「ギ・プ・ス」の罠…

昨日 11月13日(日)は、天気が良ければロングライドに行きたい…と思っていました。

しかし天気は無常にも、午前9時から雨の予報…

 

ということで、「ローラーでロングライドをやる」…ことにしました。

ローラー 100km(3時間51分)

 

ペースとしては「LSD(L2)、テンポ(L3)」を意識して、あまり負荷を高くせず気持ちよく走れることを重視しています。

 

途中、お昼を含めて3回の休憩を入れましたが、なんとかローラー100kmを完走。

消費済みカロリー 2,058kcal

 

基礎代謝を含めた消費カロリーは 2,058kcal。

トレーニング効果は「テンポ(L3)」。

まあ、こんなもんですかね。

 

実走でも、ローラーのように一定ペースで走れる…つまり「ほぼほぼフラット」で100kmオーバーのライドといえば…

うーん、東尋坊往復ですね。

 

ということで、去年の夏、kenshinさんと行った東尋坊ライド(「リタイヤ/DNF…」)の際の、ガーミンの統計情報を見てみます。

2021.8.22 東尋坊のデータ

 

東尋坊往復の方が距離が長いのですが、一定ペースで走るローラーの方が、やはりトレーニング効果/消費カロリーは高いようです。

 

東尋坊のコースは、「ほぼほぼフラット」。

早朝5時ごろであれば交通量が少なく、かつ交差点の信号が点滅になっている箇所も多いのでとても走りやすい道路です。

しかし、少しでも時間が遅くなると交差点の信号が動き出してしまい、巡行スピードを上げたとしても交差点ごとに止められてしまう…ということになり、あまり気持ちよく走れなくなります。

結局は少しスピードを落とし、信号を見ながら「ストップ&ゴー」の回数を減らすことになります。

 

実走での「ほぼほぼフラット」コース。

なかなかいいルートはないもんですよね。

 

 

ところで、ちょっと気になることを見つけました。

 

ガーミンの統計データでは、休憩時間を除いた「3時間51分」が移動時間として表示されます。

移動時間 3:50:32 経過時間 4:54:54

 

サイコンとしてガーミンを使っている皆さんも、きっとそうしていると思いますが、私は、

・休憩時はガーミンの記録を停止
・再スタート時に記録を再開

という操作をしています。

 

もちろんガーミンの記録を停止している時間は「経過時間」には含まれますが、「移動時間」には含まれません。

各種の平均値も、「移動時間」に基づいて計算/表示されます。

 

 

ところが、同じデータ(おそらくfitファイル)をアップロードしたストラバでは、移動時間が経過時間と同じ「4時間54分」として表示されています。

ストラバ 移動時間=経過時間 4:54:54

 

 

あれー?

そんなはずないよね…

 

そう思って、念のため、kenshinさんと行った東尋坊往復のストラバのデータをチェックしてみると…

ストラバ 移動時間 4:52:48 ≠ 経過時間 8:28:27

 

なんと、ちゃんと休憩時間が除外されて、「経過時間」が表示されます。

 

 

えー?

何だ、この違いは…

 

 

考えることしばし。

 

あっ…

ということで、原因を思いつきました。

 

 

これは、おそらくストラバの不具合。

 

(1)「室内(ローラー)」のログ(fitファイル)の場合、
(2)ログにGPSデータが無いため、
(3)記録を停止していた時間が正く計算できず、
(4)その結果、全体の時間が「移動時間」と評価されてしまう…

のではないか…

 

 

ストラバの方。

GPSデータの無いデータ(fitファイル)でも、移動時間と経過時間が正く計算できるよう、修正をお願いします。

 

 

GPS。

「ギ・プ・ス」の罠。

恐るべし…

 

 

追伸

このブログをご覧の方で、

・上記不具合の真の原因をご存知の方
・あるいは不具合の回避方法をご存知の方

が居られれば、是非ご一報ください。

日本一の高さ…

今日 11月12日(土)は朝から夕方まで地域の町会連合会/公民館合同の視察研修会があり、トレーニングはお休みしました。

 

しかし、昨日 11月11日(金)は、一昨日と同じ内容のローラーを行っています。

テンポ走 徐々にペースアップで60分

 

内容は、一昨日と同じ、ケイデンスを徐々に上げる「テンポ走もどき」です。

昨日もVO2 Max

 

やはり、まだ「テンポ走もどき」に体は慣れておらず、トレーニング効果については、狙っている「テンポ(L3)〜閾値(L4)」ではなく、一昨日と同じ「VO2 Max(L5)」となっています。

 

ただし、「無酸素領域」については、一昨日が「1.8」だったのですが、昨日は「0.0」となっています。

 

