醤油の香り…

今日は、12月21日(土)。

いよいよ、2024年も残り10日。

この年末は非常に予定が立て込んでいて、先週末にかけて4日連続で飲み会がありましたが、今週末も予定が目白押し。

今日 21日は、妻の母(お義母さん)方の親戚6名が京都から金沢に遊びに来るとのことで、お昼から夜にかけて予定が入っています。

 

明日 22日も、とある組合(私もその組合のメンバーです)の決算に向けた会合&慰労会があります。

年末になると、そのような会合/飲み会が毎週のように繰り返されることもしばしば。

このため、せっかく秋までトレーニングを含めて節制していても、その努力が元の木阿弥になる…

そんなことが、毎年繰り返されてきました。

このような繰り返しからも、そろそろ卒業することを考えないといけませんね…

 

 

さて、その京都から金沢に遊びにくる方々ですが、実は先日、妻と共にお参りに出かけた先の方々(「京都との距離…」)。

京都に引っ越して生活し始めた初代は、お義母さんの長兄(金沢にあるお義母さんの実家は、次男の方が跡を継ぎました)。

なので、京都の方々のルーツは金沢になります。

 

これまでこの家族の方々は、年末/年始になると志賀町に所有している別荘に行き、そこでお正月を迎えることを楽しみにしてきたそうです。

しかし、そこに発生した今年の元旦に発生した能登半島地震。

このとき、この家族の方々はまさに能登にいて、震度7の地震を体験したそうです。

 

別荘は倒壊は免れたそうですが、さすがに

「今年、能登はちょっと無理だよね」…

ということで別荘で年末/年始を過ごすことは断念。

その代わりに、この週末を金沢で過ごすことにして、金沢に住んでいる親戚のお宅(我が家もその一つ…)にも顔を出すことにしたそうです。

 

 

さて、金沢をルーツに持つ京都の方々。

さすがに金沢の食文化にも詳しく、金石/大野の醤油をまとめ買いをしているとのこと。

いつもはそれを京都の自宅に発送してもらっているそうですが、今年は金沢に寄ることもあり、今回金沢に来るついでにお店に取りに行くことにしたそうです。

 

京都の方とLINEで連絡を取り合っていて、そのことを知った妻は、

「じゃあ、私がそれをあらかじめ取りに行ってあげる。そうすれば、当日は時間に余裕ができるでしょ」…

と提案をして、そうすることになりました。

 

そんな経緯から、妻の定期検診があった日に病院が終わった後、注文してあった醤油を受け取りに、妻と共に金石/大野の醤油店に向かって醤油を受け取ってきました。

しかし、実はここで事件が起きたんです…

 

その醤油店を訪ねると、一升瓶6本がケースに入って取り置かれています。

「えっ、1Lのペットボトルをダンボール箱に入れた物かと思ったけど、もしかしてこの一升瓶6本?」

 

どうやらこのお店では、ネットで注文を受け発送するものは、私の思っている通り、ペットボトルに入った商品となるそうです。

しかし今回は、店頭での受け取り。

そんなこともあり、注文した京都の方が、一升瓶6本を選択した模様。

 

「おっと、予想外の展開」…

車の中でゴロゴロ転がって、割れてしまうかもしれない一升瓶6本を、どうやって安全に積むか?

それを解決する良いアイディアを、私は思い付きませんでした。

 

なので、一升瓶の醤油6本は、それが入っているケースごとお店から受け取ることにして、お店から了解を得て、そのケースを借りていくことにしました。

ケース入ったままであれば、一升瓶6本の醤油は、車(レジアスエース)の荷室に立てた状態で積むことができます。

「おお、これならゴロゴロはしないよね」

 

ただ、ケースがあれば立てた状態で積むことはできますが、そのままではケースごと後方向に滑っていって倒れてしまうかもしれません。

ケースが倒れたりしないように、荷室に敷いてあるスノコにクランプを噛ませて、ケースの前後を固定。

横方向にもズレる可能性はありますが、

「まあ、ゆっくり走れば、横方向には大丈夫だろう」

と考えてしまい、横方向への対策はしませんでした。

その状態で、

「よし、これでバッチリ」

と判断し、車を走らせました。

 

 

