さらに減らす…

今日は、12月16日(火)。

先週末から昨日 15日(月)までの間、北海道では12月としては珍しい大雪に見舞われた模様。

テレビの天気予報では、北陸も寒波に襲われ大雪の可能性がある…といった趣旨のことが言われていました。

しかし幸いなことに、ここ金沢では、今のところまったく雪は積もっていません。

 

両膝と腰に痛みを抱えている今シーズン。

「できれば雪は積もることなく、除雪/雪かきもせずに済ませたい」…

心からそう願っています。

 

そうは言っても、雪は ”降るときは降る” もの。

気象庁の発表によると、12月〜2月の3ヶ月の見通しは、”ほぼ平年並み”。

つまり、

「平年並みに寒く、平年並みに雪が降る」

ということでしょうね。

やはり、何回かの除雪/雪かきは、まあ、覚悟しなければならない…

そう思っておくことにします。

 

 

さて、そんな両膝と腰に心配な点がある今年。

「膝と腰に痛みを抱えたまま、果たして年末の餅つきができるのか?」…

そんな心配が、私の心の中で頭をもたげてきました。

 

私が子どものころは、12月28日が餅つきの日。

そのころは、

・のし餅
・お雑煮や神棚などに飾る丸餅
・床の間に飾る大きな鏡餅
・あんこ餅/大福餅
・おろし餅
・かき餅にするとぼ餅
・それに加えて親戚に配る餅

をその日ですべてをつく必要があり、朝から夕方まで家族総出で餅つきを行なっていました。

その日に餅をつく臼数も20臼以上と非常に多いもの。

自宅用のもちも、とにかくたくさんありました。

自宅用のもち(主にのし餅を切った角餅)が大量にあるため、冬休みの間、そして冬休みが終わってからも、お昼ご飯は、大量にある餅を焼いたり煮たりして食べることが続きます。

それでも私自身は、それをイヤだと思ったことは無かったように記憶しています。

 

私が取り仕切るようになってからは、鏡餅/あんこ餅/おろし餅/とぼ餅等は作らなくなりました。

それに伴って餅をつく臼数も減ってきましたが、それでも15臼程度はついていました。

しかし父と母が亡くなって以降、我が家では、そもそもお正月の三箇日を過ぎてからは、お餅を焼いたり煮たりして食べる機会が激減。

お餅を配る親戚も減ったことなどもあり、自宅用のお餅の数も減らし、餅をつく臼数はさらに減少。

数年前には10臼になり、一昨年/昨年は8臼にまで減らしました。

 

 

もともとはお餅が大好きな私です。

しかし、正月の三箇日以降、子どもたちが積極的に ”食べたい” と言わないお餅が、我が家の食卓に並ぶことは滅多にありません。

そんな背景があり、我が家の冷凍庫には、昨年作った餅がまだカチコチのまま残っている状態…

 

それに加えて、両膝と腰の痛み。

「うーん、餅をつく臼数、さらに減らすか」…

そんなことを考えた今朝の私でした。

セールで爆上がり…

今日は、12月15日(月)。

2025年12月も、とうとう半分まで来てしまいました。

 

12月に入り、”年忘れ” という会合?にも幾つか参加してきた私。

にもかかわらず、これまでのところ、”もうすぐクリスマス/お正月” という年末気分は、まったく盛り上がっていません。

そんな気分を盛り上げるため、昨日 14日(日)は、いつものスポーツサイクル・イシノさんに出かけてみました。

 

イシノさんでは、毎年恒例、12月1日〜12月25日までの ”クリスマスセール” 真っ只中。

ロードバイクの完成車/フレームセットが中心で、現品のみの特価セールとなっているそうです。

 

お店に向かうと、いつもはガランとしている駐車場に3台の車。

中に入ると、すでに5人ほどのお客さんが、ディスプレイされている完成車/フレームセットを見ながら店主のイシノさん親子とお話をしています。

冷やかしに来た私と違い、実際に購入する完成車/フレームを選びに来ている…

という印象です。

 

「接客中のイシノさんの邪魔をしては申し訳ない」

ということで、私は一人で店内をうろつき、絶賛クリスマスセール中の完成車/フレームの写真をパシャパシャ。

 

 

その一部を披露いたしますと…

 

まずは、完成車から。

コルナゴ・V4。

 

フレームの基本形状は、ダディ・ポガチャルが使っていたV4Rsと同じ。

あなたも、ポガチャルになった気分になれるかも…

 