同じ負荷の運動を行っても、一昨日はあった無酸素領域が、昨日は無かった…つまり、「少しは体が負荷に耐えられるようになった」ということなのでしょう。

それを信じて来週も、このトレーニングに励みたいと思います。

 

 

さて、今日行った視察研修。

朝一番で視察/研修に行った先は、金沢市の中央消防署。

 

消火/防火のプロの方々のお話を伺い、中央司令室を視察する…はずでした。

しかし、「急な工事/調整が入ってしまい、中央司令室の視察はできません」…とのことでそこの視察は中止。

 

あー、残念…

 

と思っていたら、お話を伺ったあとで、「地震体験車を使った地震の体験にあわせて、希望者の方には、梯子車に乗っていただきます」との説明がありました。

すかさず、希望者として手をあげる私。

 

金沢市の中央消防署には4台の梯子車があるそうです。

今日はその中で一番高い(長い?)梯子車に乗せていただけるとのこと。

そしてその高さは、なんと「54.7m」!

 

同じ仕様の梯子車は日本に6台しか存在せず、そのうちの1台が金沢市に配備されているそうです。

しかも、6台ある梯子車の「54.7m」は、日本一の高さなのだそうな…

 

さっそく、日本一の高さの体験が開始されます。

頭にヘルメット、腰に命綱を装着し、一番乗りとしてカゴに乗り込みます。

 

消防隊員の方が「では、いいですか」と声をかけ、梯子が伸び始めます。

梯子車 伸び始め…

 

「ちょっと揺れますよ」…

グラグラ!

「ひゃー」

 

梯子車 日本一の54.7m!

 

梯子が伸び切って、高さは「54.7m」。

自分が、その高さに立っていることが、ちょっと信じられません。

 

遠くの山などの景色を見ている分には怖くありません。

しかし、伸び切った梯子の様子を写真に撮ろうと下を見ると…

足が竦みそうです…

 

 

この梯子車。

実際に火災の現場に出動したことはないとのこと。

それでも、毎朝必ず梯子を伸ばして、不具合がないことを確認しているそうです。

 

 

 

「能ある鷹は爪を隠す」

しかし、その爪を隠さず毎朝「日本一」を披露している梯子車。

その姿勢が、とっても好ましく感じました。

鍋の選択…

昨日 11月10日(木)は、ローラーでのテンポ走60分のつもりでした。

テンポ走 60分のつもりが…

 

昨日も、一昨日と同様に徐々にケイデンス/出力パワーを上げています。

 

一昨日は「楽しい/気持ちいい」ことを、優先し自然にペースを上げています。

しかし昨日は、「10分経過ごとに5rpm」のペースで上げています。

これは、トレーニングの負荷を一定に揃えることを目的に、以前からテンポ走で行っている内容で、昨日はそれを意識していました。

しかし…

 

スタートから40分までは概ね「10分経過ごとに5rpm」のペースを守り、ケイデンス85rpmまでは上げていけました。

ところが40分を過ぎ、「ケイデンス90rpm、出力パワー200wオーバー」に達した時点で、ちょっと苦しくなり始めます。

 

50分を過ぎ、本来はケイデンスを95rpmに上げるハズ…

しかしその時点では、60分までの残り10分間、90rpmを維持するだけで精一杯という状態。

途中、お尻が痛くなってきたこともあり、「もう止めようかな」…という考えが頭をよぎります。

中止しても誰も文句は言いませんが、それだと自分に負けるような気がする…

「負けたくない」ということで、ケイデンス90rpm近辺をフラフラしながら、何とか60分をコンプリート。

 

 

現時点、私が狙っているトレーニングは、有酸素運動能力の向上「テンポ走(L3)〜閾値(L4)」です。

しかし、昨日のトレーニングでは、それより上の最大酸素摂取量の増加「VO2 Max(L5)」となっていました。

トレーニング効果 → VO2 Max

 

やっぱりトレーニングをサボり、能力が落ちてしまったツケは大きい…

それを実感しました。

 

 

現在の私の能力では、昨日のトレーニング内容は、思ったよりも負荷が大きいようです。

とはいえ、足の痛みが悪化する様子がなく、疲れが抜けずに翌日に支障が出ることもありません。

当面、昨日のトレーニング内容を続けて、体が慣れてくるのを待つことにしたいと思います。

 

 

 

さて、少々キツかったトレーニングを終えて家に戻ると、妻から以下の質問。

 

「さて、今日の晩ご飯は何でしょう?」

 

うん?

いつもは、こっちから聞いても、「まだ考えていない」とか「要求してばっかり」…と、少々不機嫌になるのにどういう風の吹き回しか?

