時期尚早…

今日は、5月30日(金)。

そうか、2025年の5月も、とうとう最後の金曜日になってしまったか…

今日は、そんな感想を持ちました。

 

昨年2024年の元旦に発生した能登半島地震(「地震が発生…」)。

それから早や、1年と5ヶ月が過ぎました。

 

この1年5ヶ月の間に、能登を走っている主要な国道/県道の復旧はある程度進み、現在では、おおむねどこへでも行けるようになっています。

石川県のホームページ  奥能登2市2町の「通れるマップ」(令和7年4月25日13時時点)より

 

しかし、門前から輪島に抜けるための国道249号線は、中屋トンネルの復旧がまだできておらず、代わりに

・県道7号→県道51号を抜ける
・あるいは県道38号から輪島に向かう

という2〜3つの迂回ルートが整備されています。

 

しかしこれらの迂回ルートも、地震や水害によって寸断された道路を復旧したもののようで、いずれのルートも、まだ「災害復旧関係車両のみ通行可能」となっており、一般車両が通って良いことにはなっていません。

 

同じように、

・輪島から珠洲(狼煙)に向かう国道249号線の真浦あたり
・珠洲市役所から外浦に出る国道249号線

の2つのルートも、

・海岸がもり上がったところに新設した臨時道路
・復旧した県道を利用する迂回路

となっており、通って良いのは「災害復旧関係車両のみ」です。

 

 

上で述べた3つのルート

・門前から輪島
・輪島から珠洲(狼煙)
・珠洲(市役所)から外浦

ですが、実はロードバイクで能登を走る人にとっては、欠かすことのできないとても重要なルートなんですよね。

 

とくに、私たちが好んでライドをしていた

・増穂ヶ浦〜門前
・門前〜輪島
・輪島〜狼煙
・狼煙〜鉢ヶ崎
・すずなり〜大谷
・増穂ヶ浦〜和倉

というルートには、前述の「一般車両が通行できない箇所」が含まれているんですよ、これが。

そして、これらのルートは、石川県の大きなサイクルイベント ”ツール・ド・のと” にとっても、メインとなる重要なルートが含まれているんです…

 

しかしこの重要なルートを、”自転車を含めた一般車両がまだ通れない” ことを考えると、(批判を恐れず正直に言えば…)実態としては、

「奥能登をツーリング/ドライブすることは、まだ ”時期尚早”」

なんでしょうねぇ…

 

 

この点を、石川県の土木部道路整備課にメールで確認をしてみました。

すると…

 

石川県では、「今行ける能登」をキャッチフレーズに、サイクリストを含め観光客の誘致に取り組んでいます。

ただ、地震による道路の損傷が大きく、「災害復旧関係車両のみ通行可」という制限箇所は残っています。

具体的には、現時点では4月25日に公開した「通れるマップ」の通りとなっており、制限を解除する見通しもお答えできない状況です。

また、通行可能となっている路線においても、路面の段差やうねりが多数ございます。

このため通行止めとなっていない、あるいは制限のない箇所を通る際にも、十分に気をつけて通行するようにお願いいたします。

 

という回答が、昨日の夕方に返ってきていました。

 

昨年2024年の夏前に確認した際には、「土砂崩れの箇所はもちろん、段差やうねりが多数あります。危険ですので走らないでください」との回答でした。

それに比べると、復旧は進んではいます。

ただ、それでも…ということなんですよね。

 

 

今行ける能登。

その掛け声は立派。

ではありますが、実態はまだまだ

「時期尚早」…

そう思った今朝の私でした。

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