切れたワイヤー…

今日は、5月2日(金)。

明日 3日(土)は、毎年恒例となっている有志の会によるサツマイモの苗植えの日。

ということは、その前日の今日は、

・畑全面に肥料を撒き
・畑全体を耕してから
・明日に備えて畝立てをしておく

という3つの作業を行う必要があります。

 

ところが、今日の天気は朝から雨模様となる予報…

 

さあどうする…

とのことで、実は昨日 1日(木)に、上記3つの作業を済ませてしまいました。

 

先日は、畑全体に苦土石灰を撒いて耕運機で耕しましたが(「改良してみた…」)。

それに対し、今回はサツマイモ用の肥料を撒いてから、耕運機で耕します。

 

畑全体に巻いたのは、苦土石灰は2袋。

対して、この肥料は3袋を撒きました。

実はこれだけで、結構な金額になってしまうんです。

そこが痛いところ…

ただ、苦土石灰と肥料を撒くようになってからは、確かにサツマイモ生育が良くなったような気がします。

そうなると、やはりこれらを撒くことを止めることは難しいんですよね…

 

8時過ぎから肥料を撒き始め、畑全面に撒き終わったのが9時過ぎ。

たっぷり1時間かかりました。

しかし、ここまでは予定通り順調な作業進捗。

 

つぎは、畑全体を耕運機で耕していきます。

 

写真のミニ耕運機で、畑全体を耕して、ばら撒いた肥料を土とよく混ぜておきます。

それと、このつぎに行う畝立て作業をやり易くする意味もあります。

 

ところが、上の写真から少し進んだところにトラップが…

なんと、耕運機のスロットルワイヤーが切れてしまうじゃありませんか!

 

上の写真は、スロットルワイヤーが切れた直後の状態。

耕運機のスロットルレバーは、車のアクセルと違い、固定できるようになっています。

作業中は、ほぼスロットル全開に固定して、エンジンをフル回転させながら耕運機を動かしています。

 

ワイヤーが切れたところは、どうなっているかというと…

 

こんな感じで、キャブレターのスロットルバルブの開閉レバーに接続されているはずのワイヤーが切れてしまっています…

 

 

スロットルワイヤーが切れた耕運機はスロットルの操作ができず、そのままでは、アイドリングからエンジンの回転数を上げることが不可能…ということを意味します。

つまり、”畑全体を耕す/畝立てを行う” という、本来の作業ができないことになります。

うーん、これは一大事ですよ。

 

翌日の2日は、朝から雨が降る予報。

なので、3日に予定通り苗植えを行うには、この日のうちに作業をすべて完了させなければいけません。

しかし、ミニ耕運機という農機具はニッチな機械。

その中でも、スロットルワイヤーは ”更に交換ニーズの低い部品”。

なので、これを購入した農機具店でも、スロットルワイヤーを在庫している可能性は非常に低い…と予想。

 

ということは、

「この耕運機のスロットルを動かして、作業を継続するための工夫が必要」…

ということになります。

 

さて、どうする…

ということで私が考えたのが、廃品回収の際に新聞を縛る紐を使って、スロットルを操作する方法。

さっそくこれを試してみました。

 家に入って紐を探し、適当な長さに切って畑に戻ります。

そして一方の端を、スロットルを開閉するレバーに結びつけます。

 

もう一方の端には輪を作り、これを右手/指で引っ張りながら、幸運機を操作する…

そんな方法です。

 

とりあえずこの方法で、スロットルを操作しながら作業ができることはできました。

 

まずは、畑全面を耕してから…

 つぎに、畝立てをしていきます。

 

 

ということで、紐によるスロットルの操作をしながら、とりあえず、すべての作業を終えることができました。

 

しかし、紐によるスロットルの操作では、全開の位置での固定ができないため、

・スロットルの紐を引っ張りながら、
・耕運機のクラッチを握り
・かつ進行方向を調整して
・耕運機のローター部分にも体重をかける

ということを同時進行で行わなければならず、作業効率は極端に低下。

 

本来であれば午前中の11時半にはすべての作業が終わるはずでしたが、お昼休み15分を挟み、全作業が完了したのは午後2時。

また、指、手首、腕、腰に余計な力が必要になったことから、作業が終わった時点で疲労困憊。

 

作業を終えて、使った道具を洗う作業も、ダルダルになっている体でぶつぶつ文句を言いながら行う状態でした。

 

耕運機自体はまだ洗っていません。

というのも、この直後に壊れた耕運機は、これを購入した農機具店に運び修理を依頼してきました。

修理から戻ってきたら、あらためて洗車を行い片付けることにします。

 

 

