眠るのはイヤ?…

今日は、12月18日(水)。

以前にも、このブログへの投稿で書いていましたが、私は幼いころからショートスリーパーでした。

なので子供のころから、

「明日は朝が早いから、目覚まし時計をセットしておかないと」…

という心配をしたことはありませんでした。

仮に目覚まし時計をセットしていたとしても、それが鳴り出す前に目が覚めてしまうため、

「実際に時計が ”ジリジリジリ!” と鳴ることはない」…

そんな子供でした。

これは、今も変わっていません。

 

ところが、妻を含めた私以外の家族全員は、朝起きるのが苦手。

とくに長男は、それがひどい状況。

学校(高校)に遅刻しそうになった時点で、しょうがないので、妻や私が起こしに行きます。

しかし長男は、起こされたことで ”目を開ける/体を起こす” といった反応をしても、ほぼ例外なく一回目は二度寝をして、起きてきません。

これが私からすると、ちょっと信じられないんですね。

 

昔話となって恐縮ですが…

さすがに私が保育園に通っていたころの睡眠時間の記憶はありませんが、小学生低学年のころは、”夜の10時を過ぎて布団に入り、翌朝7時前には起床する” という生活リズムになっていました。

つまりそのころの睡眠時間は、およそ8時間だったことになります。

それでも毎日元気に学校に行き、飛んで跳ねて元気一杯の生活を送っていました。

 

少し経って小学生高学年になると、就寝時間は同じですが起きる時間が朝6時前に変わってきました。

なので、このころの睡眠時間は7時間ほど。

そして中学生/高校生になると、就寝時間が一気に遅くなり、午前0時になることが普通になりました。

遅くまで起きているため、睡眠時間は6時間ほどに減りました。

 

大学生のころになると、コンパ/飲み会の翌日、あるいは研究室で徹夜の実験…等があった際には起床が朝10時ということもありましたが、それらを除けば、就寝時間が午前1時ごろ、起床時間は6時前。

ということは、そのころの平均睡眠時間は5時間ほど…ということになります。

それでも、とくに睡眠不足を自覚したことは無かったと思います。

 

しかし、社会人になってからは…

私が勤めていた企業はソフトウエア開発の専門会社だったのですが、そこは今で言う超ブラック企業の代表。

このため、担当しているコンピューターシステムに関し、仕様書作成、設計書作成、コーディング、テスト項目リスト作成、机上デバッグ、単体テスト/連携テスト/システム全体でのテストの実施…など、各開発ステップごとの締切りが近づいてくるにつれて、担当部署全員がてんやわんやの逼迫状態。

そうなると、まず土曜日の休日出勤は当たり前。

平日も、”始発電車が動き出す直前まで仕事をして、数時間仮眠したら仕事に向かう” という生活が続くこともしばしば…

というか、ほとんどそんな状態が続いていました。

当時のそんな生活にも、ショートスリーパーだった私は

「とても上手く適応できている」

と思っていました。

 

しかし当然ですが、社内の他部署でも、同時並行でさまざまなシステム開発を行っています。

当時のシステムは、現在のようなWebやパソコンを利用するものではなく、1台が億単位の価格となる汎用大型コンピューターを利用したもの。

その汎用大型コンピューターは、もちろんテスト用として準備はされていますが、ごく限られた台数があるだけで、それをすべての部署で共同利用していました(もちろん利用料が、使用した各部署ごとに課金されて…)。

このため、どの部署も

「大型汎用機を自由に使ってテストを行う」…

なんてことは不可能でした。

利用できる時間が極々限られていることから、どの部署でも、あらかじめキチンとしたテスト計画を立てて、無駄な時間が生じないよう用意周到な準備をしてテストに臨んでいました。

とはいうものの、大規模なシステムを担当している部署では、そもそもテストすべき項目が多いうえに、端末を接続する通信回線の機器設定が必要になるなど、テスト準備に時間がかかったり、設定するテスト条件の複雑さ等もあって、

「できるだけ連続した時間枠を確保して、可能な限りコンピューターを占有してテストしたい(その方が効率的に作業できる)」…

という事情がありました。(そして、それが私たちの部署でした)。

そんな事情から、(本当は、できるだけ避けたいのですが…)他の時間帯に比べて連続して使用できる時間(空き時間)が多く存在している ”真夜中の時間帯” を使って、テストをすることが多くなっていました。

このため、テスト作業が立て込んでくると、

・夜に出勤したら、まずテストを行い
・テストを終えた明け方からは、その日発生した不具合を調査し
・調査を終えて昼前になったら、一旦帰って睡眠を取り
・夜になったら再度出勤して、不具合箇所の修正&再テストを行う…

という昼夜逆転生活がずっと続くことになります。

 

ところが、その日の仕事を終えてアパートに帰ったとしても、時間は真っ昼間(テレビ番組でいえば、当時は ”笑っていいとも!” なんかをやっている時間ですね…)。

なので、お風呂に入りカーテンをして横になっても、そう簡単に眠ることはできません。

ということで、昼夜逆転の最初の数日間は、アパートに帰ってもほとんど眠れない日々を過ごすことになります。

 

