クラッシャー…

今日は、1月24日(金)。

我が家には、マウンテンバイクが2台あります。

1台は、群馬に就職した長女が乗っていたスコット アスペクト。

こちらは、長女が群馬に持って行かなかったので、現在は私のマウンテンバイクになっています。

そしてもう1台は、長男が高校通学で今も使っているジャイアント タロン3。

上記2台のマウンテンバイクは、昨年 2024年の4月にチェーン/スプロケを新品に交換し、スコット アスペクトはタイヤも新品にしました(「マウンテンバイクの行方…」)。

 

「これで、またしばらくはノートラブルで走ることができるな」

そう思っていました。

ところが…

 

先一昨日の夕飯の直前に、長男からこんな話がありました。

「俺の自転車だけど、チェーンがガチャガチャして上手く走れない。どこかがおかしいと思う。明日も学校に乗って行きたいから、すぐに直して」

 

「えっ、どういうこと?」

どこがどんな風におかしいのかを聞き出そうとしても、

「ガチャガチャする」

ことを繰り返し主張するだけで、ちょっと要領を得ません。

「こりゃ、現物を見るしかないな」

ということで、すぐに自転車を置いている納屋に直行。

そこでジャイアント タロン3を見てみると…

 

ははーん、原因が判明しました。

3段あるチェーンリングのミドル(センター)は、4個所をボルト/ナットで留められていますが、そのうちの2箇所のナットが外れグラグラの状態になっていました(上記写真の他に、もう一箇所のナットも無くなっていました)。

確かにこれでは、ミドルのチェーンリングを使って走ることはできません。

 

どうやら長男は、普段フロントをミドルにして走っているようです。

そういえば、長女も、もう一台のマウンテンバイク、スコット アスペクトで大学に通っていましたが、彼女もミドルにしていたような気がします。

一方、私はロードバイクはもちろんマウンテンバイクでも、普段はフロントはアウター。

 

うーん、街乗りの速度範囲だと、フロントはミドルにした方がいいのでしょうか?

ちょっと気になります…

 

「これは修理が必要だ」…

ということで、長男には、明日/明後日は、家にあるシティーサイクル(ママチャリ)で通学してもらうように依頼。

ジャイアント タロン3はいつものスポーツサイクル・イシノさんに修理をお願いすることにしました。

 

話を聞いたのが火曜日の夜。

翌日の水曜日は、イシノさんのお休みの日…

ということで、お店に持ち込んだのは、木曜日でした。

 

マウンテンバイクのチェーンリングを見たイシノさんは、すぐにチェーンリングをクランクから外します。

そして、お店の手持ちジャンク品から同種のナットを探し、それを使ってミドルを固定してくれました。

 

写真に写っていませんが、もう1箇所も同じナットで固定。

そして、取れていなかったナットもガッチリ締め直し。

これで、バッチリです。

 

 

イシノさんのおかげで、修理は完了。

今日、長男は、修理が終わったタロン3で学校に行きました。

 

 

しかし、ナットが完全に外れてガチャガチャする前、ちょっと緩んだだけであったとしても、チェーンリングはかなりグラグラしていたはず。

その、”チェーンリングがグラグラしていた” 状態でタロン3に乗り続けていたに違いない長男。

「うーん、なぜにそれに気付かないんだ?」…

正直言って、そう思います。

 

それに加えて、

「ナットが緩んでチェーンリングがグラグラ」

なんて経験した人を、自分を含めて長男以外に聞いたことがありません。

そんなこと、ありますかね?…

 

 

長男は、空気は自分で入れないし、チェーンオイルも指しません。

空気が抜けたペチャンコのタイヤでゴリゴリ走り、チェーンが錆びてパワーロスを招いていても気にしません。

加えて今回、スプロケ/チェーンリングに不調があっても気付きませんでした。

 

思い出してみると、小学生の頃から長男が乗っている自転車はよく壊れました。

チェーンが外れる…ということから始まり、カゴが変形する/取れる、泥除けが外れる/壊れる、チェーンカバーが取れる、変速のダイヤルが割れる…

 