ワイヤーが切れるというトラブルはありましたが、なんとかすべての作業を完了させることができホッとしました。

ホッとしましたが、その分、体のあちこちが痛みます。

今日 2日はちょっとゆっくりして、明日 3日のサツマイモの苗植えに臨むことにしたいと思います。

大井川 吊り橋ライド

今日は、5月1日(木)。

2025年も、いよいよ5月に入ってしまいました。

 

今年の春の連休は、上手く休みを取れば4月26日(土)〜5月6日(月)までの ”11連休” の方もいる模様。

カレンダー通りだとすれば、5月3日(土)〜6日(月)の4連休。

 

社会人2年生の長女は、上手に有休を取得したようで、11日間を超えて、なんと12連休(「2度目です…」)。

いやー、すごいですね〜…

 

そういう私は…

 

大型連休の期間が始まった4月26日(土)は、自宅周辺の側溝のドロ上げ作業を実施。

その翌日 27日(日)は、私が住んでいる町会としての側溝のドロ上げ作業(ボランティア作業)を実施。

 

このため、上記両日はカレンダー上はお休みですが、私の実感としては ”休みはない” イメージ。

ただ、ドロ上げ作業が終わってから、

・26日の自宅周辺作業のときは個人的に
・そして27日の町会全体のときは一緒に作業をした方々と一緒に…

辛い作業を終えたことをねぎらうための慰労会を行っています。

その意味では、まあ、お休みもしっかりあった…

ということになりますか。

 

ドロ上げを行なった以降は…

実は4月28(月)と30日(水)にお休みをいただき、2泊3日で浜松に行ってきました。

 

今回の浜松遠征の目的は、むぎーさんが企画した

「大井川 吊り橋&ビューポイント堪能ライド」

に参加するため。

 

むぎーさんが企画したこのライド、内容としては、

・走行距離 18.3km
・獲得標高 247m

と、むぎーさんが考えたとは思えない、”ヌルい” もの。

ところが、さすがむぎーさん。

このライドには、走行距離/獲得標高の数値だけでは分からない罠が待っていました…

 

ちなみに、今回のライドに参加された方々は、むぎーさんと私を含めて7名。

むぎーさんと私、そして他2名の方を含めた都合4名は、私のレジアスエースで浜松から大井川鐵道の千頭駅までトランポ。

そして、トランポのゴール地点である大井川鐵道 千頭駅から井川駅までは、電車に乗っての輪行でした。

 

大井川鐵道は、きかんしゃトーマス号が走っています。

 

私たちが乗ったのは電車でしたが、子供たちには、トーマスは大人気のようです。

 

車を降りた私たちは、さっそく輪行バッグに入れた自転車4台を荷物用の貨車に積みます。

 

人間は貨車の隣の客車に腰掛けて、まずは約1時間の電車での旅をエンジョイ。

 

大井川鐵道の列車に乗った印象ですが、遊園地のアトラクション用の電車といった雰囲気。

客車は横座りのベンチシートで、まさに一般の電車そのもの。

しかしそのボディーは小さく、走行スピードも超ゆっくり。

揺れる電車で、「キーキー」鳴るブレーキの音等も聞きながら、のんびり楽しめる鉄道です。

 

また大井川鐵道には鉄道にしては急勾配の区間があり、そこは、歯車で滑らないようにした専用車両が押して登ります。

これは ”アプト式” というそうです。

 

その具体的な方法は…

普通のレールの間にギザギザのレールがあり、そこに専用車両にある ”車輪のギア” を引っ掛けて登っていく…という方式とのこと。

激坂区間直前の駅では、専用車両の連結作業も楽しめたりします。

 

そんなこんなで、井川駅に到着した私たちは、すぐに自転車を輪行バッグから出し、ロードバイクにホイール、ヘッドライト/テールライト、サイコン、ドリンクボトル等を装着。

そして自分の体には、ヘルメット、シューズ、グローブ等をフル装備。

 

千頭駅から井川駅まで、実走で移動された猛者の方も3名いらっしゃいました。

井川駅まで輪行した私たち軟弱者4名は、先に着いていた猛者3名の方と、無事に井川駅で合流。

そうして、いよいよライドが始まります…

 

と思ったら、すぐにランチタイム。

駅からすぐのところにある”アルプスの里”さんで蕎麦を頂きました。

 

まあ、そんなもん…

という感想でした。

 

腹ごしらえを終えたら、さっそく吊り橋へGO。

 

ところが、この吊り橋ライド。

なんと、歩いて吊り橋に向かう必要がある…

ということで、むぎーさんの仕込んだ罠は、

「ロードバイクを降りて、遊歩道を歩いて行く必要がある」

という内容でした…

 

しかも、そのことの連絡があったのは、ライド前日の夜。

『かなりの距離を歩くので、スニーカーを携行するように。

吊り橋に向かう遊歩道等では、ビンディングシューズを脱いで、スニーカーに履き替えます』

 

思わず、

「えーっ!」…

と唸ってしまった私でした。

 

