目指しているのはアスリート?…

今日は、9月24日(水)。

昨日 23日(火)の秋分の日はライドに行く…つもりだったのですが、なんやかんやとあって、結局出かけることはできませんでした。

 

なんやかんやあると言っても、

「本気で行くつもりになれば行けるハズ」…

それはその通り。

 

たとえば、元大リーガーのイチローさんも、そのようなことを、インタビューの中で言っていました。

細かい言い回しは違っているかもしれませんが、概ね以下の趣旨のことを言っていたと思います。

 

今日一日を大切にすることは、実は難しい。

今日と明日、その一日間の違いは実際にはとても小さい。

そのため、今日/今、それを行うのではなく、色々な理由から

「明日にしよう」…

そう思うことも多いと思う。

しかし、それを今日/今行い、そしてそれを毎日続けた人の100日目と、明日に先延ばしをしてしまう人の100日目には、きっと大きな違いが生まれている。

そして、明日に延ばしてしまう人は、”99日目と100日目には違いは無い” と思うだろうが、先延ばしをせず毎日続けてきた人の99日目と100日目には、きっと違いがある。

そのように、”大きな違いは生まれない”…と感じる一日の積み重ねこそが、実は違いを生むことの原因だ。

 

いやー。

イチローさんの言葉だからこそ、とても重いです。

 

私は、同じようなことを、仕事の中でずっと感じてきました。

私はずっと、プログラマー/システムエンジニアとして働いていましたが、その経験の中では、期間が半年、長いものだと2年を超える開発プロジェクトを担当することもありました。

それらのプロジェクトでは、途中、毎日が同じことの繰り返しのように思え、まったく進捗/進歩していないように感じてしまう期間があったりします。

ただそんなときでも、当初立てたスケジュール/計画に従って、愚直に、やるべきことを一つ一つ積み重ねていくことが、実は非常に大切です。

 

どれだけ大きなプログラム/システムであったとしても、その構成要素の一つ一つを対象にした、小さくて細かい作業を毎日積み重ねていくことのみが、全体の品質/性能/信頼性を確立するための唯一の方法(それがオーバーなら、非常に重要なポイント)です。

少なくとも私が担当/経験してきた中では、”天才による一発逆転満塁ホームラン”…なんてことは、一つもありません。

天才的にプログラミングが早い or 作成したプログラム/システムの品質が高く不具合が無い…という方がいたとしても、その方は愚直にやるべきことをやっているだけで、作業/動作テストを終わらせるのが ”異常に早いだけ” ということばかりでした。

 

ちょっと観点は違いますが、プロジェクトの進捗会議や各種報告においても、色々叱られて勉強になったことも多かったです。

たとえばある作業が、

「ほぼ終わった」

と報告すると、強く叱られました。

「ぼぼ終わった…というのは、”まだ完了していない” ということだ。それを曖昧にすると誤解を生み、ひいてはシステムの不具合が発生する可能性が生まれる」

 

また、ある条件でのプログラム/システムの動作について確認依頼があり、

「不具合は発生しないと思う」

と報告すると、

「思う…とは何だ? お前の意見を聞いているんじゃない、きちんと事実を報告しろ。自分の記憶/推論で言っているんだったら、それは ”まだ確認していない” ということ。伝えられた条件でちゃんと動作をさせた結果、不具合が発生しないことが確認できて初めて、”発生しない” と言えるんだ」

 

指摘を受けて叱られている瞬間はとても厳しい指導だと感じ、涙がちょちょ切れそうでした。

しかし指摘の内容が、プロジェクト上、とても大事な示唆/ポイントを含んでいることはすぐに理解できました。

たまにテレビのニュースで伝えられる社会インフラのシステム不具合(銀行や高速道路等のシステム不具合)は、概ねこのようなポイントを曖昧にしたまま作業を進めてしまった結果、発生していることが多い…それが実態です。

私を叱ったリーダー/マネージャーは、そのときに進めていたプロジェクトで、報道されているようなシステムトラブルが発生することを避けるために、あえて厳しい指導をしたのだと思います。

