どうする しゅういち!…その2

今日は、9月27日(水)。

昨日の投稿では、「ツール・ド・おきなわ」にエントリーするかどうかを迷っていることについて書きました(「どうする しゅういち!…」)。

その投稿の中で、「飛行機ではなく、トランポ&フェリーで行きたい」ということも書いています。

 

 

さて、では「ツール・ド・おきなわ」にトランポ&フェリーで行くとすると、どの程度の時間や費用となるのか?

これをちょっと調べてみました。

 

 

まずは、自宅からフェリー乗り場までのトランポ。

私の自宅のある石川県金沢市から、フェリーが出港する鹿児島県の鹿児島新港までのトランポは、高速道路を乗り継ぎ、一般道を走って、実に「1,151km」。

休憩を含めた移動時間は「18時間」ほどを想定します。

高速料金は、ETCの割引きがあり「13,560円」。

使う燃料(軽油)は、燃費を10km/L、価格を147円/Lと仮定すると、「16,905円」。

 

つぎに、鹿児島新港から那覇港のフェリー。

乗船時間は「25時間」。

フェリー料金は、4ナンバーのレジアスエースであれば、ドライバーの2等船室料金込みで「88,500円」。

 

そして、港から選手受付会場までのトランポ。

那覇港から受付会場の名護市屋内運動場までを、一般道を走って「71km」。

その移動時間は「1時間半」。

燃料費は、「1,500円」ほどになります。

 

ここまでを合計してみると、片道の移動時間が「44時間半」で、費用は「120,465円」。

往復となると、移動時間が「89時間」で、費用は「240,930円」。

 

※ただし、フェリーは往復割引(1割引で17,700円引き)があるため、実際には「223,230円」です。

 

えーっ

思った以上に時間がかかるし、費用も高いなぁ…

 

 

 

ならば…ということで、飛行機を使うケースについてもチェックしてみました。

 

自宅から小松空港までの移動。

ここは妻に送ってもらうことにして、費用はナシで「1時間」。

 

小松空港から那覇空港のフライト。

搭乗時間は「2時間半」で、航空券は「28,180円」。

※ただし、航空機の荷物として安心してロードバイクを運ぶキャリーケース必要で、調べてみると、これが「56,000円」でした。

 

つぎは、選手受付会場までの移動。

那覇空港から名護市屋内運動場の近くまでをバスに乗るとして、移動時間が「2時間」で、その料金は「2,300円」。

 

名護市での宿泊費用は、3泊として「63,000円」。

 

往復について合計してみると、移動時間は「11時間」、費用は(ロードバイクのキャリーケース込みで)「179,960円」。

 

 

うーん。

飛行機を使うと、時間は大幅に短縮されることを確認。

しかし、やはり費用はお高いですねぇ…

 

 

 

今年は「ツール・ド・おきなわ」、ナシ決定です。

まあ、しょうがないです…かね。

 

 

追伸

妻が一緒に行くことで、二人になるケースについてもチェックしてみました。

 

トランポ&フェリーなら、ドライバー以外の2等船室を追加する費用として「14,000円」ほどが追加されるのみです。

これに対して飛行機では、航空券&バス料金&宿泊費が必要となるため、「124,000円」が追加となります。

 

妻も一緒に行ってくれるなら、費用的にはトランポ&フェリーが有利になります。

ただし、時間がかかりすぎるのが難点です。

 

旅行を兼ねて…ということで妻を誘い、来年に、あらためて検討してみます。

どうする しゅういち!…

今日は、9月26日(火)。

先日私は「ツール・ド・のと 400」に参加しました(「ツール・ド・のと 1日コース 完走!」)。

 

ところで、今年2023年に私がエントリーしたレース/エンデューロイベントは、以下の5つでした。

(1)榛名山ヒルクライム
(2)若狭路レーンボーヒルクライム
(3)信州高山ヒルクライムチャレンジ
(4)ツール・ド・のと 400
(5)スズカ8 時間エンデューロ

 

このうち、(1)榛名山と(3)信州高山の2つのヒルクライムレースは、諸々の事情でDNSとなりました(「復活の日々…」、「信州高山 DNS」)。

 

