今日は、1月11日(木)。
昔からの風習で言うと、「鏡開き」の日です。
私の子供の頃は鏡開きになると、お正月に神棚や床の間など家の各所にお供えした鏡餅を下ろし、「お下がり」としてそれをぜんざいにして食べる日でした。
母は、家の中にお供えしていた鏡餅をすべて下ろしてきて、小さなもの(紅白の丸餅)はそのまま、床の間に飾っていた大きな鏡餅は木槌で割り、それを使ってぜんざいを作り食べさせてくれました。
当時の私はお雑煮よりも甘いぜんざいが好きで、おかわりをして食べていたように思います。
父は、神棚にお供えしていた金箔入りの日本酒の小瓶(180mlほど?)を下ろし、それを晩酌で飲んでいましたね。
現在の我が家でも、小さな紅白の丸餅を、仏壇と神棚にお供えしています。
また神棚には、私が好きな銘柄の日本酒(300ml)をお供えしています。
私の実家には、いわゆる金沢仏壇という大きな、そして金ピカの仏壇がありました。
神棚は、父が実家を建て直す以前の古い家の頃からのものでした。
大きな金ピカの仏壇は、私が建てた家には入らないので、小さな現代風の仏壇に買い替えました(「とししゅん にはなれない…」)。
しかし神棚は、私が物心ついた頃から家にあったものを、そのまま引き継いでいます。
今日の夕食は、ぜんざい…といきたいところですが、子供たちがあまり好きではないので、そこは我慢してお雑煮に。
そして私は、「お下がり」として神棚から下ろした日本酒を頂くことにします。
さて、鏡開きの1月11日は、1が3つ並んだ日。
そのことから、以下の記念日にもなっているそうです。
・イラストレーションの日
・シャー芯(シャーペンの芯)の日
・マカロニサラダの日
「シャー芯の日」と「マカロニサラダの日」については、なんとなく理解できます。
でも、「イラストレーションの日」ってなんで?
その理由は、イラストレーションを英語で書いてみると…
Illustration
先頭の
「大文字アイ、小文字エル、小文字エル」
の部分が、数字の「1」が3つ並んだように見えるから…
なんだそうな。
ふーん、なるほど。
でも、ちょっと分かりにくいですかね。
同じ数字の「1」が並んでいますが、11月11日はまた別の記念日となっています(「ピナレロ vs フォーカス…その6(ローラーLSDでの結論)」)。
現代的な意味づけをしたさまざまな記念日があります。
しかし今日は、昔ながらの「鏡開き」を味わうことにします。