今日は、5月1日(木)。
2025年も、いよいよ5月に入ってしまいました。
今年の春の連休は、上手く休みを取れば4月26日(土)〜5月6日(月)までの ”11連休” の方もいる模様。
カレンダー通りだとすれば、5月3日(土)〜6日(月)の4連休。
社会人2年生の長女は、上手に有休を取得したようで、11日間を超えて、なんと12連休(「2度目です…」)。
いやー、すごいですね〜…
そういう私は…
大型連休の期間が始まった4月26日(土)は、自宅周辺の側溝のドロ上げ作業を実施。
その翌日 27日(日)は、私が住んでいる町会としての側溝のドロ上げ作業(ボランティア作業)を実施。

このため、上記両日はカレンダー上はお休みですが、私の実感としては ”休みはない” イメージ。
ただ、ドロ上げ作業が終わってから、
・26日の自宅周辺作業のときは個人的に
・そして27日の町会全体のときは一緒に作業をした方々と一緒に…
辛い作業を終えたことをねぎらうための慰労会を行っています。
その意味では、まあ、お休みもしっかりあった…
ということになりますか。
ドロ上げを行なった以降は…
実は4月28(月)と30日(水)にお休みをいただき、2泊3日で浜松に行ってきました。
今回の浜松遠征の目的は、むぎーさんが企画した
「大井川 吊り橋&ビューポイント堪能ライド」
に参加するため。

むぎーさんが企画したこのライド、内容としては、
・走行距離 18.3km
・獲得標高 247m
と、むぎーさんが考えたとは思えない、”ヌルい” もの。
ところが、さすがむぎーさん。
このライドには、走行距離/獲得標高の数値だけでは分からない罠が待っていました…
ちなみに、今回のライドに参加された方々は、むぎーさんと私を含めて7名。
むぎーさんと私、そして他2名の方を含めた都合4名は、私のレジアスエースで浜松から大井川鐵道の千頭駅までトランポ。
そして、トランポのゴール地点である大井川鐵道 千頭駅から井川駅までは、電車に乗っての輪行でした。
大井川鐵道は、きかんしゃトーマス号が走っています。

私たちが乗ったのは電車でしたが、子供たちには、トーマスは大人気のようです。
車を降りた私たちは、さっそく輪行バッグに入れた自転車4台を荷物用の貨車に積みます。

人間は貨車の隣の客車に腰掛けて、まずは約1時間の電車での旅をエンジョイ。
大井川鐵道の列車に乗った印象ですが、遊園地のアトラクション用の電車といった雰囲気。
客車は横座りのベンチシートで、まさに一般の電車そのもの。
しかしそのボディーは小さく、走行スピードも超ゆっくり。
揺れる電車で、「キーキー」鳴るブレーキの音等も聞きながら、のんびり楽しめる鉄道です。
また大井川鐵道には鉄道にしては急勾配の区間があり、そこは、歯車で滑らないようにした専用車両が押して登ります。
これは ”アプト式” というそうです。

その具体的な方法は…
普通のレールの間にギザギザのレールがあり、そこに専用車両にある ”車輪のギア” を引っ掛けて登っていく…という方式とのこと。
激坂区間直前の駅では、専用車両の連結作業も楽しめたりします。

そんなこんなで、井川駅に到着した私たちは、すぐに自転車を輪行バッグから出し、ロードバイクにホイール、ヘッドライト/テールライト、サイコン、ドリンクボトル等を装着。
そして自分の体には、ヘルメット、シューズ、グローブ等をフル装備。
千頭駅から井川駅まで、実走で移動された猛者の方も3名いらっしゃいました。
井川駅まで輪行した私たち軟弱者4名は、先に着いていた猛者3名の方と、無事に井川駅で合流。
そうして、いよいよライドが始まります…
と思ったら、すぐにランチタイム。
駅からすぐのところにある”アルプスの里”さんで蕎麦を頂きました。

まあ、そんなもん…
という感想でした。
腹ごしらえを終えたら、さっそく吊り橋へGO。
ところが、この吊り橋ライド。
なんと、歩いて吊り橋に向かう必要がある…
ということで、むぎーさんの仕込んだ罠は、
「ロードバイクを降りて、遊歩道を歩いて行く必要がある」
という内容でした…
しかも、そのことの連絡があったのは、ライド前日の夜。
『かなりの距離を歩くので、スニーカーを携行するように。
吊り橋に向かう遊歩道等では、ビンディングシューズを脱いで、スニーカーに履き替えます』
思わず、
「えーっ!」…
と唸ってしまった私でした。
ビンディングシューズをスニーカーに履き替えて遊歩道をひたすら歩き、最初に到着したのが ”宮沢橋”。