つぎは、チネリ・プレッシャー。

 

チネリのフラッグシップ・エアロバイクとなる、プレッシャー。

なかなか魅力的です。

 

同じチネリでも、こちらはスーパースター。

 

エンデュランス・ロードとしてリリースされているこのバイク。

トップチューブの振動吸収に特徴アリ。

ネットによると、レースというよりはロングツーリング向きとのこと。

 

そして、ピナレロ・F7。

 

ピナレロの完成車。

さすがにお高いですが、セール価格になっています。

いかがでしょうか…

 

 

 

つぎはフレームセット。

まずは、コルナゴ・V3Rs。

 

ポガチャルがツール三連覇を達成したときのフレーム。

それを手にすることができます。

 

つぎに、最新のピナレロ・ドグマF。

 

フレームのカーボン素材を、それまでのT1100からM40Xに変更。

剛性を保ちながら、さらなる軽量化が図られたそうです。

 

そして、デローザ・セッタンタ。

 

デローザの創業70周年を記念して作られたフレーム。

デローザが大好きなあなたにおすすめ。

 

続いて、オルベア・オルカ エアロ。

 

スペインのメーカーであるオルベア。

どちらかというとヒルクライムマシンというイメージが強いと思いますが、これはエアロ。

他の人はちょっと違ったマシンがお好みの方はぜひ。

 

さらに、またまたピナレロ・ドグマF。

ただし、1モデル前のフレームで、カーボン素材はT1100。

 

セール価格の張り紙はありませんでしたが、確認したところ、

・通常価格が100万オーバーなものを
・70万円台で…

となるそうです。

 

そして最後に、コルナゴ・スピードマスター。

 

ウィリエールが壊れたら、つぎのクロモリはこれ…

私は、そう決めています。

 

 

他にもいろいろありました。

気になる方はせひお店に行って、ご自分の目でご確認ください。

 

 

クリスマスセールとしてディスプレイされているたくさんの完成車/フレームセットを見て、盛り上がりに欠けていた年末気分も一気に爆あがり。

勝手にウキウキ/ワクワク気分になってしまいました。

 

ふと我に返ってあたりを見回すと、私の前に来ていたお客さん達もまだ誰も帰らず、ウキウキ/ワクワク気分でイシノさんと話をしているまま。

「もしかすると、色々迷って悩んでいるときの方が、ウキウキ/ワクワクするのかも」

そんなことを感じた、この日の私でした。

応援団!…

今日は、12月14日(日)。

去年の投稿でも書きましたが、この日は群馬県で一人暮らしをしている長女の誕生日(「日本の心…」)。

 

先日、長女が乗っている車のタイヤ交換のために、妻と一緒に群馬県に行ってきました(「空回りの音…」)。

そのときの長女の様子からは、

「まあ、元気にやっているようだな」

という印象を受け、父親としてはひとまず安心をしました。

 

私も、金沢で育ち、学生時代を富山で過ごした後、大都会の横浜で一人暮らしをしながら社会人デビューをしました。

最初の1年/2年は、楽しいこともありましたがそればかりではなく、仕事の面では苦しいこと、悲しいこと、悔しいことも随分経験したように思います。

母からは、ときおりレトルト/インスタントの食べ物などを目一杯に詰めたダンボールがアパートに届くのですが、そのダンボールの中には、荷物の他に母からの手紙が入っていたりします。

その手紙を読むと、仕事を辞めて金沢に戻る…ということまでは考えませんが、さすがにちょっと金沢が恋しくなったりすることはありました。

 

長女が金沢から離れ、一人暮らしをしながら仕事に励んでいることについて、どんな風に感じているのか。

その本心は分かりません。

しかし、そこで頑張るつもりならそっとエールを送り、戻りたくなったのなら笑顔で迎える…

父親としての私は、そんな風に考えています。

 

 

長女が生まれて、26年。

長子として生まれた子ども ”あるある” かもしれませんが、芯が強く、それでいて優しい気持ちを持っている人として成長してくれました。

仕事についても

「よくやっているなぁ」…

と、本当にそう思います。

 

長女だけに限らず、次女、長男の子どもたち。

彼女/彼らが、この後どんな人生を歩んでいくのか。

その彼女/彼らを、目一杯応援をしていきたい…

そう思ったこの日の私でした。

自己責任では…

今日は、12月13日(土)。

昨日 12日(金)は、夜7時から押野校下公民館で会合があり、それに参加してきました。

会合は交通・防犯に関するもので、西金沢交番 所長さん、そして石川県警金沢西警察署 生活安全課 課長さんに講演をしていただきました。

 

