今日は、10月15日(水)。
体育の日(現在のスポーツの日)10月の第二月曜日になって以降、私が住んでいる地域の氏神さま ”住吉神社” の秋祭りは、体育の日=スポーツの日となる月曜日の前日、つまり日曜日に開催されるように変わりました。
今年の秋祭りもその例にならい、12日の日曜日に開催されました(「フルスペックで…」)。
しかし私が子供のころは、秋祭りは曜日に関係なく10月15日、つまり今年であれば今日と決まっていました。
秋祭り当日の朝食は、毎年決まって、その年の新米で作った押し寿司。
10月15日が日曜日や祝日のときは、何も問題はありません。
しかし平日のときは、秋祭りではあっても、私は学校に行く必要があります。
このため、そのときは、朝食には秋祭り用に作った押し寿司を食べ、それから保育園/小学校/中学校/高校に行っていた記憶があります。
私たちの世代、小学校では給食がありましたが、中学校ではまだ給食が始まっておらず、お弁当を持って学校に通っていました。
→金沢市でも、私が卒業した翌年、つまり妻が中学3年になったタイミングで中学校の給食が始まったそうです。
うーん、そうでしたか。
ちょっと残念です…
秋祭り前日の夜から当日の朝にかけて、色々な作業があって忙しかった母は、秋祭りの日の朝にお弁当を作る時間的余裕がない…
ということで、秋祭り当日が平日のときは、(私が大好きだったこともあり…)押し寿司をお弁当として持たされることが恒例だったように思います。
押し寿司のお弁当は、4段1セットを2セット。
(4段 × 2セット = 4切れ × 2セット = 8切れの押し寿司…なので、ご飯の量はかなりのものです)
母は、これにラップ or アルミフォイルを巻きます。
そしてそれを、普段は弁当箱を包むハンカチで包み、お弁当として私に渡してくれました。
しかも、朝食が押し寿司なら、その日、学校に持っていくお弁当も押し寿司…
その日は、授業中もずっと ”お弁当が押し寿司” であることが、頭から離れない…
そんな感じでした。
それは、押し寿司が大好きだから…ではなかったんです。
午前中の授業が終わり、いよいよ教室で皆がお弁当を広げる時間。
私はお弁当箱ではなく ”押し寿司2セット” の包みを広げ、2セット = 8切れの押し寿司を食べることになります。
しかし、そのころの私は、思春期真っ只中の中学生男子。
クラスメート、とくに女子の前で物を食べるのは、ただでさえ ”ちょっと恥ずかしい”…
それに加えて、そのお弁当が ”押し寿司” という一風変わったもの。
大好物のひとつではありますが、中学生当時の私は、お弁当として食べる押し寿司は、ただ口に押し込むだけ。
周囲の人のことが気になって、ゆっくり味わって食べることはできなかったように記憶しています。
しかしこれが、高校生になると、不思議と恥ずかしくなくなりました。
高校では、女子も含めたクラスメートから、
「押し寿司のお弁当って珍しいね、ひとつちょうだい!」
などと言われた際も、
「おー、いいよ」
と答えるなど、普通に押し寿司を味わって食べることができるようになっていました。
思春期が終わり、だんだんと大人に近づいていく(成長していく?)と、人間は図々しくなっていく…
そんな感じでしょうか。
相手の女子も、中学生のころに比べると、男子に対する恥じらいが無くなってきた…
そんなことも、あるかもしれませんね…
秋祭りの押し寿司にまつわる話として、思春期真っ只中だったころの自分を思い出した…
そんな今日の私でした。