この吊り橋。
揺れは大したことはありませんが、から下を除いた景色は苦手な方をビビらせるには十分。
この先体験する ”吊り橋ライド” を暗示するかのようでした…
つぎは、同じ遊歩道上にある ”南アルプス接岨大吊橋”。

この橋は、吊り橋ではありますが、かなりしっかりした大きな橋。
なので、距離は長いのですが、まったく不安感はありません。
それとは対照的に、ここの遊歩道はたっぷり30分以上を歩く距離。
また ”遊歩道” とは言っても、実際に歩いた感じは普通の登山道と変わらないイメージ。
そこを、おそらく3kmほどは歩きました。
遊歩道という名の登山道を歩き、ロードバイクを停めたところに戻った私たち。
「さあ、いよいよライドのリアルスタートだ」…
そう思った途端、すぐにつぎのポイントに到着。
そこは、奥大井湖上駅にある ”レインボーブリッジ”。
ここにも、自転車を降りて、かつシューズを履き替えて向かいます。
ただここは、先ほどの遊歩道とは違い、激坂/急登の階段を登って&降りたところにある…
とのこと。
この橋は、線路のための橋の ”脇” を人間が歩いて渡ることができる橋。

いやいや、普通はそんなこと、できないですよね。
JRでは、おそらく不可能。
このあたり大井川鐵道ならでは…だと思います。
前のポイントでは、吊り橋を巡るために ”グルッと回る” イメージでしたが、このポイントは行って帰る ”往復” です。
なので、橋まで行くときは激坂/急登の階段を ”登って&降り” ましたが、帰り道では、”登ったところは降りて”、”降りたところは登って”…という感じ。
ここまでの遊歩道(登山道)、そして激坂/急登の階段効果で、すでに足には乳酸が溜まり筋肉はパンパン。
そんな状態ですが、スニーカーを再びビンディングシューズに履き替えて、さらに先の橋に向かいます…
しかし、この ”つぎ橋” までのルートにも落とし穴が満載。
そこには、距離は短いとは言え、”勾配10%超えの激坂区間” が複数回、繰り返し出現。
これには、参加メンバーも悶絶。
集団がバラけ、千切れてしまうメンバーも出る中、それでもなんとか激坂区間を上り終えた全メンバー7人は、揃ってつぎのポイントへ。
そのポイントは、長島ダムの ”飛沫橋”。

ダムから豪快に放水しているのが見えますが、その水の飛沫が掛かっている橋…とのこと。
興味深い橋ではありますが、足の状態を考えて、ダム&飛沫を見るだけでここはスルー…
そしてつぎのポイントは、八木キャンプ場近くにある ”遊湯橋”。

今回のライドで堪能した吊り橋の中では、これが一番吊り橋らしい橋で、私はとても楽しめました。
歩く部分は木の板が渡してありますが、それ以外は金網でスケスケ。
歩くたびに、上下&左右に大きくユラユラ揺れます。
まあ、ダメな方は、ダメでしょうね…
むぎーさんは、ダメな人を怖がらせるように、わざとユラユラさせていました。

写真に写っているのは、高いところが苦手なtakaさん。
写真を撮っている私の後ろで、吊り橋を揺らしているのはむぎーさんです。
仙人に見えて、実は鬼のむぎーさんでした…
そしてここが、最後に向かった ”両国吊橋”。

この橋は、その他と同じ吊り橋ではありますが、ほとんど揺れません。
ダメな方でも、まったく大丈夫な橋でした。
ただ私は、ちょっと残念でした…
この後、千頭駅まで戻ってライドは終了。
輪行組の4人は、レジアスエースにロードバイクを積み込んだら、たった今バイクで走って来た道を少し戻り、八木キャンプ場近くにある白沢温泉の ”もりのいずみ” にザブン!
この温泉で、吊り橋で緊張した体を一気にリラックスさせました。
今回のライドは、むぎーさんお得意のミスコース、登山道と激坂/急登の階段、そしてその直後の激坂区間で足が削られる…等があり、普通のライド/ツーリングでは味わえない刺激が満載でした。
とはいえ、久々のグループライド/ツーリングは、私にとってはとても楽しい体験となりました。
誘ってくれたむぎーさん、そして最後の一押しをしてくれたtakaさん。
それから、一緒に走ってくれた福さん始め、メンバーの方々。
本当にありがとうございました。
しばらく実走からは離れてしまっている私ですが、
「あー、またライド/ツーリングに行きたいなぁ」…
そう思うきっかけとなった浜松遠征となりました。