また、完走したヒルクライムレースの(2)若狭路は、結果については不本意でしたが、久々のレースを走ることができて、その点では満足しました(「「虹」本番を完走」)。

 

そして、先日、kit1002さん、kenshinさんと一緒に走った(4)ツール・ド・のと。

これも楽しむことができました(「ツール・ド・のと 1日コース 完走!」)。

 

「さて、残るは11月3日開催の(5)スズカのみだな」

そう思っていました。

 

しかし、よくよくスケジュールをチェックしてみると、

私自身のミスでダブルブッキングしてしまい、DNSの結果となった(1)榛名山とは逆?のケースがあることを発見。

それは…

 

11月12日。

とあるイベントの主催者側として、

「レース/エンデューロは入れられないな」…

と諦めていた日。

ところが、そのイベントがキャンセルとなっていたことを思い出しました。

つまり、その日のスケジュールが空いているんです…

 

日付を見て気付いた方がおられる方もいるかもしれませんが、

「11月12日」。

そう、この日は「ツール・ド・おきなわ」が開催される日です。

 

さっそく、スポーツエントリーのWebサイトで状況をチェックすると…

 

あーあ…

エントリーしたいと思っていた「市民レース 100km マスターズ」のカテゴリーは、すでにエントリーの受け付けが終了していました。

 

「まあ、人気のレースだから、そうだよね」

そう思って、少し下に目をやってみると…

 

距離が50kmのレースには、まだ空きがある模様。

そして、私の年齢のカテゴリ「市民レース 50km オーバー60」も、まだエントリーを受け付けていることを発見。

 

おーっ!

 

そうだなぁ。

ツール・ド・おきなわは、かなりハードなレース。

背伸びをせず、100kmじゃなくて、まずは50kmの市民レースに挑戦する方がいいのかも。

 

そうだ、沖縄本島には九州からフェリーが通っている。

飛行機で行くのではなく、九州までレジアスエースでトランポして、そこからフェリーで沖縄に行くこにしたらどうだろう。

泊まりも車中泊とすれば、交通費&宿泊費を安く抑えることができるんじゃないか…

 

あー、でも、その前週はスズカのエンデューロだ。

「ツール・ド・おきなわ」に行くことにすると、2週連チャンで「トランポ移動&レース」になる。

 

トランポのドライバーも自分でやることを考えると、ちょっと無謀だ。

(きっと、妻も反対するだろうなぁ…)

 

 

うーん、思い切ってエントリーする?

それとも、おとなしくしてエントリーしない?

 

どうする しゅういち!

ツール・ド・北海道で発生した事故に関して

今日は、9月23日(土)。

約2週間前の9月8日(金)に開催された「第37回 ツール・ド・北海道」ですが、報道にある通り、初日の8日のレース中に、参加選手が一般車両と衝突する事故が発生しました。

このため、3日間に渡るすべてのレースがキャンセルされました。

 

また残念なことに、事故にあった選手は亡くなられました。

亡くなられたのは大学生だったとのこと。

謹んでご冥福をお祈りします。

 

 

大会を主催していた「ツール・ド・北海道協会」の会見によると、事故が発生した状況などの詳細については調査中で、9月23日時点では、まだ事実関係が正式に公表されている訳ではありません。

しかしニュースで報道されている内容、あるいはネットで公開されている情報等を見ると、どうやら以下の3点が事故に大きく関係しているようです。

 

(1)事故が発生した道路は交通規制の対象区間で、事故発生時一般車両は通行禁止だった。しかし、事故の該当一般車両はその通行禁止区間を走行していた。

(2)会見の席上、主催者からのコメントとして、「交通規制の対象区間であっても、レースで使用できるのは片側一車線だけである。そのことは、チーム/選手に対しては『対向車線にはみ出さないように』との注意喚起を通して知らせていた」と発表された。

(3)しかし、多くの参加選手は「対向車線にはみ出してはいけない」とは思っていなかったようで、亡くなった選手も、前を走っている集団を追い越すために、ブラインドの右カーブで対向車線にはみ出したようだ。

 

 