プロジェクト全体の気持ちがゆるむことを防ぐために、見せしめ/生け贄として、全体の場で私が叱られるという役目を仰せつかった…という面もあったかもしれません。

まあ、そのような役回りも、私が担当していたような気がします…

 

何事も曖昧にせず、事実を正確に積み重ねることは確かに重要です。

しかしそれは、そう簡単なことではなく、それを実現するために、プロジェクトのチーム全体がびっくりするような残業時間、そして変則勤務体勢=二交代&24時間でのシステムテスト等をこなす必要がありました。

それを今思い返すと、

「超ブラックだったなぁ」

ということにはなるのですが…

 

 

プロ/アマを問わず、スポーツや各種競技で努力を続けているアスリートの方々は、日々のトレーニングに対しては同じような考え方/感覚を持っておられると思います。

 

ひるがえって、私の場合。

ガーミン先生から、リカバリータイム遅延から、”今日のおすすめのワークアウト” として、

「休息日」

が提示され、ちょっといたわってもらえることがあるかと思えば、

「テンポ走 2:00:00」

と、有酸素運動で叱咤激励されることがあったります。

またときには、

「スプリント 53:00」

などの高負荷の内容を伝えられることもあり、そんなときは、

「いったいガーミン先生は、私をどうしようとしているのだろう」

と感じます。

 

やはりガーミンは、利用者をアスリートとして理解し、少しでもその能力を延ばす方向に導いていくんでしょうね。

ガーミン先生のおすすめ通りにはできないことも多かったりしますが、まあ、その提案は理にかなっているような気はします。

 

 

決してアスリートではない私ですが、できれば、少しでも自分の能力は伸ばしたい…と思っているのは正直な気持ち。

ただ、日々の生活もあったりして、そちらにエネルギーを取られると、トレーニングに向かう気持ちになれないときもある…

そんな弱い自分がいることも、また事実。

 

 

妻が不在の昨日。

午前中は、妻を金沢駅に送って行ったり、必要な食材等の買い出し。

お昼は、惣菜パン(サンドイッチ、ウィンナーのパン等)で手抜き。

その代わり夕飯は、きちんと手作り&妻の作り置き(スーパー購入のお刺身&ロースカツも追加)。

 

今朝は、トースト、目玉焼き、味噌汁。

長男のお弁当は、5枚切りの食パンの残り2枚を使ったサンドイッチを即席で作成。

サンドイッチの具材は、台所のワゴンで見つけたツナ缶を利用したツナマヨ。

朝食とお弁当の準備が終わったら洗濯等の家事。

それらをこなしてから、自分の朝食。

朝食を終えたら洗濯物を干し、食器を洗って出勤。

 

もう一つ、今日の夕飯準備がまだ残っています。

そんなに時間はかけられませんがとりあえず夕飯の準備をして、洗濯物を取り込む。

それらを終えたら、妻を金沢駅に迎えに行く。

おそらくその時点で、主夫生活からは解放です。

 

主夫生活から解放されたら、またアスリート ”もどき”(気分だけはアスリート?)の私になり、トレーニングにむけて気分を上げていくことにします…か。

秋の到来…

今日は、9月22日(月)。

昨日 21日(日)は、軽めのテンポ走を50分でした。

 

このときの右膝(ひざ)は、前日のサツマイモ畑の草刈りのダメージがまだ少し残っている状況(「サツマイモ 準備オーケー…」)。

このため、最初は、

「LSDでもいいから60分を走り切ろう」…

そう思って、緩めに開始しました。

しかし走り出してみると、これがあまり右膝の違和感/痛みを感じません。

「あー、これならテンポ走でもいけそうかも」

そう思い直し、途中から少しペースを上げています。

ところが、やはり草刈りのダメージはあったようで、40分を経過した頃から違和感/痛みが発生。

少しケイデンスを落として60分を目指しましたが、痛みが増してきたので、50分経過時点でクールダウンとしました。

 

心拍/パワーゾーンの分布は、思ったよりもテンポ走に届いていないようで、内容としては ”テンポ走もどき” でした。

 

まあ、それでも何もしないよりはマシ。

右膝の違和感/痛みはあっても、少しずつでも続けることを優先していきたいと思います。

 

 

