今日は、12月28日(日)。
昨日 27日(土)は、飛び込みの予定が入ってリスケした年末計画(「キツキツの年末…」)の通り、恒例の餅つきを行いました。
ただし、餅つきを行う場所は、納屋でも自宅でもなく、事務所にしました。

前日の夜に研いだもち米を、2升(1臼)ごとに木綿の袋に入れて、大きなポリバケツで水につけておきます。
当日は、朝6時に事務所に移動。
まず、水につけておいたもち米の袋を、箕(み)に上げて水を切ります。
そして寸胴鍋に水を一杯に入れて、お湯を沸かし始めます。
お湯が沸くまでの間に、餅つき機、セイロ、丸もち君(餅千切り機)、のし餅の板、バケツ…等の必要道具を運び込みます。
餅つきをする量を昨年の半分に減らした今年。
それでも、6時からお湯を沸かし始める…
という、私にしてみるとややのんびりスタート。
それでも6時半にはお湯が沸き、7時半から餅つきを開始。
10時半にはすべての作業が終えられるはず…
そう思っていました。
しかし世の中、イメージ通りには行かないのが常。
今回も、思わぬところにワナが潜んでいました。
その経緯は…
実は、事務所のIHクッキングヒーターにワナがありました。
このIHクッキングヒーターは2口のもので、
・左側 1〜12
・右側 1〜10
という火力(ワット数?)調整ができます。
小型の寸胴鍋とはいえ、容量は18リットル。
その鍋で、15〜16リットルの水を沸騰させ、その蒸気でセイロのもち米を蒸す必要があります。
なので、使うのは強い火力が使える左側。

お湯が沸いたので、寸胴の蓋を蒸し板に換え、その上にセイロを3段積みます。
この状態で、もち米が蒸し上がるのを待つのですが、一向にセイロの最上段(3段目)の上から、蒸気が上がってきません。
「おかしいなぁ〜」…
いったんセイロを降ろし、寸胴鍋のお湯の沸き方をチェックしてみると、少し沸き方が弱いようなイメージ。
柄杓(ひしゃく)で掬って少しお湯を減らし、再度セイロを積んでもち米を蒸してみますが、やはり最上段のセイロから吹き出す蒸気が弱いイメージ。
「なんでかなー」
そう思って、ふとIHのメモリをみると…
なんと、MAXの12にしてあったはずの火力のレベルが、勝手に10に下がっているじゃありませんか!
このIHクッキングヒーターは、電源を入れたときのデフォルトはレベル10になっています。
実は、セイロを乗せる前、寸胴お湯が沸くのを待っている間にも、レベル10になっているのを発見したタイミングがありました。
しかしそのときは、
「あれー、俺、MAXにしてなかったかな?」
と思っただけで、MAXのレベル12に再設定して良しとしていました。
IHクッキングヒーターの取説を取り出し読んでみると…
「レベル11、12に設定したときは、15分を経過した時点で、安全のためにレベル10に自動的に下がります」
と書いてありました。
「あー、そうだったのか」…
それ以降は、15分を経過するたびに、
「下がったレベルを12に戻す」
という ”おまじない” を行うことになりました。
”おまじない” をサボるために、
「10分ほどの時点で、レベルを一旦下げて、すぐに12に戻す」
ということをやってみましたが、それだと15分のタイマーはキャンセルされませんでした。
いやー、しっかりした安全設計ですね…
餅つきを終えた時間は12時。
見込みよりも1時間半ほど遅れましたが、妻や子どもたちの手伝いもあり、無事、予定したすべての作業を終えることができました。
IHクッキングヒーターの安全装置のおかげで、事故を起こさずに済むご家庭も多いでしょう。
しかし、
「安全に配慮しているのは分かったから、キャンセルする手段も用意してほしかった」…
そう思った、この日の私でした。