ロードレースとヒルクライムという違いはありますが、私も一般道で開催されるレースに参加しています。

そのこともあり、発生した「ツール・ド・北海道」の事故に関し、私なりの考えを書いておこうと思います。

 

 

私が参加したことのあるレースは、ほとんどが一般道(県道や市道のような道路)で行われるヒルクライムレースです。

たとえば「榛名山ヒルクライム」、あるいは「乗鞍ヒルクライム」が、そのようなレースです。

それらのレースにおいても、「ツール・ド・北海道」と同様に、主催者は、事故が発生することを防止するため、レース/大会の実施の時間帯にあわせ一般車両の通行を規制しています。

 

 

一方レースの参加者には、事前に、主催者から色々な書類が届きます。

届く書類の中には、ほとんどの場合「競技上の注意事項」というものが含まれています。

その記載内容には、自転車のレギュレーションや装備の条件に加え、ほぼ例外なく「対向車線にはみ出さないように」という文言が含まれています。

 

実は、ほぼすべてのレース/大会では使用する道路の交通規制が実施されるのですが、これまたほぼ例外なく「対向車線にはみ出さないように」との注意事項が書かれています。

注意事項にはそう書かれていますが、私を含めてほぼすべての参加選手は、今回の事故のように「対向車線に一般車両が走ってくる可能性がある」とは思っていません。

さらに言えば、「場合によっては対向車線を走らないといけないときもある」と思っています。

 

事実、過去参加したレースにおいて、

・先行している集団がいる
・その集団が車線いっぱいに広がっている

ときは、私を含めて多くの選手は、自分が対向車線に出ることで集団を抜いていきます。

またそのような状況が発生していることは、コース上の大会関係者(誘導等の係員、審判車両、オートバイ等の先導車)の方々も、よく知っていると思われます。

そして知ってはいても、実際に選手に対して「対向車線にはみ出さないように」との注意することはなく、私もレース中にそれを言われたことはありません。

 

これは主催者としても、後から来た追いついてきた選手が対向車線にはみ出して走ることは、「場合によってはしょうがない」と考えて黙認しているからだと思っています。

というのも、それを認めないと、

・速く走っている選手が
・遅い選手に道を阻まれて
・先に進めない

という状態になってしまうからです。

 

”レース” とは、「できるだけ速く走り、誰よりも先にゴールに着く」ことで「時間/順位を競う」ことが目的です。

なので、速い選手が先に進めない状態が続いてしまうと、その大会がそもそも「”レース” として成立しない」ことになってしまいます。

 

対向車線に一般車両が来るとは思っていませんが、ヒルクライムのレースにおいては、先にレースを終えた選手が、対向車線を下山して走ってくる可能性があることは認識しており、それは参加選手全員の頭に入っています。

下山する選手も、まだレース中の選手が走っている(上ってくる)ことを邪魔しないように、自分の車線の左端に寄って、かつスピードを落として下山しています。

 

 

「ツール・ド・北海道」は、私が先日参加した「ツール・ド・のと」のような ”サイクリング・イベント” とは異なり、UCI公認の国際規格の ”レース” です。

このため、レースリーダー、あるいは後続の集団等の前には先導車(マーシャル)が走っていて、コース上に障害物等がないか等をチェックしているはずです。

もし、交通規制区間で対向車線に車がいるようなら、車のドライバーに「止まってください」と声をかけるでしょうし、選手に対してもクラクションや笛などで知らせるでしょう。

 

そのようなことがあり、ヒルクライムレースに参加している選手(私)以上に、「ツール・ド・北海道」に参加する選手は、交通規制が行われている区間において、

・対向車線から一般車両が来る可能性がある
・その一般車両と衝突するリスクがある

という認識は少ない(いや、その認識は無い…)と推察します。

 

 

選手が負うべきリスクについて言えば、「ツール・ド・北海道」に限らず、どんなレースでも、

・自分が落車する
・他選手の落車に巻き込まれる

など、「落車」での事故/怪我については「自らが負うべきリスク」と、選手は考えているでしょう。

私もそうです。

 

