ロードバイクの魅力

2021年となりました。

みなさん、新年 あけまして おめでとうございます。

今年も、精一杯「ほぼ日刊ロードバイク」の更新をしてきたいと思いますので、よろしくお願い致します。

 

さて、大晦日の昨日、むぎーさんと色々やりとりしている際に、以下のような趣旨のコメントが、むぎーさんからありました。

 

ロードバイクのマシンそのものにも魅力はある。
ただし、自分にとってロードバイクは、他の人たちと繋がる/交流するためのツールという位置付け。
ロードバイクそのものがまず第一、最優先…ということではない。

他の人たちと繋がる/交流することで、その人たちと想いを共感したり価値観を共有することが、ロードバイクの楽しさの本質だと感じている。

 

うーん、なるほど。
深いですね。
言っていることはその通りだと、自分も感じます。

ただ、私の場合は、もう少し違う点にも魅力を感じているなぁ…と思い、私自身がロードバイクに乗る理由/感じている魅力について、あらためて考えてみました。

 

まず、1990年に初めてロードバイクを買ってから、2012年に子供達と自転車キャンプツーリングや北陸三県の日帰りロングライドに行くようになるまでの約22年間、私は、100%一人でロードバイクでのツーリングをしていました。

一人で走っていたので、アパート/家を出てから帰ってくるまで、ほとんど誰とも話すことはありません。
どこかのクラブやチームに所属していたこともないので、職場を含めて、周囲にロードバイクに乗っている人いませんでした。

なので、タイヤ、クランク/スプロケ、その他のパーツを替えたときの感想、苦しい坂を超えて見た景色、長い距離を走った先の美味しい食事など、自分の想いや価値観を共感/共有できる人はいませんでした。

 

だんだんとロードバイクに乗る機会が減ってきた頃に、一晩中走り続けたり、他の人と競うことにも目が行って、ロングライドだけではなくブルベ、ヒルクライム、ロードレースにも興味を持ち、ヒルクライムレースにエントリーするようになりました。

一人ぼっちでツーリングをしていた頃は、あまり他のロードバイクに乗っている方々に会うことはなかったので、ヒルクライムのレース会場に行った際には参加者の多さに驚き、「同じことをやっている/考えている人は、少なくないんだ」ということを、初めて認識しました。
また、レースに参加する人たちとの仲間意識というようなものを、自分勝手にではありますが、感じていました。

それでも、一人でトレーニングをして、一人でトランポしてレース会場に行き、一人でレースを走り、一人で家に帰る…ということには変わりはありません。
なので、家を出てから帰るまで誰とも話さないことにも、変わりはありませんでした。

 

そして2020年。

ヒルクライムレースはありませんでしたが、多くの仲間と出会い、その仲間たちとの楽しいライドをして、想いや価値観を共感/共有できるようになりました。

これは、私にとっては本当に素晴らしいことでした。

 

ただそれでも、家を出てから帰るまで誰とも話すことがなく、しかも一人っきりで走るヒルクライムレースには、相変わらず強い魅力を感じています。

あらためて、その理由を考えてみると…

ヒルクライムレースは、他の人とタイムや速さを競うとは言いながら、自分を見つめ直すというか、『結局は自分との戦い』というイメージが私の中にはあって、その『自分との戦い』に負けたくない…という想いが強いのだと分かりました。

この『自分との戦い』は、多くの仲間と想いや価値観を共感/共有することと同じように、私にとっては、ロードバイクの大きな魅力、モチベーションの要素になっています。
なので、2021年も、ヒルクライムレースへの参加はやめないだろうなぁ…と思います。

 

『仲間との共感/共有』、そして『自分との戦い』。

この二つが、私にとってのロードバイクの魅力なんだな…と、あらためて認識をした、2021年の元旦でした。

 

追伸:

考えるきっかけを与えてくれた、むぎーさん。

いつも示唆に富んだコメントをありがとうございます。

ちょっとこだわりが強く、扱いにくい変わり者の私ですが、今年もよろしくお願いします。

この一年を振り返って

昨日は雪の降り始めという感じでしたが、今日はいよいよ平地でも積もってしまい、今年初めての雪かきとなりました。

外の景色
除雪機 初出動

 