 

ちょっと考えていると…

 

「ヒント。リクエストにお答えして…」

 

 

ほー、こりゃ鍋だな…

 

先日、何かのタイミングで、私は妻に「鍋が食べたい」と伝えていました。

そのときは、「とり野菜味噌を使った鍋か、和風出汁を使った鍋か、おでん」と言っていたハズ。

 

 

なら、「とり野菜味噌」の鍋か?

 

でも、妻はとり野菜味噌の鍋があまり好きではない。

とはいえ、「リクエスト」って言ってるしなぁ…

 

 

ここで思い出しました。

私が鍋の話をしている横で、息子が「すき焼きが食べたい」と言っていたことを。

ははー、これだ…

 

 

「すき焼き」

 

 

「えー、なんで分かったの? 『とり野菜味噌の鍋』って言うと思ったのに…」

 

 

 

へっへっへっ…

 

鍋の選択。

私よりも息子のリクエストが優先されることぐらい、お見通しですよ…

 

 

追伸

せっかくの「すき焼き」。

「平日アルコール抜き」の禁を破り、昨日はビールと赤ワインを少々しっかり頂きました。

 

妻からのなぞなぞにも正解し、気分は上々。

ご褒美として、これも良しとしておきます。

楽しさがベース…

昨日 11月9日(水)は、10月30日以来10日ぶりのライドとして、ローラーでのテンポ走 60分を行いました。

テンポ走…のつもりで60分

 

ケイデンスは、70rpmから開始して90rpm まで徐々に上げていきます。

それに伴い出力パワーも、出だしは150w弱程度ですが、最後は200wを意識しています。

 

テンポ走は有酸素運動能力の向上を意図したトレーニングですが、ガーミンのデータを見る限り、昨日のトレーニングはその目的を達成できているようです。

一応「テンポ走」認定された…

 

 

ここしばらく、平日/休日を問わず、なんやかやと飲む機会が多い日々が続いていました。

このため、トレーニングだけではなく近場のライドも行っておらず、加えてブログの更新も滞っていた…という状況でした。

 

昨日は久しぶりに、その夜に何もイベントが無い日。

ローラーぐらいには乗らないと「ダメ」だよね…

ちょっと「やらされ感」も感じつつ、ローラーで走り出しました。

 

10日ぶりのライドだったので、最初は「LSD 40分」程度でお茶を濁そうと思っていましたが、走り出すと、なんとなく調子がいい感じがします。

 

「あー、もう少し走りたいかな…」

 

ということで、LSDとして走り出しから5分ほど経過した時点で、内容を「LSD 40分」から「テンポ走 60分」にスイッチ。

その途端、「やらされ感」が無くなって、段々と楽しくなってきます。

徐々にケイデンスを上げながら、気持ちよく「テンポ走 60分」をコンプリートできました。

 

 

60分のトレーニングを終えて家に戻ると、妻から以下の質問。

 

「足、痛かったんじゃないの?」

 

うーん、そうですね…

痛みは残っているし、まあ、これは治ることはないんでしょう。

でも、今日は楽しかった。

 

「うん、でも何となく楽しくて気持ちが良かった」

 

 

とある日本人のオリンピック・ゴールドメダリストが、インタビューで以下のようなことを言ったそうです。

 

 

トレーニングが楽しい/気持ちいい…

私の場合、そんなことはあり得ない。

一つの課題を克服するために苦しいトレーニングを行う。

それを成し遂げたとしても、その先にはつぎの課題がある。

新たな課題に取り組むには、また別の苦しいトレーニングが待っている。

だから、トレーニングが楽しい/気持ちいいということはあり得ない。

 

 

なるほど。

メダリストの言葉には重みがあります。

これは、まさにその通りだと感じます。

 

オリンピックを目標にしているアスリートの方々のモチベーションは、まさに「メダル」。

メダルと取ることに生活のすべてを注ぎ、一方で色々なものを犠牲にしている…

そう思います。

 

それに対して、私。

私はアスリートではなく一般の市民ですが、私が参加できるレース等にエントリーして、単なる記念参加ではなく、できれば良い成績を残したいと思っています。

しかし、生活のすべてをそれに捧げる…とまでは思っておらず、トレーニングの「モチベーション」を維持することに苦労をしています。

 

色々な誘惑に負けて、ついついトレーニングをサボってしまう私。

トレーニング中、苦しくなったり痛みが出るとペースを緩めて楽をしてしまう私。

計画したライドイベントが近づいても、煩悩に負けて暴飲暴食をしてしまう私。

 

そんな自分にガッカリすることも多いです。

 