以前の投稿でも書いたような気がしますが(「古傷が…」)…

金沢では、公立の小中学校の校区を、古くからの慣習として ”校下” と呼んでいます。

これは、お城の近くを ”城下” と呼ぶことにならっていると思います。

 

ちなみに、先日の講演は、私は参加人数集め/サクラとして参加しましたが(「宝物…」)、今回は、私が所属する校下委員会が主催するものです。

 

 

講演していただいた内容によれば、令和7年の11月末までの集計値として、私たちの住んでいる西金沢交番管内では…

・刑法犯は83件で、昨年同期比で14%増であった
・内容としては、比較的軽微な窃盗が半数を占めている
・窃盗の種類は、自転車、空き巣、車上狙いが大半
・しかも、大半が無施錠を狙ったものである

とのことでした。

 

「ちょっと買い物に行くだけだから」

「しばらくの間、離れるだけだから」

「昨日までは大丈夫だったから」

そう思わずに、面倒くさくても都度施錠することが大事…とのこと。 

 

窃盗に関しては、自己責任で実行可能な、しかも効果的な防犯対策がありました。

 

 

上記以外では、最近の特徴として特殊詐欺/ロマンス詐欺などが増えているそうです。

詐欺の形態としては、これまでは、

・お昼に自宅で一人でいるお年寄りを狙って
・自宅固定電話に電話をかける

などの、いわゆる ”オレオレ詐欺” が大半だったそうです。

しかし最近では、

・メールあるいはSNSなど、スマホを利用して
・20代〜80代とあらゆる世代を狙う

ケースが増えてきたそうです。

被害金額も急激に増えており、県警金沢西警察署管内では、今年1月から11月末までの総額で

「4億8千万円」

を超えたとのこと!

(宝くじのような金額ですね…)

 

警察官を名乗り、

「あなたの銀行口座が犯罪に悪用されている」…

などと告げられて、詐欺の被害に遭う方も多いとのこと。

このあたり、本物の警察としては ”心中穏やかでない”…でしょうね、きっと。

 

 

私のスマホにも、毎日100通近くのフィッシングメールが届きます。

曰く、

・クレジットの決済がエラーになりました
・会員情報の更新が必要です
・宅配の荷物が届けられません
・ボーナスポイントを進呈します
・…

メールの題名にも、いかにもそれっぽい文言が書かれており、うっかりすると真に受けてしまってもおかしくないものもあります。

 

しかし、それらのメールの送信元アドレスは、正規のものとは異なることがほとんどで、そこがフィッシングメールの受け取りを拒否するためのフィルター設定に利用可能なポイントとなります。

現時点、私もプロバイダのフィルターには、設定できる上限数いっぱいまで設定して、怪しいメールの受け取りを拒止しています。

それでも、送信されるメールのバリエーションが多すぎて、フィッシングメールは拒否しきれない…

もう、自己責任で行う設定の限界を超えているのが現状です。

 

しかも私が利用しているプロバイダでは、設定できるフィルターの上限数が、たったの49!

これ、少なすぎますよ…

 

 

利用者の自己責任とするのではなく、

「プロバイダ側の責任として、フィッシングメールを受け取らないようにしてほしい!」

そう思った、この日の私でした。

宝物…

今日は、12月11日(木)。

昨日 10日(水)は、夜7時半から押野校下(押野小学校の校区)の公民館で講演会が開催され、妻とともに参加して来ました。

 

ちなみに妻は、押野校下 母親クラブの役員。

所属している組織の目的に適った講演への参加です。

一方私は、押野校下 交通防犯委員会の役員。

所属している組織の目的とは少しズレており、まあ ”参加人数集め/動員” による参加です…

 

その講演の題目は、”ヤングケアラーを知ろう”。

講師は、”ヤングケアラープロジェクトいしかわ” の代表理事を務めておられる五十嵐峯子さん。

 

この方は、すでに退職をされていますが元々は教師をされておられた方です。

現役の教職員だったころに、家族のお世話を一人で担っている子どもを担任したことがあったそうで、その経験が ”ヤングケアラープロジェクトいしかわ” を立ち上げることにつながったそうです。

 

ヤングケアラー、あるいは若者ケアラー。

この言葉、私はテレビのニュースで耳にしたことがありました。

 