雪かきをしなければならなかったので、トレーニングとリア・ディレイラー調整の再トライも順延としました。

ただ、金の福ちゃんさんからいいアドバイスをいただけたので、まずはそれにしたがってトライしてみたいと思っています。

ギアをトップに入れたときに、ガイドプーリーの位置をトップギアの真下に来るように調整していましたが、「ロー側は真下、トップ側やや外→トップの歯車の外側とガイドプリーのセンターが一致」というのが正規の調整位置だと、金の福ちゃんさんから連絡がありました。

ありがとうございます。
大変参考になります。

 

さて、2020年も残すところ6時間ほどになりました。

この2020年という年は、公私共に色々なことがありました。
そのためか、私にとっては1年が過ぎるのがとても早く感じられました。

 

色々なこととしては…

転職したこと。
そして、新型コロナ感染症の拡大。

この二つのことで、私の生活は大きく変わりました。

 

つぎは、ロードバイクで多くの仲間ができたこと。

新型コロナ感染症の影響で、エントリーしたレースは悉く中止になりました。
しかし逆に、多くの仲間ができ、一緒に走る機会が増えました。

絶景のんびりサイクリング倶楽部の皆さん、そして浜松支部・愛知支部の皆さんとの御前崎、ビワイチ、富士ヒル。
そしてチームじゅげむで行く先端大/釜清水/医王山/湯涌温泉などのプチ・ヒルクライムを含むグループライド。

どれも楽しかったのですが、それはただ「楽しかった思い出」ということではなく、この先のイベント/企画のアイディがどんどん湧き出てきます。
私自身も、それだけでワクワクしてきます。

 

この年齢で、一緒に楽しめる仲間、そしてワクワクできることに出会えた2020年は、私にとっては、実りの多い年でした。

来年も、仲間の皆さんと、ワクワクしながら過ごしたいと思います。

 

それでは皆様、良いお年をお迎えください。

 

追伸:

ウィリエールとピナレロが増えたことも、大きなことでした。

ウィリエールは手元に戻ってきた「元カノ」というイメージで、ピナレロは新たに私のところにやってきた「神様」です。

ピナレロの神様が本当にいるのか…それを確認することが目的の「ピナレロ vs フォーカス vs チネリ」については、ローラー編までは終わり、神様はいることが結論として導かれました。

これも、私の2020年重大ニュースの一つです。

 

一方、実走編はこれからです。
実走編は、ウィリエールを含めた4台での対決で行いたい…と考えています。
2021年、これもワクワクしがながら検討を進め実行していきたいと思います。

リア・ディレイラーの調整 その2

今日はドグマでLSDを60分行いました。

神様でのLSD 60分

外では雪が降り始めました。

北陸の金沢では、とうとうロードバイクはオフシーズンです。

外を実走するのはもう無理なので、これからはローラー・トレーニング、オンリーとなります。

 

実は、今日はチームじゅげむでのローラー練習会の予定でしたが、仕事、各家庭の年末年始の準備/買い出し等があってメンバーの都合がつかず、結局、私ひとりでのローラーとなりました。

練習会でナベちゃんに乗ってもらうつもりだった固定ローラーのフォーカスですが、リア・ディレイラーの設定/調整が完了しておらず、まだトップに変速できない状態が続いています。

これについては、このブログを見た絶景のんびりサイクリング倶楽部 浜松支部および愛知支部の、むぎーさん、takaさん、金の福ちゃんさんから、各種アドバイス、経験したことの報告をいただきました。

みなさん、ありがとうございます。

 

リア・ディレイラーの調整は、

(1)トップ側のプーリー位置を調整して
(2)ワイヤーの張りを調整し
(3)ロー側のプーリー位置を調整したら
(4)最後にBテンションでプーリーとスプロケの間隔を調整する

ことでうまくいくはずです。

しかし、自分でこれをやってみても、ギアがトップにある状態からSTIレバーでギアをローに変速し、再びトップに向けて変速してみると、結局、トップの一つ手前にしか入らなくなってしまいます…

 

自分で組み立て/調整をするときは、対象のメカ等についてその仕組みや理論を理解し、それを踏まえた上で作業することが大前提です。
しかし、やはりどこかに誤解や判断ミスがあり、それが原因となって作業がうまくいかない結果となっている…
それが、私がこれまでの経験から学んだことです。