ただ、それでもトレーニングを続けようと思うには、まず自分自身、自転車に乗ることが好きでなければできない…

そうも思います。

 

トレーニングであってもローラー等で走ることが「楽しい/気持ちいい」。

私の場合は、それがベースとなっている…昨日はそれが分かりました。

 

 

この冬に向けては、「ライド/レースに向けたトレーニング」を強く意識するのではなく、まずは楽しむことをベースに、ちょっと気楽に向き合うことにしたいと思います。

No Exception(例外はない…)

昨日 10月26日(水)は、その前日のローラーで右足の脹脛・アキレス腱の違和感を感じたため、大事をとって、やはりトレーニングはお休みしました。

 

昨日は、お休みついでに、夕方からの買い物&皮膚科に通院する妻の「タクシーサービス」を実行。

最近「腰が痛くて、車の運転が億劫」と言っている妻に対して、いい点数稼ぎになったかも…です。

 

そして、今日 10月27日(木)は、実は次女の誕生日。

ということで、夕飯はホームパーティ。

そのための買い出し等があり、トレーニングはお休みしました。

 

平日ではありますが、パーティなので今日は「例外」としてアルコール解禁。

娘の誕生日をしっかり祝ってあげました。

 

「自分が楽しみたいだけでしょ」。

妻からのツッコミに、思わずたじろぐ私…

 

  

さて、私は、トレーニングのモチベーションを保つ方法として、バイクやパーツの購入等、「物欲を刺激する」手段を試してみました。

この方法は、最初のうちは効果があるのですが、購入したものから受ける刺激が薄くなるについてモチベーションへの効果も無くなっていきます。

どうやら「物欲」だけでは長続きはしないようです。

やはり「レースに向けた準備」という意識/心構えがないと、モチベーションを保つことが難しい(「モチベーションの源」)…ということが分かりました。

 

 

「レースに向けた準備」という意識/心構えについて、あらためて考えてみると…

 

私が興味を持っている「ヒルクライムレース」、あるいは最近気になっているツール・ド・おきなわなどの「市民ロードレース」は、エントリー者全員のタイムが計測され、計測したタイムに従った「順位」が発表されます。

私にとっては、まずは、この「順位」がモチベーションを保つ秘密なのかも…と考えてみました。

 

しかし、「順位」と言っても、何も上位入賞が目標ということではありません。

私が考えているのは、

・その時点の自分の位置を確認し
・弱点を見つけてそこを強化することで
・さらに成長/向上を目指す…

その気持ちを持ち続けたい…こんな風に考えています。

 

これ、理想はそうなんですが、現実にそれを実行するのは、なかなか難しい…

そうも思います。

 

私は今年怪我をして、しばらくトレーニングができない日々が続きました。

最近になって、怪我をした箇所も癒えてきたので、ある程度トレーニングができるようになっています。

しかし、色々な理由をつけてトレーニングを行わないことも多くなってきました。

やっぱり…ということなんですが、モチベーションを保つことは、なかなか難しいと実感しています。

 

そういえば、江戸時代のとある大名の言葉で、野球の野村克也さんが座右の銘としていたものがあることを思い出しました。

 

「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」

 

「偶然、たまたま」勝ったということはあっても、その逆に「偶然、たまたま」負けたということはない。

勝負は時の運とは言うものの、負けるには必ずその原因がある…

 

これ、非常に重要な言葉だと感じています。

 

 

勝負事に勝つには、優れた身体能力、勝負勘といったものが必要になります。

生まれ持って、それらのものに恵まれている方も、もちろんいらっしゃいます。

 

しかし、ヒルクライムのような持久系のスポーツでは、そういった「天賦のもの」の比重よりも、日頃のトレーニング時間、とくに自転車競技ではトレーニングで走った距離が「最終的にはモノを言う」…そう言われているようです。

 

ネットのレポート等を色々読んでいますが、アマチュアの方であったとしても、ロードレースやヒルクライムのレースで上位入賞している方々は、そこに至るまでのトレーニングでちょっとビックリするほどの距離を、ほぼ例外なく走っているそうです。

やっぱり、そうなんですよね…

 

 

誰にでも、トレーニング/努力による「伸びしろ」はある。

しかし逆に言えば、成長がないということは、トレーニング/努力の内容になにか足りない部分があったということ。

それに「例外はない(No Exception)」…

 

実は、この「負けた/成長できていない」ことに、偶然、たまたま等の「例外はない(言い訳はできない)」…ことが、私のモチベーションの本質なのかもしれません。

 

ちょっと怖いような気もしますが、「例外はない(言い訳はできない)」ことを心に刻んで、今後のトレーニングに向き合いたいと思います。