長女と次女に比べると、長男の自転車の乗り方/扱い方が乱暴だった…ということはあるでしょう。

しかしそれだけではなく、

「不具合があっても気にしないでそのまま乗り続けている」

ということも、きっと大きな要因だったのだと思います。

 

なんだかプロレスラーの名前のようですが、長男よ、お前を

「クラッシャー○○(長男の名前)」

と呼ぶことにします。

自転車に限らず、これから長男が乗る乗り物については、ときどき点検をしておく必要がある…かもしれませんね。

前向きな気持ち…

今日は、1月23日(木)。

この3日間ほど、ブログの投稿をサボっていました。

というのも…

 

このところ、右足の足首、アキレス腱、脹脛(ふくらはぎ)、膝(ひざ)という、私が古傷を抱えている箇所それぞれが、

・張りがある
・伸ばすと痛い
・重い…

という感じで、イマイチな状態が続いています。

 

また、これも私のウィークポイントなんですが、頸椎の何番目だったか?の椎間板右側に変性(骨に、トゲのように飛び出してくる/伸びてくる部分が発生する)が生じており、椎間孔を通っている神経根を圧迫する病気 (頸椎症性 神経根症:けいついしょうせい しんけいこんしょう) を抱えています。

 

これが分かったのは、私が40歳台後半になったころ。

そのころに、右の腕/手指の痺れ、右肩のこり、右背後首の圧迫感が発生。

「何か体に異常が起きているんじゃないか」…

ということで、その原因を調べてもらうために脳神経外科の病院で診察を受けました。

 

病院では、MRI/CTスキャン等の断層撮影を行い、その結果、上記の診断を受けました。

ただし、”すぐに治療が必要な状態ではなく、経過を観察しましょう” という医師の判断があり、とくに治療を行うことはなく現在に至っています。

幸いなことに、現在までは、状態が悪化することはなく、うまくこの病気と付き合ってきました。

 

ところが、昨年の冬を迎えたあたりから、

・首の右後ろに違和感があり、寝るときに枕が当たると違和感が強くなる
・右の腕/親指の筋肉が常に張っている

という症状が発生。

当初は、その症状もそれほど気にしていなかったのですが、1月の半ばを過ぎた最近になって、首/腕/親指の症状が強くなり、痛みも伴うようになってしまいました。

 

私の素人考えですが、十数年が経ち、

「椎間板の変性が大きくなってきたことで、神経根の圧迫も増大してきた」…

のではないかと思います。 

 

とりあえず、病院であらためて診察/診断してもらう必要がありますが、十数年前に診断を受けた際には、

「根治するには手術しかない」

と伝えられました。

「えー、今回は手術になるのかも」

 

確かに手術で根治はしたいんですが、”頸椎/椎間板を手術する” なんて、ちょっと想像しただけでも、正直言って怖いんですよね…

そんなことからトレーニングをする気にならず、ブログも書く気になりませんでした。

 

お風呂に入り、湯船に浸かって右足と首まわりのストレッチをすると、症状が多少緩和されます。

という訳で、最近は夕方早い時間にお風呂に入り、ゆっくり浸かってストレッチをすることが多くなっています。

 

まあ、体が冷えてくれば、元に戻ってしまうんですけどね…

  

 

抱えている古傷、そしてウィークポイントは、私の体が

「経年劣化した」…

ということなんでしょう。

それはそれで悲しい現実です。

 

可能であれば、痛みがなく、ウィークポイントもない体に戻りたい。

しかし残念ですが、それは無理なこと。

 

年を経て、劣化した私の体。

その現実に直面し、ここ最近、ちょっと沈んだ気持ちで過ごしてきましたが、今日は、

「痛みやウィークポイントと上手に付き合って、騙し騙し、なんとか乗り切っていきたい」…

そんな風に、ちょっと前向きに考えてみました。

 