誤解や判断ミスをしていたところが判明し、それを解決して設定/調整がうまくいき、抱えていたトラブルが解決できたときは、また大きな喜びがあったりします。

ロードバイクに関しては、乗ることそのものにも喜びがありますが、自分でお気に入りのバイクを組み立てたり、不具合や気に入らない箇所を自分で調整/チューニングすることもでき、それらからも喜びを得ることができます。

失敗もしますが、それが自分の経験になり、また成長がある…
そんな気がします。

 

年明け1月4日まで、スポーツサイクル・イシノ様はお休みです。

それまで、みなさんからアドバイスいただいたことを参考に、もう少しフォーカスのリア・ディレイラーの設定/調整にチャレンジして、それを楽しみたいと思います。

 

追伸:

ローラー・トレーニングが終わった夕方から、チームじゅげむ、サツマイモ畑有志の会 共同での、今年の反省および来年への展望を語る会を開催しました。

チームじゅげむのメンバーは、ほぼサツマイモ畑有志の会にも所属しているので、参加した方々は、チームじゅげむのメンバー、およびその奥様方というケースも少なくないんですよね、実は…

 

男性陣はグロッキーで早々に家に帰りましたが、やっぱり女性陣(奥様方)は元気です。
深夜0時を過ぎても、この状況です。

元気な奥様方

 

休みの日も朝早くからロードバイクで行ったっきり。
そんな私(私たち)を、ある意味諦めて、しかも暖かく見守ってくれている妻(妻を含めた多くの方々)。

いつもありがとうございます。

こんな鉄砲玉のような私(私たち)ですが、来年も、よろしくお願い致します。

洗車&整備

今日は、ナベちゃん、YSEさんと、今年最後の筋トレの予定でしたが、いしかわ総合スポーツセンターは、なんと今日のお昼(12時)で年内の営業が終了でした。
(えー、そうだったんだ…)
新年は1月4日から通常営業とのことです。

なので、今日の筋トレはお休みです。

 

さて、2020年は新型コロナの影響で色々なライドイベントが中止になりましたが、ローラーや、実走で近場のコースをライドするなど、トレーニングやポタリングも含めて今年は本当によく走りました。

ただ、最近は、チェーンにオイルはさしていたものの、ほとんど手入れをせずに乗っている状態でした。
このため、チネリ/フォーカスのどちらのバイクも、チェーンは真っ黒、フレームにも汚れがついたままとなっていて、とくにダウンチューブ裏などは泥はねしまくり…でした。

そこで、今日はチネリとフォーカスを、久々に洗車&整備することにしました。

洗車 before & after

上の写真は洗車の風景で、フォーカスはbefore、チネリはafterです。

 

「before」のフォーカスは整備台に載せられています。
チェーン/スプロケは黒く汚れており、フレームにびっしり汚れが付いています。

対して「after」のチネリはスタンドでオスマシしています。
チェーン/スプロケにシルバーの輝きが戻り、フレームもピカピカです。

 

初めて整備台を使って洗車しましたが、これは便利ですね。

これまでは、前後のホイールは履いたまま、スタンドを使ってロードバイクを立てた状態で、腰を屈めながら洗車をしていました。

また、チェーン、ディレイラー、スプロケ、プーリーなどオイルで汚れているところには、ホームセンターで安く売っているパーツクリーナーを吹きかけて、汚れたオイルを落としていました。
パーツクリーナーを吹きかける際には反対側をウエスで覆い、そのウエスで汚れたオイルを受けるのですが、ウエスに染み込んだ汚れたオイルは手に付きますし、どうしてもフレームやホイールにも汚れが飛び散って、そこを汚してしまいます。

 

それらを改善するために、今日は前後のホイールを外し、整備台に載せて洗車をしました。

整備台は、いい高さまでロードバイクを持ち上げることができますから、立ったままで洗車ができます。
また、整備台に載せてから、これも初めて使ってみたのですが、「ダミー・ハブ」や「チェーン・キーパー」と呼ばれるパーツを取り付けました。
これを取り付けると、リアホイール(スプロケ)が無くても、クランクを回しながらSTIレバー操作でディレイラー位置を変え、普段通りの変速操作ができるようになります。

加えて、チェーン、スプロケなど、オイルで汚れているところも、パーツクリーナーではなく専用の液体クリーナーを使ってみました。
ナイロンブラシにクリーナーをつけ、そのブラシで汚れた箇所をこすってから、そのまま数分放置します。
その後、再びそのブラシでこすりながら、ホースの水道水で洗い流します。
これが簡単で、しかも超綺麗になるんですね。
いやー、びっくりしました。

