今日は、11月13日(水)。
昨日 12日(火)はローラーではなく、輪行の予行演習を行ってみました。
予行演習の行き先は、
「東尋坊/越前海岸(三国漁港近辺)…からの芦原温泉」です。
当初計画していたライドコースは以下の通りです。
JR野々市駅をスタートしたら、まずは御経塚 → 美川方面へと走って行きます。
片山津で休憩をとり、そのまま東尋坊へ。
東尋坊からは三国漁港沿いからR305に出て、越前海岸を走ります。
そのまま敦賀方面に向かって走り、敦賀駅から北陸新幹線で帰る。
ただ、時間的に厳しければ、東尋坊から三国まで進んだ時点で左に曲がり、芦原温泉をゴールにしてもオーケー。
そんな計画としていました。
実際に走ったのは、走行ルートの記録が示す通り、三国で左折して芦原温泉方面に向かいました。
そこでお風呂に入って北陸新幹線に乗っています。
この日のライドはウィリエールをチョイス。
また、普段のライドなら何も持たず、ちょっとした荷物もサイクルジャージの背中のポケットにすべて収めるのですが、この日はお風呂に入って新幹線で輪行する計画。
このため、
・輪行袋
・お風呂用のタオル/バスタオル
・着替え一式(下着、ジーンズ/長袖Tシャツ)
・外履き
があり、普段よりも荷物が多い状況。
そんな訳で、多くなった荷物をリュックに入れ、そのリュックを担いで走ることにしました。
上の写真の通りの装備で、朝8時、周辺道路が車だらけの野々市駅をスタートしました。
通勤ラッシュで混んでいる道を美川まで走ると、ようやくあたりの車の台数が減ってきます。
そのまま走り続け、片山津で最初の休憩を取りました。
実はこのライドでは三つの失敗をしています。
一つ目はウインドブレーカーを着ていかなかったこと。
「日中の最高気温は20℃近くまで上がる」
そんな予報だったので、ウインドブレーカー不要と判断して走り出しました。
しかし、朝の気温は思っている以上に寒く、走り続けていると予想以上に体が冷え、急激にお腹が冷えてきました。
おそらくそれが原因だと思いますが、根上を過ぎたあたりで腹痛に襲われ、
「休憩予定の片山津まで持たない」
という状況に…
キュルキュル鳴っているお腹をさすりながら何とか安宅の関まで辿り着き、表通り/道路沿いにある公衆トイレに駆け込む事態になっています。
便器に座ってお腹を触ってみると、薄っすらかいた汗が冷えて、氷のように冷たくなっていました。
いやー、暖かいとはいえ11月中旬となれば、朝夕はしっかり気温が低いことを思い知りました。
二つ目は、後輪のクイックリリース。
前回ウィリエールでライドに行った際に、後輪から異音がしたため引き返したことをお伝えしました(「ホイールの異音…」)。
このときは、やや斜めにハマっていた後輪を止め直したことで異音はしなくなりました。
しかしその際、後輪のクイックリリースを ”少し緩め” に止めてしまったらしく、走っている最中に軸がズレて、再びタイヤがフレームと干渉する現象が発生しました。
しかもこのときは、”異音がする” というレベルを超えて、”リアホイールがロックする” 状況にまで発展。
信号が赤から青に変わって、ペダルを踏んで走り出そう…
そう思った瞬間、リアホイールがロックしたことでペダルが回らなくなり、そのまま転倒。
(後を走っていた車のドライバーの方は、きっとビックリしたと思います)
すぐに起き上がりバイクを起こして路肩側によけ、後輪の状態をチェック。
すると、シートチューブにリアタイヤが当たって、ホイールが回らなくなっています。
「あれー、なんでー?」
と思ってクイックリリース部分をみると、シャフトがズレて外れる一歩手前。
どうやら、前回の対処でリアホイールを止め直した際、クイックリリースをしっかり締めなかったことが原因だったようです。
実は私はこれまで、フロントを含めてクイックリリースを力一杯に締めることはしてきませんでした。
それは、
「ちょっと緩めでもズレることはないだろう」
と思い込んでいたから。
まあ、”走行中に軸がズレる” なんて経験もありませんでしたし…
今後はその考えをあらため、しっかり締めるようにします。
そして、三つ目の失敗。
それについては、また後ほど…
休憩をとった片山津ではコンビニで補給食(おにぎり)を買っています。
このときは、これが最後の補給(食事)になるとは思っていませんでしたが…
短い休憩を終えたら、つぎは東尋坊を目指して再スタートです。
この辺りを良く走っている方ならご存知だと思いますが、”御経塚-美川-根上-片山津” は強い風が吹くことが多いルートです。
とくに、私にとってライドの帰り道となる ”片山津 → 御経塚” 方向に走っていると、吹いている風が ”地獄の向かい風” となることが少なくありません。
逆に言えば、”御経塚 → 片山津” 方向なら ”追い風天国”。
その目論見通り、この日は御経塚から片山津方面に向けては追い風基調。
そのおかげで、片山津を過ぎたあたりまでは快調に走ることができました。