今日のブログには、その ”前向きな気持ち” を書いておくことにします。

仮の姿…

今日は、1月20日(月)。

一昨日 1月18日(土)の夕食後のこと。

フロス(糸ようじ)を使って歯と歯の間の綺麗に掃除をしていたところ、

「ポロン」

と何かが取れる感覚が…

 

 

そうなんです。

奥歯の詰め物が取れてしまいました。

 

実は、この詰め物が取れたのは初めてではありません。

2年ちょっと前、2022年の10月にも取れていました(「「糸」の功罪…)。

ただこのときは、詰め物が取れたところ(歯そのもの)には問題がなかったため、詰め物を付け直すだけで治療は終了。

すぐに元通りになりました。

 

「あー、いつもの歯科医院にいかないといけないな」

取れた詰め物を見せながら、妻にそう言うと、

「ちゃんと予約していかないとダメよ」

とのこと。

しかし、

「困ったときとか痛いときなんかは、予約なしの飛び込みでも大丈夫なんじゃない?」

と反論する私。

 

「なら、ホームページを見てみれば」

ということで、かかりつけの歯科医院ホームページをみると…

なんと、確かに

「初診でも予約が必要です」

と書かれています。

 

2年前までは、予約なしの飛び込みで歯科医院に行っても(待ち時間は、多少長くなるでしょうが…)診てくれるシステムだったように思います。

しかし最近は、私のかかりつけの歯科医院のように、初診も含めてそもそも予約が必要となっているところが多いようです。

加えて、”予約が必要” と言われても、ほとんどの場合、2週間先まで予約枠がびっしり埋まっている…

そんな状況だったりするそうです。

 

「痛くて痛くて、我慢できないぞー!」

そんなときは…

さすがに診てくれるんでしょうけどね。

 

 

「あー、予約が要るんだ」…

ということで、休み明けとなった今日の朝一番、まずは歯科医院に電話。

電話で確認すると幸いなことに、その日の12時近くにキャンセル枠があるとのこと。

(そうでなければ、この先2週間は予約で一杯だそうな…)

昼食が遅れることを覚悟して、キャンセルがあった時間を予約。

 

予約時間が近づき、取れた詰め物を持って歯科医院に行く私。

歯科医院でティッシュに包んだ詰め物を渡しながら、

「前回同様、取れた詰め物を付け直すだけ」

で済むことを、大いに期待していました。

しかし、そうは問屋が卸しませんでした…

 

先生:

この詰め物は、令和4年にも取れてますね。

 

私:

(分かってしまったか…)

 

先生:

前回は歯の方に問題はなかったようですね。

そのまま取れた詰め物を付け直しています。

しかし今回は、歯の治療が必要です。

たぶん、詰め物の傷みが進んで歯との間に隙間ができ、そこから少しですが虫歯ができたんでしょう。

虫歯になっているところを削り、新しい詰め物を作ることをお勧めします。

 

私:

(やっぱりか…)

 

先生:

どうしますか?

 

私:

はい、それでお願いします。

 

 

詰め物が取れた箇所の歯を少し削り、型取りを実施。

型取りが終わったら、削ったところを仮の詰め物で覆い、今日の治療は終了。

 

新しい詰め物は1週間で完成します。

しかし、歯科医院の予約枠が空いておらず、次回はやっぱり2週間後。

それまでは、仮の詰め物で食事をすることになりました。

 

 

さて、この先の2週間、私の奥歯は ”仮の姿”。

その仮の姿の奥歯でも、お酒は飲めますし、おつまみも美味しく頂けるでしょう。

 

そんな ”少し緩い生活態度” で過ごしている私こそ、実は世を忍ぶ ”仮の姿”。

本当は、ストイックにトレーニングを行うアスリート…

そんな風になりたいもんです。

夢みたい…

今日は、1月19日(日)。

昨日 18日(土)は、エアロバイクでのLSDを30分でした。

 