 

オイルで汚れたところを洗った後は、バケツに中性洗剤の入った水を張り、その水を浸した大きなスポンジを使ってハンドル、サドル、フレーム全体、チェーン、ホイールを洗います。
全体が洗えたら、濯いだそのスポンジでこすりながら、泡をホースの水道水で濯ぎ洗いをします。

濯ぎ終わったらタオルで軽く拭き、さらにチェーンやスプロケを含めて全体にエアーを吹きます。
エアーで残った水滴を吹き飛ばしたら、前後のホイールを履いてスタンドで立てておき、しばらく乾かします。
チェーンなどが十分乾いたらチェーンオイルをさし、これで洗車は終了です。

 

うーん、とっても綺麗になりました。

 

洗車後は、すぐに(洗車をしていないピナレロも含めた3台の…)バイクをスポーツサイクル・イシノさんに持っていき、ディレイラーの設定を確認/整備してもらいました。

ホイールを交換して「フレーム対決」を行なったためか、それともワイヤーが伸びたのか、このところ変速の調子が悪くなっている気がしていました。

おかげで、3台とも変速の調子/状態もバッチリになりました。

 

明日の29日は、家族ぐるみでお付き合いをしている友人MKIさん家族が我が家に来ることになっています。

その友人ご夫婦、今は二人とも自転車には乗っていませんが、彼は大学時代は自転車部…ではありませんでしたが、プジョーの自転車で遠くにツーリングによく出かけてた経験があり、奥さんは元ローディ。
一緒に遊べる子供たちだけではなく、明日は、私も友人と一緒にローラートレーニングでいい汗をかこう…と楽しみにしています。
トレーニングの後はスーパー銭湯に行き、汗を流してサッパリしてから、私と友人の家族全員で一緒にお昼を食べながら、私と友人は”シュワシュワ”する計画です。

また、明後日の30日は、午後からナベちゃんとローラー練習会を行う予定をしています。
夕方からは、kit1002さん、OKDさん、YSEさんなども一緒に、チームじゅげむとしての一年を振り返り、来年の活動/今後の展望を、焼きガキなどしながら語り合いたいと思います。

 

これで、明日、明後日は、綺麗になって整備もバッチリのロードバイクでトレーニングができます。

自分のロードバイクを洗車して、整備も完了。
ただそれだけで、とても嬉しいです。

 

追伸:

チームじゅげむのメンバー、ご近所さん、そして古くからの友人。

彼らとは、ロードバイク/登山というスポーツ、あるいは畑での野菜育成/収穫を通して同じ時間を過ごします。

 

一緒にトレーニングをして、一緒に苦しい坂を登り、一緒に疲れ果てる距離を走り/歩き、そして、その先にあるいい景色を一緒に見て、そこで美味しいものを一緒に食べます。

また、一緒に畑を耕し、一緒に作物を植え/育て、一緒に収穫をして、それを分かち合います。

さらにその後はそれらで経験したことを振り返り、それも話題/ネタにしながら食事やお酒を楽しみます。

 

ただ一緒に食事をしてお酒を飲むだけでも「同じカマの飯を食った仲」と呼ばれることもあるのでしょうが、前述の彼らとは、お互いに通じ合うもの、もう一つ深い関係がある気がします。

 

この年で、そのような友人がいること、そして、そのような仲間に出会えたことに感謝です。

大きな違い…

今日も仕事です…

 

仕事をしながら、ちょっと気晴らしでも…と窓を眺めていると、北陸のこの季節、空はどんより曇り空。

ため息をついてパソコンの画面に視線を戻すと、「ピロロ〜ン」と楽しげな音がスマホから聞こえます。

何かな?と思ってスマホを手に取ると、LINEグループに、単身赴任をしているむぎーさんから、絶景のんびりの浜松支部メンバーの皆さんと大井川沿い・寸又峡をライドしている写真がアップされています。
しかも、アプト式の電車で輪行も体験している由。

12月19日 寸又峡 輪行中の車窓より by むぎーさん

「あー、いいなー、羨ましいなぁ…」

 

一方、その頃、金沢では…

12月19日 金沢 仕事中の事務所窓より

雨に混じって白いものが降り、寒さもいよいよ本番です。

同じ日本なのに、大きな違いです、これは。

 

あーあ、来週からローラー、頑張ろう…