家族に何らかのお世話(ケア)が必要な人がいる場合、その人のお世話は、本来であれば大人が責任を担って行うべきです。

しかし様々な状況から、18歳未満の子どもがお世話をしていることもある…

そんな子どもたちのことを、”ヤングケアラー” と呼びます。

 

令和4年に石川県が調査したところによると、石川県内の小学6年生では、なんと13人に1人(7.7%)の割合で、ヤングケアラーと呼ぶべき子どもがいたそうです。

1クラスの児童が30人とすると、1クラスあたり2人はヤングケアラーがいることになります。

「いやー、思っていたよりも多いな」…

現実としては、そんな状況だそうです。

 

お世話をする…

そのお世話(ケア)にもいろいろあり、代表的なものとしては、

・家族に代わり買い物/料理/掃除など家事一般を行っている
・幼い兄弟の面倒を見ている
・障がいや病気のある兄弟のお世話/見守りをしている
・認知症等で目の離せない家族の見守りをしている
・外国籍の家族の通訳として何事にも付き添っている

…などがあるとのことでした。

 

 

ヤングケアラーの子どもたちは、

・自分の時間がほとんどなく
・友だちと遊ぶことができず
・睡眠時間も少なく
・勉強する意欲があっても時間が取れない…

という状況に置かれることも少なくなくありません。

そうなってしまうと、学業や友人関係、そして進路にも影響が出てしまい、将来に希望を持てなくなってしまうこともある…とのこと。

 

なかなか重い話題です。

 

 

ヤングケアラーが生まれる背景には、核家族化、経済状況の悪化、地域のつながりの希薄化など、現在の社会情勢も複雑に絡み合っています。

しかし講演の中で、私が印象に残ったのはつぎの点でした。

 

・とにかくヤングケアラーを早期に見つけることが大切

・そのためには、子どもが信頼して話ができる大人が必要

・しかし、その子どもを(遊びの会などに招いて)癒してあげるだけでは問題は解決しない

・根本的な原因である家族の問題(貧困、介護、ネグレクト、虐待…etc)の解決が必要

・それらの問題解決を支援するための窓口/行政機関との連携が必須になる

 

いやー、その通りだと思いました。

とくに、最後にある ”支援窓口との連携” は、本当にそう感じます。

 

 

しかし、かつて金沢市あるいは地域で福祉を担当している窓口の方々に、私自身が種々の相談/話し合いをした経験から判断すると、問題解決の支援につなげることは、正直に言って、

「まあ、一筋縄では行かないな」…

と感じてしまいます。

 

相談/話し合いの当事者(私)からすると、当然、各種活動について

「〜の連携をする/〜を実施する」

ことを前提として相談/話し合いに行っています。

しかし、その相談/話し合いを受ける側(市や地域の窓口)では、

「連携しない/実施しない」

ことを前提とした姿勢で相談/話し合いを受けることがほとんどです。

 

相談する側の主張が、法律や条例に則っており前例からも逸脱しない等、相談を受ける側(市や地域の窓口)が論破/反論できないときだけ、相談内容/依頼を受理するというスタンスです。

相談を受ける側からすると当然なんでしょうけど、それで世の中がうまく回っておらず、困ったことになっているからこそ相談/話し合いに行っているですが、そこを理解してもらえることはありませんでした。

まあ、窓口の人たちも、個人的には理解できたとしても、組織としては了解することはできない…

ということなんでしょうね。

 

 

また、「一筋縄では行かない」…だけではなく、たとえば実際に必要となる支援策は、

・貧困: 親の就労支援、生活保護の申請
・介護: ソーシャルワーカーとの連携
・ネグレクト/虐待: 児童福祉施設との連携
・…

など、一つ一つがかなり重い内容です。

 

もし私が、

・ヤングケアラーの子どもたちと話し、
・子どもたちの家族の種々の問題に向き合い、
・それらの問題解決のために市/地域の窓口と相談し、
・検討した解決策を家族の方々に説明して納得してもらう…

ということをやり続けたとしましょう。

それらは、社会的には大きな意義があり、やりがいのあることだとは思います。

しかし、それを続けているうちに、私自身が精神的に参ってしまう…

そんな気がします。

 

 

社会の宝である子どもたち。

その中には、ヤングケアラーと呼ばれる子どがもいる。

彼ら/彼女らに、将来に向けて希望が持てるようにするにはどうしたらいいか…

そんなことを考えたこの日の私でした。