和倉温泉を目指しました。
輪島に着いたものの、輪島塗会館は休館、キリコ会館も当面の間休館中…
ということで観光すべきポイント見つけられなかった私たちは、和倉温泉にチェックインし、旅館の館内で楽しむことに方針変更。
なんやかんやとありましたが、無事和倉温泉に到着。
部屋に入ったらすぐに大浴場に向かいます。
ちなみに、泊まった旅館は、最近流行りのオールインクルーシブ。
お風呂に入ってさっぱりした私は、ようやくこの日の初アルコールとして、ラウンジで無料提供されているビールを頂きました。

そして、お楽しみの夜のバイキング。

飲み放題のアルコール、そして各種料理。
お腹がいっぱいになったそのあとは、全員でカラオケルームへと雪崩れ込み、その日の夜はふけていくのでした…
翌日の朝食は、昨夜の暴飲暴食とは打って変わって、和食中心で健康的そのもの。

妻に褒められること、間違いなしですね。
宿を9時にチェックアウトしたら、穴水のワイナリーに寄り、他にも昼食やらなんだかんだと諸々あって、午後3時過ぎに金沢に帰着。
無事解散となりました。
私は、レンタカーの片付けや荷物の整理等を行ってから、午後4時に帰宅。
こうして、楽しかった温泉旅行が終わりました。
家に帰ったときに、ポツンと一匹で家にお留守番をしていたおこげ。

本人(本犬?…)の気が済むまで、ずっと一緒に遊んでやりました。
今行ける能登。
確かに宿泊した ”和倉温泉旅館の館内” では、楽しく過ごすことができました。
しかし、そこに行くまでの道路あるいは奥能登周辺の観光施設等の復旧/復興が、
「まだまだだなぁ」…
それが正直な感想です。
また、ホームページやインスタ等で公開されている各種施設や店舗の休館/お休みの情報が、ちょっと古い(更新されていない?…)ような気もします。
これが、ちょっと残念でした…
来年になると、
「奥能登観光に行く団体客に補助金を出す」
という内容の奥能登観光振興策が実施されるとのニュース報道もあります。
補助金が出されるのは結構なことですが、それによる異常な混雑、あるいは便乗の値上げなど、悪影響が出るのが過去の教訓。
「そうならないような方法を、石川県にはぜひ考えてほしい」…
そう願うこの日の私でした。
