今日はトレーニングはお休みとしました。
トレーニングの代わりに、富士ヒル動画の編集を行なっています。
動画は、全体で3時間を超える内容ですが、これを1時間弱にまとめます。
合わせて、ちょっとしたコメントを追加します。
動画の編集は、4K動画の編集には性能が不足している、2010年モデルのiMacで行っています。
今回、一緒に富士スバルラインを上ったむぎーさんのリクエストがあり、ガーミンのログデータをオーバーレイ表示するために、いろいろな試行錯誤を行っています。
ガーミンのログデータを動画でオーバーレイ表示するには、普通であれば「VIRB Edit」というソフトを使います。
このソフトを使用すれば、動画にガーミン・コネクトからダウンロードしたfitファイルを取り込むことで、データ値を画面にオーバーレイ表示できるようになります。
一方、ロングライド等のツーリングでは、ほとんどの方はルート各所で休憩と取ると思います。
この休憩の際には、多くの方は、
・ガーミンのデータ取得
・Gopro等のアクションカムの撮影
を一旦止めると思います。
そして休憩が終わって走り出す際に、あらためて
・ガーミンのデータ取得を継続/再開
・動画の撮影も再開
していると思います。
とくに、昼食などの長い休憩の際には、バッテリーの残量も気になるため、多くの方が一旦止めているハズです。
そもそもGoproの動画は、1つの動画ファイルが「9分弱の細切れのクリップ」に分割されて保存されています。
細切れのクリップは、簡単に一つの動画ファイルにまとめることができます。
これに対し、ガーミンのログデータのファイル(fitファイル)は一つ。
ただし、ライド中に休憩を取って「ガーミンを停止」したようなケースは、本来、その間のログ情報は存在しないはずです。
しかしここが曲者。
実際には、ガーミンを「停止」して「再開」するまでの休憩時間中についても、位置情報(GPSデータ)の情報だけは「時間は経過しているが移動していない」状態として、エクスポートしたログデータ(fitファイル)に吐き出されてしまう仕様となっているようです。
このようなケースでは、VIRB Editを使っても細切れのクリップ(動画)とガーミンで取得したログデータの「同期がうまく取れない不具合」(仕様の不具合?)が発生してしまいます。
このため、実際のツーリングでの様子を動画で撮影しても、その際のログデータを正しくオーバーレイ表示できません。
なので、なんとかその不具合を回避する必要があります。
ガーミンには、GPSの情報の取得方法を変えられる「記録間隔」という設定項目があり、以下のようになっています。
スマート:
アクティビティデータに合わせてGPSデータを取得
秒単位:
アクティビティに無関係に毎秒GPSデータを取得
「データの同期がうまく取れない」現象が発生している理由は分かりませんが、私は当初、上記設定を「秒単位」にしているから…と思っていました。
そう思って設定をチェックしたのですが、「スマート」でした。
「記録間隔」の設定趣旨からすると、現在のガーミンのfitファイルの内容/仕様は、モヤっとしてしまいます…
今回、私もちょっと考えて、つぎのような方法で「動画とログデータの同期を取りやすくする」ための工夫を試みました。
(1)ガーミンのログデータを連続して取得した範囲(休憩から休憩の間)で、まず、対応するクリップを一つの動画ファイルにまとめます。
→このときは、まだガーミンのログデータは表示しません。
(2)つぎに、(1)で作成した複数の動画ファイルをVIRB Eidtに取り込みます。
(3)(2)で取り込んだ動画ファイルに対し、ガーミン・コネクトからダウンロードしたログデータ(fitファイル)を取り込みます。
(4)VIRB Editに取り込んだ動画ファイルごと((1)で作成した動画ファイルごと)に、動画とガーミンのログデータとの同期を取ります。
(1)を行わず、最初の細切れのクリップのままでもいいような気がしたのですが、それでは
・動画と走行軌跡(座標位置)の同期は取れても
・速度/ケイデンス/パワー等のセンサーで取得したデータとの同期がズレる
という現象が回避できませんでした。
(GPSによる位置情報と、スピード等のセンサーによる数値は、一緒に同期させることができないようです)
他方、すべての動画の全体を一つのファイルにまとめてしまうと、今度は動画とログファイル(fitファイル)が1対1になってしまいます。
このため、一つにまとめた動画の先頭で同期を合わせると、休憩を取った箇所で、同期がどんどんずれていく…という現象が発生します。
上記のように、
・クリップを細切れのまま1クリップずつ同期しようとしても
・すべてのクリップを1つにまとめても
どちらもうまくいきません。
これは困った…
しかし、(1)のように、ガーミンのデータを連続して取得した範囲(休憩から休憩の範囲)で一つの動画ファイルにまとめていくことで、それぞれの動画ファイルの先頭で同期が取れるようになります。
上記の工夫にたどり着くまでに3日間。
それでうまくいくことが検証できるまでに、更に3日間。
合計で6日間を費やしました。
もう、性能が不足しているiMacでは限界です…