しかし、交通規制が実施されている道路で、「一般車両と衝突事故を起こす可能性がある」とは、どの選手も考えていません。

少なくとも、私は考えていませんでした。

 

それに、招待選手や大会のアンバサダーではない一般の参加選手は、「相応の費用」を払ってレース/大会に参加しています。

もちろん運営側としては、交通規制を行っているスタッフの多くは、「実はボランティアとして、無償で協力いただいている方々が多い」…等の事情があり、参加者が費用を払っているからといって、そのような「ボランティアのスタッフの方々」にまで、多くの責任を求めることはできないと考えているでしょう。

しかしそうであったとしても、対向車線に一般車両がいる可能性まで「選手が負うべきリスク」とするのは、正直に言って、選手に対して余りに酷だと思います。

 

それを参加選手のリスクにしてしまうと、

・交通規制が行われていない一般道で
・自分たちが勝手にレースを行っている

ことと何ら変わらないことになってしまいます。

これだと、参加選手やチームは、お金を払ってレースに参加しているにもかかわらず、「町おこし」のためにうまく使われているだけ…とも感じてしまいます。

これはあり得ません。

 

 

一般道で行われているとは言え、”レース” であることを考えると、通行規制を行っている道路に「一般車両が入り込む可能性がある」ことは、あまりに危険だと私は感じます。

また、通行規制を行っている道路において、一般車両が迷い込む可能性を「選手側のリスク」とする考え方が、多くの人に受け入れられるとも思いません。

しかし主催者側が、参加選手/チームに対してそのことを注意事項として告知済みであるから…ということで、それを「選手側のリスクとする」という立場をとるのであれば、ロードレースには、いや、ヒルクライムレースにも、参加する選手はいなくなると思います。

もしそうなったら、私自身は、どんなに規模が大きくてネームバリューがあったとしても、そのようなレース/大会には参加しません。

 

 

参加選手の立場からの意見とはなりますが、私は、今回の事故からの教訓として、レース/大会の主催者には、以下の二つの再発防止策を検討いただきたいと思っています。

まず一つ目は、「交通規制をしっかり行う」こと。

そのために参加費が値上げされるとしても、それを了解した上で、選手/チームは、そのレース/大会にエントリーすると思います。

 

二つ目は、現状では違反を黙認している(と思われる…)「対向車線にはみ出して走らない」ということを、「全選手に徹底させる」こと。

そのためには、たとえば、

・後ろから速い選手が来たら道を譲る
・道を譲らない/対向車線にはみ出した場合
 →その選手にはペナルティーを与える

などのルールを整備し、レース中に(リアルタイムに)審判による判定が行われる方式が望ましいと感じます。

整備したルールが全選手に平等に適用され、かつレース結果に不公平が出ないなら、選手はそれに従うと思います。

 

 

今回の事故の教訓として、上記二つの再発防止策を考えてみました。

両方を実施できればベストですが、どちらか一つでも実施できるのであれば、今後も一般道を使用したレース/大会が開催でき、かつ一般車両との衝突事故も防ぐことができると思います。

 

 

しかし、そのいずれも実施できないとき。

そのときは、事故の再発防止は非常に難しいと思います。

 

そして、そのときは…

私を含めた多くの選手が望む結論ではないと思いますが、

「一般道を使ったレース/大会は開催しない」

これしかないのかもしれません。

ツール・ド・のと 動画公開

今日は、9月20日(水)。

チームじゅげむのkit1002さん、kenshinさん、しゅういち(私)の3人で走った16日(土)の「ツール・ド・のと 400」1日コース(「ツール・ド・のと 1日コース 完走!」)から、はや4日が経ちました。

 

金沢に帰ってきたのは、完走した翌日の17日(日)。

その次の日となる18日(月)から、撮影した「ツール・ド・のと」の動画編集に取り掛かったのですが、ようやくそれが終わりました。

 

ということで、その動画をYouTubeで公開をしました。

2023 09 16 ツール・ド・のと 1日コース データ付き・編集済み

良かったらご覧ください。

 

さて、私が使っているアクションカムは、「Gopro HERO7 BLACK」と、ずいぶん前のものです。

撮影した動画の編集については、色々の試行錯誤を経て、今は以前にも投稿した通りの方法で落ち着いています(「富士ヒル動画編集」)。

 

