名産の代償…

今日は、10月29日(水)。

先日のブログには、妻と一緒に、長女の住む群馬県富岡市への日帰りドライブを行ったことを投稿しました(「乗り心地が良く、疲れにくい…」)。

その途中、上信越道の小布施PAで、自宅へのお土産として栗を購入してきました。

 

ご存知の方も多いと思いますが、小布施は栗の産地としてとても有名です。

栗の名産地だけあって、PAの露店で売られている栗も、私がこれまで目にしてきた栗に比べて1.5倍ほどの大きさがありました。

さすがですねぇ〜

 

今朝は、このときに買った栗を使った炊き込みご飯…

いわゆる ”栗ご飯” ですね。

 

名産の大きな栗がゴロゴロ入った栗ご飯を、美味しく頂きました。

 

 

ところで、この栗を買うときに、妻とちょっとした悶着がありました。

そのときの会話がこれ。

 

私:

あっ、小布施の名産の栗。

やっぱり大きいねぇ。

 

妻:

そうね(笑

 

私:

そうだ、これを使った”栗ご飯” が食べたい!

お土産に買って帰ろうよ。 

 

妻:

えーっ…

栗の皮をむくのは大変なのよ。

外側の鬼皮をはがしてから、内側の渋皮を包丁でむくの。

外側の鬼皮をはがすときは、包丁で切れ目を入れて、そこに親指の爪を立ててはがしていくんだけど、爪と指の間がはがれてすごく痛くなるんだから…

 

私:

よーし、分かった。

俺が栗の皮を剥いてあげる。

それなら良いよね?

 

妻:

ええ、良いけど。

本当に大丈夫?

 

私:

おう、任せとけ!

 

 

そうは言ったものの、実は何の作戦もありません。

それでも、妻に栗の皮むきを請け負って、名産の大きな栗を買ってもらってしまった私…

 

家に帰ってから、私一人での、栗の皮のむき方についての大検討会を開催。

その結果は…

 

そう、この栗の皮むき器。

名付けて”栗くり坊主”。

なんと、鬼皮と渋皮が一緒にむける優れもの。

これをネットで見つけて、思わずポチってしまいました。

 

届いた現物をみると、かなりガッチリした作り。

使い方としては、

(1)左側の ”ギザギザ歯” を鬼皮に当てて
(2)右側の ”皮むき刃” で鬼皮&渋皮をむく

というもの。

(1)の歯は、刃物というよりも、まさにアイゼンのような滑り止め。

対して(2)の刃は、普通のハサミではなくまさに包丁の刃物と同じ。

その切れ味は鋭そうですが、硬い鬼皮と渋皮を一緒にむくのであれば、ある程度の握力でレバーを握る必要がありそうです。

 

 

さて、皮むき器が届いたらさっそく作業を開始。

栗を水に一晩つけておき、この皮むき器を使って、昨日の夜にすべての栗の皮をむきました。

 

かかった時間は、およそ1時間半。

 

宣伝文句にある通り、確かに栗の鬼皮と渋皮が一緒に向けます。

これには、私の作業を見ていた妻もびっくり。

なかなかの優れものです。

 

爪が痛くなることもなく、綺麗に栗の鬼皮と渋皮がむけました。

 

しかし、万能で欠点のない道具は無い。

必ずどこかに注意すべき点がある…

それが世の習い。

 

この皮むき器は、鬼皮と渋皮を一緒にむくことができるのが特徴。

しかし、一緒にむくにはある程度の握力が必要となります。

まあ、どんなハサミ/ペンチでもそうなるのですが、それらのレバーを強く握って使い続けると、

「親指の付け根の皮がむける」

ということが起きたりします…

昨日の皮むきではそこまではいきませんでしたが、親指の付け根がかなり痛みました。

 

そして…

 

いやー、失敗してしまいました。

皮をむく(2)の刃が、栗を持っていた私の左手の皮までむくことになりました…

 

先に説明をした通り、この皮むき器で栗の皮をむくには、

(1)まず左側のギザギザ歯を鬼皮に当てて、
(2)鬼皮&渋皮に右側の刃でむく

のですが、(1)のギザギザ歯が鬼皮にしっかり食い込んでいないと、ツルッと滑ってしまいます。

そのとき、力を入れている方向や加減の具合で、(2)の刃が左手の方向に滑ってきてしまうんですね。

上の写真では、滑った刃が、左手の親指に当たり切れてしまいました…

 

 

便利な道具ではありますが、怪我をするリスクもゼロではない。

名産の栗を美味しく頂いた代償として、

「便利な道具/ツールにも、使用上の注意事項/欠点はある」

という普遍の法則を学んだ、この日の私でした。

 

追伸:

怪我を予防するためには、両手に手袋をすることがいいかもしれません。

ただし、左手は栗をつまんでいる必要があります。

このため左手の手袋は、

・指先に滑り止めのついているもの
・指先だけを切り落としてあるもの

であれば、なお良いと思います。

上記、参考まで。

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