さて、今日の未明、布団の上で目が覚めてみると、少し肌寒い感じ。

急いで足元に畳んだままになっているタオルケットを体全体に被ったら、またまた布団に横になって二度寝を楽しみました。

 

「やっと秋が到来したか」…

暑くて暑くてしんどかった日々もいつの間にか過ぎ、ようやく季節が秋に移ってきたようです。

 

そんな明日 23日(火)は、”秋分の日” 。

お天気は晴れの予報で、最高気温も27〜28℃の予想とベリーグッド。

 

願ってもない絶好のライド日和。

秋晴れの中、とても気持ちのいいライドができる予感。

ということで、

「久々に、ロングライドに行ってみようかな」…

そう思っています。

 

私は今年、”右膝の違和感/痛み” という心配を抱えながら、”ツール・ド・のと” に参加しました(「”ツール・ド・のと” の顛末…その1」)。

心配は抱えていましたが、実際に参加してみて分かったのは、

「あまり神経質になる必要はない」…

ということでした。

 

・膝をまっすぐ踏み下ろす
・クライムポイントで無茶をしない

ということさえ心がければ、100kmオーバーのロングライドでも、

「痛みが出て走れなくなる…ということはない」

それが分かりました。

 

”ツール・ド・のと” に参加して感じたことは色々ありました(「”ツール・ド・のと” を走って…」)。

”ロングライドに行っても問題ない” ことが分かった…

非常に個人的なことですが、私にとっては、それも大きな成果の一つでした。

 

 

「さて、どこにライドに行こうかな」

そんなワクワクした気分になるところですが…

 

実は、23日(火)朝〜24日(水)夕方まで、妻は横浜に遊びに行っており不在。

つまり、妻が不在の間の家事は、必然的に私が行う必要があるんですよね。

 

23日の昼食&夕食。

24日の朝食、長男のお弁当、夕食。

そして、洗濯、部屋&風呂の掃除…などなど。

 

福井県の敦賀あたりまで足を伸ばし、北陸新幹線を利用して輪行で帰ってくる…

そんなアイディアも湧いてきますが、家事を行う必要があるとなると、

「うーん、そんなに遠出はできないなぁ」…

ということで、”いつものルート” を走ることになる気配濃厚です。

 

それでもロードバイクに乗り、秋の到来を感じながら気持ちよく走る…

その楽しさに浸りたいと思う今日の私でした。

サツマイモ 準備オーケー…

今日は、9月20日(土)。

今日は朝一番から、サツマイモ畑の草刈りを行いました。

 

草刈りを始める直前は、↓ こんな感じ。

 

朝8時から草刈機での草刈り作業を開始。

ところがサツマイモの畝のキワは外側に蔓が伸びて、そのままでは草と共に蔓まで切ってしまいます。

なので畝のキワを刈る際には、

・いったん草刈機を止めて、
・畝の外に伸びたすべての蔓を地面から引き剥がし、
・それを畝の方に放り投げておく

という作業を、まず行っておく必要があります。

しかし、”草刈機で草を刈る作業” と、”蔓を引き剥がして畝に放り投げる作業” を、同時並行で一人で行うのはちょっと非効率…

このため、1時間ほど経過した時点…つまり9時ごろに、妻にヘルプとしてお出ましを依頼。

まずは畑の半分ほどについて、”蔓を引き剥がして畝に放り投げる作業” を優先し、これを二人で行いました。

 

その後は、

・私は、草刈機での草刈り作業
・妻は、蔓の引き剥がし&畝への放り投げ作業

を、同時並行で行っています。

 

 

作業開始から3時間。

11時には、以下の状態になりました。

 

刈り倒した草はしばらくそのまま放置しておき、乾いて干からびた時点で袋に詰めてゴミに出すつもりです。

 

サツマイモ畑の向こう半分の側では、best岡田さんが野菜を育てていますが、この日、best岡田さんも、

・新しい野菜の苗植え
・周囲の草刈り

を行っていました。

 

 

これで準備はオーケー。

いつでもサツマイモを掘ることができます。

あとは、どの程度イモが大きくなっているかです。

 

そうですねぇ。

ちょっと試し堀りでもやってみて、今年のイモの生育状況をチェックしてみるか…

そう思った今日の私でした。

 