また、Goproの出荷設定の解像度「4K/60fps」だと、内部バッテリーだけでは30分も持ちません。

このため私は、解像度を「1080/60fps」に落として使っています。

 

ただ、それでも1時間程度しかバッテリーは持ちません。

 

撮影可能な時間を伸ばす工夫として、拡張バッテリー等、外部からの電源供給を試したこともあります。

しかし外部からの電源供給を行うと、どうやらGoproの発熱が極めて多くなるらしく、熱暴走によって、

・動画が撮影されない(延々続く静止画になる)
・音声だけになる
・電源が勝手に切れてしまう

…などの不具合を経験しました。

 

このため私は外部電源供給を諦め、交換用の内部バッテリーを多数持っていくことにしました。

その数、実に12個!

 

面倒なのですが、内部バッテリーを多数持ち歩くことで、トラブルはほぼ解決できることが分かりました(「どうするGopro!?…」)。

 

 

ところが…

今回の「ツール・ド・のと」の撮影では、これまでの経験に反してGoproの熱暴走が発生したことで不具合が発生し、2箇所で動画がうまく撮影できていないシーンがありました。

・金沢の近岡交差点から内灘の道の駅まで
・宝達志水から志賀町のチェックポイントまで

 

思い出してみると、それらの箇所は、

・渋滞している
・メカトラでしばらく止まった

という状況にありました。

つまり、「Goproが直射日光」をずっと浴びており、かつ走行時の「風による冷却」ができない状況だったように思います。

 

いやー、やっぱり熱には弱いんだなぁ。

 

 

なんだよまったく…

そう思いながら何気なくネットをググっていると、「Gopro HERO12 BLACK」が新発売されるとの情報を発見。

さらに詳細を読んでみると…

 

なんと、熱に強くなり、1080/30fps設定(フレームレートは、私の設定60fpsの半分ですが…)では「バッテリーは2時間半持つ」とのこと。

 

ということは、持ち歩くバッテリーは、12個ではなく4個で良いことになる。

4個は少な過ぎだとしても、半分の6個ほどで良くなることが期待できるんじゃないかな…

 

 

えっ、これは買い?!

 

 

うーん、ちょっと悩んでみます…

ツール・ド・のと 1日コース 完走!

今日は、9月17日(日)。

一昨日の投稿でお伝えしていましたが、昨日 16日(土)は、ツール・ド・のとのスタート日(「ツール・ド・のと 400 いよいよです!」)。

 

3日間で開催される「ツール・ド・のと 400」には、kit1002さん、kenshinさん、teeenshuさん、しゅういち(私)の4人が、3日間のうちの1日だけを走る「1日コース」にエントリーしています。

3日間の中で、1日目のみ走るのは、kit1002さん、kenshinさん、私の3名。

そしてteeenshuさんは、3日目のみを走ります。

 

→そのときの動画をYouTubeで公開しました。

2023 09 16 ツール・ド・のと 1日コース データ付き・編集済み

 

1日目、当日の16日(土)朝6時半。

kit1002さんと私は一緒に、そしてkenshinさんは単独で、それぞれ西部緑地公園を目指して出発。

7時には西部緑地公園の当日受付テント近くで3人は合流。

3人が揃って、集合場所に整列です。

 

写真上から、

・kit1002さんのコルナゴ V3
・kenshinさんのルック ブレード
・私のウィリエール クロモリレーサー

です。

 

私のバイクだけがカーボンではなくクロモリです。

しかもおよそ30年前に私が購入し、乗り続けてきたもの。

ただし、フレームとフォーク以外は、すべて購入時のものとは違っています。

 

ヒルクライムレースでこれを使うことはありませんが、今回はレースではなくエンデューロ。

なので、ウィリエールで走ることをとても楽しみにしていました。

(「乗り味の違い…」の投稿もご参考に…) 

 

しばらく待っていると、7時半から開会式が開催されました。

 

和太鼓の演奏、来賓の方々のご挨拶等があり、開会式も無事終了。

8時からは、いよいよ選手がスタートします。

 

