今日は、11月4日(月)。
月曜日なのですが、昨日 3日(日)の文化の日の振替休日でお休みです。
振替休日となったこの日。
朝9時スタートで、またまたぼっちのライドに出かけました。
ライドコースですが、当初の予定は、天狗橋から手取川堤防沿いを下り、美川 → 御経塚と帰ってくることを想定していました。
しかし昨日に引き続き、この日も風が強く吹いており、想定ルートの帰り道となる ”美川 → 御経塚” 区間では、強い向かい風が気になります。
そこで、走るルートを逆回りにして、
「御経塚 → 美川 → 手取川堤防 → 先端大 → 中海 → 鳥越 → 鶴来」
に変更。
「よし、これなら向かい風の区間はR360の上り坂のところに限定できそうだ」
…そう思いながら、野々市駅を快調にスタートしました。
ところが…
野々市駅を出発してしばらく走っていると、ホイールから
「ジャッ、ジャッ、ジャッ…」
と、異音がしていることに気がつきました。
スピードを上げていくと、それにつれて音の間隔が短くなっていきます。
「あー、ブレーキのシューがホイールに当たっているのかな?」…
そう思って路肩にバイクを停め、手でホイールを回しながらリムとブレーキシューの間隔をチェック。
…が、フロントもリアも、ホイールのリムとブレーキシューが擦れている様子はありません。
また、その状態では、何の異音も聞こえません。
「えっ、だったらさっきの音は、何の音???」…
ちなみに、今回乗っているのはウィリエール。
先日洗車を行った後の、初ライドです。
洗車は整備スタンドに乗せて行っているため、前後のホイールを外します。
「あー、もしかしてホイールが微妙に斜めになって、フレームのどこかにタイヤが擦れているのか?」
そう思って、ホイールを回しながら、タイヤとフレーム各所のクリアランスを確認してみます。
しかし、これについても、どこにも当たっているようには見えません…
「うーん、これはもしかしてベアリングか?!」
そんな悪い考えを、頭の中で勝手に巡らしてしまいました…
嫌なことを想像してしまった私は、
「一旦自宅に帰ってから、落ち着いてチェックしよう」
と判断。
”回れ右” をしてスタート地点の野々市駅まで戻り、そのまま自宅/納屋に帰りました。
”回れ右” をした後の帰り道では、ゆっくり走っているにもかかわらず200wオーバーのパワーを要するときがちらほら。
「えっ、ホイールのベアリングが逝ってしまってるんじゃないか!?」…
私の頭の中では、そんな妄想がさらに拡大していきます。
しかし、今になって冷静に考えてみれば、これはもともと予想していた ”強い向かい風” の影響だったんですよね、実は。
強い向かい風を受けていても、それが分からなくなるくらい、そのときは周囲の状況が見えなくなっていました。
人間の思い込みって、怖いものですね。
いやー、恥ずかしい…
納屋に戻って、クイックリリースを外し、前後のホイールをきちんと付け直して再度確認すると、なんと音がしなくなりました。
…やはり、少し斜めにホイールがついていたようです。
私は当初、フロントから音がすると思っていましたが、どうやら音はリア(というか、チェーンステーの根元付近…)から発生していました。
30年前に購入したクロモリロードバイクのウィリエール。
ホリゾンタルフレームに、メッキのフォーク。
そして細いチェーンステー。
そんな華奢で優雅なフレームのウィリエールですが、購入当時は21cのタイヤを履いていました。
そのウィリエールに、やや強引に25cのタイヤを履かせているため、フロントもリアもフレームとのクリアランスは、ギリギリ…とは言いませんが、かなり厳しい状態になっています。
このためちょっと斜めに装着してしまうと、人が乗ってタイヤが扁平方向に変形したとたん、変形した分だけタイヤがチェーンステーに”軽く”擦れる…
そんな状況だったようです。
異音の原因が分かって一安心。
しかしこのトラブルで、ライドへの情熱(パッション)は消えてしまいました。
発生したホイール/タイヤからの異音。
その原因が分かり異音が消えた途端、ライドへのパッションも消えてしまった…
そんな顛末でした。