追伸

草刈り&蔓の引き剥がしの作業で、私の右膝(ひざ)&腰は、”イタイタ&ダルダル”状態。

予想はしていましたが、やはり右膝への影響がありました。

 

草刈りで右膝の状態がひどく悪化してしまうのが怖くて、あえて昨日のトレーニングはお休みしました。

それでも痛みが出てしまったため、

「今日のトレーニングもお休みするか」…

これについても、そう思っている私でした。

グループライドの楽しさ…

今日は、9月19日(金)。

昨日 18日(木)は、テンポ走を60分…と思ったのですが、25分でクールダウンとなりました。

 

この日は前日に引き続き、少しペース/負荷を上げてみようと考え、テンポ走をスタートさせて見ました。

後半に向けて少しずつケイデンスを上げていき、

「60分を経過したころには、90rpmちょい下あたり狙っていくか」…

そんなつもりでいました。

 

ところが、20分を経過する少し前あたりで、右膝に少し違和感が発生。

前日の痛みとは違ってそのまま続けることもできそうでしたが、

「右膝を悪化させるのが怖い」…

という気持ちもあって、25分経過時点でクールダウンとしています。

 

 

時間的には短い ”テンポ走もどき”…となってしまいましたが、25分時点でのパワー/ケイデンスはそれぞれ150wオーバー/80rpmと、これまでのLSDとはまったく違う数値です。

ローラー全体としての心拍/パワーゾーンの分布を見ても、とりあえずテンポ走として狙っていたところには入っていそうです。

 

ペースを上げていくテンポ走は右膝に違和感/痛みを引き起こしてしまいますが、とりあえず翌日には違和感/痛みが引いている状態に戻っています。

「まあ、これなら悪化はしていないんだろう」…

素人判断ですが、そう考えています。

しばらくは、”徐々にペースを上げるテンポ走” を、右膝に違和感/痛みが出ない範囲で続けてみようと思います。

 

 

さて、昨年2024年の11月以降、しばらく活動休止状態のチームじゅげむ。

やや私の強引なライド計画立案に、メンバーから違和感の報告があり、しばらく活動を止めることにした…

それが理由でした。

 

このため、今年チームメンバーと一緒に走ったのは、

・3月 なべちゃんとのミニベロライド(「ご馳走さま…」)
・5月 kenshinさんとの白山ジオライド(「白山ジオライド 2025 参加」)
・9月 kenshinさんとのツール・ド・のと(「”ツール・ド・のと” の顛末…その1」)

と、たった3回。

しかもすべて、2人/2台という最小人数の参加でした。

 

例外として、
・5月 むぎーさん他と大井川ライド(「大井川 吊り橋ライド」)
もありました。

ただこれは、むぎーさんに誘われて、私一人が浜松に遠征したライドでしたものでした…

 

ただこの中で、9月の ”ツール・ド・のと” では、久々にグループライドの楽しさ/醍醐味を味わうことができました。

 

”ツール・ド・のと” に参加したチームメンバーは私とkenshinさんのみでしたが、途中、羽咋・気多大社から中能登町・織姫の里なかのとまでのルートを5〜6台でトレインを組んで走ることができました。

その方々とは、同じチームに属しているメンバーという訳ではありませんが、ハンドサインを出し合いながら、安全に、しかもできるだけペースを落とさず走る…

「その方々と、目的を共有して走る」

という感覚がありました。

そのため、その区間は走ることが楽しくてしょうがない感じで、

「あー、ずっとこれが続いてほしいなぁ」

そう感じていました。

 

その代わり周りの景色は、まあ、見ていないんですけどね…

 

 

やはり、気のおけないチームメンバーと一緒に走るライドは楽しいもの。

その後にメンバーと一緒に味わうグルメ/温泉等も、ライドに色を添えてくれる重要な要素です。

 

そんなことから、チームじゅげむでのライドも、もう一度行いたい…

本当にそう思いました。

チームメンバー各位が許してくれるなら、今後は、強引な計画立案にならないように気をつけ、あらためてライドを計画していきたいと思っています。

どうか、またライドにご一緒いただくよう、よろしくお願いします。

”ツール・ド・のと” の顛末…その2

今日は、9月18日(木)。

昨日 17日(水)は、テンポ走を60分…のつもりでしたが、右膝(ひざ)に痛みが出てしまい、30分でクールダウンとしています。

 