スタートの順番は、まずは3日間を通して走るチャンピオンコース参加者の方々。

(この方々のゼッケンは3桁の番号です)

 

続いて、1日目のみを走る「1日コース」参加者の方々で、私たちはここに入っています。

(この方々のゼッケンは4桁の番号で、初日のみの私たちは「1000」番台)

 

そして最後は、1日目の約半分を走る「ハーフコース」参加者の方々。

(この方々のゼッケンも4桁の番号ですが、「4000」番台になっています)

 

スタート自体は順調に進んだのですが、ここからが大変でした。

最初の休憩箇所となる内灘「道の駅 サンセットパーク」までのルートに、金沢の ”海側環状道路” 、そして近岡交差点が含まれていました。

しかしこれが大変なルート。

(「ルートの選定ミス」と断言しておきます)

 

この道路および交差点は車で走っても信号停止が多く、ところどころで「青信号が短いにも関わらず、無駄に赤信号時間が長い交差点がある」…として有名です。

案の定、自転車はそれらの交差点で「赤信号」の洗礼を受け、しかも長い時間待たされます。

このため信号待ちの間に、スタートした順に次々と選手がその交差点に来てしまい、「自転車の大群/待ち行列」がどんどん形成されていきます。

そうなると、信号が青に変わっても交差点を抜けることができない人たちが大量発生。

この状況になってしまったことにより、この区間を抜けるために多くの時間を費やすことになりました。

 

スタートそのものは予定通り8時から順調に進んでいったのですが、私たちが内灘の道の駅に着いたのは9時40分。

最初の10kmほどを進むために、実に1時間40分を使っています。

これが後々尾を引くんですよね…

 

 

最初の休憩場所は、内灘の道の駅「サンセットパーク」。

 

ここを過ぎてからようやく集団がバラけてきたようで、私たちのチームじゅげむも、3台でのトレイン組んで走ることができるようになりました。

 

トレインの走行では、「遅れた時間を、少しでも取り戻したい」…ということで、先頭のkit1002さんが激走。

他の選手をどんどん追い抜いて、チームじゅげむのトレインを引っ張ってくれました。

 

ところがそんな激走の真っ只中、宝達志水町 志賀町大島 でkenshinさんにチェーン落ちが発生。

 

最初は、

「いやー、ブレード チェーン落ち。Di2でチェーン落ちって珍しいなぁ」…

と軽く考えていました。

しかし、よくよく見ると、チェーン落ちを超えた「メカトラ」であることが判明。

なんと、kenshinさんご自慢のプーリー(「ディープ・インパクト…」)のガイド自体からチェーンが外れてしまっています。

このため、チェーンが、チェーンリングとスプロケットに引っ掛かっているだけの、完全な「宙ぶらりん」状態…

 

えーっ、なんでそうなるの?

でも、これ、どうやって直すんだ…

 

私たち3人は途方に暮れている状況。

その脇を、参加選手たちがどんどん走り過ぎていきます。

 

そこに一人の方が通りかかりました。

また通り過ぎて行くんだろう…と思っていると、困っている私たちを見て、その方は止まってくれました。

 

「どうされました?」

 

状況を説明すると、おもむろに工具を取り出し、

「一旦コマを外してチェーンを一本の状態に戻しましょう。その状態でプーリーにチェーンを通し直し、それからコマでチェーンを止めれば直るでしょう」

…とのお言葉。

 

「地獄に仏、闇夜に提灯」とはこのこと。

手際良く修理してくれる様子を見守る私たち3人。

 

あっという間に修理が完了し、kenshinさんの「ブレード」は、再び走れる状態になりました。

ゼッケン216番の方
ありがとうございました!