しかし、大聖寺を過ぎて福井県に入ったあたりから、なぜか ”向かい風” を感じるときがしばしば…
「あれー? どうしてー」
そんなことを思いながらも、まだまだ余裕のある状態で東尋坊に到着。
東尋坊に着いたのは11時半前。
時間的には、そろそろお昼を食べても良い頃です。
「せっかくなので、ぜひ美味しい海の幸(カニ?)を頂きたい」…
そう思って越前海岸/三国漁港方面に向かって走るのですが、これが、どのお店も
「本日休業」
の看板。
平日/火曜日のお昼って、海岸線の飲食店は開いていないんですね。
知りませんでした…
途中、最初の休憩場所 片山津のコンビニででおにぎりを買って食べましたが、それ以降、何も補給していません。
このため、(安宅の関でトイレに駆け込んではいますが…)私のお腹はベリー空いている状況。
「このままお店が少ない道を走って敦賀を目指すか、それとも芦原温泉に戻ってお昼を食べて帰るか」…
ちょっと迷いましたが、楽しみにしていたお店(カニ…)が ”本日休業” 続きだったことがあり、私の元気は萎んでしまいました。
これが影響して、この日は、行き先を敦賀ではなく芦原温泉に変更。
そうと決まれば、すぐに温泉を目指します。
三国から芦原温泉に行き、入ったお風呂は芦原温泉総湯 ”セントピアあわら”。
なかなかいいお風呂でした。
ただ、周辺を見渡しても駐輪場やサイクルラック等はありませんでした。
(実は、少し前まではサイクルラックがあったそうです)
このため、建物の外ではありますが、入り口右側のちょっと入り込んだ場所にバイクを置き、フレームとホイールのみをワイヤーロック。
いいお風呂だったんですけど、サイクルラックは撤去せずに、そのまま設置しておいてほしかったですねぇ…
お風呂から上がった13時過ぎ、そのまま芦原温泉駅に向かって出発。
お昼を食べていないのでお腹はペコペコ。
4kmほど離れた場所にある芦原温泉駅で輪行の準備をして、それからお昼を頂くことにします。
ところが、この輪行の準備に手間取ってしまいました。
上の写真は、輪行袋に入れる前の、ホイールとフレームをまとめた状態です。
よく輪行をされる方ならわかるかもしれませんが、大失敗をしています。
実は、リアホイールを外して取り付ける ”エンド金具” を付けていません。
ちゃんと立っているように見えますが、実は非常に不安定な状態です。
これが三つ目の失敗でした。
輪行を行ったことのある方は分かると思いますが、エンド金具には、リアホイールからクイックリリースを外し、それを刺して使います。
その際、エンド金具に差したクイックリリースのシャフトに ”パイプ” を通します。
その ”パイプ” がホイールの代わりになって、クイックリリースを締めることができます。
(パイプと締めたクイックリリースに挟まれて、エンド金具が押さえられる…そんな仕組みです)
なので、この ”パイプの長さ” が非常に重要です。
私が買ったエンド金具には、色々なホイール(ホイールのシャフトを指す部分の幅)に対応できるよう、3種類の長さのパイプが同梱されていました。
開封してそれを見たときに、
「あー、パイプの長さを間違えたらまずいなー」
と思ったんですよね。
にもかかわらず、まんまと間違えて、一番短いパイプを持ってきてしまいました…
短いパイプを指してクイックリリースを締めても、パイプが短か過ぎて押さえにならず、エンド金具はグラグラ状態。
「あーっ、やってしまった。でも、何とかしてエンド金具を止める方法はないか」…
そう考えて20分試行錯誤しましたが、どうすることもできません。
「ったく…今回エンド金具は無し!」
そんな訳で、写真の状態となっています。
あー、失敗したー。
これでディレイラーを痛めてしまったら、後悔してもしきれないですよ、ホント…
輪行の準備に手間取ったため、昼食を頂く時間がなくなってしまい、これも大ショック。
それでも気を取り直し、北陸新幹線つるぎ22号 芦原温泉から小松までの切符を購入。
すぐにホームに向かって、新幹線到着を15分ほど待ちました。
空腹を紛らすため、自販機で水を2本ほど買って飲んでいるうちに、北陸新幹線 つるぎ22号が到着。
輪行袋を担いで乗り込みました。
小松駅でIR石川線に乗り換え、野々市駅に帰ってきたのが15時10分。
リアディレイラーが心配だったので、すぐに組み立てて乗ってみます。
変速等のチェックも行い、問題ないことを確認。
そのまま自宅に帰り、自宅に到着したのが15時半。
「なんか疲れたなー」
というのが、この日の感想でした。
色々あった輪行の予行演習。
失敗はありましたが、何となくコツは掴んだような気がします。
それと、購入した輪行袋/輪行の道具にも、自分なりの ”もっと作業が簡単になる工夫/改善点” も見つけました。
それらについもいずれ報告したいと思いますが、まずは今回の予行演習の結論としては収穫があった(成功だった)と思います。
それらの収穫を生かして、 ”本番” ではもっとスムーズな作業で輪行を楽しみたいと思います。