膝に痛みはありましたが、LSDではなくテンポとするべく、少し負荷を上げてみました。

 

パワーゾーンの分布を見ると、一応そのような結果になっていたようで、

「まあ、よしとするか」…

という感じです。

 

 

さて、昨日のブログには、ツール・ド・のとの一日コースを走った顛末を投稿しました(「”ツール・ド・のと” の顛末…その1」)。

今日は、翌日の ”奥能登復興サイクル100” を走った際の顛末について書こうと思います。

 

当日は、朝4時に起床。

4時20分ごろには、妻が作ってくれたおにぎりで朝食を済ませ、歯磨き/洗面/着替え等の身支度を実施。

それらが終わったら、前日のうちに洗車&チェーン給油を行ったバイク(フォーカス)、そして着替え等を入れた荷物を、レジアスエースニ積み込みます。

こうして、4時50分に自宅を出発し、輪島の”輪島キリコ会館” 駐車場を目指しました。

 

輪島には、のと里山海道に乗っていくのが順当な方法。

私ものと里山海道で順調に輪島を目指していました。

しかし、徳田大津を過ぎたあたりから道路が激変。

実はこの区間、現在でも夜10時から翌朝5時までは通行止めとなっており、崩れた路面を避けるように臨時道路が作られており、その都度、路面が崩壊した箇所を避けるためのクランクが現れます。

加えて、地震でできた段差/うねりの箇所もに多く、それらを臨時で補修したままとなっているところがほとんど。

その度に、レジアスエースは飛び跳ねてしまい、スピードは40km/hも出せないほど。

また、それらの臨時補修箇所を復旧/拡幅するための工事箇所も多く、片側交互通行となっている箇所も少なくありませんでした。

 

上の写真は、徳田大津〜穴水区間の工事箇所を写したものです。

徳田大津から先は、ほぼ、このような景色が続いていました…

 

 

そんなこんなで、輪島キリコ会館には7時10分ごろに到着。

すでに多数の方々が車を停めており、私も裏の海側のスペースに車を停めました。

 

バイクを出し着替えを行って、7時半の当日受付を済ませました。

 

この日の参加者は、およそ100人。

この100人を概ね10人ずつのグループに分け、各グループのリーダー&先導役としてサポート/ゲストライダーが付き、珠洲の道の駅 塩田村までを往復するコースを走る…

二日目は、そんなグループライドのイベントとなっていました。

 

8時20分過ぎ。

私のゼッケンNo.23だったので、それに従って第3グループとして走り出しました。

 

実はこのグループは、サポートライダーの方が地元輪島の方。

そのため、ゼッケンNo.に関係なく、半分ほどはサポートライダーの顔見知りの奥能登のライダー…というグループでした。

 

比較的ゆっくり走り出し、とくに何事もなく、最初の休憩ポイントである白米・千枚田に到着。

 

この千枚田。

本当は前日に稲刈りを行い、今年の新米の収穫を行う予定だったそうですが、雨でその予定は延期となったそうで、この日はまだ収穫を待っている稲がある状態。

やっぱり自然相手なので、お天気には勝てない…ですよね。

 

休憩は10分ほど…

ということで、急いでトイレに…

しかし私がトイレに行っているうちに、第3グループは出発してしまった様子。

ということで、私はつぎの第4グループに入って走ることになりました。

 

実は、この第4グループのリーダーは、ゲストライダーのうじきつよしさん。

 

この第4グループには、関東から参加している元気なジュニアライダー3名(もちろん、その保護者の方も同じグループで走っておられました…)がいて、

「元気はつらつぅ〜!」

というライドを展開。

第3グループの落ち着いた感じとはまったく違う雰囲気があり、これはこれでとても楽しいグループでした。

 