 

名前は分かりませんが、ゼッケン216番の方、本当にありがとうございました。

 

ちなみに、この方のゼッケンは3桁なので、おそらく3日間を連続で走る「チャンピオンコース」の参加者だと思われます。

私たちを助けてくれた後、

「買うには買ったけど、これは滅多に使わない工具。それを使う機会があって良かった」

とおっしゃって、爽やかに走り去って行かれました。

 

私たちが再スタートしてしばらく走っていると、また別の参加者が足を痛めたようで、大会の救護班の方に付き添ってもらいながら、道路脇で休んでいる場面がありました。

実はその現場でも、この216番の方は止まっておられました。

おそらく216番の方が、まず足を痛めた参加選手の方に声を掛けたんだろうと思います。

 

「自分のことだけではなく、周りの方に配慮する」

言うのは簡単ですが、この方は、招待選手あるいは大会アンバサダーとしてではなく、「通常の参加者」として大会に参加しておられます。

自分自身のゴール時間制限もある中ですから、「自分の時間を犠牲にして、他者を助ける」ことは、中々できることでは無いと感じます。

本当に頭が下がる思いです。

 

 

チェーン落ちの修理が終わり、私たちが再スタートして30分ほどした時点で昼食会場に到着。

ようやく、この日のお昼ご飯にありつきました。

 

バイキング形式のレストラン会場は広くて冷房が効いており、天国のような快適空間。

そして、美味しそうなものがズラリと並んでいました。

とはいえ「食べ過ぎで苦しくならないように」…ということで、私はやや控えめにしています。

 

昼食でエネルギーを補給し、ボトルの水もしっかり補給して、午後の部がスタートして行きます。

 

ところがこの日は予想を上回る晴天で、気温もどんどん上昇。

予報では、最高気温は32℃になっていたと思いますが、どうやら34℃まで上昇したようです。

 

ちなみに、ガーミンのログによる最高気温は「47℃」。

そこまででは無いですが、私が感じた体感での最高気温も「37℃」を超えていたようなイメージ。

とにかく暑い一日でした。

 

 

走っていても、茹だるような暑さに体力を消耗しながらなんとか走り繋ぎ、ようやくつぎの休憩ポイント、とぎの道の駅に到着。

ここでおはぎを頂き、エネルギーを補給。

 

そして、その先にある門前のチェックポイントに、制限時刻の1時間前にたどり着きました。

 

ここではバナナと「赤コーラ」を頂いて、最後の難関、円山峠に向かいます。

(この「赤コーラ」が美味かった、ホントに…)

 

ところが、門前のチェックポイント前で両足の腿が攣ってしまったkit1002さん。

「円山峠、上り切ることができるかな」…と気弱になりかけ、DNFがチラつきます。

 

しかしそこは最後の気力を振り絞り、ゴール後の「お楽しみ」を期待して、完走を目指すことに決定。

体力を温存したマイペースでのヒルクライムでしたが、足つき無しで、無事3人とも峠を越えることができました。

 

最後の峠を越えれば、あとは下り天国。

kenshinさんの「コンタクト 吹っ飛び事件」等もありながらの午後5時30分。

3人揃って無事、ゴールの輪島マリンタウンに着くことができました。

 

完走証を交付してもらい、この日のメインイベントは終了。

 

 

kit1002さん、kenshinさん。

そしてゼッケン216番の方。

本当にありがとうございました。

そして、このイベントをサポートしていただいた多くの方々。

皆さんのおかげで、とても充実した良い日を過ごすことができました。

 

ツール・ド・のとは、思っていた以上に達成感のある大会でした。

もしかすると、来年も参加するかも…そう思っています。

 

あっ、そういえば、浜松のtakaさんから、「いつか3日間のチャンピオンコースに出場したいと思っています」との連絡がありました。

いやー、ブルベもへっちゃらのtakaさんなら、チャンピオンコースも楽勝でしょう。

私自身には、ちょっと不安もありますが、そのときはお付き合いします!

 

 

追伸

ゴールした後、3人は輪島のホテルで一泊し、楽しい時間を過ごしました。

 

メインイベントの後にある、「前座」ならぬ「後座」?。

(いや、気分的には、こっちの方がメインイベントかも…)

 

「後座」では、まずは温泉に入って汗を洗い流し、体の疲れを癒やします。

そして数々のご馳走。

それら料理の他にも、生ビール、能登ワイン(白)、ハイボール…などなど。

 

「なんでもアリ」の夜は、とっぷりと更けていきましたとさ…