眠れないため数日間は睡眠不足に陥るのですが、それを通り越すと、睡眠不足であることが逆にいい効果を生むんでしょうね、真っ昼間の明るい環境でも平気で寝ることができるようになります。

ところが、昼夜逆転生活に慣れ、

「あー、やっと寝ることができるようになってきた」…

と思ったころに、週末を迎えます。

この週末が、実は大問題なんです。

 

本来は楽しい ”週末” ですが、

「まずは、、たまった洗濯物でも片付けるか」

と思ったとしましょう。

そうすると、平日に寝ている時間帯だった ”日中” に、今度は洗濯等の家事を行うことになります。

洗濯機を回し、洗濯物を干して、乾いたら取り込む(そしてその隙間に買い物に行き、ビールやおつまみなどを買ってきます…)。

これらの作業自体は簡単なのですが、それを日中に行う必要があることが、せっかく慣れてきた昼夜逆転の生活リズムに影響を与え、生活リズムが ”少し元に戻る” 現象が起きます。

この ”少し元に戻る” ことが引き金になり、週明けの月曜日から、あらためて始まる昼夜逆転生活で、再び生活リズムが乱れてしまう…

そんなことを繰り返しているうちに、おそらく私の体の睡眠リズムは木っ端微塵/粉々に砕け散ってしまいました。

 

それからはずっと、現在に至るまで、

・入眠後2〜3時間したら一旦目が覚める
・その後、数時間眠ることができない
・明け方になって1時間ほど浅い眠りにつく

という毎日を繰り返してきました。

このため、現在は、恒常的に睡眠不足を感じるようになっています。

 

睡眠不足の自覚はありますし、私の睡眠リズムはズタズタだと感じています。

しかしその代わりに、翌朝の予定がどんな早くても、

「起きることができるかな」…

というような心配をしたことはありません。

また、起きたすぐに睡眠不足を感じるような状況であっても、目が覚めた途端に体を起こして動くことができますし、そのことに大きな心理的な障壁がある…ということはありません。

 

 

長男がなかなか起きることができないのは、”ショートスリーパーではない” 彼が、ただ単に夜更かしをしているから。

 

誰もお風呂に入っていなくても、ネット動画/ゲーム/音楽を聴くことで時間を過ごしてしまう彼。

お風呂に入るのは、とっくに家族全員がお風呂に入り終わった時間を過ぎた11時。

ときには午前0時を過ぎることもしばしば。

ゆっくりお風呂に入り、風呂上がりも、慌てる様子もなくのんびり髪を乾かす。

それらを終えたら寝るのかと思えば、またまた動画/ゲーム/音楽などで時間を過ごしてしまい、寝るのは3時過ぎとなることも日常茶飯事。

 

そんな状況でも、朝、シャキッと目を覚ますことができるのであれば、健康上の心配はありますが、生活面からの文句はつけようがありません。

しかし実態は、上記で述べた通り。

高校2年生の長男は、悪びれる様子もなく、そんな生活を毎日続けています。

私は父親ではありますが、そんな彼の生活態度には問題が多く、どこか ”勘違いをしている” と感じます。

機会があれば、彼が自分で気付く ”きっかけ” を作ってやる必要がある…そう思っています。

 

 

今の高校生は、そんなに寝たくない、寝るのがイヤ…なんですかね?

私のように ”眠れない” のであれば、それもまあ理解できます。

しかし、横になれば眠りにつくことはできるのに、”眠りたくない” というのは、ちょっと理解できないんですけど…

 

 

今朝は長男に、彼の夜更かし&二度寝について苦情を言いました。

 

自分で、朝ちゃんと起きることができないのなら、夜更かしはやめろ。

お母さんやお父さんはお前の親だけど、その好意を前提にするな。

「自分自身で時間を守って生活する」

その努力/姿勢が、まずお前に必要だ。

 

 

遅刻ギリギリになった雨模様の朝。

長男は、(いつのも私ではなく)妻に送ってもらい、学校に行きました。

ちょっと厳し過ぎる/言い過ぎたような気もしますが、このままであれば、将来どこかで誰かに指摘され、彼が痛い目に遭うことも明らか。

 

「今のうちに気がついてくれれば良いけど」…

そんなことを考えていた今朝の一幕でした。

 

 

追伸

偉そうなことを書いてしまいましたが、私も、亡くなった父から、お酒の飲み方について注意されたことがあります。

そして先日の忘年会でも、さる方から同じことを指摘されました。

 

「そうか、外で家族以外と飲むのは、当面やめておこう」
(どうしても避けられない酒席の場合でも、できるだけで飲まずに過ごす…)

 

長男の手前、私自身についても、指摘された点に関しては、反省だけじゃなくまず行動に移さないといけませんね…

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