今日 4月15日(木)も、LSD→テンポ走を60分です。
ただし、バイクはピナレロを使いました。
昨日は、カンパニョーロ(伊)とスラム(米)の「力」対決の結果として、カンパニョーロの方が、若干パワーロスが少ないのではないか…という結論を得ました。
そこで今日は、シマノ(日)のデータを得るために、ピナレロを使ってみました。
さっそくデータを比較してみます。
一昨日 ウィリエール
平均速度 34.1km/h
平均パワー 164W
平均心拍 143bpm
平均ケイデンス 82rpm
昨日 チネリ
平均速度 33.5km/h
平均パワー 179W
平均心拍 149bpm
平均ケイデンス 80rpm
今日 ピナレロ
平均速度 33.8km/h
平均パワー 165W
平均心拍 143bpm
平均ケイデンス 80rpm
平均速度/ケイデンスは、3つのデータとも、ほぼ同じです。
(トレーニングメニューが同じなので、まあ、当然ですか…)
あらためて、3つのデータにおけるコンポを以下に示してみます。
一昨日
ウィリエール カンパニョーロ・ポテンザ
クランク: 50-34T
スプロケ: 11-29T
(11-12-13-14-15-17-19-21-23-26-29)
昨日
チネリ スラム・フォース
クランク: 50-34T
スプロケ: 11-28T
(11-12-13-14-15-16-17-19-22-25-28)
今日
ピナレロ シマノ・デュラエース
クランク: 50-34T
スプロケ: 11-30T
(11-12-13-14-15-17-19-21-24-27-30)
ピナレロでのトレーニングでも、ウィリエールやチネリと同じで、クランクはアウター(50T)、スプロケは5段目(15T)です。
また、
ローラー 負荷設定
タイヤ 空気圧
についても、
エリート e-Motion 「+1」
GP5000 フロント 7.0bar
リア 8.0bar
としており、同一条件です。
ピナレロ・シマノは、ウィリエール・カンパニョーロとほぼ同じ数値でした。
ということで、日(シマノ・デュラエース)は米(スラム・フォース)よりも、パワーロスが少ないと思われる…という結論になりました。
ただ、日(シマノ・デュラエース)と伊(カンパニョーロ・ポテンザ)については、データ的には、ほとんど差はありません。
つまり、コンポの対決に限定すれば、
カンパニョーロ ≒ シマノ > スラム
ということになりそうです。
しかし、シマノはトップグレードの「デュラエース」。
対して、カンパニョーロはトップグレードの「レコード」ではなく、すでに絶版となっているサードグレードの「ポテンザ」。
また、スラムもトップグレードの「レッド」ではなく、セカンドグレードの「フォース」。
このグレードの違いも気になります。
実は、コンポ単体でのパワーロスという観点に絞って言えば、どのグレードを選んでも、メーカーごとの特徴は同じ傾向を示すのかもしれません。
どうも、スラムのクランクの取り付け方法が少し違っていて、元々、回転に対する抵抗を発生させがちな構造のようですね…
スポーツサイクル・イシノさんでも、プライベートで乗っているロードバイクは、回転の軽さ/抵抗の少なさから、すべてカンパニョーロを選んでいるそうです。
一方、各コンポが使われているフレームは、まったく異なります。
日(シマノ・デュラエース)がついているフレームは、ピナレロの最新設計のカーボン。
これに対し、伊(カンパニョーロ・ポテンザ)は、ウィリエールの古い設計(ほとんどヴィンテージ)のクロモリ。
また、米(スラム・フォース)は、チネリのクロモリですが、最新設計のピスト・レプリカ。
日・伊・米のコンポのみに着目した対決では、米のスラムはややロスが多い…との結論を得ました。
ただ、ツーリングやレースシーンでは、やはりバイクトータルとしての性能比較が重要になります。
ということは、プチ・ヒルクライムやタイムトライアル区間を設けたルートを実走してみて、データはもちろん、自分の感覚も含めて比較してみないと、本当のところは分からない…ですかね。
つぎはどこかルートを設定し、上記3台バイクに乗ったタイム/データの比較をしてみたいと思います。
この比較結果については、自分としても興味津々です…