千枚田を過ぎると、いよいよ輪島・千枚田、そして輪島の曽々木/珠洲の真浦を挟んだ区間。

ここは、国道249号線が崩壊して通行不能になったため、隆起した海側に臨時道路を開設してた箇所です。

千枚田の臨時道路は一般供用されていますが、その先の臨時道路は、現在も一般の車両は通行不可。

通ることができるのは、地元に住んでおられる方、災害復興の車両、あるいは緊急自動車のみとなっています。

そこを、今回の ”奥能登復興サイクル100” では、通行可としてもらっていました。

 

グループライドで楽しく走っていると、いよいよ海側の臨時道路がやってきます。

 

写真の右側に向かって、以前の国道249号線に続く箇所がありますが、そこは現在は通行止め。

ここを左側に折れて、海側の臨時道路に向かいます。

 

 

ここが、海だったところに開設した臨時道路。

右側には、海側の崖を守るコンクリートの護岸が見えますが、地震の影響で波打っています。

その上方にかつて道路だった箇所があり、電信柱が斜めに倒れたままとなっています。

 

さらに進んで、曽々木〜真浦の区間。

 

ここは、国道249号線ですが、現在でも一般車両は通行できない箇所。

そこを直進して進みます。

 

途中、八世乃洞門新トンネルがあります。

 

このトンネルは、平成21年11月に竣工したトンネルですが、能登半島地震により珠洲側の入り口で土砂崩れ/落石があり、通行不能となっていました。

それが、現在は、一般車両は通行不可とはいえ、ですがとりあえず通行できる状態となっています。

そこを通っていきました。

 

そして、さらに進むと、再び崩落した国道249号線から海側の臨時道路に向かいます。

ここもやはり、現在でも一般車両は通行不可となっています。

 

かつて、能登の外浦の奇岩に波が打ち付けていた…その海だったところを走ります。

 

右側には、かつて国道249号線のロックシェッドだったところが、チラッと見えています。

こんな感じの風景の道路が数キロ続きます。

 

この区間は ”元気はつらつぅ〜” のジュニアライダーも、さすがに、目の前に展開される様子を見て、何も言わずに走っていましたね…

 

そして、折り返し地点、珠洲の道の駅 塩田村に到着。

 

ここでサポートの方々から飲み物の頂きました。

加えて、自分で持ってきたプロテインバーを食べ、ボトルの水も補給。

この道の駅では、最終出発の第10グループが八世乃洞門新トンネルを通り終わったたことが確認できるまで、全グループが休憩することとなりました。

 

 

しばしの休憩の後、私は再び第3グループに入って再スタート。

そして、ここからは折り返しであり、来た道を走って輪島キリコ会館に帰ります。

 

途中、八世乃洞門新トンネルの珠洲側の入り口で、地元の方々からの補給食/飲み物を頂きました。

 

いやー、地元の方々からのご好意。

大変ありがたく、食べて飲ませていただきました。

そして、それ以降、第3グループでは休憩は取らずに走り続け、11時15分ごろ、無事、輪島キリコ会館にゴールしました。

 

ゴール後は、完走証を受け取り、振る舞いのカレーを頂きました。

 

そこからは、バイクをレジアスエースに載せ、着替えを済ませたら、一路、金沢に向かって帰ります。

 

無事に家についてバイクを降ろすと、これがもうドロドロの状態。

 

「うーん、放っておく訳にもいかないか」…

ということで、前日に引き続き洗車&チェーン給油を実施。

 

綺麗になったバイクを片付けてたら自分もシャワーを浴びて、この日は終了。

 

シャワー後は、冷えたビールで乾杯。

そして妻が買ってくれていた ”ひやおろしの日本酒” に移行。

まる一週間ぶりのアルコールは、本当に体にしみ込みました…

 

 

今回、奥能登を走る機会をいただきましたが、

「復旧/復興と言えるのは、はまだまだ先」…

それが正直な感想でした。

 

しかし難しいとはいえ、決して復旧/復興を諦めたということではありません。

復旧/復興に向けて一生懸命に活動されている方々はいらっしゃいますし、今回のようなイベントに参加するなど、私にも何か関わりを持ってお手伝いできることがある…

そんな風に思います。

 

能登半島一周。

その ”本来のツール・ド・のと” が再開できることを願って、今回の顛末報告を締めたいと思います。