お店を出た妻と私は、一升瓶の醤油6本ケースを積んだレジアスエースに乗って、醤油店からほど近い金沢港近くの海○寿司に直行。

しかしその途中、信号を曲がる際に、荷室の醤油のケースから

「ガタン」…

という音が発生。

どうやら、ケースが倒れることはありませんでしたが、横方向に滑ってズレてしまったようです。

「あー、やっぱり横にズレたか」…

しかし、倒れた感じは無かったので、そのまま海○寿司の駐車場まではノンストップで直行。

 

そして、海○寿司に到着。

駐車場に車を停めた私は、

「あっそうだ、ケースの位置を元に戻さないと」

「えーっと、それから後方だけじゃなく横方向にもズレないようにしておこう」

ということで、後ろのハッチを開けた…

 

その途端、一升瓶の醤油6本が入ったケースが、

「グラッ」

そして、ここからはスローモーションの世界。

 

ケースが横倒しになったと思うと、そのまま地面に向かって真っ逆さまに落ちていきます。

ケースから2本の一升瓶が飛び出しながら、飛び出した一升瓶、そしてケース、それらすべてが私の右足に向かって落ちてきます…

 

「ガシャン!」

大きい音と共に2本の一升瓶が割れました。

私の右足は、割れた一升瓶2本分の醤油を浴びて、ズボン/ブーツ/靴下までビショビショ。

そして、そのあたりの地面も、一面が黒い液体にまみれています。

 

「えーっ!」

 

すぐに割れて散らばったガラスを拾い集め、車にあったレジ袋に。

それから、割れずに残った4本の一升瓶の醤油をチェック。

大丈夫だった4本を醤油まみれのケースに再度入れ直します。

 

醤油4本が入ったケースをもう一度車の荷室に積む必要がありますが、そのケースは、こぼれた醤油まみれ。

本当なら、ブルーシートなどを敷いてから積みたいところですが、今は手元にありません。

なので、醤油まみれ/滴ったまま荷室に…

それから、

「今度は前後だけじゃなく、左右にもズレないように」

ということで、横方向もクランプで固定。

この作業で、荷室のスノコ、荷室の床/壁、クランプが、滴っている醤油まみれ。

 

とりあえず片付けをして、残った醤油の一升瓶4本の車への積載は完了。

「もうお昼ごはんどころではない、すぐ帰りたい」…

と思っていましたが、そこで妻から

「えっ、お寿司、食べていかないの?」

との質問。

 

「あー、そうか。こぼれた醤油は、ズボンにかかっただけだと思っていて、ブーツや靴下まで醤油でビショビショになっていることは分かっていないか」…

ということで、そのまま海○寿司に入り、何事も無かったようにランチの握りセットを食べました。

 

そんな顛末で、私の右足、とくにつま先部分は、醤油がたっぷり染み込んだブーツ/靴下でぐっしょり。

すっかり ”マグロの漬け(ズケ)” のような状態となっていました。

 

京都の方に頼まれて取りに行った一升瓶の醤油6本。

そのうち2本が、私の不注意で割れてしまいました。

4本が残りましたが、残った4本も、こぼれた醤油を浴びてラベルが真っ黒。

それをそのまま渡すことはできないので、あらためて同じもの(一升瓶の醤油6本)を用意してもらい、再度受け取りに行くことになりました。

→ 京都の方には、あらためて用意してもらった6本を渡すことにします。

 

そして、その日、家に帰ってからのこと。

まずは、醤油にまみれてしまった車のスノコ、荷室の床/壁、そしてクランプを水で洗い流しました。

それが終わってから家に入り、靴下、ズボンを脱ぎ、それをお湯で下洗いをしてから洗濯機に投入。

ブーツは、バケツに張ったお湯に洗剤を入れてつけ置き洗い。

 

これでなんとかなる…

と思っていましたが、

・車の車内には香ばしい醤油の匂い
・ブーツは染み込んだ色

が抜けずに残ってしまいました。

 

加えて、その日の夜、お風呂に入った後になっても、”漬け(ズケ)状態” となっていた右足からは、ほんのりと醤油の残り香が…

 

「まあ、納豆の香りじゃなくて良かった」

そう思った、この日の夜でした。

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