右足のアキレス腱の調子が少し良くなった感触がだったので、ペースを少し上げて、 LSDというよりも、ややテンポ走に近いペース(ケイデンス 70rpm / パワー 130w 程度)で走ってみています。

 

「調子は良かった」…

のですが、やはり20分を過ぎるとアキレス腱に違和感が発生。

しばらくそのまま走ってみましたが、少し痛みが出てきたので、30分でクールダウンとしました。

 

少しペースを上げてみたので、各ゾーンも若干上にシフト。

 

このペースでエアロバイクに乗るのであれば、有酸素運動としてのトレーニング効果もある程度期待できるように思います。

以前にも書いたかもしれませんが ”有酸素運動の効果” を期待して、この冬は、上記ペースを目処としたエアロバイクでの運動を継続していくことにしたいと思います。

 

その上で、体重を減らすことができれば…

うーん、それは ”夢を見ている” のかもしれませんね。

 

 

さて、今日の朝食後に、妻と長男と私の3人で話した

「夢みたい」…

な話についてです。

 

話の内容は、

「もし、10億円が手に入ったら」。

 

きっかけは、ポスティングによりロッテからMLBへの移籍を目指していた佐々木朗希投手が、

「ドジャースと10億円強の契約金で合意した」

というニュース。

 

私たち家族が、普段の生活で10億円を手にすることはあり得ないので、

「宝くじに当選して10億円が手に入ったら」

という条件設定で、家族それぞれがどうするかを話してみました。

 

 

まずは長男。

「貯めておく」

 

ほー、意外に堅実な答え。

「お父さん、お母さんに1億円ほど分けてくれないのか?」

と聞いてみると、

「あげない」

とのこと。

「あっ、そう」…

 

つぎは妻。

「自分が貰う分は多くするけど、家族5人で分ける」

 

へー、太っ腹。

分けてくれるんですね。

ちなみに、以前私が宝くじを買い、300円&3,000円に当選した券を妻にあげたとこがありました。

「もし、300円/3,000円だと思って、○○(妻の名前)にあげた券が、実は一等に当選していたらどうする?」

そう聞いてみると、

「ちゃんと一等だったことを教えてあげる」

とのこと。

正直ですねー。

 

 

そして私。

「家族を含めて誰にも言わず、こっそり貯めておく」

 

3人の中で、私がいちばん腹黒い…かも。

 

 

宝くじの話題になる前、前日の夕食のときに、妻とはこんな話をしました。

 

暖かい季節になったら、月に一回は日帰りのドライブに出かけよう。

そのときの昼食は、行った先のお店じゃなくて、どこか場所を見つけて俺が作るアウトドア料理。

○○(妻の名前)の嫌いな食材は出さないけど、作る料理のレパートリーに文句は言わない。

行き先も俺が決めるからね。

 

妻からは、

「楽しそうね」

とのコメント。

 

ところが、妻は肉(とくに牛肉、つぎに鶏肉)が苦手であり、ホルモンなんて論外。

そして貝、エビなどの類いは食感がダメだそうで、それらも食べられません。

バター/クリーム/チーズ等を使った料理も、”気持ちが悪くなる” とのことでノーサンキュー。

そんな感じで、食事/料理で妻を喜ばせようと思うと、実は制約が多いんです。

 

一方、私が独身のころによく行っていた職場の仲間との旅行では、貸別荘、あるいはキャンプ場に泊まることがほとんど。

このため、目的地の近くのスーパーへ食材を買い出しに行き、夕食は自分たちで作ることが中心でした。

そのようなときは、まさに妻が苦手/食べられない食材こそがご馳走。

カレー、シチュー、バーベキューに始まり、パエリア、アヒージョ、和風/洋風の各種鍋料理…

作る料理は色々でしたが、使う食材としては、妻の苦手なもののオンパレードだったように思います。

このため、私の料理も、残念ながらほぼ妻が苦手なもを使うものがレパートリーの中心だったりします。

 

 