ビンディングシューズをスニーカーに履き替えて遊歩道をひたすら歩き、最初に到着したのが ”宮沢橋”。

 

この吊り橋。

揺れは大したことはありませんが、から下を除いた景色は苦手な方をビビらせるには十分。

この先体験する ”吊り橋ライド” を暗示するかのようでした…

 

つぎは、同じ遊歩道上にある ”南アルプス接岨大吊橋”。

 

この橋は、吊り橋ではありますが、かなりしっかりした大きな橋。

なので、距離は長いのですが、まったく不安感はありません。

 

それとは対照的に、ここの遊歩道はたっぷり30分以上を歩く距離。

また ”遊歩道” とは言っても、実際に歩いた感じは普通の登山道と変わらないイメージ。

そこを、おそらく3kmほどは歩きました。

 

遊歩道という名の登山道を歩き、ロードバイクを停めたところに戻った私たち。

「さあ、いよいよライドのリアルスタートだ」…

そう思った途端、すぐにつぎのポイントに到着。

そこは、奥大井湖上駅にある ”レインボーブリッジ”。

ここにも、自転車を降りて、かつシューズを履き替えて向かいます。

 

ただここは、先ほどの遊歩道とは違い、激坂/急登の階段を登って&降りたところにある…

とのこと。

 

この橋は、線路のための橋の ”脇” を人間が歩いて渡ることができる橋。

 

いやいや、普通はそんなこと、できないですよね。

JRでは、おそらく不可能。

このあたり大井川鐵道ならでは…だと思います。

 

前のポイントでは、吊り橋を巡るために ”グルッと回る” イメージでしたが、このポイントは行って帰る ”往復” です。

なので、橋まで行くときは激坂/急登の階段を ”登って&降り” ましたが、帰り道では、”登ったところは降りて”、”降りたところは登って”…という感じ。

 

ここまでの遊歩道(登山道)、そして激坂/急登の階段効果で、すでに足には乳酸が溜まり筋肉はパンパン。

そんな状態ですが、スニーカーを再びビンディングシューズに履き替えて、さらに先の橋に向かいます…

 

しかし、この ”つぎ橋” までのルートにも落とし穴が満載。

そこには、距離は短いとは言え、”勾配10%超えの激坂区間” が複数回、繰り返し出現。

これには、参加メンバーも悶絶。

集団がバラけ、千切れてしまうメンバーも出る中、それでもなんとか激坂区間を上り終えた全メンバー7人は、揃ってつぎのポイントへ。

 

そのポイントは、長島ダムの ”飛沫橋”。

 

ダムから豪快に放水しているのが見えますが、その水の飛沫が掛かっている橋…とのこと。

興味深い橋ではありますが、足の状態を考えて、ダム&飛沫を見るだけでここはスルー…

 

そしてつぎのポイントは、八木キャンプ場近くにある ”遊湯橋”。

 

今回のライドで堪能した吊り橋の中では、これが一番吊り橋らしい橋で、私はとても楽しめました。

歩く部分は木の板が渡してありますが、それ以外は金網でスケスケ。

歩くたびに、上下&左右に大きくユラユラ揺れます。

まあ、ダメな方は、ダメでしょうね…

 

むぎーさんは、ダメな人を怖がらせるように、わざとユラユラさせていました。

写真に写っているのは、高いところが苦手なtakaさん。

写真を撮っている私の後ろで、吊り橋を揺らしているのはむぎーさんです。

仙人に見えて、実は鬼のむぎーさんでした…

 

 

そしてここが、最後に向かった ”両国吊橋”。

 

この橋は、その他と同じ吊り橋ではありますが、ほとんど揺れません。

ダメな方でも、まったく大丈夫な橋でした。

ただ私は、ちょっと残念でした…

 

この後、千頭駅まで戻ってライドは終了。

輪行組の4人は、レジアスエースにロードバイクを積み込んだら、たった今バイクで走って来た道を少し戻り、八木キャンプ場近くにある白沢温泉の ”もりのいずみ” にザブン!

この温泉で、吊り橋で緊張した体を一気にリラックスさせました。

 

 

今回のライドは、むぎーさんお得意のミスコース、登山道と激坂/急登の階段、そしてその直後の激坂区間で足が削られる…等があり、普通のライド/ツーリングでは味わえない刺激が満載でした。

とはいえ、久々のグループライド/ツーリングは、私にとってはとても楽しい体験となりました。

  

誘ってくれたむぎーさん、そして最後の一押しをしてくれたtakaさん。

それから、一緒に走ってくれた福さん始め、メンバーの方々。

本当にありがとうございました。

 

しばらく実走からは離れてしまっている私ですが、

「あー、またライド/ツーリングに行きたいなぁ」…

そう思うきっかけとなった浜松遠征となりました。