私から妻に、

「昨日の夜に話したドライブだけど、もし宝くじに当選したら、行き先はどこかのアウトドアじゃなくて、高級旅館にしてみるのもアリだね」

と言ってみました。

すると、それに対して妻からは、ちょっと否定的なお答え。

 

「えっ、俺のアウトドア料理の方が嬉しいか?」

そう思ってよく聞いてみると、

「夢みたいな話はもういいわ」

だそうな…

 

「あなたのアウトドア料理の方が嬉しい」

それも ”夢みたい” なのでした…

絆の再構築…

今日は、1月17日(金)。

昨日 16日(木)は、エアロバイクでのLSDを30分でした。

 

心拍&パワーの両方を ”ゾーン2” に入るべく、ケイデンスと出力パワーについては、それぞれ65rpm/110wを超えることを目処に、エアロバイクでのLSDを30分行ってみました。

しかし、各ゾーンの分布をチェックしてみると、1/3(10分間)は、目処としていた値を下回っていたようです。

 

とはいえ、”ケイデンス 65rpm / パワー 110w” を維持できれば、エアロバイクでのライドでも狙っているゾーンには入るようです。

右足の違和感はまだありますが、違和感を上手くいなしながら…であれば、このLSDは可能であるような気がします。

今後は、”ケイデンス 65rpm / パワー 110w” オーバーを目処に、60分のLSDを目標にエアロバイクに乗ることにしてみます。

 

 

さて、今日は1月17日。

皆さんも朝からニュースでやっている内容を見てご存知だと思いますが、30年前の今日の朝5時46分に阪神・淡路大震災が発生しました。

私のブログでも、去年の今日は阪神・淡路大震災について触れた投稿をしていました(「地域のつながり」)。

そのときに思ったこと(投稿に書いたこと)は2つありました。

それは、

・”想定外” という言い訳はせず災害に備える
・共に助け合えるように地域のつながりを密にする

という2つでした。

その思いは今も変わってはいません。

 

しかし、この目標/思いの実現に向けた具体的対策の進捗に関しては、実は寂しい限りです。

 

上記の目標/思いの実現に関しては、

・雪害レベルの雪が降った際に各地域が行う除雪費用の補助
・各町会の会館等に太陽光発電/蓄電池および水タンク等の設備を導入する費用の補助
 (各町会の会館に電力/水のインフラ設備を導入し災害発生時に不足する避難所の補完施設とする)

という2つの点について、私たちの町会が中心となり金沢市へ要望書を提出しました。

 

しかし、要望書を提出したその年に能登半島地震を経験したにもかかわらず、現時点まったく進展がありません。

また、その要望書に関する検討の進捗を問い合わせても、はっきりした回答はもらえていません。

加えて、担当した方が異動になってしまい、結果として要望書そのものが有耶無耶になってしまう…

そんな状況が見えてきています。

 

こんなことを言うと偉そうに聞こえますが、色々なクレームの対応や要望など、そこに住んでいる人たち(市民)が本当に困っていることをお願いしているにもかかわらず、それに対する役所の対応は、市民が期待しているものとは遠い…と感じてしまいます。

 

ほとんどの方がそうだと思いますが、私も一般企業に勤めていたサラリーマン経験が長いです。

一般企業では、お客様からの要望/クレームを受けた際は、上に書いたような、いわゆる ”お役所仕事” のような対応は許されません。

 

私の経験から考えると…

要望/クレームを受けたとき、まずは、その回答をお伝えするための期限が設けられます。

とくべつ複雑な内容でなければ、回答期限は1週間程度とされることが多いと思います。

そして内容について調査/検討した上で、設けられた期限までに調査/検討した結果をお客様に回答します(期限までに明確な結論が出ていなければ、途中経過をまとめた内容を一次回答としてお伝えします)。

加えて、回答する内容についても、(要望/クレームに基づいて製品を修正/変更するにしても、それを断って修正/変更を行わないにしても…)そのように判断するに至った理由等を説明する必要/責任が伴います。

なので、一般企業に勤めていた自分の感覚では、前述の ”お役所の仕事” の対応で済ませることは、ちょっと考えられません。

 

 

目標の実現に向けた案件(災害に備えた設備導入、および金沢市への補助の要望)については、この1年ほぼ進捗がありませんでした。

これはこれで、非常に残念です。

 

しかしそれだけではなく、地域のつながりを密にする…大袈裟にいえば ”絆の再構築” という点については、町会や地域全体として色々な取り組みを行っているにもかかわらず、

「以前に比べて、ますます希薄になっている」

という印象を受けます。

これについては残念というよりも、正直に言って危機感を覚えます。

 

私が住んでいる町会には、400世帯を超える方々が暮らしています。

住んでいる方が400世帯を超える状況となると、同じ町会に居るとはいえ、交流がある方は本当にごく一部…そうですねぇ、40世帯ほどでしょうか。

少し緩めに考えて、交流はなくても顔と名前が一致する方に対処を広げても、100世帯まではいかないと思います。

ということは残りの300世帯以上の方々は、名前や顔を知らない/話したことがない方々です。

 

どの地域/町会でも同じような傾向だと思いますが、地域や町会が主催する種々のイベント/集会等に積極的に参加する方は、概ね決まっています。

そして、その人々が中心となり、地域/町会の各種役員や世話係を担当しています(まあ、自分も含めてそうですね…)。

もし大規模な災害が発生した際には、そのような人々が中心となって、地域/町会での各種支援活動が行われることになるでしょう。

 

災害時の支援活動内容は、地域/町会における被災状況の確認、避難所の運営、支援物資の配布等になると思われますが、具体的な内容/方針については、前述の人々が中心となって検討/実施していくことになります。

この中心となる人々と ”顔見知りで交流がある方” であれば、検討された内容/方針を理解して支援活動にも協力してくれるような気がします。

 

しかし災害発生当初は、マンパワーや支援物資が圧倒的に足りなくなります。

そのような状況で、中心となる人々を ”まったく知らない方”がいたとすると、その方にとって不利な活動方針/内容、たとえば救助に行く順序、支援物資を配布する優先順位が後回しになる等の状況になった場合に、果たしてその方に方針/内容を理解してもらい、かつ協力を得ることができるだろうか…

そんな不安を感じます。

 

 

上記、顔/名前を知らず話したことがない ”300世帯を超える方々” は、私の印象では、地域/町会が主催しているイベントや集会には、参加していない方々ように感じます。

参加しない理由は色々考えられますが、これまで色々耳にしたことをまとめると、それは地域や町会の活動に反対/反発しているのではなく、それらの活動について

・煩わしいと感じているか、
・自分には関係ないと思っている/無関心

…ということが大きな要因になっているようです。

とくに、子育て真っ最中/共働きの若い世代の方々にその傾向が強い…という印象でしょうか。

 

種々の活動が

「煩わしい」

と感じるかどうかは人それぞれ。

それらの活動のメリットを説明し、決して煩わしいだけではないことを理解してもらうこともアリですが、

「そのメリットは、私には要らない」

と言われてしまう可能性もあります。

 

他方、上記のように種々の活動を知った上で煩わしいと思っているのとは異なり、

「関係ない/無関心」…

というのでは、そもそも話が始まりません。

まずは ”無関心の方々” にも、関心を持ってもらうところからスタートしないといけないんでしょうね。

 

 

関心のない方々にも、地域/町会の活動に対する関心を持ってもらう。

まずはそこをスタート地点にして、絆の再構築を図る。

これが必要なことは理解できました。

しかし、無関心の方々に対し、どのようにアプローチすれば関心を持ってもらえるか。

色々考えてはいるのですが、これはなかなか難しい課題です…

 

 

阪神・淡路大震災から30年が経った今日の投稿は、結論の出ない/落ちのない話で終わりました。

とはいえ、この件については、引き続き考えてみたい…

そう思っています。